【夢分析のための実践講座 応用編-03】          NEXT-UP

 

 

 

 

 

 

 

tamay.gif   女性  24歳 :  瓦礫の山と化した町?   「ホトトギス」さんの夢 B   chibiz.gif
11/10の夢

私の目に、瓦礫の山と化した町が映りました。
正しいか正しくないかは別として、咄嗟に「台風のあと?」と思いました。

その町に立っているようですが、自分がどのような出で立ちなのかは分かりません。
前方に、コンクリートか何かで作られた白壁が崩れて、斜めに傾いているのが見えます。
するとその向こうに、人の姿が見えました。

その人は倒壊をどうにか免れたのでしょうか。
四つん這いになり、こちらを向いて(頭をこちらに向けていただけかもしれませんが)いました。
印象としては、呆然としているような感じがしました。
遠くに居たので、男性か女性かは分かりません。
身体の大きさから考えて、小さな子供では無かったと思います。

ただ、この夢の記憶には、少し自信がありません。
一瞬、映像が見えただけなのです。
遠くに居た四つん這いの人に関しては
「もしや、後から付け加えられた記憶?」と思ってしまうくらい自信がありません。
でも、人の居る気配はしたんです。無人では無かったと思います。
ただ「瓦礫の山、台風の後」というのが強烈に印象に残っています。

今思えば、台風ではなく、地震,竜巻,戦争といったものなのかも知れませんが・・・。
とにかく、災害の後でした。
打ち捨てられ、荒れた廃虚、といった印象は一切受けませんでした。
つい最近まで生きていた町(人々が暮らしていた町)だと思います。

やはりあの瓦礫の山が気になってます。何か良く ない事が起こる前兆でしょうか?
それと今振り返れば、もしかしたら私は、四つん這いになって項垂れていた人物を
助ける必要があったのでは?と思ってしまいます。
私の身体自体、痛みも何も感じなかったので、私は怪我も無く無事だったようですし。
夢の中の事なのに、少しだけ罪悪感を覚えています。
あるいは、四つん這いになっていたのは、心の中にいるもう一人の自分?なんて想像していたりします。





Q 1 四つん這いになっていたのは、心の中 にいるもう一人の自分?なんて想像していたりします。

 

瓦礫の山は・・・ あなたの心の状態をあらわしています。

過去のできごとで・・・一度は忘れ去ろうとしたマイナスイメージの記憶を意味します。

夢に・・・瓦礫に 化した町が出てくるのは・・・

現実に起きている 困難の「そもそもの原因」が・・・過去にあるということなのかもしれません。

瓦礫の山が・・・ 廃墟でなく・・・つい最近まで人が暮らしていた町だと感じていますから・・・

いま現在において・・・生じていることがらに・・・あなたが巻き込まれているということなのでしょう。

 

この夢の直前に見 た夢が・・・リュックとトマトと牛乳のイメージから構成されていますから・・・

あなたの「恋愛感 情」がままならない原因が・・・過去の記憶にあるということのよう。

 

四つん這いになっ ているのは・・・あなたが感じているように・・・もうひとりのあなたです。

うなじを垂れてい るのは・・・意気消沈の状態ということ。

立ち直れないくら い苦しかったということなのかもしれません。

 

台風のあと・・・ 地震のあと・・・竜巻や戦争などの災害のあとなのですから・・・

残っているのは・・・災害の復興というイメージ。何かが・・・回復していくことを意味します。

それは・・・あな たの「恋愛感情」ということになるのかもしれません。

 

あなたにとっ て・・・確かに大きな痛手が発生したのでしょうが・・・

立ち直るチャンス がめぐってきたということを伝えている夢のようです。

助ける必要を感じていて・・・しかも罪悪感があるのは・・・何もしていないからでしょう。

無人でない と感じているのは・・・あなたを理解してくれる「存在」を無意識に感じているから。

by エリカ      





      こんにちは。うららです。ここから担当します。

    @瓦礫の山と化した町にあなたは立っていましたね。
    四つん這いの人がいて・・・呆然としています。
    助ける必要があると感じているのに・・・そうはしていません。
    もし、あなたが手を差し伸べたら・・・助けることが出来たと思いますか?
    そう思うのはどうしてですか?

    >「助ける」というのにも色々あると思うので すが、少なくとも
    怪我の有無の確認、もしあれば応急手当てぐらいは出来たかもしれないですし、
    傍に駆寄っていって、もしその人の周囲がそれ以上崩れる恐れがあるなら
    何処か安全な所に避難させる事が出来たかもしれないですし、
    私でも何か出来る事があると思います。
    瓦礫の中で項垂れていたぐらいですから、精神的な傷はどうにも出来ないかもしれませんが・・・

    Aつい最近までは生きていた町・・・それが廃墟になってしまったようで す。
    もとのような町に戻すことができるのでしょうか? 
    それとも無理なのでしょうか? 想像して下さい。
    あなたにとって・・・最近・・・落胆してしまったことは何ですか?

    >人々が努力すれば復興も有り得ると思うので すが・・・。
    でも復興出来るに足る人数が残っているのかどうか、少々疑問です。
    でも生き残っている人々がいれば、やはり立ち去り難いと思うのです。

    >最近落胆してしまった事は、やはり彼が「妻子持ち」だという事でしょうか・・・。

    B憧れの彼が「妻子持ち」だと気づいたとき・・・どんな気持ちがしまし たか?
    何となく裏切られたような・・・騙されたような感じをもちましたか?

    >裏切られたり騙されたというような事は一切 感じませんでした。
    「現実を突き付けられた」というショックはありました。
    どのように感じていたのかは良く分かりません。
    ただ、それ以降体調を崩してしまったので、相当衝撃だったのだと思います。
    食べ物は喉を通らない、夜通し泣いてろくに眠れない、そんな状態でついには寝込んでしまったので。

    >自分を呪っていました。
    彼よりも10年遅く生まれて来た事、10年遅く活動に参加した事、
    自分が女だという事・・・「同じ男だったら良かったのに」
    全部呪っていました。

    Cあなたの身体は痛みもなく・・・怪我も していないようですね。
    四つん這いの人は・・・どうなのでしょうか? どんな状態なのでしょうか?
    どんな様子なのか・・・思い浮かんだ順に・・・お話し下さい。

    >家も家族も亡くしてしまって(あるいは消息 不明)落胆している。
    というより、放心状態。話し掛けても反応してくれるかどうか・・・。
    傷は負っているかもしれないが、四つん這いになっているくらいなので、大きな怪我は無い。

    D彼には・・・どことなく「妻子持ち」のような雰囲気があるのでしょう か?
    それとも・・・そんなことを感じさせない男性なのでしょうか?
    彼は・・・どんなところが魅力的なのでしょうか?

    >年齢(30歳過ぎ)から「奥さんはいるのか な?」という気はしました。
    子持ちには見えませんでした。
    ただ、結婚してやっと一年経つか経たないか、お子さんも生まれたばかりなので
    あまりそういった雰囲気が無かったのかもしれません。
    ちなみに印象としては「まだまだ青春真っ只中の若者」という感じです。

    >美丈夫なのは確かです。
    お陰で私は「面食いだったのか?!」とショックを受けてます。
    でも外見だけの事で好きになったのなら、
    今迄にも恋を経験していて良い気もしますし・・・。
    もともと、年上が好きなのかもしれません。
    ウチは親が離婚していて母と二人暮らしですし、
    私は12歳の時、9つ上の兄を亡くしました。
    それもあって兄と同じくらい歳の離れた彼に惹かれたのかもしれません。
    最初は「アニキ」っていう感覚で彼を見ていましたし。

    >あと、恋をするとドキドキするって聞いた事があるんですけど、
    彼の傍にいても全然しないんですよね・・・。
    不思議と安堵感があるんです。ホッとするんです。
    ・・・、私、何か勘違いしてるのかしら?

    E彼の奥さんを見かけたことがありますね?
    奥さんは・・・彼にふさわしい魅力的な女性のようでしたか?
    果たして・・・彼と奥さんはうまくいっているのでしょうか?
    感じてることを・・・そのまま話して下さい。

    >相応しい・・・?
    相応しいか否かと問われても彼の事を良く知らないですし・・・。
    ただ、最初に顔を見た時、あまりピンとは来なかったんですが。
    綺麗な顔立ちの人だとは思いましたが。
    彼女ももともとボランティアメンバーの一人なんで(育児休暇中)、
    周囲とも親しそうに話してました。

    >綺麗な人だし、素敵な人だと思ったのですが、私としては期待外れの感がありました。
    と言うのも、私が「負けた〜!」と思うくらいの女性を想像してたんです。
    すっぱり彼の事を諦められるくらいに。でも一目見た限りではピンと来なかった。
    その人が奥さんだと聞いて、別にショックでもなく、嫉妬するでもなく、
    「ああ、そうなの?」という感じでした。
    再起不能なまでに突き落としてもらえる事を期待していたのに、肩透かしをくらった感じです。

    >彼と上手くいっているかどうかについては、
    「まあ、上手くいってるんじゃないか」と感じてます。
    好きだから結婚したんでしょうし、彼は子煩悩だと聞いてますし。

    >ただ、集団の中での彼の行動を見ていますと、
    彼には自分が「仲間内のアニキ」なら、同じように「アネゴ」になってくれる人を
    本心では望んでいるんじゃないか?という印象を受けるんです。

    >彼女は・・・、
    普通の奥さんになって、幸せな家庭を築いて、子育てが一段落したら
    またボランティアグループにも「一員」として参加しよう、
    そんな感じに見えました(友達付き合いの意味もあって)。
    集団の中で「彼のおかみさん」をしてくれるような人には見えなかったのですが・・・。

    >ただ、これは私が彼女の存在を認めたくない為に
    僻んで歪んだ見方をしているでけかも知れません。
    第一、彼が本当にそんな人を望んでいるかどうかも不明ですし・・・。

    F彼は・・・あなたが「恋愛感情」をもっていることに気づいています か?
    もし、そうなら、彼は・・・あなたのことをどう思っているのでしょうか?
    それとも気づかないふりをしているのでしょうか?

    >どうでしょう?気付いているんでしょうか?
    気付いていたとしても関わり合いになりたくないと思っていると思います。
    せっかくあたたかい家庭を築いたというのに、
    10歳も年下の小娘が出て来て、周りでうろつかれたら迷惑でしょう。

    >だから、最初は「アニキ」感覚で無邪気に話し掛けていましたけど、
    自分の気持ちに気付いてからは彼に近付いてません。
    せめて彼の邪魔になる事だけは避けようと思って。

    G瓦礫の山なのに・・・廃墟ではないように感じていますね。
    もしかしたら・・・憧れの彼に対して・・・ときめきの気持ちは
    さらに高まっているのではありませんか?

    >高まって・・・いるのかもしれません。
    それかずっと変わりがないか。でも随分成長できたと思います。
    最初の頃は悲しくて哀しくて泣いてばかりいましたけど、終いにはぶっ倒れましたから。
    しかも倒れるまで追い詰められてから自分の気持ちに気付くという・・・
    今では随分楽になりました。

    >忘れなきゃ忘れなきゃと自分を追い詰めると、
    その度ぶっ倒れるという状況が続いたんで、今ではそれも止めました。
    そうしたら体調は随分良くなりました。
    忘れられたら幸せだし、それが一番良いと思いますし、
    出来ればそうなりたいのですが、今は無理しないようにしてます。
    パソコンと違って初期化出来ないですもんね、人間は。
    だから、「彼に近付かない事が私の愛情表現」って考える事にしました。
    現に私にはそれしか出来る事が無いのです。
    それなら、日々を何事もなく過ごしていけそうです。

    >一つ、お話していない事があります。
    私は瓦礫の山を目の前にして「台風の後?」と思った瞬間、すぐに目が覚めました。で、
    「ちょっと待て、今、確か人が居たんじゃないか?
    私、助けなきゃいけなかったんじゃないか?」と振り返ったんです。
    そして、「彼」の名前が頭に浮かびました。でもすぐに打ち消したんです。
    だって彼は赤ちゃんも生まれて幸せの絶頂の筈ですから。
    「違う、今一番未練たらたらで惨めったらしいのは私だ」と考え直しました。

     >では、診断しますね。




    夢診断のポイントは、あなたの心が瓦礫の山に化したのは・・・「彼が妻 子持ち」という事実に出くわしたから。
    遠くから四つん這いの自分自身を見つめているのは・・・高まりつつある自分の気持ちを確かめているということ。

    hetakyara02.gif  最近落胆してしまった事は、やはり彼が「妻子持ち」だという事でしょうか・・・。

    →周囲の壁が倒壊して瓦礫になるのは・・・落胆をイメージさせます。

     憧れの彼が妻子持ちだったという現実。予想されたことなのでしょう が・・・ショックだったはず。

     でも・・・すべてがダメになってしまったということでもなさそう。倒 壊を免れた感じがするのはそういうわけ。

     傷を負っているかもしれないけど・・・大きな怪我はないと感じていま すから・・・

     現実においても・・・ショックから立ち直り始めているということのよ う?  

    hetakyara02.gif   気付いていたとしても関 わり合いになりたくないと思っている・・・。

    →四つん這いになっている自分を見つめていて・・・助ける必要を感じて いましたね。

     でも・・・見ているだけのよう。あなたが感じているものを・・・その ままにしているということ。

     関わらないままでいることが・・・傷つかないで済むからかもしれませ んが・・・。

     夢の中のあなた自身も四つん這いの人も・・・大きな怪我をしていない のは・・・そういうわけ。

     でも・・・瓦礫に彼がいるように感じたのですから・・・気持ちは高ま りつつあるようです。

by うらら      





Q 2   どう受け止めればいいの? どう すればいいの?

     

    夢に瓦礫の山を用意したのは・・・そのような状況にある自分を・・・

    慰めて欲しいからでしょう。もちろん・・・彼に・・・そばに居て欲しい のです。

    瓦礫の中に・・・誰かがいて・・・助けなきゃいけないと思っているの は・・・

    ままならない状況に「感情移入」したからで しょう。助けて欲しいのは・・・「あなた自身」のはず。

     

    四つん這いは・・・倒れているということではありません。

    これから立ちあがるというイメージ。うなじを垂れていますが・・・顔を 上げれば変化があります。

     

    ドキドキとするような恋ではないとあなたは感じていて・・・

    そばに居るだけで不思議と安堵感があると彼の「存在」を受け止めていま すが・・・

    果たして・・・それだけなのでしょうか? あ なたの気持ちが見えてきません。

     

    近づかないことが愛情表現・・・それしかできないからとあなたは思って いる。

    パソコンと違って初期化できないから・・・忘れることは難しいと感じて いる。

    彼と出会うことがあっても・・・日々何事もなく過ごしていくこと で・・・

    うまくやっていけると信じ込みたいあなたがい るということのよう? それで・・・本当にいいの?

     

    現状のまま・・・変化を求めないでいいのですかというメッセージを夢は 伝えてきています。

    人のいる気配がしたのですから・・・あなたは立ちあがることができるは ず。

    瓦礫は・・・新しい町をつくるための準備ということかも。あなた は・・・けっして一人ではありません。 

by ふむふむ   






診断有り難うございました。

まだ自分の中で頂いた診断結果が消化しきれず、心の中が整理出来ていないのですが、
今回うららさんに診断して頂いた事で、自分の心がどういう状態であるのか知る事が出来ました。
有り難うございます。自分の状態を知る事で、少しは前に進めたと思います。有り難うございました。

『瓦礫の山と化した町』の夢について、一つお聞きしたい事があります。

>気付いていたとしても関わり合いになりたくないと思っている・・・。
>四つん這いになっている自分を見つめていて・・・助ける必要を感じていましたね。
>でも・・・見ているだけのよう。あなたが感じているものを・・・そのままにしているということ。
>関わらないままでいることが・・・傷つかないで済むからかもしれませんが・・・。
>夢の中のあなた自身も四つん這いの人も・・・大きな怪我をしていないのは・・・そういうわけ。
>でも・・・瓦礫に彼がいるように感じたのですから・・・気持ちは高まりつつあるようです。

上の箇所についてです。

私は「彼が、"私の恋愛感情"に対して『気付いていたとしても関わり合いになりたくない』と思っている」と
考えていたのですが、上の文章からすると
『私の恋愛感情に関わりたくないと思っているのは、私自身』であるというふうに解釈出来るのですが、
そういう事なのでしょうか?

つまり、「私が"私の恋愛感情"に気付きながらも、私は"私の恋愛感情"を助けに行ってあげていない」、
放ったままにしている、という意味なんでしょうか?

あなたは自分の恋愛感情に気づいていますね。で も、そのままにしている。
彼の誘いを受け入れることを拒否しています。恋愛感情があるのに・・・それを認めようとしていません。

彼を恋することに・・・ときめき感があるのに・・・彼から愛されることには・・・罪悪感がある。
なぜなら・・・彼は妻子持ちだから。

恋愛感情に気づいていながら・・・恋愛感情を見殺しにしている。
そうですね。自分自身の「恋心」を放置しているのです。

父親のひどい仕打ちにとらわれているから・・・
あなたは自由に「そのままの恋」ができないと思っている。
好きになった相手が・・・妻子持ちの男性であっても・・・
あなたはあなたなのですから・・・恋をしていいのです。

父親を見返そうとおもって・・・潔癖な恋をする必要はないのです。
恋は相手があってはじめてできるもの。
すばらしい男性なら・・・妻子持ちであっても・・・
恋をすることを咎められるいわれはありません。

でも・・・彼を一人占めしようと思うと別の問題は生じるでしょうが・・・。
あなたなりの恋愛を・・・実際の相手を通して育てることが大切です。
四つん這いになっている「あなた自身」を助けてあげるべきですね。
ありのままに・・・自分の感情を表現したらどうですか?

夢は・・・そう伝えています。
夢はあなた自身の「感情」を表現しているのですから・・・
じっくりを耳を傾けてあげてもいいのでは?






【Reflection】

Bの夢において、はじめて「反応」があったということになります。 ※反応→感想メール


「擬態」   ※態を擬する   ありさま、様子や姿を似せること

※代表的な擬態は3種類ある。

「隠蔽擬態」は自分が攻撃者から発見されないようにするために似せる
「攻撃擬態」では捕食者が獲物に気づかれないように、姿が周囲に同化する。
「繁殖擬態」は、別の「形質」に似た姿騙し自分の繁殖に利用する。  ※「生物種」を「形質」に言い換える。


前回のAの夢は、夢見者が「自分の恋愛感情」に気づくために生成されたものでした。

ナチュラルなカラーの木材白い壁・床統一され、

清潔感があり、シンプルで柔らかい雰囲気が漂うお店がステージでした。


ところが、今回は「瓦礫の山」


コンクリートか何かでつくられた「白壁」崩れて、斜めに傾いている


@の夢と同じで、夢見者が観察しているだけの夢です。

四つん這いになった・・・

「男性か女性かわからない、子どもではない誰かがひとり」がいます。

※「擬態」ですね。自分であることが分からないようにしている。「四つん這い」は夢見者


捕食者である「憧れの彼」の目に留まらないように、

自分の姿を周囲の状況に同化させているのでしょう。この場合は「瓦礫」

※瓦礫 値打ちのないもの、つまらないもの

しかしながら、この「擬態」は、やや不完全です。なぜなら目立っている


「瓦礫」に紛れたままで、そっとしていればいいのに、

「四つん這い」になっている。遠くから、それとなく「存在」がバレて居る

※「選択緩和」がはたらいている。擬態の類似度を極めすぎないように、つまり細かく似すぎないようにしている。
  細部まで類似度をあげると、それを選択したメリットがなくなってしまうから。この場合、隠れることのメリット

打ち捨てられ、荒れた廃墟といった印象は一切なかった

つい最近まで人が暮らしていた町。そこに「四つん這い」はいる。


夢見者は「擬態」で、この町に紛れ込んでいますが、

夢見者が「白状」するように、「四つん這い」は夢見者自身。

バレバレですね。


「不完全な擬態」あからさまな「感情」を語り始めます。

助ける必要があったのではないか、

罪悪感を感じている「コメント」で表現しながら、   ※問診の中のコメント

同時に、「痛みも何も感じていない、怪我もなく無事だった」と確認しています。

「自己矛盾」ですね。


この「矛盾」はどこから生じてきているのでしょうか。そうです。Aの夢。

Aの夢の背景があまりにも「奇麗」すぎたのです。

創り出したのは「夢見者」ですから、「反動」でしょう。これが夢のロジック

※反動→他に力や作用を及ぼしたときに、その反作用でおしかえされること。

最初の作用に問題があったということ。

なぜ、Aの夢の背景は「奇麗」だったのかについて、考察する必要があります。

@の夢に遡及しなければなりません。「父親の不倫に対する嫌悪感」
「嫌悪感」が夢見者自身に生じないようにする作用が、夢ステージを「奇麗」にさせたのです。
なぜなら、それを「背景」として、「憧れの彼」の代替物である「柱」に気持ちを伝えようとしていたから。

「嫌悪感」があっては リュックを引っ掛けるという行為が「台無し」となります。

この「台無し」にかかわる「夢遺伝子」
「廃墟」という「形質」を受け継がせたのです。これが「反動」の正体。

「期限ぎれの牛乳」をヨーグルトに変えるように、白い壁の瓦礫を用意しました。

似ているのですが、「構造」が変化しました。

夢見者の心の「構え」が変わりつつあるということ。

※心の構えが変わるのは、「恋心」を認めるということ。


「変化」するには、一度「壊す」必要があります。それをやってのけたのでしょう。

拍手したい気持ちを抑え、「夢見者」の気持ちに寄り添いながら、「夢見者」の質問に応えているようです。


Bの夢の振り返りは、ここまでにしましょう。