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1/3の夢 私はタンスの引き出しから、ブラジャーを探しています。 でも、どういうわけか数が足りないのです。 私は変だなぁと思い、そんなに一度に洗濯に出しただろうかと焦っていました。 ふと、左隣の部屋を見ると、 母がお祝い返しか何かでもらったハンカチのセットらしき物を整理していました。 私はハンカチを結んでブラジャーの代用にしようと考え、母に駆け寄りました。 ハンカチは大小二枚ありました。大きい方は赤とピンク、キティちゃんの柄が入ってます。 小さい方は緑をベースにした黄色の細かい水玉模様です。 私は小さい方を今日の分として貰い、大きい方は「明日で良いや」とケースに押し戻しました。 すると母はそのケースごと、紙に包んで捨てようとしました。母はゴミの整理をしていたのです。 私はハンカチが捨てられてしまうと思い、母を止めました。 母は「だってお前、要らないんじゃないのか」という意味の事を言い残し、部屋を出て行きました。 私は紙を広げました。畳1畳〜2畳分くらいはあろうかというほど大きな紙です。 ゴミが散らばっていました。何故か生ゴミのような感じの物まであります。 私はハンカチを探しましたが見つかりません。 諦めようとしたところ、また母が「探せばあるだろう」というような事を言いました。 私は「だって無いもん」とふてくされ、部屋を出、洗面台の前まで来ました。 「あれ?こんなところに洗面所なんかあったか?」と思いましたが、 すぐに「ああ、今まで洗濯機で隠されていたのかな。 洗濯機は母ちゃんが移動させたのかな」と考えました。 私は足元が気になりました。 床は木なのですが、何処かベコベコと、腐っているんではないかと思えるような頼りなさなのです。 床が抜けてしまいそうなほど酷くはなかったのですが。 そして、ふと気付くと、洗面台の蛇口からは水が流れ出ていました。 「私、出したっけ?」と思いながら右後方の風呂場を見ると、こちらも蛇口から水が流れていました。 「ああ、母ちゃんが風呂に水溜めてたのか」と思ったところ、風呂桶から水が静かに溢れ出しました。 私はいつの間にか会社にいました。 3年ぐらい前に、転勤になるまで勤めていた事務所です。 給湯のところにいました。すると、7歳年上の仲の良い先輩がやって来ました。 私は彼女を「ねーさん」と呼んでいます。 「あれ?ねーさん?」そう思ったところで目が覚めました。 最初に舞台となった家は、私が小学校を卒業する
少し前あたりから、 ▼ Q 1 「紙の上に散らばっていたゴミ」と
「洗面所や風呂場から流れ出る水」が気になってます。
日常の生活の中では・・・ブラジャーのような「下着」は他人には見せな いものですから・・・ 知られたくない秘密や隠しておきたい本音・・・触れて欲しくない無防備 で傷つきやすい「心」を表します。
つまり・・・ブラジャーがないということは・・・ あなたの「壊れやすい部分」が外部にさらされている状態であり・・・ 触れて欲しくない部分に・・・じかに入り込まれてしまうかもしれないと いう「危うさ」を意味します。
「タンス」にあるはずのブラジャーがないのですから・・・探さなければ なりません。 でも・・・全くないということではなさそう。数が足りないということな ら・・・あるものを使えばいいのに? どうして・・・「ハンカチ」の代用品を使うこ とを・・・あなたは選んだのでしょうか?
ブラジャーの代用品をどうにか準備した「あなた」でしたが・・・ そのハンカチさえもゴミとして・・・母は捨てようとしましたね。 「要らないんじゃないのか」と言い・・・さらには「探せばあるだろう」 と言っているのですから・・・ 母親が・・・あなたの知らない間に・・・ブラ ジャーを始末したということを「ほのめかしている」みたい。
あなたは・・・母の「仕業」だということに・・・少しずつ確信をもちは じめているようです。 なぜなら・・・洗濯機で洗面所が隠されていたということを発見し・・・ その洗濯機は・・・母が移動したのだと推測しているのですから。
当然のことながら・・・洗濯機にはブラジャーが入っているはずでしょう し・・・ 隠されていた洗面所には・・・真実を映し出す「鏡」があるということに なっているのでしょうから。 つまり・・・真実を隠し・・・あなたの「無防 備な部分」に直接触れて・・・傷つけてきたのは「母親」だということ。
ところで・・・床が腐っていて・・・足元が頼りないのは・・・あなたが 自立していないから。 その原因は2つあるということかもしれません。 ひとつは隠されていた「洗面台」から流れ出る 水であり・・・もうひとつが「風呂桶」から溢れ出す水ということ。 どちらも・・・母親が関わっている場所ですから・・・水を止めるのは 「母親」であるべきなのですが・・・ 放置されたままになっているので・・・あなたは・・・自分がするべきこ とと受けとめてしまったということ。 しなくてもよかったことを・・・あなたは「母親」の代わりに引き受けた ことが・・・そもそもの間違いだったのかも?
さて・・・転勤になる前まで勤めていた事務所が登場してきたのは・・・ 母親とあなたの関係と・・・ある意味で類似する・・・うまくいかない 「対人関係」があったからかも? もし、そうなら・・・先輩である「ねーさん」は・・・あなたの実際のお 姉さんの代役ということになりそう。 そこに・・・現状を切り開く何らかの「ヒント」を・・・夢は提示してい るということになるのかもしれません。 by エリカ
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こんにちは。うららです。ここから担当します。
@はじめてブラジャーをしたのは、いくつの頃ですか? >えっと・・・よく覚えてないのですが、 Aこれまでの生活の中で・・・ブラジャーが紛失したことがありました
か? >いえ、実際に紛失した事はないです。 B母親の「だってお前、要らないんじゃないの」というセリフに対し
て・・・ >「要らないわけじゃない、今は必要じゃなく
ても、いずれ使うんだ。」 Cハンカチが見つからないので・・・部屋を出ると洗面台がありました
ね。 >膨れっ面でむくれていますが、泣き出しそう
な表情です。 D自分のブラジャーは誰が洗濯していましたか? >洗濯物は母が週末にまとめて洗濯してくれて
います。 E洗濯機は母親が移動したのではないかと思っていますね。 >洗濯機ごと、母が粗大ゴミに出してしまった
のかもしれません。 F洗面台の蛇口からも・・・風呂桶からも水が溢れ出しています。 >最終的には理性で判断して止めたのだろうと
思いますが、 G転勤することになったのは・・・どういうわけがあってのことですか? >以前、その事務所に勤めていた女性が寿退社
する事になったんです。 Hあなたには実際に7歳違いのお姉さんがいましたね。 >「姉貴は24歳になる頃、一人暮らしを始め
たんだ。親が離婚するのと合わせてね。 I自分の感情がコントロールできない気分になるときがありましたか? >彼の事を好きだと気付いた時は、勿論コント
ロールできなかったんですが・・・。 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、母親が洗面所を隠したのは・・・真実を映し出す
「鏡」をあなたから奪いたかったから。
→隠されていた「洗面所」は・・・あなたの女性性の成長を見えないよう にしてきたということ。 洗濯機の後ろにあったのですから・・・不浄なものとして・・・汚れた ものとして・・処理されてきたのかも? 洗面台の水はずっと出ていたのに・・・放置されていたのですか ら・・・無駄に流れたということ。
→転勤する前の事務所が出てきたのは・・・上司とのうまくいかない関係 が・・・ 母親とあなたの関係とイメージ的に重なっているからでしょう。縛りつ ける無理な関係だったのですね。 そんな関係も転勤を境に・・・状況は変わりました。そこに現状を変え る「ヒント」があるということなのかも? by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
代用するハンカチの細部が鮮明なのは・・・そこに特定のイメージを感じ ているから。 一般的に・・・緑のベースに黄色の組み合わせは・・・一時の幸不幸に左 右されない強さを表し・・・ 赤とピンクの色の結合は・・・母親への怒りや・・・愛情と性の問題を抱 えていることを意味します。
小さい方を今日の分とし・・・大きい方を明日の分としたのは・・・ 原因と結果の順序性を意味し・・・時間の経過とともに問題が極大化して きたことを示します。 つまり・・・あなたは「不幸」に耐えているう ちに・・・愛情や性に関する問題を抱えてしまったということなのでしょう。
母親は・・・あなたのブラジャーの代用品である「ハンカチ」を・・・ゴ ミといっしょに捨てました。 さらには・・・ブラジャーが入っていることなどお構いなしに・・・粗大 ゴミとして洗濯機ごと捨てたのかも? そんな風に・・・あなたの「女性性」は・・・ 母親に扱われてきたのかもしれません。
さて・・・ブラジャーをしまい込んでおいた洗濯機を移動させたた め・・・ 迂闊なことに・・・洗面所を隠していたことが・・・あなたにばれてしま います。 しかも・・・だらしなく・・・水を出したままにしていたのは・・・「母 親」自身だということもはっきりしました。 床がべコベコと腐っているのは・・・あなたのせいではなく・・・母親が してきたことだということ。 あなたが・・・自立できないのは・・・母親が あなたの「自立」を妨げているからなのです。
夢の舞台設定は・・・前半の夢では・・・離婚する前に住んでいた家であ り、母親が登場し・・・ 後半では・・・転勤する前の事務所であり・・・お姉さんの代役である 「ねーさん」が登場しています。 離婚する前の家では・・・水があふれ出ていて・・・床が台無しだという ことに気づき・・・ 転勤する前の事務所では・・・仲のよかった「ねーさん」の存在を思い出 しています。 実際のお姉さんは・・・離婚と同時に一人暮しをはじめています。 「離婚・転勤」という変化に対応する2つの異なるイメージが・・・ここ で・・・ひとつにつながりましたね。 つまり・・・自立したいのなら・・・変化を求 めて・・・一人暮しをしてみてはというメッセージのようです。
実際問題として・・・一人暮しをするかどうかは「あなた」が決めること です。 現状を・・・あなたなりに分析し・・・どうすればいいのかの方針を明確 に立てるべきでしょう。 もし、お姉さんとしばらく会っていないような ら・・・相談してみるのも・・・ひとつの方法かもしれません? by ふむふむ
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▼ ▼ 【Reflection】 N「兄」の夢から、さらに過去へと、 夢見者の「さまよい思考」は展開されていくことになるだろう と予想しました。 夢ステージとして用意されたのは、 「小学校から高校 2年になる春ごろ」の家であり、両親が離婚するまで住んでいた家。 夢見者が「ブラジャー」に関するエピソード記憶を語っていますから、「弱いつながり」の記憶ということになります。 それでは、「新奇な体験」の記憶は、いったい何か? 母と「バイク」の件について、「お前、好き勝手なことばかりでして、 負担になっていると思わないのか」という会話でしょう。 夢見者は、ブチ切れてしまいます。実際、どのような行動をとったのかはっきりしませんが・・・。 この「負担になっている」という言葉を引き出したことを、「大変、嬉しかった」と感じてもいます。 母の真意が露わになった。 露わになった部分は、ゴミ整理し ていた母の 「1畳〜2畳分くらいはあろうかという大きな紙」という表現。 ブラジャーの代用品で ある「ハンカチ」は、ゴミとして処 分されたのです。 「代用品」でさえ、ゴミと同等の扱いを受けてい たということ。 何の「代用品」だったのか、そうですね「母」の代用品な のです。 だから、「母」自らが、ゴミとして処分しているのでしょう。自分のものですから。 夢見者は「母の代用品」にすぎないのです。 勝手に生きられては、面倒な存在なのです。 それを一言で「負担になっている」と 母は暴露したので しょう。 洗濯機がなくなって、後ろに隠れていた「洗面台」が突如出現します。 女性らしさを「発揮」す るところが、隠されていた。隠していたのは「母」 「女性であることを認めない」のは、自分以外の女は、浮気の対象者と 見ていたからでしょう。 夢見者の他にも、腹違いの「姉」がいます。 父は3 人の「女」と暮らしながら、 他の女と浮気を繰り返すという「日常」を 続けていたのですから。 さて、洗面台の蛇口から水が流れています。 風呂場の水も流れていて、やがて風呂桶から溢れ出してしまいます。 知らない間に、「放置」され、「無駄」にされたものが あったことに気づきました。 そうですね。夢見者の「女性性」は放置され、無駄なものとして扱われてきたのでしょう。 夢見者は、「生き直し」のために、この夢を創り出していま す。 分岐点となる「過去の出来事」が実際はどうであったのか、それを見つめています。 その視点は、「転勤になる前の事務所」へと転換されました。 そこでも、「同じよう事態」が あったことを振り返っています。 ※事務所の上司とうまくいってなかった。目の敵にされているんじゃないかと感じた。 ※筋違いの注文を付けてくることもあったが、勤めているのだから、従わなければならないと思っていた。 ※自分に言い聞かせて、無理な注文にも従おうとして、段々と無理が出てきてしまった。 7才年上の「ねーさん」は実際の姉の「代替」 風呂場から、連想つながりの「給湯」の前にいたときに、登場 してきます。 実際の姉は24才の時、一人暮らしを 始めています。 両親の離婚と同時にです。姉にとってはチャンスだったはず。 実の母でない「継母」といっしょにいる必要はなくなりましたし、 戸籍上の「家族」である夢見者からも解放されることになったのですから。 兄はすでに亡くなっているし、「一緒にいなければならない」理由がなくなったということです。 それなのに、母と一緒に居なければならない「夢見者」 「何故」と感じた瞬間が夢の中であったのでしょう。 「あれ?ねーさん?」というセリフとともに、夢見は終了する ことになります。 「生き直し」のた めには、段階ごとにクリアする課題があります。 何をクリアしたの でしょうか。 足元の床がペコペコと腐っていましたね。頼りなさが感じられます。 床が抜けてしまうのではないか、ぎりぎりのところです。 ギリギリのところで「一人暮らし」をすべきなのではないかと気づいたという部分です。 「負担にならない」という判断からではなく、「いっしょにい る必要はない」という決断で す。 決断するという課題を 成し遂げるための夢だっといえるでしょう。 次の課題は何なのか? |
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