緊張型頭痛について 日常頭痛のなかで最も多いものです。 1988年の国際頭痛学会の新分類では、緊張型頭痛の起こり方から、反復性発作性と慢性に分け、それぞれが頭部筋群の収縮(硬直)を伴うか伴わないかに分けています。 緊張型頭痛の特徴 頭痛の原因の7〜8割を占めます。 朝よりも疲れてくる夕方の方が症状が出やすいようです。 頭痛の程度は、軽度〜中等度で日常生活への影響は軽度です。 仕事は続けられることがほとんどです。 緊張型頭痛の原因 ストレスがあると、頭のまわりの筋肉が緊張します。 精神的なストレスと、身体的なストレスの両方で起こります。
緊張型頭痛は、筋肉や精神の緊張をうまく解消できない人に起こりやすいのです。 姿勢の異常などによる筋肉へのストレスにより、
緊張型頭痛の治療 緊張型頭痛はストレスが原因している事が多いので、治療としてはやはりストレスをうまくコントロールすることです。 精神的にも、肉体的にもリラックスする事が大切です。 それぞれにストレス解消法を持つことが大切です。 人それぞれストレス解消法は異なるはずです。 当然のことですが、 1.あまり根を詰めない。休憩をとる。 2.適度な運動(散歩、ジョギング、体操等)をする。 3.ひとによっては、入浴、アルコール、カラオケ等もストレス発散になるでしょうが、逆効果のひともあるでしょう。やりすぎてもいけません。 4.普段から姿勢に気をつける。 5.もちろん、指圧やマッサージも効果的だと思います。 薬物療法としては、湿布、鎮痛剤、筋弛緩剤、軽い精神安定剤、抗うつ剤等を併用します。 医師の診断のもとに、筋弛緩剤や精神安定剤なども上手に内服すると、少ない鎮痛剤で頭痛をおさえることができます。頭痛に詳しい医師とご相談下さい。 薬物だけではなく、生活習慣や環境を変えることが非常に大切です。 |