このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。

最近飲んだポムロールワイン(34)
Ch.Trotanoy 2001
Ch.Gazin 2001
Ch.Franc Maillet 1995,1994
Ch.Enclos Haut Mazeyres 1998


シャトー・トロタノワ 2001 2004年6月28日

2001年のポムロールもいろいろ飲んできましたが、今回はシャトー・トロタノワです。
最近何故かちょっと人気が無くなったような気がします。
ラフルールやル・パンなどに人気を奪われたのでしょうか?


濃く、暗いルビー色。
プラム、ブラックベリー、オーク、ビターチョコレート。
非常に解りやすく友好的なトロタノワ。
ミディアム〜フル・ボディ。
今飲んでも旨く、チャーミングでキュート。

ma note 92


シャトー・ガザン 2001 2004年7月17日

最近メキメキと品質向上しているシャトー・ガザンです。
そもそもペトリュスが畑を買うぐらい(1969年に5ha)ですから
ポテンシャルは十分にあるシャトーです。

裏ラベルより。2001年シャトー・ガザンの生産本数は70,667本。
メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン5%。



暗いルビー。
タールを感じる。が、少しブショネ。
黒いイメージのポムロール。
本日のボトルは正式に評価出来ず。
ma note 86-91?


シャトー・フラン・マイエ 1994、1995 2004年12月16、17日

久し振りです。5ヶ月間さぼっていました。その間、全くポムロールを飲まなかったのでは無いんですが、
ゆっくり腰を据えて構えて飲んでなかっただけでした。

フラン・マイエはペトリュスから東へ、そう遠くないサンテミリオンとの境界辺りに畑があります。
この辺りのワインは結構、安くて美味いポムロールがあります。
例えば、フラン・マイエ、チボー・マイエ、ヴィユー・マイエ(最近所有者が変わったようです。)などです。



フラン・マイエ1994
結構熟成した色です。少し煉瓦色を帯びています。
香りも熟成感のある湿っぽい香り、きのこ、そして少しカビ臭が感じられます。
その他、豆を煮詰めた香りとピーマン香も感じられます。
上質な酸があり、ミディアム・タイプです。
時間が経つと少しアトラクティブになりました。
エレガントなポムロールです。

ma note 84

フラン・マイエ1995
明らかに1994年とは色の濃さが歴然としています。ボトルから透かして見てもはっきりと解ります。
赤みが強い比較的濃い色です。
香りは最初は閉じて色気を感じないのですが、
あとからミネラルやタールそしてフルーツの香りが出てきます。
まだまだタンニンがあり、あと数年寝かせた方がいいかもしれません。
ミディアム〜フル・ボディ。
良く出来たポムロールです。

ma note 87


シャトー・アンクロ・オー・マゼイル 1998 2005年2月9日

フランス旅行中、ボルドー→パリのTGVで飲んだポムロール・ワインです。
ちょうど4人の向かい合わせの席でテーブルを出し3人でデギュしました。

あまり馴染みのないシャトーですが、面積は8.5haと比較的大きく、
場所はポムロールの西側ちょうどSFCNの線路近くに畑があります。
シャトーの歴史は古く1764年から現在まで至っています。

栽培されている品種はメルロ80%、カベルネ・フラン15%、マルベック5%です。平均樹齢30-40年。
収穫は手摘み。醗酵及びマセラシオンは3-4週間。
熟成はアリエ産のバリック(新樽30%)にて18ヶ月間です。



ややオレンジのエッジがありやや薄めの色。
乾燥したハーブ、腐葉土、枯れ葉、雨水にさらされた木などの熟成香に
ブルベリージャムの果実香。ちょっと未熟のチェリー(まだ青くてすっぱいさくらんぼ)のようです。
1998年にしては熟成感があり、茎っぽさも感じられます。
価格はポムロールの生産者組合で24ユーロでした。

ma note 82


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