【夢分析のための実践講座 応用編-02】          NEXT-UP

 

 

 

 

 

 

 

tamay.gif   女性  24歳 :  2つのトマト、2本の牛乳?   「ホトトギス」さんの夢 A   chibiz.gif
10/26の 夢

私はカフェのような、簡単な食事が出来るお店に入って行きました。
店内はナチュラルカラーの木材と、白い壁・床で統一されています。
清潔感があり、シンプルで柔らかい雰囲気のお店です。
 
手前に空豆のような形をした、可也大きなテーブルが在ります。
女性が二人、こちら側に顔を向けて座って居ます。
食事をしているようです。
 
そのテーブルの後ろには半円形の衝立がぐるりと囲むように在り、その高さは2メートル程です。
その衝立にもカウンター席のような感じで、床上1メートルくらいの高さにテーブルが付いていて、
そこでも食事が出来ます。
 
ただ、私は食事が目的で来店したわけでは無いようです。

私は衝立の中央に進み出ました(そこまで移動した記憶はありません)。
その衝立中央の柱(?)の上の方には、釘のようなフックのような物が刺さっていました。
そして何故か、私は背負っていたリュックをそこに引っ掛けたのです。
そのリュックは大きい物で、スポーツ用品店で売られているようなデザインです。
黒地に緑、少量の紫と、黒い紐が交差させてある(スニーカーの紐のような感じ)造りでした。
 
私は上半身だけで振り返り、店員の男性に向かって質問します。
「ここにポスター貼らせて貰って良いんですか?」
どうやら私は、ボランティアの音楽イベントの広報活動の為にお店を巡っているようです。
本番の数ヶ月前から、近所のお店を巡ってポスターを貼らせて貰うのです。
これは現実世界でも行っている事です。

「どうぞ」と、店員の男性は快諾してくれました。
ちなみに、その男性は真っ白なシャツに黒いズボンを履いています。
通常のウェイターさんのような感じだと思って良いと思います。

私は先程、リュックを引っ掛けた場所に、いそいそとポスターを掛け始めました。
いつの間にかリュックは下ろしたようです。

突然「私達、ジャズフェス経験してるからー」と、
私の左隣に立っていた女の子が、後方に向かって話掛けました。
彼女は現実のボランティア仲間で、私より一歳年上、今年から一緒に活動しています。
まだそんなに付き合いは長くないですが、私達は仲が良いです。

私も後ろを振り返ってみると、そこには女の子が何人も立っていました。
20歳前後、10代の終わりくらいの女の子達が殆どです。
2メートル程離れた所から、私ともう一人の彼女がポスターを貼る作業を眺めている(見学?)ようです。

彼女とその女の子達の前後の会話は分かりません。
ただ、私はそのボランティアグループの中で、新人スタッフの受入を担当しているので、
女の子達は入って来て間も無い新メンバーなのだろうと思います。
そして、仲良しの彼女は、私を手伝って、一緒に女の子達の面倒を見てくれているのだと思います。
 
ちなみに彼女を含め、女の子達は皆Gパン等の動き易い服装をしています。
スカートを履いている子は居ないようです。

ふと、左側で、店員の男性がトマトを切っているのに気付きました。
(ポスター貼りをOKしてくれた店員さんと同一人物か否かは覚えてません。)
黒い布地に白い紐のデザインのエプロンをしています。
私はポスターを貼っていた時と、身体の向きが変わっているので、また左側です。
元の向きからすると右後方になります。トマトは8つに切られているようです。

私はいつの間にか、トマトを貰ったようで、例のリュックに仕舞いました。
トマトは合計3つです。
片手に納まるくらいの小さい物が2つ、残り一つはその五倍はあろうかというくらい大きいです。
トマトはどれもキレイに色付いており、今が食べ頃で、熟れ過ぎてはいない、といった状態です。
私はリュックの上の方から、小・大・小、と大きいトマトを挟むような感じで並べて入れました。

すると、そのリュックの底から大きなトマトが2つ出て来ました。
双方とも同じくらいの大きさで、両手で持っても手に余るという感じ、
先程貰った大きなトマトと同じくらいか、それより大きいかもしれません。

新たに出て来たトマトは食べ頃というより、
売り頃、といった感じで、赤く色付いてはいますが少し硬そうです。
でも、青くはないです。
 
すると今度は同じリュックから牛乳が出て来ました。
1リットル入りのパック牛乳が2本です。
日付を見ると一方は「2002.9.30」、もう一方は「2002.9.26(or2002.9.28)」で、
賞味期限は10日も前に切れています。
でも未開封だったので、ヨーグルト作りか何かに使えそうだな、と私は思いました。  

リュックから出て来た異様に大きな2つのトマト と、2本の牛乳が気になってます。
特に、トマトが印象に残ってます。何か特別な意味が隠されているのでしょうか?






Q 1 特に、トマトが印象に残ってます。何 か特別な意味が隠されているのでしょうか?

 

清潔感のあるやわ らかな雰囲気のお店で食事をしている女性が二人。

ポスターを貼る広 報活動を手伝ってくれるひとつ年上の女性とあなたで二人。

ポスターを貼って もいいと許可を与えてくれた男性とトマトを切ってくれた男性で・・・合計二人。

異様に大きなトマ トが2つで・・・牛乳が2本。すべてが・・・「2」に集中しています。

対立する概念やバランス関係をイメージさせるものが・・・「2」という数字です。

 

何が・・・対立し ているのでしょうか?

食事をしている女 性二人と・・・食事をしにきているわけではない「あなた」たち。

了解を得なければ ならない「男性」と・・・あなたにトマトを提供してくれる「男性」

ジャズフェス経験 があることと・・・その経験がなさそうな新人スタッフ。

新鮮で食べ頃、売 れ頃の「トマト」と・・・賞味期限の切れている「牛乳」

スカートとジーパ ン。つまりスカートをはいているか・・・はいていないかということの「対立」

対立するものを並べていて・・・あなたはどうやってバランスをとろうかと迷っているみたい。

 

食事をするかしな いかは・・・テーブルを挟んでの対人関係がままならないから。

了解を得ることと トマトの提供は・・・ギブ&テークのバランス関係を意味しますから・・・

あなたの「行動」 がきちんと評価されているかどうかが・・・心配だからということのよう。

経験があるか経験 がないかは・・・現在の取り組みに対して・・・不安があるから。

新鮮さが意識され るのは・・・「時期」を逸していないかどうかが・・・気になるから。

スカートかスカー トでないかは・・・女性としての魅力を発揮していいものかどうか・・・迷っているから。

 

そして・・・いち ばんのポイントは・・・もちろん最初の場面にありそうです。

つまり・・・食事 をすることのできるカフェに来ているのに・・・食事をしていないということ。

そこに・・・バランスのまずさがあります。それは・・・あなたのどんな現実を指しているのでしょうか?

 

リュックを壁にか けたり・・・リュックにしまったり・・・リュックから何かが出て来たり・・・

リュックがこの夢 の中心的なイメージを作り出しています。

大きいリュック で・・・黒地で・・・黒い紐が交差しているもの。何を意味しているのでしょうか?

一般的に・・・リュックは過去の恋愛経験を象徴しています。そのことについて・・・問診していきましょう。

 

この夢は・・・現 実のあなたの行動が・・・

どのように相手に 評価されているかどうかが・・・気になっているということを伝えています。

その相手と は・・・ギブ&テークの関係にある「異性」であって・・・あなたを評価してくれる「男性」

しかも・・・あな たと新人スタッフの関係と同じような位置にある男性。つまり・・・たぶん「憧れの彼」

その彼に対して・・・女性としての魅力を発揮していいものかどうか・・・迷っているということ。

しかしなが ら・・・「恋愛の賞味期限」が切れているのではないかと感じている。

それでも・・・な んとかなるかもしれないと思っている「あなた」もいて・・・矛盾する感情を抱えているということのよう。

 

トマトは・・・性 的な成熟の度合いやみずみずしさをイメージさせるもの。

憧れの彼からの評 価は・・・まるごとのあなたを受け止めることはできないけれど・・・

部分的にはOKと いうことかも。それが・・・8つに切り分けたことの意味。

でも・・・あなた 自身はまるごとの評価が欲しいということかも。それが・・・リュックから出てきたトマトの意味。

リュックの底から出てきたのは・・・表に は出せない「恋愛感情」だから。そう思っているのは・・・あなた。

by エリカ      





      
      こんにちは。うららです。ここから担当します。 

    @カフェのような簡単な食事のできるお店に入ったら、女性が二人いまし たね。
    二人の様子はどんな感じだったのでしょうか? 楽しそうでしたか?
    心配事でもありそうな感じでしたか? 思いつくまま話して下さい。

    >あまり気に留めていなかったので良くは覚え てないのですが・・・。
    店に入った瞬間、「ああ、客が居るわ」程度にしか思わなかったので。

    >雰囲気としては・・・、
    「楽しそう」という印象は受けなかったんですが、
    特別、深刻そうな印象も受けませんでした。
    そんなに頻繁に顔を合わせない二人がカフェで待ち合わせか何かして、
    お互いの近況報告のような感じで会話をしていたんだと思います。

    A背負っていたリュックには何が入っているの でしょうか?
    やはり、想像して下さい。重そうな感じでしたか?
    普段、あなたはどんなときにリュックを使うことがありますか? 

    >リュックの中身ですか・・・?
    何が入ってたんでしょう・・・。結局トマトと牛乳が出て来ましたけど。
    その時点では、あまり意識していなかったんです。
    感覚的には、「何か白い綿のような物でも入っているんじゃないか」
    と感じていたように思います。
    衝立の柱の高い所に、苦も無く引っ掛けられたくらいですし、
    重さは全く感じていませんでした。
    柱にリュックを引っ掛けるまで、
    自分がリュックを背負っていた事も知りませんでしたし。

    >リュックは日常的に使っています。
    何処かに出掛ける時は、必ず背負って行きます。
    ただ、夢に出て来たようなスポーティなデザインの物ではなく、
    ただ黒一色の、スーツに背負っても違和感のないような感じの物です。
    ショルダーバッグのような物も持ってはいますが、滅多に使いません。

    B真っ白なシャツと黒いズボンをはいている男性の店員は、どことなく誰 かの
    感じと似てはいませんか? 思い当たる人がいませんか?
    もし、いるのなら・・・その人はあなたにとってどんな人ですか?

    >あまり顔は印象に残っていないのですが
    (然程注意を払っていませんでした)、
    夢の中で会った時、「ああ、あのジャズ協会の人だな」と思いました。

    >というのはですね、私等ボランティアグループは
    同じ地域の中でも、各イベント毎に一団体存在してまして、
    その地域内でネットワークを組んで近所付き合いをしてるんです。
    人手が足りない時は手伝いに行ったり、
    自分達のイベントのビラ撒きをさせてもらったり・・・。
    夢の中の店員さんは、近所付き合いをしている別団体の人だと思います。

    >何度か方々のイベントで顔を合わせて、少し話をする程度に親しくなりました。
    私より、7歳〜10歳は年上なんでしょうか、
    この活動も何年かしているらしく、新人の私は(別団体の人間なのに)
    色々と面倒を見てもらいました。親切で穏やかな感じの人です。
    私から見ると「近所の優しいお兄さん」といった感じの人です。

    C現実においてポスターを貼る活動を含めたボランティアは、
    どのようなきっかけで始めましたか? 
    その活動に憧れの男性は参加しているのですか?
    もし、そうなら、どんな役割をする男性ですか?

    >私がボランティアを始めた切っ掛けは、
    そのボランティアについて書かれた本を読んだからです。
    メンバー達それぞれについて、またそのイベントについても
    その活動の拠点となっている街についても、実に様々な事が書いてあり、
    私もそのボランティアを通して、その街で生きてみよう、と思ったからです。
    そうして誰も知り合いがいないボランティアグループに飛び込んで行きました。

    >憧れの男性はグループのメンバーです。
    もう10年くらい参加している人です。ちなみに私より10歳年上です。
    逆算すると、丁度今の私くらいの歳から活動を始めた事になります。
    今年、お子さんが生まれてからはあまり姿を見ませんでしたが、
    それでも要所要所顔を出してます。

    >役割としては一言で表現すると「しきり屋」です。
    先頭に立って皆をあれこれ動かしてます。自分もよく動いてます。

    「面倒見の良いアニキ」って感じです。皆から慕われてます。特に 若い男の子達から。

    D新人スタッフの受入の担当をしていますが・・・
    彼女たちのことで感じていることがあったら・・・そのまま話して下さい。

    >夢に出てきた彼女達は・・・、まだ良く分かりません。
    入って来たばかりで、まだお互いを良く知らないのです。
    それで、なんとなく距離を感じてます。

    Eあなたがもらったトマトは切られていたものですか?
    それとも・・・切られていないように感じられましたか?
    どうして・・・あなたにトマトをくれたのだと思いますか?
    あなたなりに・・・男性の店員の気持ちを感じたまま話して下さい。

    >私が貰ったトマトは切られていない物でし た。
    まな板の上のトマトは切られていましたが、
    私が貰ったのは刃を入れられてない、綺麗なままのトマトです。

    >店員さんは、私が頑張っている姿を見て、
    御褒美にトマトをくれたのだと思います。

    Fあなたと仲のいいひとつ年上のボランティア仲間はどんな感じの女性で すか?
    好きなところと・・・気になるところをそれぞれ説明して下さい。

    >とても感じの良い女性です。私は彼女が好き です。
    明るくて朗らかで、情もあって、一緒にいると楽しい。
    気になるところは・・・、ニュースを少し、見た方が良いんじゃないかな?という程度でしょうか。
    あと、もう少し責任感が欲しいかも。
    でも、私と彼女では立場が違うのでそこまで求めるのはおかしいですし、
    あれだけきちんとやってくれれば充分だよな、とも思います。

    Gリュックの底からトマトが2つ出てきましたね。
    最初のトマトとはちょっと違う感じです。
    あなた自身をトマトにたとえると・・・どんな感じのトマトでしょうか?
    食べ頃でしょうか? 売れ頃でしょうか? それとも・・・?
    さて・・・出てきたトマトをあなたは・・・どうするつもりなのでしょうか?

    >私をトマトに喩えると・・・?
    「食べ頃」でしょうか?まん丸い、ツルツルの赤いトマトだと思います。

    >出て来たトマトは・・・、あまりに大きくて立派で珍しいので、
    何処かに陳列しておくと思います。食べるには勿体無い。食べよう、とはしていませんでした。

    H牛乳パックが2本は・・・リュックのどこから出てきましたか?
    リュックの中を覗いている感じなのでしょうか?
    それとも・・・あなたが手で取り出して見ているのでしょうか?
    ヨーグルトにするつもりのようですが、出来たものは誰に食べさせるのでしょうか?

    >牛乳パックは、トマトの後から出て来たの で、
    トマトの下にあったんじゃないかな・・・?

    >リュックの中を覗いているわけじゃなく、「何かあるな」と思い、
    中から私が取り出し、テーブルのような台の上に置いて見ていました。
    「賞味期限切れだけど、食べる方法はあるな」と思って
    「ヨーグルト」を連想したのですが、実際に作るかどうかは分かりません。
    ただ、作るとすれば、自分で食べると思います。
    もし、失敗して他の人がお腹を壊すといけないので(笑)。

    Iあなたの生活に潤いが足りないと感じたことが最近ありましたか?
    もし、そうなら、どんなとき、そう思うのですか?
    具体的な場面を上げて・・・好きな男性に話すような感じで説明して下さい。

    >「好きな男性」というと「憧れのその人」に なるんでしょうが、
    「生活に潤いが足りないと感じたことは?」と聞かれたら、おそらくこう答えます。

    >「仕事かなぁ・・・。
    別に好きな仕事ってわけでもないけど、今は結構ヒマで。
    この時代、お給料貰えてるだけでも幸いだと思うけど。」

    >でも本心は別にあります。
    彼に向かって言っているところなど、恐ろしくて想像も出来ません。
    彼には決して伝える事の出来ない、伝えてはいけない事だからです。

    >「何か足りないものは?」と問われれば、それは「彼」の事です。
    彼がいないという事で、私はまるで半身を削がれたように感じているのです。
    知り合って半年、その間然程会話をした事も無ければ、
    一緒に活動をしたのも実日数にして10日程度(彼が出て来なかったので)、
    にも関わらず、私はまるで半身を失ったかのような喪失感に襲われているのです。

    >では、診断しますね。




    夢診断のポイントは、店員の男性は・・・憧れの彼の代理。彼から・・・ きちんと評価されたいという気持ちがあるみたい。
    トマトは・・・性的な成熟の象徴。切り分けてもらったのに丸いままなのは・・・現在の彼との関係に満足できないから。

    hetakyara02.gif  頻繁に顔を合わせない二人がカフェで待ち合わせか何かして・・・。

    →あなたと「憧れの彼」がいっしょに活動したのは10日程度。頻繁に会 えるわけじゃない。

     あなたが彼と出会えるのは・・・ボランティアという活動の場だけ。

     ポスター貼りの活動を夢に持ちこんだのは・・・そういう意味。店員の 男性は・・・彼の替わりに登場している。

     あなたの活動を仕切り・・・あなたの活動を評価する人。あなた を・・・頑張っている新人と見ている人。

     でも・・・それだけの関係。だから・・・食事をしていないのです。 

    hetakyara02.gif   私をトマトに喩える と・・・? 「食べ頃」でしょうか?まん丸い、ツルツルの赤いトマトだと思います。

    →店員は8つに切り分けていたのに・・・あなたが手にしたトマトは丸い まま。

     つまり・・・手付かずということ。そのままの・・・あなただというこ と。

     食べ頃なのですから・・・恋愛の対象として・・・彼に認められたいと いう気持ちがあるということ。

     リュックの中で・・・トマトが少し変化しましたね。食べ頃から・・・ 売れ頃。

     つまり・・・あなたの「恋愛感情」が・・・変化しつつあるということ かもしれません。

by うらら      





Q 2   どう受け止めればいいの? どう すればいいの?

     

    何か足りないもの・・・それが「彼」 半身を削がれる思いをしている。

    夢の中にポスター貼りの活動を取り入れたのは・・・彼に会えるかもしれ ないから。

     

    でも・・・彼はほとんど来てくれない。その代理がジャズ協会の人らしき 「店員」

    彼本人を夢に登場させなかったのは・・・気持 ちを伝えてはいけない「相手」だと感じているから。

    頑張っているあなたは・・・彼から・・・それに見合うだけの「ご褒美」 が欲しいのです。

    トマトに刃物をいれるのは・・・セックスをするというイメージ。

    それを受け入れることはできないという気持ちが・・・トマトをもとの状 態に戻してしまうのでしょう。

    あるいは・・・切り分けたものでなく・・・まるごと欲しいということな のかも?

     

    リュックには・・・白い綿のようなものが入っていて・・・重さを感じて いませんでした。

    言いかえると・・・恋愛経験がほとんどないという意味。

    それを衝立の高い柱にかけたのでしたね。高い 柱は・・・彼のイメージ。

    あなたは・・・彼を求めているのです。その気持ちを・・・あなたは「眺 めている」だけなのかも?

    リュックの底から出てきたトマトを・・・大きくて立派で珍しいから と・・・

    陳列しておこうと思っているのは・・・そういうイメージ。食べようとし ないのは・・・我慢しているということ。

     

    あなたの「恋愛感情」は・・・そのように放置されているのです。

    「恋愛の賞味期限」が切れて・・・諦めるしかないと感じるあなた と・・・

    別の恋愛の形式があるのではないかと考え始め ている「あなた」がいるみたい。

    未開封だから・・・ヨーグルトにすれば食べられると思っているの は・・・そういうわけかも?

    夢は・・・恋愛に対する見方を変えたらどうですかというメッセージを伝 えているのかもしれません。 

by ふむふむ   






【Reflection】

夢は創造であり、適応的に「進化」する能力をもっている。

さまざまな状況を解決する「形質」が自然に「夢」として発現するということ。
夢における進化は「変異と選択」の往復によって進行する。
その後「適応進化」の過程をたどる。夢遺伝子が、その役割を果たすはず。


このAの「夢」について、以下の視点から振り返ってみたい。

夢は「必然性」と「偶然性」の間でゆれており、
「変異」→「多様性」→「選択」→「適応」のサイクルを循環している。

変異的 : 偶発的なイメージをもとにつじつま合わせの「事物」や「人物」を生成する。
多様性 : 組み合わせのバリエーションにより、類似の多様な「ストーリー」を生成する。
選択的 : 「消失」にともなう「出現」は選択圧であり、「代替」か、「在の不在」・「不在の在」を生成する。
適応的 : 「生き残り」のための特性や行動が「リハーサル」として生成される。


前回の夢ステージは「交差点」であった。
今回の夢は・・・「カフェのようなお店」である。

「交差点」から「カフェ」への移動は、まったくの偶然であり、変異的である。
前回の夢で、「憧れの彼かもしれない人物」交差点ですれ違ったが
夢見者は何ら行動はしていない。見ているだけであった。今回の夢では?

このカフェの夢では、「憧れの彼」は出てこない
「代替物」としての「柱」が登場する。これも変異である。
多様性として、「半円形の衝立」と「カウンター席」を身にまとっている。

「半円形」は、半分だけ空いているということ。
「カウンター席」は、求めれば
「座れる→対面できる→話せる」という機能面での多様性を備えたということ。

夢見者はここで選択をすることになる。中央にある「柱」にリュックを引っ掛けます。
空豆のような形をした、可也大きなテーブルではなく、「柱」を選んだのです。
そして、「釘の引っ掛ける」という機能に気づきます。
柱は釘を付加して、「リュック」の下げる機能適応したといえるでしょう。
※リュックの機能は思いを詰め込む、気持ちを受け入れる。つまり「愛情行動」の発揮

この進化によって、夢はあらたな展開をはじめます。

「ポスターを貼る」という行動です。この行動に対し「快諾」という「反応」が生じます。
多様性は他の部分でも展開されるようになります。
1歳年上のボランティア仲間の女の子が夢見者を手伝います。その他の女の子の面倒もみています。
夢見者の「アクティビティ」が大きく広がり、和やかな雰囲気が漂います。
なぜ、このような「進化」を夢にもたらしたのでしょうか。

この「進化」が、現実世界に「適応」できるかどうか、
それを試みる部分が「トマト」のシーンとなります。

8つに切り分けられた「トマト」提示されますが、いつの間にか「消失」
「3つのトマト」が夢見者に提供されます。  ※選択的夢の生成の部分

見せられたものと手に取ったものが違うということ。

「憧れの彼+奥さん」だと思っていたが、違う
という「交差点の夢」状況を再現しています。

これが、「夢遺伝子」がつないでいる「形質」だということを指摘しておきましょう。


さて、「夢遺伝子」は具体的には、
どのような「形質」
「ON/OFF」するのでしょうか。夢の表現から探りましょう。

リュックにあった2つの「売り頃の青くはないが、まだ硬い」トマト。色づいてはいます。
貰ったトマトは3つですが、切り分けられたトマトを加えれば4つ。
片手に納まるのが2つ。5倍はある大きさのトマトと切り分けられたトマトで、あわせて2つ
大きさは、時間の変化を表しますから、小さい方が過去。大きい方が少し先の未来。

大きくなれば切り分けられるということ。   ※切り分ける → 「恋愛感情」があからさまになること!
スカートをはいていないことに気づいたシーンの後で、トマトが出ましたから
接続詞は「けれど」を使って、次のようなメッセージとなります。   ※スカートは、「恋愛感情」

「恋愛感情」を示していないのだから、「トマト」は小さいと思っていた。
けれど、いつの間にか大きくなって、「男性」の手によって切り分けられている。
この状況は、ある意味、予想外の「感情」の露出。だから、いまの「自分」の感情を確認する必要があった。
リュックの中の自分のトマトを見つけ、これが「いまの私」と宣言している。
でも、その宣言には「賞味期限」があって、すでに「過去のもの」となりつつある。
青くはないが「硬い」はずの「恋愛感情」が動き出していたのだ。
牛乳は未開封だったから、大丈夫と思っていたが、このままにしてはおけない、形を変えて(ヨーグルト)伝えたい。

※リュックから、物をとりだすことは、周囲に、相手に、「あからさま」にすること。
※伝えたいという部分は「ポスター」を貼る行為そのもの
※ヨーグルトは、ある意味、牛乳からの「進化」

以上で、2つ目の夢について、「夢の進化」という視点から、振り返りをしました。

この進化により、夢見者は「自分の恋心はどうなっているのか」を確認することができたはず。
夢は「形質」を変えることにより、その「効果」として、夢見者にある変化がおきるはずなのですが・・・。

※形質とは、遺伝によって表現型(形態や特徴)として次の世代(次の夢群)に現れる性質のこと。