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洞窟で作業している。他にも複数の男女が働いている。 しばし後、やはり洞窟内の休憩所らしきところでアルバムを見ている。 そのうちの一枚が気になる。無数の靴が写った写真。 しかし見る角度によって異なる無数の人影が浮かび上がって見える。 それは物憂げに蠢いている。 その人たちが先程まで一緒に働いていた人たちだと気付き 隣の人にそれを告げようとして顔を上げると その人の頭上に無数の物憂げな人影が蠢いていた
▼ Q 1 どうして、洞窟の中で作業をしているのでしょうか。アルバムの写真はどういう意味?
洞窟は無意識の世界。ある意味で子宮の中。そこに逃げ込んで生まれ変わりたい・・・やり直したいのでしょうか? 精神的に疲れている雰囲気がありますから 現実の生活で耐えられない状況があって、そこから逃れてリラックスしたいという気分があるようです。 薄暗く、辺りが見えない洞窟は自分でも気づいていないことがらが起きそうな気配がするものですね。 予想されるどうしようもない不安があるのですが、普段は心に潜ませて意識しないようにしていることがあるのでしょう。 あるいは「このままではいけない」というような危険性を関知しているのに それを解決する手だてを見つけようがなく、仕方ないので触れないようにしているときに見ることが多いようです。 心配ではあるが、不安ではあるが・・・どうにもならない・・・どうしようもないという「あきらめ」が基礎にあります。 その洞窟で作業をしていますから、慢性的な肉体的苦痛・・・単純労働などによるストレスがあるということでしょう。 この場合、洞窟に人がたくさんいるので、肉体的な苦痛やそれにともなう苦労を表しているようです。 肉体的な苦痛とは単純に筋肉を使うということでなく・・・煩わしさをともなう繰り返しの作業ということのようです。
アルバムに入っている写真ですから、あなたの人生を表しています。 過去の写真のような印象があります。ずっと気がかりだったことがあり、それを、いまでも抱えている。 その気がかりは「靴の写真」が表しているイメージというわけです。 写真の夢は一般的に、自分自身を客観的に見ようとするはたらきを示しています。人生を振り返っているわけですね。 あなた自身の心理状態や内面に隠れているものが、その「写真」にあらわれていると考えていいでしょう。 それが靴の写真だった。靴はどこに出かけるにも身につけるものです。地面に立って自分を支えるものです。 すなわち、あなたの社会的な立場や世間的な評価、経済的な地盤を意味しています。 無数に靴があるのは、あなたの目が他の人の「靴」を気にしているということです。そういう生き方もあるのかと・・・。 角度を変えると、そこに、無数の人影が見える。物憂げであり・・・うごめいている。・・・蠢いている。 他の人の人生も思うようにならないもの・・・そういうものかと誰かに話したくなる。 そして、とくに「自分の人生は・・・」と言いかけている。 「・・・」の部分は、写真の中の靴がどのように見えたかによって診断できそうです。問診で明らかになるでしょう。
写真の見え方が変わります。見る角度によって、靴がどういうわけか無数の人影に見えてきますね。 あなたは、そのことを話さなければならない。なぜなら、その人たちは知っている身近な人たちのようだから。 そのことを隣の人に話そうとします。隣の人を見るとその人の顔の上にも・・・うごめいている人たちの影。 そもそもの原因はそこにあるのかもしれません。そのことに気づいたということのようです。 その隣の人物は誰なのでしょうか? 鍵を握っているのは、その人でしょうか?
あなたは生活そのものに疲れており、ときどき逃げ出したくなります。でも、我慢している。 その原因をこれまでの人生に求めて、どうすればいいのかと問いかけている夢のようです。 by エリカ ▼ こんにちは。うららです。ご連絡をいただきありがとうございました。 「の」さんの夢のタイトルは「写真」でしたね。 差し支えのない範囲で問診にお答えいただければ 「洞窟で写真を見ていることの意味」を明らかにすることができるかもしれません。 いくつか質問をします。よろしいですか? >洞窟で作業をしていましたね。他にも何人か人がいます。 作業をしながら、洞窟の奥に進んでいるようでしたか。それとも、出口の見えるところで作業をしていて 洞窟をひろげている感じでしたか。実際、何をしていたのですか? >洞窟はかなり地下深いところで出口らしきところは見あたりません。仕事?はデスクワークでした。 >アルバムを広げていると気になる写真がありましたね。 それはアルバムの最初の方にありましたか? 最後の方にありましたか? アルバムは厚い感じがしましたか? 大きさはどうでしたか? 手に持った感じを思い出して下さい。 >写真はアルバムの中程でした。アルバムは厚く重い大きなものでした。 >靴は、どのような感じに見えましたか。 汚れていて使い古した感じですか? ピカピカとして整然と並んでいましたか? もう少し、写真の「靴」のイメージを思い出して見てくれませんか? >「靴」の写真はセピア調で古ぼけたたくさんの靴が写っていました。 ナチがユダヤ人の死体から回収した靴の山のような感じ。 >隣に座っていた人は、知らない人のようですが、男性ですか? 結局、隣の人に、その写真のことを話したのでしょうか? >隣に座っていた人は見知らぬ和服の女性で、写真のことは話していません。 >最近、仕事を辞めたいと思ったことはありますか?
あるとすれば、どんな理由がありそうなのですか? >仕事を辞めたいと思ったことはありませんが、楽して暮らしたいとは思っています。 >現在していることがらで、気が進まないことは何ですか? 不本意と思いながらも、しなければならなくなって、結局していることです。 >仕事ですかね。あと、母が長期入院しているので家事一般かな。 >家族や身近な人とのことで思うようにならないと感じていることは何ですか? 自分がすることではないと感じているが、気になっていることです。 >つまらないことから弟と諍いして連絡が途絶えていることでしょう。 >あなた自身がしたいことなのに、我慢していることはありませんか? それをすると周囲がどのように思うか気になって、しないでいることです。 反対されそうで、時々口にはするけど、引っ込めていることです。 >特に思いつきませんね、自分には何も期待していないので。 昔は自殺したかったのですが、怖いのでやめました。 >毎日が同じような繰り返し。それも仕方ない。責任のある立場です。 愚痴を言いたくなることはありませんか。それはどんなことですか? >食器が流しに山盛りなこと。ネズミが騒ぐこと。朝、目が覚めること。 >生まれ変われるとしたら、何をしたいと考えていますか?
どんな人生にしたいと思っているのですか? >生まれ変われるとしたら「1.魅力的で」・・・「2.性格破綻な」・・・「3.女性になって」 「誰も彼も破滅させた挙げ句に」・・・「4.自殺したい」・・・どれか一つでも可(笑) あ、これは真面目な答えですので、念のため。 >では診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、うごめいている人影は、すべてあなた自身だということです。 洞窟は深い所にあり、出口らしいものはない。デスクワークをしている。 →いまの状況から逃れることはできないという悲観的な印象があります。 デスクワークをしていますから・・・それが続くということ・・・それは「あきらめ」の対象のようです。 したくはないけど・・・しているのが仕事。いまの現実という状況。 写真はアルバムの中程にあった。セピア色の古ぼけた靴。死体から回収した靴の山のよう。 →靴は社会的な立場や経済的な基盤を表しているのでしたね。古ぼけた靴ですかたら、パッとしません。 冴えない感じです。イメージ通り、死体から抜き取って回収したとすれば・・・因縁めいています。 山のように積まれているので・・・大事に扱われなかった・・・と感じている。そう感じているのはあなたです。 身近な人の影響を受けて、あなたの人生が左右されて・・・いまの状態になったと振り返っています。 それが、うごめいている人々のイメージが暗示するものです。 靴がたくさんあるので・・・そのような危機的状況はたくさんあったのかも・・・でも過去のことです。 アルバムの中程・・・つまり人生の中程ですから、20代の頃のことを指しているのかもしれません。 振り返れば、20代の頃に、いまの何となく冴えないと感じている自分の人生の原因があったんだなと・・・。 話しかけようとした隣の人は和服を着た人でした。写真のことを話していません。 →和服を着た女の人はたぶん母親でしょう。長期入院をしていますね。 これまでの不安や不満を言いたい相手が母親ということなのでしょうか。でも、結局は話していません。 伝えてはならない・・・伝えてはいけない状況が他にあるとすれば、それは何でしょうか? 和服の女の人の頭上には、無数の物憂げな人がうごめいている・・・あなたの不安は母親の不安でもあるのです。 会えば、そのことばかり、母親の口から指摘されるのでしょうか? だから隣にいるのですね。 生まれ変われるとしたら・・・魅力的な女性なのですね。しかも性格が破綻していて、破滅させるような・・・。 →あなたの不安や不満が、女性に集中しているのでしょう。 あなたの出会った女性は、性格が破綻しているように見え、あなたを破滅させる存在だったということでしょうか。 もしかしたら、それも重なって自殺しようとも考えた・・・でも、あなたは自殺しなかったのです。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どうすればいいの?
洞窟の中で、人生を振り返り、あなたはあることに気づきます。 それをあなたは身近な人に知らせようとします。知らせなければいけないという気分になっています。 隣に座っている和服を着た女の人に話そうと思ったのですが、うごめく人影を感じて、結局話していません。 何かを伝えようとしたけれど、そこにある何かを感じ取って、話さないことにしたということです。 それは、あなた自身の人生とあなたの身近な人に関することのようです。 あまり、よい「知らせ」ではないことのようです。それが・・・言わないでいる理由かもしれません。 長期入院している母親のところに、最近出向いていますか。 母親が気にかけていることがらをあなたは伝えようとしていますか。 大事なことを話すべきなのに・・・伝えていないことはないのですか? あなたに関することで、母親が気にかけていること・・・それが、この夢のテーマです。 その夢のテーマに、現実の生活が入り込んで、組み合わさってできた夢ということになります。 少し、気分が滅入っていますね。元気もありません。あきらめの気分が強く出ています。 そんなときに、不安となることがらが心に浮かんでくる。 あなた自身のこと・・・母親のこと・・・家族のことのようです。みんな物憂げです。そこに・・・とどまったままです。 さて、夢の中では、あなたは、その不安を母親に話そうと思っていたのですね。 気づいたことがあったので・・・確かめたいことがあったので・・・気になることがあったので・・・話したいと思った。 話したいと思っているが、実際の生活でなされていないので・・・夢はそのことを気づかせようとしたのかもしれません。 どんなことを伝えるべきか、何を相談するべきかはあなたがいちばん分かっているはずです。 夢の中でうごめいている人たち・・・それは全て過去のあなた自身です。 いまが話すべきことを話すタイミングだと・・・夢はあなたに伝えたいらしいのです。 by ふむふむ
▼ ▼ ▼ 2001/02/04
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