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* * * 読書雑記(2001年) * * *
今年のトリは「白い犬とワルツを」テリー・ケイ著となりました。売れて
いる本だけあってなかなかしみじみと読める本でした。
竹田エリ著「私立T女子学園I」が最終回となってしまいました。
なかなか楽しめる漫画だったので終わってしまったのは残念です。
武田了円著「21世紀日本は再起する」どこまで信じるかは読む人次
第ですがなかなか問題の書です。この手の本はまず出回らないので、
入手するのも大変です。旧著はすべて入手困難です。井沢元彦の著作
に違和感の無い人には一読お勧めです。
友人に借りた「ザ・ゴール」エリャフ・ゴールドラット著を読了しま
した。小説仕立ての経営学とでもいうべきジャンル不明の名著です。
大部ですが読みやすくて判りやすいのでもっと読まれても良いと思い
ますが、あまり評判を聞いたことがありません。
宮部みゆき著「ぼんくら」読了しました。ベスト10に入れたい所で
すが、宮部ワールドは外れがないので今回は入れるのを控えました。
岡野玲子のコーリングを読み始めましたがこれも味わいがあります。
今年の読書はめでたく100冊を突破しました。
呉善花の著作「日本人を冒険する」「「反日韓国」に未来はない」の
2冊を続けて読みました。日本人が気付かない日本人の良い所、韓国
人との考え方の違いにある背景など中立的な立場で述べていて好感の
持てる著述です。国籍に関わらずすべての人にお勧めです。
マンガの「陰陽師」の作者である岡野玲子の未入手だった出版本をす
べてオンラインで注文しました。オンラインでは在庫があれば漏れな
く一週間ほどで入手できるので、探し回る手間が大幅に省けます。
漫画本だけで2万円以上の支払いがちょっと辛いです。
宮部みゆき「R.P.G」「天狗風」が続けて文庫で出版されてすぐ
に読みました。不思議なことに宮部みゆきの著作にはあたりはずれが
まったくありません。どれも安心して読めます。あと読んでいないの
は「ぼんくら」くらいですね。次の著作が楽しみです。
マンガの「陰陽師」を読み始めました。これはなかなか凄い本です。
今までの百鬼夜行とはまったく違う百鬼夜行がここにはあります。興味
の有る方にはぜひともお薦めの一冊です。
宮部みゆき著「模倣犯」はさすがに読み応えがありました。寝る前に
読んでいるとつい読みすぎて寝不足になるのだけが困りものです。
「アマゾン河の博物学者」がやっと読み終えました。大著で読み切るのも
大変ですが良い文学作品に仕上がっていると思います。
「バターはどこへ溶けた?」もなかなか面白い読み物でした。「チーズ」と
併せて読んで自分にとってそれぞれの良いところを取り入れれば良い
と思います。どちらも主題ははっきりしているし読みやすいのでお薦
めです。既に「バター」以外にもパロディ本が出ています。
それにしても「バター」も「チーズ」も400文字/ページ×90ページ
くらいしか無い薄い本ですが、下記の「アマゾン河の博物学者」は何と
1200文字/ページ×500ページほどもあります。
「アマゾン河の博物学者」は大部なのでまだまだ読みきれません。一方の
「模倣犯」は噂通りの良著です。じっくり読んでいるので、こちらも
まだ読み終えるまでしばらくかかりそうです。
高任和夫著「架空取引」もなかなか読み応えがありました。他の著作
も読みたいのですが、なかなか本屋に置いてありません。また、イン
ターネットで注文しないと入手出来そうにありません。
「リサイクル幻想」文春新書は新しい観点からリサイクルをとらえた恰好の読み
物となっています。個人的にはこのようなリサイクルの方向性に対して、
かなり共感できます。「私のエネルギー論」文春新書などに比べても一歩
先を見ている感じがします。単に原発に反対して太陽エネルギー利用や、
はては文明否定論みたいな議論が主流の読みものより大人の議論です。
みなさん、「チーズはどこへ消えた?」を読んで活力をつけましょう。
世間でもかなり騒がれていますがやはりお薦めです。3週間ほどかけ
てやっとあの有名なチャールズ・ダーウィンの大著「種の起源」を読み終えまし
た。もうとっくの昔に古びてしまった古典だと思っていましたが豊富
な写真入りで現在出版されている「新版図説種の起源」を読むと、や
はり偉大な思想だという事が判ります。「種の起源」執筆時には現在
の遺伝子学や大陸移動説、メンデルの法則などは判っていなかった事
を考え併せて読むと更に感慨深いものがあります。豊富な例証が眼目
です。名前だけ聞いていて今まで読んだことが無いという人が多いと
思いますが、本屋で立ち読みしてみる価値はあります。
「アフォーダンスの心理学」は心理学と名前が付いていますが、内容は哲学
や自然科学にまたがった幅の広い分野を統一的に取り扱おうとした本
です。内容は少し難しいですが心理学の新しい方向性かもしれません。
宮崎市定著「論語の新研究」という本を読もうと思って大分前に買っ
てあるのですが、なかなか読み始められません。とうとう岩波文庫か
らこの本が2分冊になって出版されました。「論語」読み下し解釈の
新旧比較文が載っている本がお奨めです。
「日本が嫌いな日本人」がいるかと思うと、その一方で「日本を勇気
づけよう」と的確なアドバイスをくれる韓国人がここにいます。今月
の一押しです。また、最近読み始めた小笠原京の時代物は宮部みゆき
の時代物の楽しさと互角と言っても間違いでない、確かな読み応えが
あります。いずれの著者も残念ながらさほど人気になっていないため
旧著はいずれも書店に並んでいませんが、インターネットの「本やタ
ウン」で注文すれば、一週間ほどで入手出来ます。おすすめです。
去年は通勤時間が延びた影響で読書量が増え、年間100冊を超えま
した。それにしても積みっぱなしで読んでいない本がまだ多数ありま
す。今年は未読の在庫をぜひとも減らしたいと思います。
気に入った本があったら読んでみて下さい。
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