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10/12の夢 私は交差点で信号待ちをしています。 いえ・・・、正確には私が「交差点だと思った場所」なのですが。 まず目の前を一本の道が横切っています。 その道に、もう二本の道が交わっているのが見えたのです。 そこはスクランブル方式に信号が変わるようで、 それぞれの信号の所には大勢の人が溜まっています。 私もその中の一人です。周りは人でいっぱいです。 対角線上にある向い側の信号に、私の憧れの人を見付けました。 女性と二人連れです。 彼の顔は私の位置からは良く見えませんが、楽しそうに笑いながら会話をしています。 私は「ああ、結婚してたんだもんな。奥さんかな?」と思いながらその二人を見ていました。 信号が変わって人が動き出しました。 私は動きません。元の場所に立ったままです。 二人がこちら側に渡って来ました。 私から1・2メートル離れた場所を通り過ぎて行きました。 彼の横顔を目で追って「あれ?」と思いました。 「あんな顔してたっけか?人違い?」 よくよく思い出してみると、夢の中に出て来た男
性は彼とは違う人だったようです。 ▼ Q 1
夢に交差点が出て来たので、「これは何かの分岐点なのか?」とも思いました。
交差点なのか・・・そうでないのか。あなたは・・・交差点だと思ってい るようですが・・・。 本当のところどうなのでしょう? 「交差点」だと思いたいという気持ち が・・・どこかにあるようです。
交差点が夢で意識されるのは・・・あなたの人生になんらかの変化をある ことを意味します。 どちらにするかという「選択」であったり・・・どうすべきかという「決 断」を求められているのかもしれません。
気になっているのは向かい側のカップル。楽しそうな会話。男性の方は憧 れの彼。 女性の方は・・・奥さんらしき人のよう。カップルは・・・あなたのいる 「こちら側」に接近してきます。 でも・・・あなたは動いていません。その場に立ったたまま・・・通りす ぎるのを見ているだけ。 「選択」することも「決断」することも・・・ ためらっているということかも? それって・・・どんな現実?
憧れの彼と奥さんというカップルだと思っていたのに・・・ 通りすぎた男性は・・・顔だけでなく体格も違う別の人のようでしたね。 そのような夢の展開をつくりだしたのは・・・あなたですから・・・ 憧れの彼が「結婚」しているという事実を受け 入れたくないということのよう。
顔が違っている・・・体格も別の人のように感じているのは・・・ 現実の彼を・・・きちんと見ていないということを意味しているのでしょ う。 憧れているときは・・・本当の姿が見えないもの。素敵な部分だけ が・・・印象に残ります。 奥さんだと感じていた「女性」は・・・もしかしたら・・・あなた自身か もしれません。 「吹石 恵」さんに対するイメージの中 に・・・あなたの恋愛に対する態度が隠されているかも?
いずれにしても・・・あなたは交差点を渡ろうとしなかったのですか ら・・・ この恋に対して・・・強い抵抗感があることを伝えている夢のようです。 「恋愛」とこれまで無関係だったのには・・・あなたなりの原因があった からでしょう。 それが「初めての恋」を意識することによって・・・明確化されつつある ということのよう。
そうですね・・・あなたが言うように・・・立ち直るための「分岐点」か もしれません。 でも・・・そう思いたくない「あなた」もい て・・・交差点であることをあいまいにしているのかも? by エリカ
▼ @あなたは交差点の信号の所で立ったままでいましたね。 >強いて言えば向こう側に渡ったのかもしれま
せんが、 Aあなたのそばをカップルは通過していき
ましたね。 >私から見て、左側を通り過ぎて行きました。 Bタレントの「吹石恵」さんは・・・どんな女性だというイメージがあり
ますか? >好きなところ・・・? >ただ、奥さんから受けた印象と重ならないん
で不思議なんです。 C憧れの人は妻子のある人のようですが・・・ >好きなところは何処か、と問われたら「目」
です。 >ちなみに興味を持った切っ掛けは、私と似て
いるから。 Dあなたのことを・・・憧れの人はどう思っているのでしょうか? >「頑張り屋の新人」程度に思われてると思い
ます。 >もし、誘われるような事があったら、 E彼のことを・・・あれこれと調べたことがありましたか? >住所は、手元にメンバーの住所一覧があった
から、大体の場所を知ってる。 Fこれまで・・・恋愛をしてこなかったのは・・・何故ですか? >単に、好きになれるほど興味を持つ相手が居
なかったと言えばそれまでですが…。 G気になる彼の思いがけない一面を見たような出来事が >最近と言われましても、もう二ヶ月会ってな
いんですが・・・。 Hあなたは・・・自分のことをどんな女性だと思いますか? >間違って女に生まれて来たような気がしてま
す。 I勘違いや思い違いをしていて・・・自分勝手に諦めたり・・・ >勘違いや思い違いは年がら年中しているよう
な気がしますが・・・。 -----------------------------<追加問 診>-------------------------------------------- @彼だと思っていたのに・・・実際はそうではなく・・・人違いのよう。 >似ていたとは思うんですけど・・・、 B彼は年上の人で・・・どことなく兄的な存在だと感じています。 >兄的存在なら、私は妹になるのかな? C交差点は1本の道に、2本の道が交わってできていましたね。 >横切っている1本の道よりは2本の道の方が
細いような気がしました。 Dあなたは父親のことを・・・どんな人だと感じていましたか? >私の父ですか? Aあなたは・・・彼から誘われたら・・・「最大の裏切り」であり・・・ >最大の裏切りですね。 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、向かい側のカップルは・・・憧れの彼ともうひとり
の「あなた」との組み合わせだということ。
→憧れの彼と思っていた人は・・・どうやら別の人物のよう。年齢 も・・・あなたぐらい。 彼と似ていて・・・端正な顔立ちで・・・身長も普通に背が高いという 感じ。 どうやら・・・カップルらしき二人組は・・・あなたが作り出したもの のよう。 男性は・・・憧れの彼をあなたなりにアレンジしたイメージ。女性 は・・・もうひとりの「あなた」 恋愛に関して・・・あまり・・・自分というものを出さない・・・本心 を言わないところがある「あなた」?
→最大の裏切りだと感じるのは・・・あなたの父のイメージから引き出さ れた「感情」が根底にあるから。 侮辱であると感じるのは・・・これまでに父から受けてきた仕打ちの 「痛みの記憶」があるから。 妻子ある彼との恋愛は・・・あなた自身のこれまでの「生き方」に反す るものだと強く感じてる。 してはいけないこと・・・近づいてはいけないことと頑なに思ってい る。それが交差点を渡らなかった意味。 父の不倫で台無しにされた「あなたの人生」に対する義務や責任のよう に自分自身を縛り付けている。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
信号待ちをしているのは・・・「ゴーサイン」が欲しいから。自信をもっ て・・・恋をしたいから。 渡れなかった理由のひとつは・・・憧れの彼が「結婚している」から。妻 子がいるから。 もうひとつの理由は・・・父がしてきた「不倫という仕打ち」の再現がイ メージされるから。
初めて恋愛感情を意識した相手が・・・妻子持ちの男性だったこと に・・・強いショックがあったのでしょう。 よりによって・・・どうして・・・彼と出会ってしまったのだろうと恨め しく思ったはず。 そんな気持ちが・・・夢の中の彼を・・・あな たに合わせた人物に変えようとしたのかもしれません。 憧れの彼ではあるけど・・・彼ではない男性。顔は似ている感じで・・・ あなたと同じくらいの年齢。 身長も・・・普通に背が高いという条件を・・・あなたは夢に持ちこんだ わけです。
そのようにアレンジした男性を夢に登場させて・・・ 彼と楽しそうに話している女性を詳細に観察している。なぜなら・・・そ れは「あなた自身」だから。 これまで「恋愛」をしてこなかった自分 を・・・どう見ているかがあらわれてくる部分ということ。 実際の彼の奥さんのイメージと重ならないのは・・・そういうわけ。
あなたは恋をするには・・・何かが足りないと感じている。 自分自身を・・・本当のところ・・・あまり好きになれない。自分の気持 ちを話したがらない。 感じていることを・・・自分の心にしまっておいて・・・後になってから 本心に気づいて困惑している。 もう一人のあなたが「彼」を挟んで・・・反対 側に位置していたのは・・・そういう自分を認めたくなかったから。
でも・・・あなたが感じている気持ちは・・・決して「惨めったらしい」 ものではありません。 恋する気持ちは・・・たとえ相手が妻子持ちの男性であっても・・・純粋 なもののはず。 恋愛対象外だと思っていた「憧れの彼」を・・・いつのまにか好きになっ たとしても・・・ そのことに対して罪悪感をもつことはありません。そういう自分を認めて あげることが大切かも? by ふむふむ
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【Reflection】▼ ▼ この夢見者とカウンセリング関係にはいったのは、20年ほど前のことです。 当時、未熟で、しかも、はじめての「夢カウンセリング」でした。「37回」程度の「夢診断」とメールのやりとりがあります。 いつの間にか、自然消滅した「カウンセリング」関係ですが、私自身も「関係の解消」を望んでいたのかもしれません。 掲示板を訪れる多くの「夢見者のみなさん」とともに、「ホトトギス」さんの夢を振り返りたいとおもいます。 だいぶ、昔の夢ですので、私自身も「埋もれている宝物」を探すような気分で開始しています。 時代の背景が分かりにくい部分もあるかと思いますが、しばらくお付き合いいただければ幸いです。 順次、このスペースに、「振り返り」を、書き込んでいきますので、ご覧いただければと思います。 初めての「夢判断」においては、ポイントは2つあります。 「状態不安」と「特性不安」について、メール等のやり取りを通じ、 夢見者の「不安傾向」を探ります。これが1つ目。 ※状態不安は、ある特定の時点や場面で感じている不安のことです。 ※特性不安は、状態不安のように一時的に感じている不安ではなく、性格などに由来する不安になりやすい傾向のことです。 面接やオーディションなど、大事な場面で緊張し不安になるのは、状態不安の方ですね。 その時だけの不安であり、場面が変われば変化する可能性があるからです。 一方で、特性不安の人は慢性的な不安傾向があるので、生活習慣的に不安を感じている人が多いのです。 夢見者は「特性不安」の傾向が強いのか、そうでないのかについて、 「最初の夢内容」と問診メールのやりとり等で判断します。 一貫したパーソナリティの特徴であり、不安傾向(不安のなりやすさ)の個人差に着目するということです。 特性不安のパターンとしては、以下のような項目があげられます。 @実際にたいしたこともないことが気になってしまう。 A些細なことに思いわずらう。 B身近な問題を考えるとひどく緊張し混乱する。 C自信が欠如している。 Dひどくがっかりしたときには気分転換ができない。 E泣きだしたくなる。 Fすぐに決心がつかず、迷いやすい。 G疲れやすい。 H憂鬱である。 I他の人と同じくらい幸せであったならと思う。 J困難なことがあると圧倒されてしまう。 ※一般に、男性より女性の方が「特性不安」の傾向が強い。 それらは、「日常における不安」や「日常における余裕のなさ」として表現される。 普段から不安を抱えている人は、そのような「夢」を見ている傾向が強いというわけではない。 最近の夢内容と不安の関連性に関する研究から、いくつかの成果を羅列したい。 ※不安に感じている人ほど、夢の中で「怒り」を感じている。 ※不安を強く感じる人ほど、「思い出したくない過去の出来事」が想起される。 ※女性の方が男性より「悲しさ」を感じやすく、夢の中で「悲しさ」を体験している。 ※「恐怖感」や「緊張感」を感じる夢は、特性不安の高低に関係しない。誰もが見る夢である。 ※ストレス高群、情緒不安定高群においては、「不安な夢」の想起頻度は高い。 ※いわゆる「悪夢」は「肯定的感情体験」が少なく、「否定的感情体験」が多い場合多くなる。 ※「不安」をあまり感じない人であっても、夢の中で、「否定的感情」を体験する。 ※「自分が誰かに追いかけられる夢」は「否定的感情」が高く、「肯定的感情」が低い群ほど体験が多くなる。 ※「飛ぶ夢」や「落ちる夢」は特性不安の高低にかかわらず、誰もが見ている夢である。 ※抑うつ状態になりやすく内向的な性格をもつ傾向がある場合、夢で「緊張感」をより多く体験する。 さて、本題にもどりましょう。 夢見者の「ホトトギス」さんは、「不安特性」が高い方だということです。 父親との関係性から、これまでの生活環境におけるストレスは強いものであり、 肯定的な感情をもつ経験が少なかったのではないかと推定されます。 「楽しさや嬉しさ」「希望あるいは期待感」「幸福感」を表現することがほとんどありません。 唯一、「女性として、どう扱ってほしいか」という問診に対して、「バイクの後ろに乗っけてもらって、街を案内して貰う」 「彼のお気に入りの場所とか、好きな店とか、いつも傍に居られたら良い」と「希望と期待感」を述べています。 この部分は、ライフイベントとして、彼女は経験していません。夢想の段階です。 「満足している」「幸せである」「安心している」「楽しい」「ゆったりとした気分でいる」 「平静・沈着で落ち着いている」といった「肯定的感情」が感じられません。 自己分析が彼女なりに仕上がっている。 達観しているように見えますが、不安があふれています。 言い換えると、自分はこういう存在だから、〇〇なのは仕方がないという「現実認識」があります。 「諦観」と言ってもいいかもしれません。この感情が、夢の雰囲気を創り出しています。 夢見者の「動き」が感じられないのは、その影響があるのではないかと思われます。 2つめが夢見者の年齢に着目しているということです。 夢は生存にかかわるテーマで展開されますから、ライフイベントを明確にします。 24才という年齢は、基本的に「生殖行動」によって衝き動かされるものです。 大脳辺縁系の「気がかり」が夢の中で展開されるということです。 「恋愛感情」が誰に向けられているのかが、今回の夢のポイントとなる「視点」でしょう。 夢見者は「恋愛感情」を否定したがっています。父親の不倫がその原因であると決めつけています。 「あこがれの彼」がでていたのではなく、自分の年齢に近い「他の誰か」であると夢見者は結論付けました。 「決めつけ」と「他の誰か」であるという結論を根拠に、「恋愛感情」は発揮されることはないと言い切ります。 これは言い訳ですね。 言い訳を用意している「夢」は、その条件をはずしたがっている気持ちが「根底」にあることを意味します。 なぜなら、この夢は「生殖行動」によって衝き動かされて生成されているからです。 倫理観はありません。純粋に「恋愛行動」を推し進めており、リハーサルを展開している夢だと言えます。 以上で、最初の夢について、掘り返しという「振り返り」を終了します。 |
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