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1/1の夢 私は会議室のようなところに居ます。長机を前にして椅子に座っています。 部屋は全体に白っぽく、どこか灰色に陰っているようにも感じます。 向かい合わせで男性と女性が座っています。セールスマンのようです。 顔は覚えていませんが、どちらもスーツ姿で、20代後半〜30代前半だと思います。 私はその二人に、何か購入する契約を勧められていたようですが、私はハッキリ断りました。 すると、横から兄が助け船を出してくれ、その契約の話を思いっきり突っ撥ねました。 兄は私の左隣に先程から座っていたようです。 そして私達二人は部屋を出て行きました。 私は兄の後を付いて歩きながら 「どんな時でも兄は私の味方をしてくれるのだ」と感じ、とても幸せな気分でした。 そのまま二人で買物に行きました。エスカレーターで地下に降りて行きます。 日用品売り場のようです。 私と兄は、紺色のリュックと水筒のセットを見ながら「これ良いね」と楽しそうにしていました。 私には死んだ兄がいるので、その兄が登場してき
たのかとも思ったんですが、 ▼ Q 1 夢に出て来た兄は、むしろ例の「彼」
に似ているような気がします。
会議室のようなところにいるのですから・・・意見や考えを述べる場とい うことになります。 同時に相手の反応や表情を気にしながら・・・自分の意志決定をするとい うこと。
相手をしているのが男性と女性の2人組。あなたも・・・お兄さんといっ しょで2人。 あなたがしようとしていることは購入する契約を「断る」ということ。 ハッキリと断ったのに・・・お兄さんが登場す るのは・・・断るということが苦手だから?
ところで・・・あえて夢の中に・・・契約場面をもち込んで断っているの ですから・・・ 不本意ながらも・・・「購入」という偽りの意 志表示をあなたが示したということになります。 言いかえると・・・相手の思惑に従ったり・・・その気もないのに要求に 応じたり・・・ 期待にそってそれらしく振る舞ったり・・・嫌なことなのに我慢している ことが度々あったということ。
いずれにしても・・・契約という場に居合わせているのですから・・・ あなたは身近な人間関係において・・・誤解されやすい紛らわしい「意志 表示」をしているということのよう。 なぜなら・・・「不必要な購入」は・・・相手 との関係を良好にするための「犠牲的な支払い」を意味していますから。
断ったのですから・・・あなたは取り繕いの「対人関係」を・・・どうに かしたいと感じているみたい。 お兄さんの登場は・・・どのような役割を果たそうとしているのかはっき りしませんが・・・ 偽りの「意志表示」を無効にし、解消するため の特定の行動パターンを象徴しているのかもしれません。 つまり・・・いったんは相手の要求に応じているのに・・・契約という責 任が生じる段階になると断り・・・ 別の場所で「購入」するという矛盾した行為を日常的に行っているかもし れないということ。
エスカレーターで地下に降りていったのは・・・過去の「あなた」にそもそ ものきっかけがあるから。 緑色のリュックと水筒セットから連想されるものがいったい何なのか? それがポイントになりそう。 購入の契約を断って・・・買物に行ったのです から・・・別のものが欲しいということのよう。 つまり・・・あなたが表向き欲しいと思っているものと・・・本当に欲し いと思っているものは違っているということ。 反対に・・・欲しくないと思っているものの中には・・・欲しいものがあるということも意味しています。
さて・・・お兄さんのことを・・・例の「彼」に似ているように感じてい ますから・・・ お兄さんの行動を「彼」に置き換えて考えてみると・・・事情がはっきりしてくるかもしれません。 「彼」がしたことは・・・あなたの味方をしてくれたことであり・・・ 日用品売り場へあなたを連れて行き・・・あなたの欲しいものを見つけてくれたということのよう。 それが・・・リュックと水筒のセット。背負っ て出かけるものですから・・・「義務」ということかもしれません。 何らかの義務を・・・彼とともに背負うことを・・・「これ良いね」と・・・あなたは思いたいようです。 あなたは・・・味方が欲しかったのです。そのために・・・何らかの義務 を受け入れたということなのでしょう。 by エリカ
▼ @セールスマンとのやりとりをこれまで経験したことがありますか? >街を歩いていて、化粧品のセールスに呼び止
められた事があります。二回ぐらい。 Aあなたはハッキリと断っていますね。 >あの・・・半年も前の話なんですが・・・。 Bお兄さんはいくつで亡くなられたのですか? >兄は亡くなった時、21歳でした。私が12
歳で小学6年生の冬でした。 Cお兄さんがいなければ・・・断ることができない感じでしたか? >いえ、断れたと思います。断固拒否する姿勢
でいましたから。 D夢の中では・・・とても若いと感じていますね。 >その時期ですと、進学を含め、将来の事で少
し不安定だった頃だと思います。 E兄は彼に似ていると感じていますね。どうして・・・そう思うのでしょ
うか? >夢に出て来た兄は、体型が実の兄より、彼の
方に近かったです。 F紺色のリュックと水筒のセットを欲しいと感じてるのは・・・ >二人とも良いと思っていたようです。 G紺色のリュックと水筒のセットは・・・何に使うためのものでしょう? >リュックと水筒なら、ハイキングに行くのか
もしれませんが、 H大人としての責任を果たしていないことや・・・ >「出来る事なら、子供扱いして欲しい」と
思っています。 Iいまのあなたにとって・・・味方がほしいと思うときはどんなときです
か? >Hの回答に書いたような事があった
時・・・。 >では、診断しますね。
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夢診断のポイント
は、欲しいものは日常の中にあるということ。買ったのですから・・・すでに手元にあるはず。
→相手の売り込み であるセールスマンの誘いは・・・はっきりと断ったけど・・・ 結局のとこ ろ・・・「彼」の後をついていき・・・欲しいものに気づいて・・・買ったということ。 目の前に示され たものが気に入って・・・自分なりに確信し・・・手に入れたということですね。 リュックや水筒 から連想されるのはハイキング。遠出ではなく・・・公園に出かける感じなのですから・・・ 共通の目的 と・・・仲間との時間の共有・・・そして一体感が欲しいということ。それが・・・ボランティアなのかも?
→2時間のドライ ブ。嫌悪しているのは・・・馴れ馴れしい「タッチ」 ボランティア仲 間である男性からの得体のしれない「誘い」 「化粧したほう がいいとか」・・・「もったいないよ、そんな恰好してちゃ」という飲み会での会話。 「タッチ」しな いで・・・誘わないで・・・余計な会話をしないでということのよう。 14〜15歳の子どものままだか
ら・・・「女性」ではないということ? 「彼」にも・・・そうあって欲しいわけ?
by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
あたたかで幸せな感じを夢で味わっているのは・・・現実がどちらかとい うと淋しいものだからでしょう。 あなたは・・・何を購入したいのかが本当はわからないままでいるようで す。 欲しいものであっても・・・現実に手に入りそ うになると・・・なぜか嫌になってくるのかもしれません。
遠くで見ているのはいいけれど・・・接近しすぎると拒否反応を示すの は・・・自分が壊れてしまうから。 壊れてしまうと感じるのは・・・愛されてこなかったからかもしれませ ん。 この夢は・・・そうなるそもそもの原因が14〜15歳の頃にあったこと を伝えています。 そして・・・あなたが恐れているのは・・・お 兄さんと同じ道筋を歩んでしまうのではないかということのよう。 つまり・・・引きこもって・・・相手からの接触を絶つという手段を選択 すること。
14〜15歳の頃に・・・あなたは「女性」であることを拒否し・・・自 分の身体を嫌悪しましたね。 膨らんだ胸に耐えられないで・・・小さく見せようと締め付けました。 いったい・・・誰の視線をいちばん意識 し・・・嫌悪したのでしょうか? 14〜15歳の頃なら・・・父親かも?
なぜ・・・自分が女性であることを・・・それほど嫌うのでしょうか? そして・・・一方では・・・「彼」の存在に心ときめくのでしょうか? 同時に・・・彼からの接近は拒みたいという気持ちをもっていますね。な ぜなら・・・既婚者だから。 あなたは・・・愛してくれる、叱ってくれる「お父さん」が欲しかったの ですが・・・その感情を無視してきましたね。 浮気ばかり繰り返し・・・家庭をボロボロにさせた「父親」を・・・拒絶 しました。 自殺騒ぎを起こしたり、家の中で暴れたりする「兄」には・・・冷たい態 度をとり続けました。 なぜなら・・・そうすることで・・・どうにか心のバランスが保つことが できたから。 もちろん・・・「彼」との関係も同じ。気になるけど・・・無視しなけれ ばならないということのよう。 悲しいことですが・・・無視と拒否と拒絶 が・・・男性に対するあなたの唯一の選択だったのでしょう。
愛を差し向けてくれるはずの「父親」を・・・憎まなければならない状態 が続いて・・・ そして・・・浮気という「セックス」関係が醜いものであることを・・・ 母親から聞かされてきたのでしょう。 そんな環境で・・・「女性」になりつつある自分を汚いもの、醜いものと 嫌悪し・・・ 「性」を意識させるものを「拒絶」することで・・・あなたは生きてきた ということかもしれません。
この夢は・・・14〜15歳からもう一度やり直してみてはどうかと伝え てきています。 日常的なものごとの中に・・・幸せを感じさせ るものがあるから・・・探してみなさいということ。 そうすることで・・・あなたが仕方なく選んでいるいまの生き方は・・・ キャンセルすることができるかも? by ふむふむ
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▼ ▼ 【Reflection】 この夢の「きっかけ」となったのは、何でしょうか? 点滅する「記憶」です。はっきりしません。前回の夢報告から、5日たっています。 まず、年末ですから、この夢見者の場合、自宅で過ごしていることでしょう。 となると、過去の体験からということになります。 前回の夢では「もやもやとした感情」が引き継がれるのではないかと感じていました。 そうであるなら、以下の2点となります。 「痛みが残っていること」 と 雑事の「停滞」 夢は最近の記憶から、古い記憶へと「連想」をつないでいきますから、 半年前に、「ボランティア仲間」が車で、夢見者を送迎するという事態があります。 「夜遅いから心配してくれるのだろう」という夢見者の思いに対し、 肩や足を触ってくる、タッチするという不快な経験がありました。 3、4年前には「街頭でのアンケート」で、化粧品の「購入」にかかる「契約」を クリーニングオフして、内金を返還してもらっています。 勧誘の言葉そのままなら、ありがたいことですが、 実際のところは、何かしらの「隠した思惑」があって、夢見者から奪い取ろうとしています。 このことに、夢見者は「強い嫌悪」を感じており、事実として認識もしています。 「痛みが残っている事態」として、前回の夢を引きずるように、展開されていくはずです。 とすれば、点滅している記憶は、「痛み」と「雑事」に関するものです。 そこで「登場」するのが、「兄」という存在。「痛みと雑事」が兄のイメージ。 今回の夢で、「兄」の存在が夢見者より、提示されました。 父の連れ子であり、9歳年上。姉もいて7歳年上。 生まれつきの身体的な不具合もあり、「部屋に引きこもる」、「自殺願望」があって、 精神病院の入退院を繰り返し、21歳のときには、列車に飛び込んで死んでしまいます。 兄を嫌っており、兄の存在自体を「仕方の無い」ことだと受け止めています。 同じ屋根の下で生活している「連れ子の兄」は、 家族という「組織」に損傷を与えるものであり、 「引きこもり」という「やっかいさ」を夢見者にもたらしています。 すなわち、「痛み」であり、「雑事」なのです。 この部分で「点滅」しているのでしょう。 それでは、「弱いつながり」の記憶は、何でしょうか? 共鳴によって、浮かび上がってきた事態です。「契約」ですね。夢見者をしばりつけています。 クーリングオフの「記憶」が、持ち込まれたものと考えてよいでしょう。 夢の中で、夢者は14〜15才。大人になっていく「身体」 その「身体」を「嫌悪」していました。この「嫌悪」という部分で「共鳴」したのでしょう。 過去の記憶から、引き出されたのは「兄」でした。嫌悪の対象です。 「兄」という立場で登場しましたが、「憧れの彼」であると夢見者は述べています。 「嫌悪」の対象として、「憧れの彼」を代替させたいうこと。 自分の脇に並ばせて、相手と交渉する。向かい合わせの「男女」のセールスマン。 「男女」双方を納得させて、契約を解消させなければなりません。 となれば、ここでの「契約」は、「結婚」ということになります。 「結婚」という「契約を破棄」したい、「破棄」させたいという構図です。 なぜなら、「憧れの彼」を女性として愛したいから。 「兄」の行動は、夢見者を満足させました。 突っぱねたからです。それだけではありません。 夢見者のために、「買物」に付き添ってくれます。 この部分が、不可解です。奇妙です。奇妙さは、複数の感情が「合体」したもの。 ここでは、「嫌悪」と「幸せな気分」です。 14〜15才の「夢見者」が感じていたのは「成長への嫌悪」 女性としての自分を受け入れることへの「拒否」、 それが「憧れの彼」を隣において、「幸せな気分」を味わっている。 マイナス感情とプラス感情の同時成立。「強いショック」です。 ショックを与えることで、「拒否」が、それなりの「解消」へと向かうということです。 これが、夢のやり方。記憶を変えるのです。 再構成された「記憶」は、夢見者の「生きづらさ」を減らしてくれるはず。 紺色のリュックと水筒のセット。遠足にでもいくのでしょうか。 2人で「買ったもの」ですから、何かしら「計画」があるということかもしれません。 セールスマンとの「契約」を破棄しておいて、別の「買物」をする。 つまり、「結婚」という契約を破棄させて、 別の買物である「不倫」をするという「計画」がリハーサルされているのかも。 だから、幸せな気分なのでしょう。夢に倫理はありません。 悩む必要など、さらさらありません。そうであったら、どれほどいいことかと「夢想」しているのです。 この「兄」の夢から、次の夢においては、 さらに過去へと、夢見者の「さまよい思考」は展開されていくことになります。 「生き直し」のためには、段階ごとにクリアする課題があります。 |
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