腹水


腹水は水分が腹腔内(おなかのなか)にもれ出てたまったものです。肝臓の機能が低下すると腹水や浮腫が起こりやすくなります。その量は多い時には数リットルにもおよびます。

症状
たとえるとカエルのお腹のようになります。お腹に水分が貯まっていくため、尿の量も減りその分体重が増えます。足がむくみやすくもなります。また、腹水の影響でおならの出も悪くなる事もあります。

診断と治療
 超音波検査(エコー)で腹水は確認できます。
腹水の治療は

1. 安静(肝・腎に流れる血液の量を増やす)

2. 食事療法(一日5g以下の塩分制限)

3. 薬物療法(利尿剤の投与)

日常生活の注意

 1. 日頃から塩分の摂取を控えめに薄味を心がけましょう

   (指示がない限り水分制限はありません。)

 2. 力んだり、重いものを持たない。

 3. 腹水の増加は体重に表れます。日頃から体重測定(出きれば腹囲の測定も)を習慣づけ体重の変動に気をつけましょう。

もどる