セロジネ インターメデイア(Coelogyne Intermedia)

  属名の意味は、ギリシャ語のくぼんだ柱頭。(coelo=穴、くぼみ + gyne=女、雌)

  セロジネはおよそ100種が熱帯アジアを中心に、北はシッキム、ネパール、南はセイロン島まで分布。樹上や岩上に着生。茎は細く這い、先端が肥厚して卵形の球茎となり、その先端に1〜4葉をつける。葉は楕円形。花茎は球茎の基部から生じる種と、若葉の展開とともに出てくるものがある。直立するか、垂れ下がり、1花ないし多花をつける。長い苞葉が蕾を包む。花は、小、中型、色は白、黄褐色、緑、サーモン、橙赤など。唇弁に黄、黒褐色の斑が入る。芳香がある種が多い。  

  写真の種は、Coel.cristata x Coel.massangeanaの属間交配種。1913年登録された品種。

  球茎は狭卵形、高さ8-10cm、互いに連なって密生し、2葉を頂生。葉は、長さ25-35cm、広線形。

  花茎は球茎の基部から生じ、弓状に下垂して4〜8花をつける。花径は6-7cm、雪白色、萼片、花弁とも披針形0.7 x 4cm、唇弁は中央に黄色が入る。春咲き。濃厚なにおいがする。

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