A:神経ネットワークにおける「伝達」は、@ABの複合である。 |
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@シナプスが神経伝達物質を受け取ることで信号を受信する。
A細胞外スペースに神経修飾物質が放出され、拡散性伝達を行う。
※ノルアドレナリン・セロトニン・ドーパミン・アセチルコリン →脳モード切り替え
B細胞外スペースに電場が生じ、周囲のニューロンを修飾する。
つまり、シナプスを介さず、組織を通して、周囲のニューロンに伝達する。
※海馬のシータ波・リップル波・橋のP波 →チューニングにより、機能切り替え
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【図1】記憶形成 ⇒リップル波
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【図2】ノンレム睡眠とレム睡眠
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※ここではノンレム睡眠はおおまかに3ステージとしている。
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B:細胞外スペースの神経修飾物質が脳のモードを切り替える。
C:細胞外スペースの電場が長期記憶の抑制・増強を切り替える。
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ノンレム睡眠時のP波の発生は、
海馬のリップル波のパワーを減少させる。
つまり、記憶の固定化を抑制している。※長期抑圧
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レム睡眠時のP波の発生は、
海馬のシータ波(※ア)と
位相同期しており、
協調的に作用し、記憶を固定化する。※長期増強
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【電場の電磁波的機能】 共鳴(共振) 干渉(減衰・増幅) ※共鳴を使うことにする!
@海馬のリップル波は、「位相を変える」ことで、
→「減衰」が生じ、クラスター結合を弱くする。
A橋のP波は、「共鳴」に
より、
→新奇ニューロンクラスターと弱いつながりクラスター群を「抽出」す
る。
B海馬のリップル波は、「同期させる」ことにより、
→「増幅」が
生じ、クラスター結合を強くする。
C夢見で「リハーサル」することにより、
→海馬のシータ波は
再構成された記憶を固定化する。
【リップル波と記憶】
@リップル波によってリプレイした短期記憶が、睡眠時にも、より多くリプレイされる。
A記憶の選別は、覚醒時、特に休息時におけるリップル波のリプレイ頻度によって決定される。
B「新奇体験」の「記憶」は、長期増強の対象となる。
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夢見の際、「新奇体験」の記憶と
関連する「弱いつながり」の記憶は、
シナプスの結合位置を変えるとともに大量の神経伝達物質の供給を受け、
より上位のシナプスと「強力な結びつき」をする過程で、記憶がリプレイさ
れる。
リプレイをすることで、記憶が再構成される。
神経ネットワークが再構成さ
れたということ。
※再構成されるのは「弱いつながり」の記憶である。「気がかりな記憶」は「強化」される。
※大脳皮質では,離れた領域間を連絡する興奮性の錐体ニューロンと,
領域局所のニューロン活動を調整する
抑制性ニューロンが,シナプスを介して神経ネットワークを構成する。
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