近況報告!

12/26

 クリスマスゥ? ケッ!(暗黒)

 ……というネタをやろうと思ったのですが,Webを探すと結構そういうネタをやっているところが多いし(例:侍魂とか),今年はそこそこクリスマス気分が味わえた(茶摘田家には大感謝.ケーキも食べられたし,シャンパンも飲めた)ので暗黒ネタは割愛します.期待していた人は申し訳ない.まぁ,クリスマスなんてお祭りみたいなモンですから.人の世に 踊らされるも また一興,って事で.

 でも,街中とか行くとカップルだらけで,宝石店とかでは「女の子のおねだりタイム」なんだろうなーとか思って眺めてました.こういうのって不況知らずっすよねー.

 それはそうと,茶摘田が率いている(のか率いられているのかイマイチよく分からない)バンド,Marine UnderGroundのクリスマスライブお疲れ様でした.僕もなんだか知らないけど『関係者』のステッカーとかもらっちゃって大変恐縮でした.ただ走り回ってデジカメで撮影していただけなのに.しかもカメラなんて素人なのに.でも,素人は素人なりに「もっと上手く撮りたかった」です.カメラって奥が深いッスね.

 あと,ライブでビックリしたのが,イスに座って聴くライブだったって事.僕は立って聴くライブしか観たこと無かったんで軽くカルチャーショックを受けました.これがこっちのライブのやり方なんだろうか?

 とまぁ,『時事ネタを書かなければならない』という日記サイトの義務は果たしたので,以下はいつもの日記です.今シーズン初のボードに行ってきました.働き始めてからものすごく時間が無くて,今シーズンは一回もいけないんじゃないか?とかなり不安になっていたんですが,無理やり時間作って行って来ました.実は,ボードに行った日って「休日出勤しない?」とか言われていた日だったんですが,そんなに切羽詰った用事でもなかったのでやんわりと断りました.ウチの部の人たちは何故か休日出勤が好きな人が多いので,ここら辺でちゃんと断っておかないとクセになりますしね.

・富士見パノラマ

 今回行ってきたのは富士見パノラマスキー場です.長野県諏訪郡富士見町にあるスキー場です.鋭い人はもう気づいたかもしれません,『富士見』という地名からわかるとおり,リフト登ったら富士山が見えるんですよ,富士山が!♪ふっじっさーん,ふっじっさーん,高いぞ高いぞふっじっさーん(電気グルーヴ),ですよ!

 まさか,富士山を見ながらボードができるとは思ってませんでした.マジ大感激.

 今回同行したのは無木とその友人:椀(わーん,と発音).この富士見パノラマスキー場を見つけ出したのもこの二人,というか椀の地元が甲府なので,この辺のスキー場は良く知っているとの事.そして,このスキー場は中央道:南諏訪ICを降りて車で7分,という交通アクセスがかなり良いので遠くから行くのにはかなり便利,ということで今回ここに行くことになりました.

 早朝7時30分.横浜に住んでいる無木と椀が,無木の駆るプジョー206に乗って府中に登場.そこで僕の車に荷物を積み替え(スタッドレス+キャリアがあるので.キャリアが無いとやっぱり3人以上でボード&スキーに行くのは無理だと思う),中央道に乗って出発.僕らがボードをやっているあいだ,プジョー206は僕の駐車場にてお留守番.でも,僕の置いている駐車場では,友人の車が以前車上荒らしにあっているのを無木は知っていたので,車を置いておくことにかなり抵抗があったようだが,そこはあきらめてもらう(笑).

 高速に乗って2時間ちょい.現地に到着.ほとんど迷い無く到着.奇跡に近い.無論ナビのおかげもあったが,高速を出てからかなりたくさん立て看板があったので,それを見ながら来たら意外とすんなりと到着した.

 さて.

 今年の三月にスノーボードのメッカであるニセコに巡礼して以来,就職先の寮の部屋の片隅に,オブジェとして飾られていたスノーボードが,長い沈黙を破って再び雪原の上に舞い戻ってくる時が来たってわけですよ!これを喜ばずにいられようか!っていうか雪があるよ雪が!スキー場だよスキー場!すげぇ!

 と,かなりの興奮状態(笑)でスキー場に到着.ダッシュで着替えてダッシュでリフト券売り場,そしてダッシュでリフト乗り場に直行.着替えで手間取っている椀をあっさり見捨てたのは致し方が無いことだ(^^;.

 一番最初に乗ったリフトは,超初心者用のリフト.最初っから飛ばすのはマズイ,一番最初は体慣らしだ,と言うわけで一番マイルドなコースに.

 滑り出し.おっ,なんだちゃんと滑り方覚えてるじゃん,とスイスイと滑っていく.最初のうちは体慣らしだ,と自分に言い聞かせて来たのだが,ただ単純に滑っていくのにだんだん飽きはじめ,ちょこちょこといろんなことをやっていく.フロントサイドから板をしならせてノーズに体重を移してテールを浮かし,ノーズの丸くなっている部分を利用してそこを中心に回転(スイッチングターン).そのまま逆方向に進んでまた同じ事を2,3度繰り返したあと,コブのところで軽くオーリー(オーリーはジャンプの意).

 (……と,ここまで書いて思ったのが,専門用語が思い出せない(笑).あぁっ,アレって何て言ったっけ,というのがかなり多いです.ついこないだまでは結構詳しかったはずなのに…….もう一回勉強し直さないといかんなー)

 とまぁ,いろんなことをしながら一本初心者用のコースを滑り降りたわけなんですが,どういうわけか息が上がりました.なんつーか,「もうこの一本でおなかイッパイ」という感じでした.普段ディスクワークだけっていうのは体に良くないですねー.

 一本滑っただけで疲れている場合じゃない,この富士見パノラマスキー場は全長3kmというとても長いコースが売りらしいです.そう,ここに来てこのコースを行かなければ意味が無い!と言わんばかりにゴンドラに直行.疲れはリフトやゴンドラに乗ったときに回復,というのは基本です.

 ゴンドラに乗り,山頂に到着.「富士見」という名は伊達ではなく,コースに向かって右にとても大きな富士山が見えました.そして,真正面には八ヶ岳が.まさに絶景です.言葉が出ないほど.

 ボーッと景色に見取られていたんですが,ふと我にかえってボードの準備.ビンディングをいつもより固めにつけて,全長3kmのコースに挑む.ゴンドラも結構長かったためか,疲れはほとんど吹っ飛んでました.そういうわけで,ビンディングを締め,軽く2,3回ジャンプし,コースに出る.

 この日はどういうわけかかなり人が少なく,そして前日に雪が降ったため雪質も上々,というかなり良いコンディションだったわけで.そして,そんなに良いコンディションならどうしても飛ばしたくなってしまうわけで.

 滑り始めて最初の方は,ちょっと控えめなペースで滑る.エッジの効きを確かめたり,荷重移動のやり方を思い出したり.どれもちょっとやっただけですぐに思い出せた.……ふと,コースを確かめると,目の前にはコブだらけの急斜面.……思い出した技術,東北で培った技術がこのコースでどこまで試せるんだろう?つーか,僕の技術はどれほどのものなのだろう?

 と,思った瞬間,全開で滑ってました

 久々のスノーボードの全開滑走.周りの景色がだんだん見えなくなってくる一方で,雪のコブとか,回りのスキーヤーとかボーダーとかがはっきり見えてくる.雪のコブをどう進んだらいいか?ということを考えるよりも先に自分の板がコースを進んでくれる.板が雪に吸い付いているようだ.コブを滑っているはずなのに,スピードが落ちているとは感じない.その調子で,グングンスピードを上げていく…….

 僕って,スピード狂なんですかね?(今更)

 久しぶりに滑ったせいもあるんでしょうけど,なんだかもー,一回一回滑るたびに脳の配線が2,3本ブチブチ切れ,頭の中で『とてもイケナイ物質』がドバドバ生成されているようでした.スノーボードって怖いですね(笑).(あ,一応フォロー入れときますけど,全開滑走しているとき,誰にもぶつかったりしなかったし,衝突の危険を他のスキーヤー&ボーダーに感じさせなかったはずです(たぶん).スピードを上げるのはちゃんと止まれる&危険回避ができるからなわけで……)

 そんな調子で大爆走してたら,午後4時前にはもうヘトヘトでした.最後の方なんか,マトモに立っていられなくなるくらい疲れ果てました.シーズンの始めにこのコース,というのはかなり厳しかったんですが,厳しいだけに満足度の高いボードでした.

 滑ったあと,近くに温泉があったのでそこでしばしの休憩.そのあと甲府まで行って焼肉(ファミレス系)食べて帰りました.ボードのあとの温泉とファミレスは定番っすよねー.


 ……って,ダラダラ書いていたら今年ももう終わりですね.たぶん,今年の更新はこれが最後だと思います.次回更新は年が明けて1月5,6日辺りになると思います.

 追記1:
  仙台には行くつもりなんですが,日にちの予定とかまったく考えてません(^^;.
  すいません…….

 追記2:
  かなりすごいクリスマスカードありがとう!>あらみが
  自分のページの更新ペースも上がっているようで.

 それでは皆さん良いお年を.


12/18

 昨日はお疲れ様でした>関係者各位.それと,幹事ご苦労様でした>むき

 実のところを言うと,僕は土曜日も忘年会でした.金曜は風邪で寝込んでました.その風邪を引いた原因というのが,木曜日の忘年会だったりします.社会人になってから平日は飲むまい,ちゃんと仕事をしようと思いつつも,ぜんぜんダメダメなんですよねー.

 ついでに週末の話をさせてもらえば,土曜日,病み上がりの体を引きずってシュレックを観に行ってきました.キャメロン・ディアスとかエディ・マーフィとかが声優やってる映画です.観た感想は,なんつーか,皮肉たっぷりでした.西洋のおとぎ話を(白雪姫とかシンデレラとか三匹の子豚とか)を知ってる人なら,たぶん苦笑いができると思います.僕は面白かったなー,とか思ったのですが,それが一般の人たちに受け入れられるかは別問題なわけで.

 そして日曜日,昨日の忘年会の日は……忘年会だよね?あの飲み会は……実は,僕の車のパーツが置いてある大宮まで帰ってました.スタッドレスタイヤとスノーボードキャリアをとっつけに.野火止あたりでムチャクチャ渋滞しててかなり到着が遅れ,そして一人でタイヤの交換とキャリアのとっつけをやった後,急いで帰って車を駐車場において電車で渋谷まで移動,というかなりハードなスケジュールだったんです.

 でも,いつもだったらそんなタイトなスケジュールを立てると大抵破綻して,飲み会すら行けなくなってしまう僕が,何故今回は大丈夫だったのか?そう,それはナビを買ったからです!

・KX-GP1Z

 というわけでとうとう買いました.Panasonicのポータブルナビ.前々からナビが欲しい欲しい言っていて,自分でもいつになったら買うんだろう,つーか,買う時間なんてあるんだろうかと疑問を持ち始めた頃,むきが電話越しで,

 「モノっていうのは欲しい時が買い時だぞ

 うおおーーーっ!俺の中の心眼が開きましたよ,大佐!(大佐?)
 『大佐ではなく大尉だよ』でも何でもいいです,安くなったら買おうっていう僕の考えは間違ってました!そういうわけで2,3日後には価格.comでナビ選んで買ってました.余談ですけど,この価格.comはモノによっては(っていうかほとんどのモノが)そこいらの量販店よりかなり安いのでオススメです.

 で,ナビを買おうと思ったのですが,一口に言ってもナビは何種類かあります.大きく分けて,3種類くらいです.

 正式名称,というか正式な分類は良く分からないのですが大体こんなモンです.で,僕が一番注目したのはポータブルです.なぜなら,『以前僕の駐車場で,友人の車が車上荒らしにあっているのでナビを車の中に置きっ放しにするのは怖い』とか『高価なナビを車の中だけで使うのはなんだか勿体無い』とかそー言う理由です.あ,あとナビを利用するのが初心者というのもありましたけど.そんな,最初からDVDナビとか高機能なヤツはいらないです.

 で,買ったのがPanasonicのKX-GP1Z.別に,品番がGP-01に似ているとかそーいう理由で買ったわけではないです(ガンダムネタ).上記リンク先にも書いてありますけど,特徴は

 です.なんつーか,幕の内弁当みたいにいろいろ使えるわけです(笑).僕はその辺のオモチャっぽいところに惹かれて買いました.だって,ナビを買っただけでPDA端末が手に入り,さらにはその端末でテレビまで見れる!そして歩いていて道に迷ったときはポータブルナビ(歩行ナビ)として使うことができる,というわけです.でも,これだけの謳い文句です,「本当は使い心地が悪いんじゃないの?」と穿った見方をしてしまうのが人の性.というわけで,実際に使った感想を以下に.

 1.ナビとしての機能
 上のほうにも書いてますけど,僕はナビというモノを使うのが初めてなので他の機種に比べてどうかとか,そーいう意見は言えません.でも,今まで地図を片手に苦労して走っていた道を,音声ガイドでスイスイ行くのは結構気持ちがいいです.ただ,あまり信用しすぎるのはどうかと思いました
 「♪ポーン,次の交差点を,左です」
 という音声ガイドが流れているのに実際行く道が右(ナビの画面で右方向を示している)のがちょっとだけありました(かなり頻度は少ないのですが).ハシを持つ方が右だって,教わらなかったんでしょうか

 あと,自車位置測定にGPSという機能を使っているんですが,このGPSは衛星を利用しているため,高架の下とかトンネルの中ではまったく機能しません.で,トンネルを出たらすぐ左折,という状況になるとナビが追いついてくれません(それでちょっと迷った).ただ,その場合はオートリルートしてくれるのでまぁ大丈夫といえば大丈夫なんですが,ちょっと嫌だなー,とか思いました.

 あと,そのオートリルートなんですが,頑固に最初のルートに戻そうとします.環八が混んでいたので,環八を外れた途端,オートリルートの機能が働いて経路を再探索したのですが,その探索結果が『環八に戻れ』……….環八が嫌だから外れたんですけど…….

 あ,渋滞回避の『VICS』という機能もついていたんですが,まだ使ってません,というか使えてません(^^;.すいません,まだ初心者なもんで…….

 2.歩行ナビとしての機能
 このナビ,液晶部分だけを取り外せばそのまま歩行ナビになります.その際,SDカードを買って(最初からはついてない,これもどうかと思うけど……),そのメモリに周辺地図を記憶させておく必要があります.

 この歩行ナビ,僕の住んでいる東京の田舎はかなりの精度で自分の位置を測定できました.でも,(知っている人も多いかと思いますけど)高層ビルの乱立する首都圏だと衛星からの電波を受信できず,自分の位置測定はかなり困難です.もっと俺に電波を!電波をくれ!って感じでした.

 あと,MP3をSDカードに記憶させておけばそのままMP3プレイヤーになります.僕は自宅のPCにSDカードを読み込む環境が無いので使えてませんけど.でも,SDカードって高い(コンパクトフラッシュに比べて値段が2倍くらい)のはどうにかならないんでしょうか.確かに小さくていいと思うけど.

 3.タッチパネル液晶(5.8インチ)
 僕はPDA端末というものを持ったことが無いので,これがはじめてのPDA端末になります.なんつーか,液晶が5.8インチもあるPDA端末なんて売ってませんデカすぎです.まぁ,その分大きな画面で操作できるのでメリットはあるといえばあるのですが.それと,タッチパネルで操作するのは結構ラクです.普段,マウスとキーボードが主な入力デバイスなので爪楊枝みたいな棒で液晶画面をちょいちょい操作するのは結構面白いなー,とか思いました.でも,ちょっと油断するとその爪楊枝を無くしそうです.

 3.インターネット機能
 僕が一番期待していた機能です.車の中でネットが出来たらいいなーとか思っていたのと,エッジ端末でネットができることは知っていたけど,イマイチそれを活用するモノを持っていなかったので欲しかったこと(携帯電話に変えずにPHSを頑なに持ちつづけたのはこのせい),そしてそれがナビを買ったらついてくるなんて聞いたらどうするよ?買うだろ,つーか買うしかねぇ!というわけです(?).

 エッジでネットをやったことがある人はわかると思いますけど,エッジのα64Kの通信ポート経由でネットをする場合,PRIN(プリン)という機能を使ってプロバイダとの契約無しに簡単にネットが出来ます.ただし,1分15円と少々値が張るので注意が必要です.

 実際に使ってみたんですが,Panasonicの独自ブラウザというだけあって制限がいろいろかかるものの,そんなに使い勝手は悪くありません.そりゃ,自宅で使うみたいに『複数のページをバンバン立ち上げてブラウジング』とかそーいう使い方は出来ませんが,携帯端末でそこまでする必要は無いと思うし,もしそういう場合になってもSDカードにHPを保存することができるので,回線を切ったあとでもHPを観ることが出来ます.

 ただ,さっきも書いたとおり液晶パネルがデカいので,『満員電車の中でポケットから取り出してネットでニュース検索』とかそーいう使い方には向いてません(と思います.いや,無理すればできるかも知れないけど).最低でも『電車のシートに座って』とか,そういう風に使うことをオススメします.喫茶店とかでヒマ潰し程度に使うのには最適です.画面デカいし.

 5.テレビが見れる
 これは僕が密かに期待していた機能.これで会社の昼休みにタモリが見れる!(笑)

 ……

 …………とまぁ,現時点ではこんな感想になります.これから使い込むにつれてちょっとずつこのナビの特性が分かってきて,いろいろ良い点/悪い点が見えてくるのだと思いますが,今現在の総評はコストパフォーマンスは最高だと思いました.こんなに安い価格でこれだけの機能が手に入って,しかもそこそこ使えるっていうのがかなり気に入りました.文句無しにオススメなんですが,僕の周りの人は比較のために別のナビを買って欲しいなぁとか思います(^^;.僕の知らない,どこか遠くの人がこのHPを見ているのであれば,かなりオススメのナビです.


 連絡くれた方々,今はちょっと時間が無いのですが,いずれ返事をします.すいませんすいません…….

 あ.そうそう.ネタをバラしておきます.実は,今週の内容は,先週の『仕事のやり方とは何か?』というのを引き継いで,その辺を熱く問う内容にしようと思ったんですけど,ナビを買ったためそんな考え吹っ飛びました(笑).

 その内容っていうのが,ベストセラー本『The Goal -企業の究極の目的とは何か-』の内容をなぞらえて『技術者とは何か?』という内容を書こうと思ったんですが…….まぁ,機会があったらまた,って事で.小難しい話は書くのが大変なんで.


12/10

 忘年会の通知メールの参加者リストの中で,『ゆに宮(暗黒)』と括弧書きで紹介されたのですが.どうなんでしょう?(どうにも)

 つーわけで先週はいろいろ大変でした.先週の金曜日に製品の出荷だったもので.それにあわせて一応仕事していたんですが,全員の足並みが合わない合わない(^^;.もーシッチャカメッチャカって感じでしたよ.他の会社もそうかなー,とか思っていろいろ聞いてみたんですが,同じようでもあり違うようでもあるようです.

 一番違うのは,他の会社は『足並みが合わないのを改善しようとしている』点かな…….

 あぁっ,また暗黒面が表に…….

 ……

 …

 うーん,今週は浅草に行って雷門とか仲見世通りとか草加せんべいとか揚げまんじゅうとかを食べつつ,そして最後は神谷ビールで『電気ブラン』(知る人ぞ知る超有名な日本国産の酒.神谷ビールでしか扱ってないらしい)を飲んできたのでそれを書こうと思ったんですが,それよりも茶摘田と車の中で話した会話の方が重要な気がするのでそっちを書きます.暗黒全開です.

 ちなみに,以下の内容は実際の内容を元に作ったフィクションです.ご了承を.

・継続的改善プロセス

 友人を青梅に送った帰り道.青梅街道を茶摘田の車で走っていたときのこと.車の中は僕と茶摘田,会話の内容は例によってお互いの仕事の愚痴ばかり.

 「最近どうよ?」
 「うーん,ちょっと大変かなー」
 「俺もー」

 という身のない会話を一通り繰り返した後,不意に茶摘田が口を開いた.

 「そういえばさー,この前大変なことが起こっちゃってさー」
 「どんな?」
 「実は,うちらの会社って外部からの製品を評価したり,場合によってはその製品を作ったりしてるんだ」
 「ほほぅ.」
 「で,その『評価』と『製作』という2つの仕事があって,当然『製作』の方が『評価』よりも,客先からお金をいっぱい取れるわけだ.」
 「そりゃそうだ.モノを評価するのと製作するのじゃ,かかる時間も費用も雲泥の差だからな.」

 茶摘田がカーオーディオの音量を少し下げた.

 「で,ウチの会社に外部から入った人がいるんだけど ―あぁ,そのひとはまるっきり素人ってわけじゃなくて関係会社から出向,みたいな感じできたんだけど― その人が,『評価』と『製作』をごちゃ混ぜにした仕事を取ってきちゃったんだ」
 「え?どういうこと?」
 「つまり,『評価』をする仕事だったのに,その人の取ってきた仕事の内容見ると,『製品を評価して,ダメだったところを直す』という項目があったんだ.」
 「ほほぅ.」
 「仕事を取ってきたのは良いんだけど,その仕事が,なんつーか,『なぁなぁ』でとって来ちゃったんだよね.」
 「その外部から来た人って,『評価』と『製作』の区別は知っていたの?」
 「うーん,実のところ,ウチの会社全体がその区別が結構曖昧だったんだよ.うちらに発注してくるお客さんは『評価』を依頼してくるんだけど,ウチの会社って結構評価してダメだったところを直すところまでやってしまう,っていう習慣みたいなものがあったんだ」
 「そういう習慣が前からあったのに,なんで今回……」
 「あぁ,習慣みたいなものはあったんだけど,それでも今までは『評価』と『製作』の曖昧な境界線があって,それで上手くバランスが保たれていたんだ.でも,今回のケース(その関係会社から来た人がとってきた仕事)はその曖昧だった境界線を大幅に越えちゃってたんだよね.」
 「なるほど.」
 「それが問題になってさー.」
 「『評価』と『製作』にかかる費用とかって,どれくらい違うの?」
 「ぜんぜん違う.『製作』は一から物を作ったりするから一概には言えないけど,だいたい40倍くらいの金額の差がある」
 「そんなに!?」
 「だから,『評価』と『製作』を曖昧にしたままだと,ウチの会社,潰れちゃうんだよね.」
 「確かにそうだな……」

 車は赤信号で止まり,車内にはしばしの沈黙が流れた.青になり車が動き出すと,再び茶摘田が口を開いた.

 「で,俺,部長に言ったんだよ,『『評価』と『製作』の境界線が曖昧なままだとヤバイんじゃないですかね?』って.もちろん飲み会の席で言ったんだけど(笑).」
 「まぁ,シラフじゃ言えんわな」
 「そしたら,その部長がやる気になっちゃって,『じゃぁ,その『評価』と『製作』のガイドラインを作ろう』って言い出したんだ.」
 「へー,そりゃすごいな」
 「だろ?一番下っぱの意見を聞くなんて,なかなかできないよな.」
 「うん.」
 「それから毎日会議だよ.そのガイドラインを作ろうって.」
 「大変そうだよなー」
 「本業+その仕事だからな」
 「で,そのガイドラインの出来はどうなの?」
 「いちおう雛型みたいなものは出来たんだけど,まだ煮詰めてないからね.それを来年の4月までに完成して,来期から使おうっていう話の流れになった.」
 「すげーな」

 僕は感嘆の声をあげた.飲み会の席とはいえ,自分の意見が通ること,そしてそれを実行に移す上司が居ることがとても羨ましく思えた.聞けば,その部長はいわゆる『昼行灯』で,とてもじゃないけど仕事をしそうにないのだが,そのときばかりは茶摘田も見直したらしい.

 成功談ばかりだとなんだか面白くないので(をい),ちょっと意地悪な質問をしてみた.

 「でもさー,その“関係会社から来た人”って面白くないんじゃない?だって,自分のせいでそんなガイドラインを作ることになったんでしょ?」
 「あぁ,その人,自分が原因だって気づいてないみたい」

 ちっ,当てが外れた…….

 「でもねー,その人ひどいんだよ」
 「ひどい?」
 「例えばさー,『評価』の仕事をやっているときだったんだけど,その人,評価の途中で何か自分が納得行かない結果が出たら,止まっちゃうんだ」
 「へぇ」
 「別に,止まって考えるのはいいことだと思うんだよ.でも『評価』の項目は何十項目ってあるんだし,それを限られた時間で終わりにしなくちゃいけないんだ.それなのに,なーんかその人は立ち止まっちゃうんだよねー」
 「あぁ,そういう人,僕のところにも居る.評価の途中で気に入らないところが出てきたら,そっちばっかりに行っちゃう人.」
 「あぁ,やっぱり居る!?そういう人.」
 「もしかして,その人って結構技術のスキルが高い人なんじゃない?」
 「あぁ,それも同じ.“関係会社から来た人”はそれなりに技術はあるみたい.」
 「あと,そういう人って言っている事がわけ分からないよね.人に情報を投げるときに,分かりやすい形で与えない.」
 「そう!その人が作った報告書って,もう何がなんだかわからないんだよ.会議のときとかもその人が発表しているのを部員全員がしかめっ面で聞いている.」
 「そして,そういう人って自分の持っている情報を他の人と共有したがらないよね.」
 「そう………うわ,マジでピッタリ,その通りの人だよ.」
 「ウチの会社にも,そういう人が居るわけよ.」
 「なんだ,どこも同じような人が居るね……」
 「同じ人は居るもんだね…….」

 と,ここで茶摘田の家に着いてしまったのでここで会話は終わった.お互い,似たような人が職場に居るんだなぁとか思い,そしてそういう人によって迷惑がかかっているんだなぁとか思った.この会話の後,僕は上記の“関係会社から来た人”のような人間にはなるまい,と自戒の念を強めたものだ.

 ……しかし,冷静に考えてみると,日本の技術はその“関係会社から来た人”のようなやり方で支えられてきたのも事実だろう.でも,そのやり方で経済が破綻しかかっているのも事実…….あぁっ,何がなんだかもうわからーん!というわけで結論は書かずに終わり.


 茶摘田の職業を上手く隠したつもりだけど,やっぱりバレちゃいます?まぁ,本名じゃないし,どんな関係の仕事なのかも書いてないから大丈夫だと思うんだけど…….ヤバかったら速攻消しますんでそん時は連絡を.

 業務連絡:
 ・僕の正月の予定は決まってません.予定を立てるヒマもないです.
 ・スノーボードの予定も決まってない…….ちなみに,まだキャリアもつけてないし,スタッドレスタイヤも買ってないです.スイマセンスイマセン…….


12/4

 すいません,今週はお休みさせてください.

 本当なら『ハリー・ポッターと賢者の石』を観にいってきたのでその感想でも,と思って気合を入れて書く予定だったんですが,土曜日休日出勤したりとか,危うく日予備まで働かされそうになったりとか,月曜日も午前2時まで働いたりとかいった,地獄の閻魔様もビックリな強制労働の刑に処せられているので,身動き一つとれません.

 『ハリー・ポッター』についてはいろいろ書きたかったんだけどな…….


 これだけ働いても,ダメな物はダメだと思った(一番下っぱの目から見て).ウチの会社の技術力は何処へやら……(ちょっとだけ愚痴を).


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