視野障害で発見された脳下垂体腫瘍
58歳女性のNさんは、目が見えづらい事に気がつきました。
両則の端が良く見えず、視野が狭くなった感じがして眼科を受診されました。
眼科では眼球の異常所見はなかったのですが、
視野検査で明らかな両耳側半盲(両則の耳側の視野が狭くなること)を認めました。
脳神経外科的な病気を疑われ紹介となりました。
MRI 上、脳下垂体に巨大な腫瘍を認めました。
腫瘍による視神経(視交差と言うところ)の圧迫で視野障害を起こしたものと思われました。
脳下垂体は脳下垂体ホルモンを出すところですが、ホルモン学的には明らかな異常は認めませんでした。
この患者さんは手術で腫瘍を摘出することになりました。
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