月刊短波2026年4月号(第3版)
編集 赤林隆仁 時間 JST
◎Atlantic 2000が4月の特別放送 3版新規
フランスのAtalantic 2000は2026年4月11日(土)の17:00-18:00にドイツChannel
292より6070及9670kHzで特別短波放送をを実施する。なお同時にストリーミング音声はhttp://radioatlantic2000.free.fr上でも流れる。(Atlantic
2000 4/8)
◎AOKI List A26版公開 3版新規
インドのAlokesh Gupta氏によると、A26版のAOKI
Listが公開されている。https://www1.m2.mediacat.ne.jp/binews/ut/xt/xta26.zip。
(WORIG 4/8)
◎Iran International
TVのA26スケジュール 3版新規
英国のIran International
TV(サウジアラビア系)は、A26では以下のスケジュールで放送している。送信所は短波がブルガリアのKostinbrod、中波がアルメニアのYerevan-Gavar。
13:00-24:00 17900
13:00-04:00 15730
04:00-13:00 5890
05:00-13:00 9525
05:00-08:00 1395
(BDXC "Communication" April 2026 via WORIG 4/7)
◎Radio Kuwaitペルシャ語放送を中断か? 3版新規
英国のRihards Millers氏は、現在17:00-19:00に7250vkHzで出ているRadio
Kuwaitのペルシャ語放送をモニターしていたところ、2026年3月19日以降はペルシャ語放送(3月1日より再開していた)に代わってFMの99.7MHzで国内向に放送している同局の英語放送が中継されていることを確認した。放送ではイランからの攻撃に対して対する防護方法や緊急連絡先が多国語で繰り返し放送された。また3月28日にはペルシャ語ではなくアラビア語放送が行われていた。(BDXC
"Communication" April 2026 via WORIG 4/7) Radio Kuwaitの短波放送は1日1波1回でこの放送だけです。
◎BCLファンの情報誌 ABC50’s
No18・あーゆぼーわん No13発行 2版新規
秋葉原BCLクラブより、「BCLファンの情報誌 ABC50’s No18・あーゆぼーわん
No13」(2026年春号)が2026年3月31日に発行され、pdf版の公開が開始された。今回も「ABC50’s」と「あーゆぼーわん」の合本(45ページ)となっている。内容は以下の通り;
□「ABC50's No.18」:●国内民放局のベリカード発行中止に関する考察、●ベリカードの中の風景9
東京都北区(北区臨時災害FM局きたくりんさい なな・なな いち)、●BCL旅日記 2025年1月~9月、●ハムフェア2025
「マネシタラック研究会」で見つけたもの、●AMゲルマニウムラジオの楽しみ、●令和7年度コミュニティ放送局再免許、●書籍紹介。
□「あーゆぼーわん No.13」:●RNEI、●FMISと修善寺温泉界隈、●BCL猫クロちゃんとラジオ、●原稿募集、●会員募集/今号の表紙。
秋葉原BCLクラブHP(https://abc50s.net/)からpdf形式でダウンロードできる。 (秋葉原BCLクラブ 伊藤 晃氏)
表紙写真は大山山頂の秦野市側にあるFM横浜の送信鉄塔

◎Radio Nova
Internationalが短波試験放送を開始 2版新規
英国のMike Terry氏によると、英国北アイルランドの旧海賊局Radio Nova
Internationalが短波による試験放送を開始する。2026年4月5日より毎週日曜日の19:00-01:00に9530kHzで行われる。欧州向本放送は5月3日開始予定としている。また更に北米向の計画されている。(WORIG
4/3) ルクセンブルグのJunglister送信所から1kWでの送信と思われます。
◎Radio
SE-TA2が第17回目の特別放送
2版新規
ドイツのRoger
Thauer氏によると、同国のRadioSE-TA2は第17回目の「Letts go Rock n Roll」の放送を以下の様に行う。
4/4 17:00-18:00 6195 (Nauen)
4/6 17:00-18:00 6115 (Waldheim)
4/7 18:00-19:00 6195DRM (Waldheim)
(WORIG 4/2)
◎Reach Beyond Australia
A26より日本向放送を拡充
Reach Beyond
AustraliaはA26スケジュールを発表した。日本向放送はB25と比べて拡充され、新たな日本語番組も放送されることになった。日本向放送の内容は以下の通り。毎日07:30-08:00
17650、20:30-21:00 15460kHzで何らかの放送が出る。新設日本語番組「Thank You For Being
Here」は日本のキリスト教牧師関根一夫氏(1949-)によるキリスト教番組である。
HCJB日本語放送 土・日曜 07:30-08:00 17650 土・日曜 20:00-20:30 15460
フレンドシップラジオ(B-Japan) 日曜 20:30-21:00 15460
いのちのみことば 火-木曜 07:30-08:00 17650
Thank You For Being Here(日本語)金曜 07:30-07:45 17650 土曜
20:30-20:45 15460
日本の歌(日本語)金曜 07:45-08:00 17650 土曜 20:45-21:00 15460
Wavescan(英語)月曜 07:30-08:00 17650
Air Jaron(英語)月ー金曜 20:30-21:00 15460
(赤林)
◎新たな対北放送「Korea Link」の計画 NKHB~として実現
オランダのMax van
Arnhem氏が朝鮮日報の報道として伝えたところによると、韓国系米国人の宣教師で、かつて北朝鮮で735日間拘束されたことのあるKenneth
Bae氏は2026年3月3日、北朝鮮向の新たな対北放送「Korea Link」を設立することを発表した。非営利団体のNew Korea Foundation
Internationalと45の韓国市民・宗教団体が共同協会を形成して寄付を募る。既に共同協会は周波数を確保している。当初は短波放送を開始し、中波放送の実現も目指している。放送で統一を指向することで、北朝鮮の国民を解放するのが目的である。同氏は2012年から2014年まで北朝鮮で「敵対行為」で逮捕され、15年の重労働刑を言い渡されたが、2014年11月に米国と北朝鮮との交渉により釈放された。原記事はhttps://www.koreatimes.co.kr/foreignaffairs/northkorea/20260204/former-n-korea-detained-missionary-kenneth-bae-seeks-radio-channel-broadcasting-to-north。(WORIG
3/4)
◎新たな対北放送NKHBが始動
韓国の北東亜細亜放送研究会によると、新たな対北放送NKHB(New Korea Hope
Broadcasting)が、米国系韓国人の宣教師Kenneth
Bae氏(배준호、1968-)によって2026年3月16日より開始される。氏は北朝鮮に2年間抑留された後、韓国で人権擁護活動を行ってきた。放送局の本拠地はソウルになる。放送は台湾の淡水送信所(200kW)から以下のスケジュールで朝鮮語で行われる。
月・水・金 02:30-03:00 5920
火・木・土 23:00-23:30 9470
(WORIG 3/12) 23:00からの放送はA26では7200kHzから変更されました。
放送開始音楽は「Do You Remember the First Time We
Met」、終了音楽は孫敬敏(ソン・ギョンミン、손경민)の「恵み」(은혜)で、何れもピアノ音楽である。局名は「ニューコレア希望放送」(뉴코리아희망방송)と言っている。(アジア放送研究会 山下透氏
on facebook) 母体の宗教団体はNew Korea Foundation Internationalで、連絡先は4048 Lakeland Ave.
N, #22171 Minneapolis,MN 55422. U.S.A.、E-mailは<info @
newkoreafi.org>。ソウルの支部は韓国서울特別市九老区京仁路643。放送は既に開始されたことが確認されています。放送局の宛先は<nkhb316 @
gmail.com>。
Kenneth Bae氏(Wikipediaより)

◎共同通信短波FAX放送ひっそりと終焉
日本のAkiyoshi
Teraoka氏によると、共同通信社から行われていた短波新聞FAX放送「共同ニュース」(コールサインJJC/JSC)が2026年3月31日ひっそりと終焉を迎えた。アマチュア無線家JM8GQRからの情報では、「鹿児島漁業無線局から一波で行われていた短波FAXによるニュースその他のサービスは3月31日を以て正式に終了する、現在利用中の船舶は船主を通じて衛星経由の配信に移行する手配をして欲しい」とのメッセージが配信された。(WORIG
3/31)
◎謎の"Number Station"V32の役割と状況
オーストラリアのMatt Francis氏が、Australian Financial
Reviewの報道として伝えたところによると、2026年2月28日の対イラン攻撃の数時間後に7910kHzで出現したペルシャ語の"Number
Station"について、米国CIAの元関係者は米国がイラン国内の諜報提供者と連絡を取る手段との見方を示している。インターネットも電話も遮断された中で彼等と連絡を取る手段は他にないからである。イラン側からと見られる妨害電波を回避するために周波数を数日後に変更した事からもその必要性がわかる。V32と命名されたこの暗号電波はペルシャ語によるものとしては、2001年の米国によるアフガニスタン侵攻時に出現して以来である。毎日09:00と01:00の2回約1.5時間放送されている。このような暗号放送に対しては諜報員の受信現場を押さえない限り妨害電波を出すしか有効な対応措置はない。なお他のCIA関係者の中にはイランの反体制派によるものという意見もあるが、少数派の反体制派が西側の国の承認なしでこのような暗号放送を実施できる可能性は低い。この放送に実効性はあまりなく、イラン政府に米国の諜報関係者が国内に多数いるという疑心暗鬼を煽るために行われている可能性はある。短波による暗号放送は古典的な方法だが今も昔と同じ位有効に機能するのである。(WORIG
3/11)
英国のRichard
Langley氏によると、同局は2026年3月21日早朝に周波数を元の7910kHzに戻した。(WORIG 3/21)
英国のAlan
Holder氏によると、同局は2026年3月25日の早朝以降7910、7842kHzの何れの周波数でも聞こえていない。米国にはこの通信手段が不要になったためか?(WORIG
3/28)
◎イラン向数字暗号放送についてのTV放送
米国のクリスCampell氏におると、話題となっているイラン向ペルシャ語短波数字暗号放送についてRFE/RLが3分間のビデオを作成し、YouTube上で公開した。https://www.youtube.com/watch?v=NlcIEmYfTmc。(WORIG
3/12) 西ヨーロッパのどこからの発信としています。
◎ペルシャ語暗号局の発信元を突き止める~ドイツ国内の米軍基地
ドイツのRoger
Thauer氏によると、ドイツのアマチュア無線家は短波で発信されているペルシャ語暗号局V32が地元ではフェーディングを伴わないで受信できることに着目し、携帯用の方向探知機を使用して電波がドイツ国内のBöblingen付近(Stuttgartの南西郊外)から発信されていると推定した。Böblingenには米国陸軍及び海兵隊のPanzer
Kaserne基地があり、多くの送信アンテナが立っているので可能性は高い。基地内には米国欧州・アフリカ海兵隊(Marine
Corps Forces Europe/Africa)、米国陸軍第10特殊部隊第一大隊の本部がある。(WORIG 3/20)
◎Voice of Nigeria短波送信所の再建
Franz
Bleeker氏が英国Guardianの報道として伝えたところによると、Voice of NigeriaのMallam Jibrin Baba
Ndace局長は2026年2月にNasarawa州を訪問した。同州Lugbeにある同局短波送信所の再建(250kW新短波送信機及びアンテナ)に関する訪問とされる。大統領の指示に基づき「アフリカ大陸最強の送信所を最新のデジタル技術で復活させる」としている。既にVoice
of NigeriaとConfax
Nigeriaの間で再建契約が結ばれているが、長期間放置されたことと、現在までに全く進捗がないことから実現には困難が伴うと予想されている。なおNasarawa州の知事は同地に中国資本による鉱山があることから、再建された場合には中国語放送の実施を要望したとのことである。原記事はhttps://guardian.ng/politics/2027-wike-commissions-radio-station-for-tinubus-re-election-campaign/。(SW
Bulletin 3/1 via WORIG 3/1)
◎北朝鮮向放送「しおかぜ」へ国連関係者がメッセージ
英国のMike
Cooper氏が、時事通信の報道として伝えたところによると、COMJANが主催する北朝鮮拉致被害者向放送「しおかぜ」で国連関係者のメッセージが放送されている。メッセージを寄せたのはWorking
Group on Enforced or Involuntary Disappearances(強制または強制失踪に関する作業部会)の副議長Grazyna
Baranowska氏、Office of the High Commissioner for Human
Rights(人権高等弁務官事務所)ソウル支所の所長James Heenan氏である。Grazyna
Baranowska氏は「拉致事件は残忍な現代犯罪であり、作業部会は沈黙を行動に変えて行く」、James
Heenan氏は「これらの恐ろしい事件に対して正義の立場から何らかの結論を求める義務がある」と述べた。4分間のメッセージは英語・日本語で放送されている。COMJANの荒木一弘委員長によれば、国連職員が民間の放送向に公式メッセージを提供するのは稀で、国連も拉致事件に取り組んでいるというメッセージを伝えて北朝鮮に国際的圧力をかけたいとしている。(WORIG
3/4) 日本語の原記事はhttps://www.jiji.com/jc/article?k=2026022800152&g=soc。
◎イランのTV放送ハッキングされる
英国のMike Cooper氏が、BBC
Monitoringの報道として伝えたところによると、2026年3月4日02:41頃、IRIBのTV放送Network 1とNetwork
2の衛星回線が一時ハッキングされ、ニュース内容が、トランプ大統領からの電話、空爆の映像、殺害されたイラン高官の映像、米国亡命中の皇太子Reza
Pahlaviによるメッセージ等が放送された。IRIBの国際英語ニュースチャンネルPress
TVは3月4日は通常のニュース速報を放送せず、戦争の動向等に関する報道番組を放送した。イラン国内のTV報道ではイランの報復行動、国家支援の葬儀や集会、民間人の犠牲のみが伝えられ軍や政府の建物への攻撃・被害については伝えられていない。(WORIG
3/4)
◎ベラルーシが廃止されたLatvian Radio 4の周波数で宣伝放送開始
英国のMike Cooper氏がBBC
Monitoringの報道として伝えたところによると、ラトビアはロシア語ラジオ放送Latvian Radio
4 (LR4)を廃止したが、ロシアを支援する隣国ベラルーシは空いたLR4の周波数に国営Radio
Belarusを移行してラトビアに対する宣伝放送を開始した。LR4が使用していたRiga本局の周波数107.7MHz等を中心にロシア語・ベラルーシ語だけでなく、英語、中国語など多言語による宣伝放送が行われ、ラトビアの首都RigaでもLR4に代わって受信されている。ラトビア政府はこれらを妨害することを考えたが、経済的に見合わないために断念した。(WORIG
3/6) これはFM帯の話ですが、NHK第二放送廃止後の中波でも起こる可能性??
◎イラン向反体制秘密放送
フィンランドのMauno
Litra氏によると、現在知られているイラン向反体制秘密放送は以下の通りである。言語はすべてペルシャ語。
22:30-23:30 火・金曜 Radio Barandazi 11945kHz
01:30-02:00 毎日 Radio Azadi 864kHz (Gavar送信所)
03:00-04:00 土曜 Radio Mellat-e Iran 9705kHz
(Issoudun送信所)
03:30-04:30 金曜 Radio Zaman-e Bidari 9705kHz
(Issoudun送信所)
04:30-05:30 毎日 Radio Zamaneh 6010kHz (Kostinbrod送信所)
上記の内Radio Barandazi(「監督」というような意味)の関連団体は「Iran Archism
News(復古イラン)https://t.me/s/iranarchismNews?before=84929という団体である。(BDXC
Communication March 2026 via WORIG 3/7)
◎スイス公共放送受信料値下げ可否国民投票~結果は否認
英国のMike
Cooper氏がswissinfoの報道として伝えたところによると、スイスで2026年3月8日、公共放送SBCの受信料値下げの是非を問う国民投票が実施された。世界一高いと言われる受信料を一世帯当たり年間335スイスフラン(約7万円)から200スイスフラン(約4.7万円)に引き下げるという政府提案に対しての賛否を問うものであった。その結果有権者の62%が引き下げに反対し、政府提案は否認された。投票率は56%であった。スイスでは右派政党からSRGの報道が左翼的であり、資金を縮小して弱体化すべきという提案が出され、反対派はニュース・スポーツ・文化報道の質が損なわれるとしていた。同国では2018年にも同様な国民投票が実施され、71%の反対で否認された。結果を受けてスイス政府は2029年までに若干引き下げて300スイスフランにする予定である。原情報はhttps://www.swissinfo.ch/eng/swiss-politics/swiss-vote-on-licence-fee-tax-reform-cash-and-climate/91045322を参照のこと。(WORIG
3/8)
◎最近のWorld Music Radio
英国のAlan Roe氏が、デンマークWorld Music
Radioのfacebookからの情報として伝えたところによると、同局の最近の状況は以下の通りである。
・Rander送信所では2026年3月10日21:00頃15700kHzのアンテナスイッチの不良が発生し一時的に同周波数での送信を停止中である。他の送信所から同じ部品を取り寄せて復旧する予定である。
・5930kHzは変調がかからない状態が数週間続いている。短期間で復旧できるように対処中である。
・新たな5G対応ルーターを注文中である。
・近い内に局の住所を変更する。Randersにある現在の住所は使用できなくなる。
(WORIG 3/10)
◎ARDXCの短波放送に関する見解(対イラン攻撃開始後の状況を受けて)
短波放送を法律で停止することはできない。短波放送は、ローカルサーバー、光ファイバー、携帯電話基地局に依存しないで伝わってくる。勿論国家のファイアウォールの影響を受けることはない。農村部や、爆撃を受けている都市、そして電池式ラジオだけで地下室に避難している人々にも届く。とにかく戦争状態の中でもちゃんと機能するのだ。(ARDXC
Australian DX News March 2026 via WORIG 3/10)
対イラン攻撃に関連した短波界の動きを紹介した後このように締めくくっています。
◎IRIBのオンライン放送Telebion復活
英国のChris
Greenway氏によると、イランIRIBのオンライン放送サービスTelewebcomが2026年3月11日復活した。同サービスはIRIBのTVチャンネル及びラジオ放送のストリーミングを流していたが、対イラン攻撃の開始以降アクセス出来なくなっていた。https://telewebion.ir。(WORIG
3/11)
Telebionの画面

◎正しく運営されていないUSAGM~会計やセキュリティー
英国のMice
Cooper氏がazcentralの報道として伝えたところによると、米国国務省監査官はKari
Lake氏が運営するUSAGMについて、会計上不適切な点を指摘しているにも拘わらず、評価に必要なデータの提供が数カ月間行われておらず判断不能であると2026年2月27日に発表した。また3月6日セキュリティー管理上の問題も未解決であると指摘した。会計上の問題としては2800万ドル相当の資産が実在することの証明や資金助成用に準備された3億2,600万ドルの使途が不明瞭であるとしている。原記事はhttps://www.azcentral.com/story/news/politics/arizona/2026/03/10/key-data-for-kari-lake-agency-not-available/89074121007/。(WORIG
3/11) トランプ大統領の命令によるUSAGMの解散が目的であったため、会計やセキュリティー担当も解雇したのでは?
◎USAGMの正式CEOにSarah B. Rogers氏指名
英国のMike Cooper氏がWashington Postの報道として伝えたところによると、Kari
Lake氏が違法にCEOを名乗って運営しているという理由で後継者を指名することを求めたWashigton連邦地裁の判決を受けて、トランプ大統領は2026年3月12日Sarah
B.
Rogers氏を正式なUSAGMのCEOとして指名した。Rogers氏は公共外交担当国務次官を務めているがその役割を継続したままUSAGMのCEOを兼務することになる見込みである。Rogers氏は民間の法律事務所で全米ライフル協会(NRA)や右派の団体の弁護に当たってきた人物で、2025年10月国務省に入省した。欧州の右派政党関係者とも密接な接触を行っている。Rogers氏が正式に就任するためには上院での承認が必要だが、正式承認までの期間は国務省管理・資源担当副長官のMichael
Rigas氏が暫定CEOを務めることになった。この動きに対してKari
Lake氏はトランプ大統領の命令に従って自分があまりにも効率的にUSAGMの解体を推進したため、これを阻み妬む「闇の勢力」(Deep
State)の陰謀にはめられたとして、自分にはUSAGMに残る資格があると主張した。訴訟の原告側は「VOAの世界的な存在感を回復し、法律で求められる通り、正確で客観的かつ包括的なニュースを提供し続けることができる」として政府が対応したことに賛意を示した。原記事はhttps://www.washingtonpost.com/business/2026/03/12/trump-kari-lake-sarah-rogers-voa/。(WORIG
3/12)
Sarath B. Rogers氏(Wikipediaより)

◎Radio Six Internationalが高出力中波放送開始
英国Radio Six InternationalのTony
Currie氏によると、同局は毎週日曜日の08:00-09:00にフランスRoumoules送信所より1467kHz(1000kW
325°)で「MIDNIGHT
RENDEZVOUS」という番組を放送することになった。英国、アイルランドだけでなく欧州全体でこの番組を聴くことができる。(WORIG 3/12)
フランスのChristian Ghibaudo氏によると、Tony
Currie氏は、「これには中波放送の有用性がまだあることを示す意味もある」と言っている。受信報告は<letters @
radiosix.com>へ、eQSLが発行される。(BDXC-UK iogr 3/6 via WWDXC TP 1648)
◎BBCが中東向ペルシャ語中波送信を更に強化
英国のChris Greenway氏によると、BBC World
Serviceは中東向ペルシャ語中波放送(従来Oman702kHz、Armenia-Gavar
1395kHz)に新たに720kHz(Cyprus)及び1296kHz(Tajikistan)を追加した。(WORIG 3/12)
◎IRIBアラビア語放送再開
エジプトのTarek
Zeidan氏によると、イランIRIBは中断していたアラビア語放送を2026年3月14日の18:00頃より11690kHzで再開した。以前は15135kHzで出ていた。(WORIG
3/14)
◎米国WEWN/EWTNのA26スケジュール
英国のAlan
Roe氏によると、米国WEWN/EWTNは2年振りにwebサイトを更新し、A26スケジュールを以下の様に公表した。
23:00-15:00 12050 (スペイン語)
04:00-15:00 15610(英語)
なお英語放送はこのところ行われていない。原情報はhttps://www.ewtn.com/radio/frequency-guide。(WORIG 3/14)
◎イラン戦争に伴いFCCが言論統制を強める~放送免許停止も
英国のMike Cooper氏が米国Washington
Postの報道として発表したところによると、米国FCCのBrendan
Carr委員長は、2026年3月14日、今後連邦機関が「フェイクニュース」と判断した内容の情報を流した放送機関の免許は取消または更新拒否とすることを発表した。Brendan
Carr委員長は2期目のトランプ政権で当初からFCC委員長に指名された。イラン戦争に関して米国に不利な情報を流した放送機関を対象とする見込みで「ホルムズ海峡における戦争の影響を政府が過小評価していた」と報道したCNN系の局などがその対象とされている。トランプ政権は政権に批判的なメディアに対する攻撃を強めており、それに歩調を合わせた措置と思われている。原記事はhttps://www.washingtonpost.com/business/2026/03/14/trump-carr-fcc-media-iran-war/。(WORIG
3/14)
◎イスラエルGalei Zahalが中波放送復活
イタリアのAntonello Napolitano氏によると、イスラエルの軍局Galei
Zahalが中波の945及び1287kHzを復活した。軍は中波放送を2026年3月1日で完全廃止するとしていたが、対イラン攻撃開始で計画が変更された模様である。(WORIG
3/14)
◎Voice of Palestineが一時945kHzに出現
3版新規
英国のDave Kenny氏がキプロスのSDRで確認したところによると、2026年3月17-20日現在パレスチナ自治政府の放送局Voice
of Palestine(Sawt al Filastin)が945kHzで放送されているのが聞こえた。しかしそれ以降はイスラエルの軍局Galei
Zahalが同周波数で聞こえている。(BDXC "Communication" April 2026 via WORIG 4/7)
パレスチナには中波送信機がないので誤送信か「乗っ取り」とも思われます!
◎中国局の改廃
・雲南省の雲南広播電視台は2026年3月17日01:00で教育広播(100.0MHz)、旅遊広播(99.0MHz)及びTVの小児チャンネルを廃止する。
・広東省の陽江旅遊環保広播(89.5MHz)は陽江綜合広播(91.6MHz)と統合することで、2026年3月21日01:00に廃止される。同時にTVの文化生活チャンネルも廃止される。
・山東省の菏沢単県都市広播(93.8MHz)は放送を停止した。綜合広播(88.8MHz)は継続して放送されている。元綜合広播が93.8MHzを使用していたが、88.8MHzに周波数変更された後も、都市広播の名称で93.8MHzで放送が出ていた。(小林放送局 3/8-14)
・ある聴取者からの情報では、河南省鄭州市滎陽にある第554送信所より中波のDRM放送が開始された。周波数1386kHz、出力60kWで、中国之声をそのまま中継している。
・広東省珠海の珠海資訊広播「百島之声」(別名「横琴之声」、91.5MHz)が2026年3月21日01:00で放送を停止した。昨年より閉局の噂が出回っていた。
・広東省汕尾の汕尾農村広播(91.3MHz)はTVの汕尾文化生活チャンネルととともに2026年3月23日で廃止される。
・黒竜江省牡丹江の牡丹江経済広播(91.6MHz)はTVの文遊教育チャンネルとともに2026年3月26日01:00で廃止される。(小林放送局 3/15-21)
・北京房山区電台(96.9/107.0MHz)は局のニックネーム「経典(クラシック)969」を廃止し、自局制作のクラシック音楽の時間を縮小してすべてのジャンルの音楽を放送することになった。更に朝の07:00-08:00には「中国之声」の中継を行うことになった。
・内蒙古自治区の内蒙古広播電視台は2026年3月25日03:00に経済生活広播(呼和浩特では101.4MHz)、評書曲芸広播(呼和浩特では102.8MHz)を放送停止する。また新聞広播(呼和浩特では95.0MHz)は漢語新聞綜合広播(呼和浩特では89.0MHz、675kHz、7420kHz、9520kHz)に番組を統合し1日の大半が同時放送となる。それに伴い漢語新聞綜合広播の開始時刻は06:00に繰り上げられ、全国向の「中国之声」中継の時間も増えて07:00-08:00となる。これは新聞広播を近日中に廃止するための準備作業と見られる。(小林放送局
3/22-28) 同局は9系統のラジオ放送を有していました。

◎モンゴル12085kHzで試験放送か?
ある聴取者からの情報では。モンゴルの国際放送用周波数12085kHzに、毎日10:00-10:35頃試験放送らしきものが発信されている。内容は「モンゴルの声」の日本語放送であったり、MNBの国内向第三放送(ウランバートルでは100.9MHz)であったり、無信号であったりしている。(小林放送局
3/15-21) 東京でもこの時刻無変調キャリアが確認されました。
◎BBCがAM放送2局を閉局
BBCはチャンネル諸島向中波放送2局を現地時間の2026年3月31日に閉局する。BBC Radio
Guernsey(1116kHz 500W)とBBC Radio Jersey(1026kHz 1kW)で、両局からのFM、DAB、Freeview、BBC
Soundsは継続される。理由は聴取者が減少する中で、中波送信機器が老朽化し、高額な維持費の捻出が困難となったためである。(小林放送局 3/8-14)
◎NHK World Radio Japan A26スケジュールについて
米国のJoe Hanlon氏は発表されたNHK World Radio
JapanのA26スケジュールについて以下の様に考察した。・アフリカ向英語放送が廃止され、英語放送は23:00-23:30
11880kHzの東南アジア向のみとなった。
・フランスIssoudun送信所から中継が廃止され、欧州からの中継はNauen送信所からの14:30-14:50のロシア語放送6165kHzのみとなった。
・太平洋向日本語放送05:00-06:00 9480kHzは八俣送信所からの直接送信となった。
・フランス語放送もフランスからの中継が廃止され、八俣送信所からの直接送信となった。14:00-14:20
21500、06:00-06:20 12060kHz。(WORIG 3/15)
◎イラン中波局の動き
イランIRIBの中波放送は開戦後大きく変貌している。一部の周波数を除き大半は受信されているが、異なった局が出ていることもある、また大半の局が同一番組を放送していることもある。またジャミングの代わりにIRIBの周波数をぶつけることも行われている。例えばIRIBのドイツ語、英語などの海外向放送が702、639kHzで放送されており、BBCのペルシャ語放送を妨害している。(Udun's
MW-Info 3/3 via WORIG 3/16)
◎USAGMの6送信所は正式廃止
ドイツのKai Ludwig氏がNew York
Timesの報道として伝えたところでは、上院外交委員会委員長宛てに送られた通知で、トランプ政権は2026会計年度末までにドイツBiblis、Lampertheim、タイUdon
Thani、Ranson、ボツワナSelebi-Phikwe、シブティDoraleの6送信所を正式に閉鎖する。これらの施設の今後は所在する国との契約や関係によって異なる。過去の例では、São
Tome中継局は通常に撤去・解体された、ギリシアThessaloniki中継局では利用価値のある設備を撤去した後施錠して放置された結果、送信所建物への侵入があり撤去されていなかった有毒物質PCBが外部に漏れ出す事例も起きていた。原記事はhttps://www.nytimes.com/2025/12/02/us/politics/trump-voice-of-america-overseas-offices.html。(WORIG
3/16) 6送信所計で高出力短波送信機31基、中波送信機3基が処分されます。
◎米国連邦地裁VOAの休職従業員の職場復帰を命令
英国のMike Cooper氏がWashington
Postの報道として伝えたところによると、米国連邦地裁のRoyce C.
Lamberth判事は、VOAの職員グループがUSAGMに対して起こしていた訴訟について、過去1年間有給休職状態に置かれている1,000人以上のVOA従業員を2026年3月23日までに職場復帰させるように上部団体のUSAGMに命じた。Kari
Lake氏によって行われた一連の業務縮小行為は連邦行政法に違反しているとの判断に基づく措置である。また2025年3月にUSAGM当局者が署名した、同局のポストを68に削減し、その他の役職をすべて廃止するという内容の覚書も無効とした。原記事はhttps://www.washingtonpost.com/business/2026/03/17/voice-of-america-firings-illegal-judge-finds/。(WORIG
3/17) 上級審で争われる見込みです。
◎BBC World Serviceデジタル化戦略が裏目に~聴取者数減少
英国のMike Terry氏が、The Registerの報道として伝えたところによると、BBC
World
Serviceが推進する「Digital-First」の方針が裏目に出て聴取者減少を招いている。同局はラジオやTVの放送メディアによる提供を縮小してSNSなどオンライン上の情報提供にシフトする方針であったが、最近の調査でオンラインでの同局聴取者は2021年に比べて11%減少して1億3100万人になったことが分かった。「Digital-First」の名目で同局が13言語のラジオ放送、6言語のTV放送を廃止し、人員削減を行っていたことが影響している。ある言語サービスでは聴取者数が63%減少したという。同局ではサービス削減で減少した約3000万人の聴取者がすべてオンラインに移行すると見ていたがその見通しが外れた。BBC
World
Serviceの運用資金は2021年と比べて約21%減少しているのでこの方針を推進せざるを得ない状況だが、英語および42の他言語で毎週平均3億1300万人の聴取者を持つ同局が今後も影響力を維持できるかどうか危惧する意見が議会の一部で出されている。原記事はhttps://www.theregister.com/2026/03/17/bbc_world_service_digital_pivot/。(BDXC
News via WORIG 3/18) 「放送を廃止してスマホを見るようにすれば良い」という訳には行かないのでは。
◎英国政府BBC World Serviceの資金を増額に
英国のMike
Terry氏がBBCの報道として伝えたところによると、英国の外務・連邦開発省(FCDO:Foreign, Commonwealth and
Development Office)は今後3年間BBC World Serviceへ年間1100万ポンドの追加資金提供を行い、前年度政府拠出額から約8%増額することを決定した。BBC
World Serviceの予算は過去4年間で21%削減されている。外務大臣は増額の理由について「BBC World
Serviceの聴取者の3/4はメディアの自由が殆どない国々の人々である。偽情報が跋扈する中、BBC World
Serviceは数億人に信頼し頼れるジャーナリズムを提供している。特に昨今のイラン戦争でそれが顕著である。」としている。背景として下院公共会計委員会委員長のGeoffrey
Clifton-Brown卿が同局の不適切なガバナンスや安易なオンライン移行に警鐘を発したことがある。原記事はhttps://www.bbc.co.uk/news/articles/cn0z0k7wdleo。(WORIG
3/19)
◎インドネシアRRIは今後DRMにシフト~短波は重視せず
ギリシアのZacharias
Liangas氏によると、インドネシアRRIは現在DRM方式によるラジオのデジタル化を推進している。2026年には「世界DRM総会」がインドネシアで開催される予定であり、これを機にRRIは放送予算をDRM施設に集中投資し、アナログ短波機器への投資は行わない方針である。Cimanggis及びPalangkaraya送信所は現在でも「部品の劣化」で悪名高いが、RRIは今後FM、DRM中波放送、衛星放送、オンラインストリーミングに集中する方針のため修理が行われる可能性は低い。同国の短波インフラは「計画的衰退」の状況にあるといえる。(WWDXC
TP 1648)
◎A26 HFCC調整会議の模様
HFCCのA26調整会議は2026年1月にマレーシアのKuala
Lumpurで開催されたが、それに参加したWRMIのJeff White社長は米国のGlenn Hauser氏に次のように話した。
マレーシアRTMが新規にAmpegon社製の2基の100kW短波送信機を購入・設置したことは話題となった。しかし驚いたことにマレーシア自体はこの会議に参加しておらず、今後の短波放送の方針について情報は一切得られなかった。但し会議に参加していたContinental社の技術者は、35km離れたKajang送信所にある3基の同社製(既設)100kW送信機の点検に向かい、修理が必要な箇所の確認を行った模様である。またAmepegon社はUSAGMのKuwait送信所に4基の300kW送信機を販売したが、これらはまだ未設置であるとのことであった。(WWDXC
TP 1648)
◎Radio For Peace
Internationalがイラン向に新規放送開始
カナダのVolodya Salmaniw氏によると、フランスのRadio For Peace
International (RFPI)は新たにTashkent送信所から15460kHzで、14:00-14:30にイラン向ペルシャ語放送を開始した。(WWDXC
TP 1648)
フランスのJean Michel
Aubier氏がRFPIから受取った手紙では、同局は更に02:00-02:30に9330kHz(100kW)でイラン向ペルシャ語放送を追加した。(WORIG
3/29) 9330kHzもTashkentからの送信と思われます。
ニュージーランドのThomas Witherspoon氏によると、RFPIはフランスGironde地方Aurosの薬局と牧草地の間にひっそりと佇む小さな家に拠点がある。人口600人のこの村から、ウクライナ戦争勃発時にクレムリンのプロパガンダに対抗するため短波ロシア語放送の制作を始めたのが始まりである。現在でも簡単なミキシング装置、コンソール、ヘッドセット、コンピュータしかないスタジオでSylvain
Clament氏がニュース速報と特集を織り交ぜた番組を週3回制作している。(NZ DX Times April 2026 via WORIG 3/31)
◎VOA関係者が「報道の自由」を巡り新たな訴訟
英国のMike Cooper氏がWashington
Postの報道として伝えたところによると、VOAのジャーナリスト達は2026年3月23日、USAGMとその暫定CEOであったKari
Lake氏及びその後任者に対して「放送局の編集独立を保護する法律」に違反したとする訴訟を起こした。原告には元VOA中央部門のディレクターBarry
Newhouse氏、南アジア・中央アジア部門ディレクターAyesha Tanzeem氏、朝鮮語部門長Dong Hyuk
Lee氏、ロシア語部門の元協力者Ksenia Turkova氏、PEN America、Reporters Without
Bordersなどが名を連ねている。法律違反の事例として以下を上げている。1)ペルシャ語放送部門に監督を送り込み、一部の報道を禁止、許可なくインタビューすることも禁止した、検閲に抗議した職員を解雇した。2)中国語部門にマネージャーを送り込み、大統領が国旗とともに勝利を宣言している「北朝鮮風プロパガンダ映像」を掲載させた。3)Kari
Lake氏が議会の公聴会で「編集権というファイアウォールを打破し、コンテンツの内容は自分たちでコントロールする、それは我々の外交政策と調和すべき」と陳述し事実を報道することを否定した。原告側は「番組で真実を誠実に報道しなければ、聴取者が自国ですでに聞いている政府の代弁者とVOAは何ら変わらない」としている。訴訟に対してUSAGMはコメントを拒否した。原記事はhttps://www.washingtonpost.com/business/2026/03/23/voice-of-america-lawsuit-trump-firewall/。(WORIG
3/23)
◎RFE/RLが更に2言語の放送を廃止~パシュート語・マケドニア語
インドのAlokesh
Gupta氏によると、RFE/RLは2026年3月31日で、パシュート語放送Radio
Mashaalとマケドニア語放送を廃止する。SteveCapus局長によれば、限られた予算の中での配分順位によるものであるとしている。(WORIG 3/24)
既報のようにブルガリア語、ルーマニア語の放送も同時に廃止されます。
(左) Radio Mashaal (右) マケドニア語放送Radio Slobodna Evropaのロゴ

◎6250kHzで流される「Tri Tankista」 ~日ソ戦の軍歌
ロシア軍の運用する6250kHzの無線局からは「Tri Tankista (Три
танкиста)」(3人の戦車兵)というロシア語の歌が繰り返し流されることがある。ドイツのRoger
Thauer氏によると、これは1939年に作成された日ソ戦に関した軍歌で、ソ連(現在ではロシア)の戦車部隊や国境警備隊で親しまれた歌である。歌の内容は3人の戦車兵(当時のソ連BT-7やT-26戦車は3人で搭乗した)が国境を越えてきた日本の「サムライ」を鋼鉄と炎、そして不屈の決意をもって撃退し、勝利を収めて祖国を守り抜いたというものである。1938年の張鼓峰事件(朝鮮、満州、ソ連が国境を接する豆満江・ハサン湖の間を巡る日ソの戦闘)、1939年のノモンハン事件(モンゴルと満州国の国境を巡る日ソの戦闘)を契機に作成されたものである。陽気な戦車行進曲として現在もロシア軍の軍事行事や退役軍人の集いで頻繁に歌われて、時に軍事短波無線で流される。(WORIG
3/28)
実際に6250kHzUSBで流されている模様はhttps://www.youtube.com/watch?v=HoD8QrbWfCoを参照して下さい。
◎NASB年次総会5/28-29に開催
米国WRMIのJeff White社長によると、北米の短波放送局関係者や短波リスナー向の「NSAB(National Association
of Shortwave
Broadcasters) 2026年年次総会」が2026年5月28-29日にアラバマ州Birminghamで開催される。今回の主催者はEWTN局を運営するWorldwide
Catholic Television Networkである。総会では元VOAのWhite House担当チーフ特派員Steve
Herman氏、短波送信機メーカーContinental Electronics社のCalvin Carter氏、WWCR局のBrady
Murray氏の講演が予定されている。また5月29日にはEWTN局Vandiver送信所のContinental社製500kW送信機と大規模アンテナ群の見学ツアーがある。参加は無料。詳細はhttps://www.shortwave.org/index.php/annual-meeting-info/を参照のこと。(WORIG
3/30)
◎VOA MuseumがHamvention対応で開館時間延長
米国のGlenn Hauser氏が「QRZ」の情報として伝えたところによると、オハイオ州にある国立VOA Museumは「2026
Hamvention」の開催に合わせて、2026年5月14-17日に開館時間を延長する。これはWest Chester Amateur Radio
Associationと共同で行うもので、5/14-16は毎日現地時間12:00-21:00、5/17は12:00-17:00に開館する。入場料は$10.0。同時にアマチュア無線局WC8VOAの運用も行う。「2026
Hamvention」の会場からは高速75号線または国道42号線を利用して短時間で行くことができる。展示内容等についてはhttp://voamuseum.org、アマチュア無線局についてはhttp://wc8voa.orgを参照のこと。Facebookでは「National
Voice of America Museum of
Broadcasting」で検索できる。なお通常の開館時間は毎週金・土・日のみ12:00-16:00である。所在地は8070 Tylersville Road,
West Chester, OH 45069、電話は+1
513-777-0027。原記事はhttps://forums.qrz.com/index.php?threads/voice-of-america-museum-announces-expanded-hours-for-hamvention.986402/。(WORIG
3/31)
◎林義晃氏死去
1960年代より日本のBCL界に貢献し、「BCL、海外放送リスニングのホームページ」(https://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLDX/)を主催していた林義晃氏が2026年2月初旬急逝した。79歳であった。氏はさいたま市浦和区在住で、高校生だった1962年頃からBCLを開始、1965年には日本短波クラブ(JSWC)に入会し、毎月のように受信状況や近況を提供していた。1974年には「JSWC浦和ミーティング」を主催・開催し、その後のBCLブームを支えた多くの人材がここに集結した。昭和大学薬学部の大学院を修了後は薬品業界で活躍するかたわらBCLを継続。日本BCL連盟発行「短波」誌のレギュラーライター(「オセアニア担当」)を務めた他、1970年代に行われていたラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)のBCL情報番組「BCLワールドタムタム」にも度々出演した。JSWCの会合、ハムフェア、日本語放送のリスナーの集い(最後の参加は2025年6月のHCJBリスナーの集い)等に毎回積極的に参加し多くのBCLと交友を深めた。またラジオライフ誌には日本語放送の情報を定期的に掲載していた。(赤林)50年以上BCLとしてお付き合いいただき、2026年1月まで毎月顔を合わせて情報交換をしていました。ご冥福をお祈りしたいと思います。
(左) 2025年9月のハムフェアにて (右) 1970年代後半「ラジオたんぱ」のスタジオにて
前列右端が林義晃氏、隣は当時「BCLワールドタムタム」のパーソナリティーであった川島千代子氏、後列左端は赤林。

出典略称
WORIG : World of Radio io group
WWDXC TP:World Wide DX Club Topnews
HCDX: Hard-Core-DX
JSWC: Japan Shortwave Club
トップページ