◎こんな症状があったら……
朝おきたとき、めまいや耳鳴りがして急に耳が聞こえにくくなったり、電話で相手の話がよく聞こえないので変だと思って気づいたりするのが突発性難聴です。
前ぶれがなく、原因も思いつかず、ある日突然に起こるのが特徴で、30歳から50歳の働き盛りの年代に多いといわれています。
・・・・・ドクターYも40代だ・・・やばい
◎難聴とは?
それでは難聴とは何でしょうか。耳が聞こえにくい状態にも2種類あり、突発性難聴は感音難聴ですが、一般的には治りにくいといわれる感音難聴の中では、早期治療で治りやすい病気です。
・・・・・・やっぱ早期治療だな〜
★難聴の分類
難聴===1.伝音難聴・・・・・・・・・・・・・・・でんおん?音が伝わること?
◎中耳や外耳が悪いため起こる
◎補聴器を使えば聞こえる
難聴===2.感音難聴・・・・・・・・・・・・・・・かんおん?音を感じること?
◎内耳や聴神経が悪いため起こる
◎悪くなる場所によつては、ことばがはつきり理解できないため、補聴器は効果のある場合とない場合がある
◎なぜ起こるのでしょう?
原因は、実ははっきりしていません。しかし、かぜ気味の時や、肉体的・精神的に疲れている時、あるいはストレスがたまった時などに起こりやすいことはわかっています。
そこで、内耳の血液循環が悪くなったり、ウイルスが感染することが原因ではないかといわれています。
・・・・・ドクターYもストレスたまってる。つかれてる。かぜもひくな〜
◎突発性難聴によく似た難聴
突然に難聴を起こす病気には下記のようなものがありますが、その中で原因不明のものを突発性難聴と呼びます。
特に似ているものに外リンパ瘻と聴神経腫瘍があります。
外リンパ瘻は中耳にある内耳との境の窓(前庭窓と蝸牛窓)のどちらが、あるいは両方が破れるために起こる病気です。
重い物を持ち上げた時や、りきんだ時、鼻を強くかんだ時、あるいは飛行機が上昇・下降した時とか、潜水した直後などに急に起こりやすいので気をつけなけれぱなりません。
一方、聴神経腫瘍は主に内耳道内の第8神経から発生する良性の腫瘍ですが、大きくなると脳腫瘍として扱われます。
突発性難聴のうちは聴10人に1人神経腫瘍ともいわれ、やはり注意すべき病気です。
・・・・・・10人に1人か〜多いな〜 注意、注意!
★突然に難聴を起こす病気
☆外耳道の病気=耳垢栓塞(耳あか)・外耳道炎
☆中耳疾患===急性中耳炎・滲出性中耳炎
☆内耳疾患===内耳炎・メニエル病・突発性難聴・外リンパ瘻・内耳梅毒・カナマイシンなどの注射後・ハント症候群
☆第8神経===聴神経腫瘍
☆その他====血液疾患・糖尿病・高血圧・妊娠産褥
◎とにかく早めに治療を受けましょう!! ・・・早め早め!
なんといっても体調をくずさないこと、ストレスを少なくするこが予防につながります。しかし、働き盛りの世代に多いということは、それがいかにむずかしいかを示しているといえそうです。
もし何か異常を感じたら、ほおっておかずにできるだけ早く医師の診察を受けましょう。2週間以内ならぱこの病気の約7割くらいの人の聴力がよくなりますが、それ以上たつと回復がむずかしくなります。早期の治療こそ最良の対策です。