群発頭痛

群発頭痛

この頭痛は、いったん起こり始めると1〜2ヵ月間の間、連日群発するのが特徴です。ちょうど群発地震のような起こり方です。
群発期は年に1〜2回で、その期間が過ぎれば全く頭痛は起こりませんが、毎年のようにあるいは2〜3年に1回は群発頭痛が起こります。
片頭痛は女性に多くみられますが、この頭痛は20〜30歳代の男性に多いようです。群発頭痛は男性専科の頭痛といえます。

一側の眼がえぐられるような激しい頭痛が起こります。頭をかかえてころげまわるほどの強さです。

頭痛側に、結膜充血、流涙、鼻閉、鼻汁、前額部と顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫、などの症状が出ることがあります。


1回の頭痛は1〜2時間で自然に治ります。(片頭痛ほど長くありません


睡眠中に起こりやすい頭痛です。

明け方の痛みで目をさますことが少なくありません。
喫煙が関係していると言われています。

治療
お酒は避けます
群発期は、飲酒で頭痛が誘発されます。この期間は禁酒します。群発期が終われば、お酒が飲めるようになります。


ニトログリセリン(狭心症の治療薬)のような血管を拡張する薬も群発頭痛を起こします。
こういった薬を飲む必要のある人は、医師と相談してみて下さい。

発作時は酸素吸入が有効です。
発作時は鎮痛薬が間に合わないことが多く、酸素吸入がやはり効果的です。
病院に行って酸素を吸わせてもらいます。どうしてもということであれば自宅や職場に酸素ボンべを備えます。

予防する薬
群発頭痛をできるだけ起こりにくくするお薬もあります。副腎皮質ホルモン(ステロイド)やリチウム療法です。
これは病院で行う治療です。
決まった時間に発作が起こる人は、その1〜2時間前にエルゴタミンという薬を服んでおくと予防できます。

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