月刊短波2026年7月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間  JST

◎VOA朝鮮語放送が24時間放送へ 3版新規
 韓国の北東亜細亜放送研究会(朴世京会長)によれば、VOA朝鮮語放送は2026年7月13日より以下の様に1日24時間の放送を実施する。放送は火-土曜日(開始時間ベース)のみで送信所はTinang(250kW 21°)である。
 00:30-06:30 9950
    06:30-12:30 12140 (再放送)
    12:30-18:30 15120(同)
    18:30-00:30 12140(同)
 従来は00:30-05:30 9940、05:30-10:30 12130(再放送)であった。
(WORIG 7/10)

◎ドイツSM Radio Dessauが7月12/13日に特別放送 3版新規
 ドイツSM Radio DessauのMax Berger氏によると、同局は2026年7月12/13日に特別放送を行う。スケジュールは以下の通り。
 7/12 20:00-21:00 6095(Nauen 100kW) 6070(Rohrbach 10kW)
    7/13 03:00-04:00 11570(Erevan-Gavar 100kW)
(SM Radio Dessau)  受信報告はwebページ(https://www.smradio-dessau.de/kontakt/)より、印刷したQSLカードの郵送希望の場合は発行料として€1.25が必要。


◎RealMix Radioが6005kHzにQSY 3版新規
 フィンランドRealMix Radioのfacebookによると、同局は2026年6月20日より周波数を5950kHzから6005kHzに変更した。放送時間(開始時間ベース)は土・日曜の15:30-06:00である。(BDXC "Communication" July 2026 via WORIG 7/4)

◎Mighty KBCが北米向放送時間を一部変更 3版新規
 米国のKraig Krist氏によると、オランダのMighty KBCは7月第2週より北米向放送9455kHzの放送曜日と時間を変更する。従来月曜日の11:00-12:00であったものが、水曜日の09:00-10:00となる。周波数は9455kHz(WRMI)で不変。(WORIG 7/8) 他にWRMIからは欧州向、オーストラリア向が出ています。北米向の他の時間・周波数でも出ています。

◎調布のドップラー効果実験局信号を一時停止 2版新規
 米国のRon Howard氏によると、東京調布から発信されているドップラー効果実験局JG2XAの信号(200W)が5506/8006kHzともに7月より受信できなくなった。この件について担当の電気通信大学細川敬祐教授に問い合わせたところ、実験局の免許申請の関係で2026年7月2日より電波を停止しているとのことである。信号発射復活までに3-4ヶ月を要する予定であるという。(WORIG 7/4)

◎Radio Libertyの中波放送が復活 
2版新規
 
ウクライナのAlexander Miatlikov氏によると、2026年7月1日より、Radio Libertyのロシア語中波放送が1386kHzで復活した。リトアニアのRadio Baltic Waves(75kW)中継で03:30-06:30の放送である。この時間には従来BBCロシア語放送(03:30-06:00)及びRadio Ukraine Internationalロシア語放送(06:00-06:30)が中継されていた。これを報じる同局のHPはhttps://www.svoboda.org/a/33794621.htmlを参照のこと。(WORIG 7/2)

◎ブラジルRádio Nacional da Amazôniaが放送時間を縮小 2版新規
 
米国のPaul Walker氏によると、2026年7月1日よりブラジルのRádio Nacional da Amazôniaは放送時間を縮小した。同局を管理するEmpresa Brasil de Comunicação(EBC)の技術責任者Maoel Caetano氏によると、理由はエネルギーコストの上昇で縮小は少なくとも2026年いっぱい継続するとのことである。
 新スケジュールは以下の通り。
 11780kHz 現地時間の平日 16:45-05:00 現地時間の週末 18:00-03:00
 6180kHz 現地時間の平日 05:00-12:00 現地時間の週末は放送なし
(WORIG 7/1)

◎Rádio Nacional da AmazôniaがAI人工音声を採用
 
米国のRichard Langley氏によると、ブラジルのRádio Nacional da Amazôniaが英語アナウンスにAI人工音声をを使用している事に2026年6月17日の10:00頃に気づいた。ブラジル音楽の解説にAI音声が使用されていた。Vignon製のAIプラトフォームを使用している模様である。(WORIG 6/16)

◎Radio SE-TA2が7月6日に特別DRM短波放送 2版新規
 
インドのAlokesh Gupta氏によると、ドイツのRadio SE-TA2は2026年7月6日の18:00-00:00に特別DRM短波放送を欧州向に6195kHzで実施する。1時間の番組「Let’s Go Rock’n’ Roll」を繰り返し放送する。送信はドイツWaldheimにある非営利のDRM放送局Europasender Waldheim (ESW)の送信所(2kW 0°)によって行われる。DRMの形式はxHE-AACである。受信報告を歓迎する。受信報告の宛先は<se-ta @ web.de>である。(WORIG 7/1)

◎台湾国際放送夏のドイツ語直接送信特別放送 2版新規
 
台湾国際放送のドイツ語HPによれば、は2026年7月の毎週土・日・月曜(4/5/6、11/12/13、18/19/20、25/26/27日)の以下の時間に淡水送信所より直接送信でドイツ語の特別放送を実施する。
 02:00-02:30 15145
 02:30-03:00 11995
受信報告に対しては特別QSLカードを発行する。宛先は<deutsch @ rti.org.tw>。HP上のオンラインフォム(https://www.rti.org.tw/de/content?uid=13)や郵送でも受付ける。
 なお8月の毎週土・日・月曜には同じ時刻、同じ周波数でフランス語の直接送信特別放送も実施する。
 原情報はhttps://www.rti.org.tw/de/information?uid=15&pid=908を参照のこと。(赤林)通常はブルガリアKostinbrod中継でドイツ語は毎日04:00-04:30 5900kHz、フランス語は04:00-04:30 6005kHz。

◎NHK World Radio Japan中東向臨時日本語放送のスケジュールを変更
 NHK World Radio Japanは2026年3月1日より行われていた中東向臨時日本語放送のスケジュールを2026年7月1日より変更した。1日の放送時間は24時間から14時間に削減された。ドイツNauen送信所からの送信は従来通り維持されている。新スケジュールは次の通り。
   八俣送信所からの送信 300kW 305°
     00:00-02:00 13650
  02:00-04:00 12060(定時放送)
  04:00-07:00 11625
  07:00-09:00 17800(定時放送)
  09:00-10:00 15640
 ドイツNauen送信所からの送信
  10:00-12:00 9440 (125kW 117°)
  12:00-13:00 11960 (250kW 117°)
  13:00-14:00 13750 (250kW 117°)
  NHK発表の資料はhttps://www3.nhk.or.jp/nhkworld/upld/thumbnails/ja/information/nhk_world_radio_japan_middle_east_broadcast_schedule.pdfを参照のこと。
(赤林)海外からの情報で一時NHK World Radio Japanが2026年6月28日でドイツNauen送信所の使用を停止すると伝えられました。しかし6月29日以降も変化はありませんでした。ロシア向ロシア語放送(13:30-13:50 6165<125kW 85°>)も変化はありませんでした。ドイツのRoger Thauer氏によると、Nauen送信所を管理するMedia Broadcast社の周波数計画に、9440、11960、13750kHzの使用期限が6月28日と記載されていることを元にした情報であろうと思われます。但しロシア向の6145kHzはA26いっぱいと記載されているので、そもそも停止対象ではなかったようです。

◎スウェーデン保存局Grimeton Radio SAQが7月5日に特別記念送信

 英国のMike Terry氏によると、スウェーデンの世界遺産保存局Grimeton Radio SAQは2026年7月5日(開局102周年に当たる)に当時のAlexanderson alternatorを使用して17.2kHzのCWによる記念送信を実施する。送信は2回に渡り行われ、その次第は以下の通りである。
 第1回送信
  17:25 送信準備開始
  17:30 Alexanderson alternator稼働開始
  17:45 Vマーカー"VVV VVV VVV de SAQ SAQ SAQ”を発信
  18:00 記念メッセージを送信
 第2回送信
  21:25 送信準備開始
  21:30 Alexanderson alternator稼働開始
  21:45 Vマーカー"VVV VVV VVV de SAQ SAQ SAQ”を発信
  22:00 記念メッセージを送信
 なお今回は人手不足によりオンラインによるライブ中継は行わない。希望者は有料チケットを予約して見学することができる。また試験送信を7月2日ないしは3日の20:00-23:00の間に実施する場合がある。受信報告はwebページ(https://alexander.n.se/en/)上だけで受付け、eQSLが発行される。(WORIG 6/7)

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021-2025年に受信報告を寄せた人の分布 欧州・日本・米国に集中している アジアで日本以外はタイ・マレーシア (上記HPより)


◎USAGM Udon Thani送信所が復活
 英国のAlan Pennington氏によると、タイのUSAGM Udon Thani送信所がHFCCの6月中旬に登録された。それによると、2026年6月16日より毎週月-金曜日に以下のスケジュールとなっている。言語はすべて英語となっている。出力はすべて250kW。
 10:00-11:00 15205 300°アフガニスタン・イラン・南アジア向
 11:00-12:00 15280 300°アフガニスタン・イラン・南アジア向
 12:00-13:00 17780 272°南アジア向
 13:00-14:00 17780 30° 東アジア向
 14:00-15:00 21550 30° 東アジア向
 15:00-15:30 11575 106°フィリピン・太平洋南部向
 15:30-16:00 6090 7390 54°インドシナ向
(WORIG 6/13)  具体的な送信地域は上記の通りで、週1~4回試験送信を行う。(小林放送局 6/14-20)

◎USAGM Lampertheim送信所も復活
 米国VORW InternationalのJohn Jurasek氏によると、ドイツのUSAGM Lampertheim送信所が送信試験の予定をHFCCに登録した。Botswana、Udon Thaniに続くUSAGM送信所の復活と考えられる。最新登録スケジュールは以下の通り。出力はすべて100kW。
 16:00-22:00 5860 55°7370 55°9950 55°12035 80°13710 120°17880 77°
 16:00-20:00 15690 77°15730 53°
 17:00-20:00 13760 80°
 言語は英語となっている、内容は繰り返しのテスト音楽。期日は6/23-10/24。
(WWDXC TP 1657)

◎USAGM Botswana送信所のHFCC登録スケジュール
 英国のDave Kenny氏によると、2025年に3月に閉鎖されたUSAGMのBotswana送信所が2026年5月22日より試験送信を開始している。HFCCに登録されているスケジュールは以下の通りである。放送は火曜日と金曜日のみ。出力は100kW。
 4930kHz(20°) 14:30-16:00 21:00-23:00
 12060(10°) 15610(350°) 17690(350°)kHz 16:00-23:00
  試験電波は音楽のみでアナウンスは出ない。
(BDXC "Communication" June 2026 via WWDXC TP 1657)

◎ペルーRadio Huanta 2000が復活

 米国のRichard Jon氏によると、ペルーのRadio Huanta 2000が4752kHzで復活した。2026年6月9日の08:50頃に確認した。周波数アナウンスでは4755kHzと言っていた。主として音楽番組。(WORIG 6/8)



◎アルゼンチン南極局まだ再開準備中
 ギリシアのZacharias Liangas氏によると、アルゼンチン南極局Radio Nacional Arcángel San Gabriel(LRA36)はCollins社製短波送信機が完全に故障しているため、短波は停止したままである。局によれば修理作業は続いており、2026年10月には15476kHzでの送信を復活したいとしている。(NZ DX Times June 2026 via WWDXC TP 1566)

◎Radio Six International 7月より週末の高出力中波放送を増強
 英国のAlan Pennington氏が同国スコットランドのRadio Six Internationalのfacebookからの情報として伝えたところによると、同局は2026年7月1日よりフランスRoumoules送信所からの1467kHz(1000kW)による中継時間を倍増して、毎週日曜日・月曜日の07:00-08:00とする。1467kHzの高出力中波信号はアイルランド、ウクライナ、ギリシア、バルト海沿岸諸国等の欧州一円にくまなく届く。番組数は若干減るが、オンラインでは24時間放送する。また受信報告を歓迎する。詳しくはwebページ(http://www.radiosix.com)を参照のこと。(WWDXC TP 1656) 今までは日曜朝の「Midnight Rendezvous」という番組だけが中波で放送されていました。同局のE-mailは<letters @ radiosix.com>。

◎中国局改廃
 ・雲南省の雲南広播電視台は2026年5月28日、雲南国際広播が昆明で出している101.7MHzのFM放送を5月30日で停止すると発表した。現地リスナーからの報告では短波の6035kHzには影響はない。(Cahcn的自留地 5/28)・現地のリスナーによる確認では、中国交通広播がすでに雲南省の昆明で放送を開始している。周波数は107.0MHzである。現在は北京の番組を中継している。(小林放送局 5/30-6/6)
 ・寧夏省の寧夏経済広播(銀川では92.8MHz)、寧夏旅遊広播(同103.7MHz)はTVの経済チャンネル、児童チャンネルとともに2026年6月10日01:00に放送を終了した。
 ・湖北広播電視台の農村広播(武漢では91.2MHz)、城市之声広播(同107.8MHz)、楚天音楽広播(同105.8MHz)が2026年6月30日16:00で放送を終了する。またTVの湖北生活チャンネル、公共・新聞チャンネルも7月1日01:00に廃止される。
 ・北京体育広播(102.5MHz)は既に免許登録が抹消され、廃止待ちとなっているが、同局の番組「金戈鉄馬」はサッカー・ワールドカップの開催期間中に放送時間を30分延長すると発表した。従って廃止はワールドカップ終了後に延期される可能性がある。
 ・河北省保定(ほてい Băodìng)市の経済広播(99.8MHz 1017kHz)、城市服務広播(101.6MHz)は2026年6月10日01:00で、TVの公共チャンネルとともに放送を終了した。また交通広播(104.8MHz)は6月9日07:00より保定民生広播に改称した。(小林放送局 6/7-13)
 ・内蒙古新聞広播(95.0MHz)は2026年6月18日01:00の定時放送終了時に突然お別れのメッセージを流して放送が廃止された。同局は内蒙古自治区唯一のニュース専門放送局で、2007年初頭より放送を行っていた。内蒙古広播電視台は2026年3月に新聞広播を廃止することは予告しており、同局の番組は漢語新聞綜合広播(呼和浩特では89.0MHz、675kHz、7420/9520kHz)と統合されていた。しかし廃止期日は発表されておらず、突然の放送廃止となった。(小林放送局 6/17)
 ・貴州省の貴州旅遊広播(97.2MHz) は2026年6月19日未明に放送を途絶した。ストリーミング配信はノイズだけとなり、放送局のサイト(https://www.gzstv.com/fm/97_2)には「内容不存在」とのみ表示されている。
 ・河北省の河北綜合広播(102.9MHz、石家荘市封龍山送信所)が放送を停止している。現地からの情報では元河北文藝広播が使用していた90.7MHzに変更になっているという。
 ・広東省の雲浮(うんふ Yúnfú)交通音楽広播(96.4MHz)はTVの文旅生活チャンネルとともに2026年6月23日01:00で放送を停止する。
 ・広東省の梅州(ばいしゅう Méizhōu)交通広播(105.8MHz)は既に廃止フェーズに入っており、ストリーミング配信は雑音のみとなっている。放送はまだ送信されているが梅州綜合広播の番組が多く中継されている。
(小林放送局 6/13-20)
 ・広東省の茂名(もめい Màomíng)交通広播(93.5MHz)は廃止の手続きを進めているところである。
 ・河南省洛陽市の宜陽(ぎよう Yíyáng)人民広播電台は102.1MHzに代わって89.0MHzで放送を行っている。
 ・吉林省長春にあるNRTA第523送信所は2026年6月23日より、中波981kHz(200kW)のCNR-1「中国之声」、1017kHz(200kW)のCRI及びCNR-8「民族之声」朝鮮語放送の送信を再開した。
(小林放送局 6/21-27)
   ・吉林省長春広播電視台の都市音楽広播(99.6MHz 585kHz)、郷村戯曲広播(90.0MHz 1332kHz )は2026年6月24日01:00で放送を終了する。城市生活広播(106.3MHz 648kHz)は2026年7月1日より「城市之声」に改称する。(Cahcn的自留地 6/23)

◎中国の台湾向大出力中波送信が平常に戻る
 台湾地域のリモートSDRによる確認によると、放送が数週間停止されていた1593kHz「中国之声」(江蘇州常州NRTA第623送信所)、837kHz「台海之声」(福建省泉州NRTA641送信所)、909kHz「神州之声」(同)、1116kHz「台海之声」(福建省南平NRTA751送信所)は6月第2週現在すべて放送を再開している。(小林放送局 6/7-13)大規模なメンテナンスが予告なく行われたようです。

◎Radio FranceがFM300局を閉鎖に
 英国のMike Cooper氏によると、フランスのRadio Franceは国内向France InterのFM送信所300局を廃止する予定である。表向きの理由はカバーエリアの重複を調整するということだが、廃止により年間600万ユーロの費用が節減できるという点が大きい。放送を止めれば聞く人もいなくなってしまうのだが。(WORIG 6/12) ラジオを聞かない習慣の影響も大きく、同国ではDAB+などにプラットフォームを変えても同じだそうです。
 
◎冊子版WRTHはもう「無用の長物」か?
 米国で1962年以来DXingを行っているBruce Churchill氏は、カリフォルニア州San Diegoの自宅に過去のWorld Radio TV Handbookがあふれて管理不能になり、引継ぐ人もいないため、1961-2026年の同書56冊をまとめて引取ってくれる人を探している。大変な量と大きさのため、車で引き取りに来て欲しいとしている。引取り費用は無料だが、車のガソリン代は相当なものになると覚悟して欲しいとしている。同氏はDXingを今後も続けたいとしているが、奥様から資料や機材の処分を言い渡されたためこの措置となった。受信も今後はリモートSDRで行うことにしているため、アンテナ(Wellbrook ALA)や受信機(Perseus、Eton Satelliteなど)も今後処分したいとしている。(WORIG 6/12)
 ヤフーオークションに何と2026年版を含むWRTH15冊がまとめて¥1,000で出品されていた。しかも書籍ではなく「ディスプレイ用ペーパーバックインテリア」としてである。
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1230588381。(天野典英氏)WRTHの内容はシーズンが過ぎれば歴史的記録だけとなってしまいますので単に「書棚のこやし」なのですね!2027年からはオンライン版のみとなりますが、内容はデジタルアーカイブとして後に参照できるようにしたいものです。


◎Tony Rogers氏の「Shortwave Guides」A26-summer出揃う
 英国のTony Rogers氏が無料で発行している地域別の「Shortwave Guides」のA26-summer版が2026年6月中旬に出そろった。
  Europe on Shortwave 40ページ
  Africa on Shortwave 20ページ
  Middle East on Shortwave 12ページ
  Asia on Shortwave 52ページ
  Pacific on Shortwave 11ページ
  North America on Shortwave 16ページ
  Latin America and Caribbean on Shortwave 11ページ
 他の資料としては
  Tropical Bands Frequency List 18ページ
  A guide to broadcasting station in the 11 & 49 metre-bands 11ページ
 などがある。すべてhttps://www.dxguides.info/よりpdf形式で無料ダウンロードできる。
(赤林)WRTHの夏期サプリメントが有料化され、Tropical Bands Surveyがなくなってしまった昨今では貴重な資料です。



◎USCG Chesapeake MNMのスケジュール
 米国ヴァージニア州ChesapeakeにあるUSCG Station MNMの音声による気象通報等は次のスケジュールで行われているが数日間続けて出ていない場合もある。1:沿岸気象通報 2:沖合気象通報。ハリケーン情報はどちらでも放送される。
 4426/6501/8764kHzUSB 12:30-1 14:15-2 18:30-1
    6501/8764/13089kHzUSB 10:15-2 00:30-1 06:30-1 08:15-2
 8764/13089/17314kHzUSB 02:15-2
(CIDX June 2026 voa WORIG 6/5)

◎1980年代の短波局IS/ID集公開
 英国のPaul Rawson氏が収集した1980年代短波局のIS/IDの録音集「Paul's Treasure Trove of 1980s Shortwave Interval Signals and Idents」が地域別に公開されている。https://swling.com/blog/2025/07/pauls-treasure-trove-of-1980s-shortwave-interval-signals-and-idents/。(CIDX June 2026 via WORIG 6/5)

◎米国アーカイブDLARCの紹介
 米国のDLARC(Digital Library of Amateur Radio and Communications)は過去のアマチュア無線、通信関連の出版物のアーカイブで、短波受信、大学ラジオ、そして初期の通信技術もカバーしている。民間財団である「Amateur Radio Digital Communications」により運営されており、その範囲は出版物だけでなく、歴史的録音、個人コレクション、関連記録にも及んでおり、23万件に及ぶ資料を無料で閲覧することができる。「短波」、「中波」、「スキャナー」、「QSLカード」などのキーワードで検索可能である。https://archive.org/details/dlarc?tab=about。(CIDX June 2026 via WORIG 6/5) 過去のWorld Radio TV Handbookの一部もここから閲覧できます。

◎カナダの短波放送局は1局だけに
 カナダのアルバータ州CalgaryにあるCKMX(中波 1060kHz)/CFVP(短波 6030kHz 100W)を運営していたBell Media Inc.はこのほど正式に放送免許の取り下げを申請し受理された。CKMXは「Funny 1060」とニックネームで「お笑い」を中心とした番組で流し、CFVPはそれを短波中継していたが、経営上の理由から2023年6月14日以降放送を休止していた。CFVPはRadio Martiと同一周波数であったため、北米でも受信は難しく「超DX局」であった。この措置でカナダの短波局はTorontoのCFRX局(6070kHz、中波1010kHzのCFRBを中継)を残すのみとなった。(CIDX June 2026 voa WORIG 6/5) 

◎ガボンのAfrica Nr.1再建へ
 ガボンのMoyabiにあったAfrica Nr.1はかつてアフリカで最も強力な短波送信設備を有する放送局であった。当初はフランスが資金の一部を出していたが、途中からフランスに代わってカダフィ政権下のリビアが資金を出して運用されていた。ところが2011年のリビア政変でカダフィ政権が倒れ資金の提供が行われなくなったため放送局・送信所は2013年5月で運用停止となった。現在もリビアは形式上は私有権を有している。ガボン政府は放送近代化の一環としてAfrica Nr.1の経営権取得を目指しており、リビアと交渉していたが、2026年5月12日首都Librevilleにおいて、局の所有権をガボンに移管することで合意が成立した。ただしMoyabiの送信所、Librevilleのスタジオ等はデジタル時代に対応した大幅な刷新が今後必要となり、新たな技術的・商業的パートナーの誘致が課題となってくる。(CIDX June 2026 voa WORIG 6/5) 局の名前が残っていただけでも嬉しいですね。でも単純に短波放送再開とは行かないと思われます。



◎ITUの「Transmitting Antennas for HF Broadcasting」改訂版発行
 ウクライナのAlexander Miatlikov氏によると、ITUは短波技術資料「Transmitting Antennas for HF Broadcasting」の改訂版を発行した。http://www.itu.int/en/ITU-R/terrestrial/broadcast/HFBC/Documents/antcode.pdfよりダウンロードできる。(WORIG 6/15) 大規模な短波送信所用アンテナについて述べています。A4版25ページ。

◎Hans Knot International Radio Report 2026-3発行
 英国のMike Terry氏によると、欧州を中心とする海賊局の記録やニュースを取り扱った「Hans Knot International Radio Report」の2026年第3版が6月に発行された。「Radio Jackie and Sealand」、「Voice of Peace. Furthermore」などの思い出が記述されている。https://offshoreradio.info/wp-content/uploads/2026/06/hans-knot-int-radio-report-2026-03.pdf。(WORIG 6/15) 海賊局全盛の1970年代から半世紀以上経ち、当時の関係者も他界するなかで、記録を残しています。

◎BFBS全局の音声を公開中
 カナダのSheldon Harvey氏によると、BFBS(British Forces Broadcasting Service)はweb上で国内・海外のBFBS全局のストリーミング音声を公開している。https://www.bfbs.com/にアクセスし、「Radio」をクリックすると一覧表が表示される。また「About」をクリックするとその局の説明が表示される。(WORIG 6/16)

◎Czech Radio/Televisionが6月22日に警告ストを予定
 英国のMike Cooper氏が、Radio Prague Internationalの報道として伝えたところによると、Czech RadioとCzech Televisionの従業員数百人が2026年6月22日(月)に警告ストライキを実施する。これはチェコ政府がラジオ・TVの受信料を廃止してすべて国家予算でまかなうとしている計画に反対するものである。この計画ではラジオ・TV両局で年間約15%に当たる14億CKZ(約106億円)を削減することにしており、番組制作の縮小、数百人の人員削減が予定されている。ニュース報道などに関してはストライキの影響はない見込み。(WORIG 6/18)

◎オーストラリアRadio 4DXが送信試験   2版追加
 米国のRon Howard氏によると、オーストラリアのRadio 4DXが5055kHzで、新送信所からの送信試験を行っている。2026年6月19日の18:40頃、米国西海岸で直接試験電波が受信できた。6月21日の22:00頃にも受信できた。この件について局のオーナーAl Kirton氏に問い合わせたところ、確かに送信機の調整中であるとのことであった。(WORIG 6/21)
 Ron Howard氏によると、Al Kirton氏は現在#1~#3の3基の送信機から試験送信を行っている。#1及び#2からは一応所定の電波が出たが#3は15~60W位しか出力が出ない状況である。また#1と#2にも若干の不具合があり、アマチュア無線家の友人が#1では1kWを出すべく助けに来る予定である。#2には近日中に補修部品が届くことになっている。(WORIG 6/28)
    米国のRon Howard氏によると、試験電波を発射中のオーストラリアRadio 4DX(5055kHz)からは2026年7月4日16:35頃音声(昔の歌手によるノンストップの歌)が確認できた。(WORIG 7/4)


◎ボリビアRadio Mosoj Chaski健在

 オーストラリアのRob Wagner氏によると、ボリビアCochabambaのRadio Mosoj Chaskiが健在である。3310kHzで19:54頃宗教番組らしき放送が弱く確認できた。ケチュア語のアナウンスが出ていた。氏の自宅オーストラリアVictoriaMount Evelynでは過去2年間で数回しか受信されていない(NASWA Electronic Flashsheet #1259 via WWDXC TP 1657) [Mosoj Chaski」とはケチュア語で「神の言葉を伝える新しい人」のような意味。



◎イラン向秘密局Radio Zaman Bidari周波数変更
 米国のBill MacDavitt氏によると、イラン向秘密局Radio Zaman BidariはフランスIssoudun送信所から行われている毎週金曜日03:30-04:30のペルシャ語放送の周波数を15215kHzに変更した。受信報告(ジャミングに関する情報も含めて)を歓迎する。宛先は<RadioZamanBidari @ proton.me>。(BDXC iogr via WWDXC TP 1657) 以前は15540kHz、"Zaman Bidari"はペルシャ語で「目覚めの時」という意味。

パフラヴィー朝時代のイラン帝国の皇帝旗がロゴとなっています



◎オランダの小電力局がRoumoules送信所より大電力送信
 フランスのChristian Ghibaudo氏によると、オランダ北西部のMeppelから1467kHz-5kWで放送している小電力局Radio de Vliegende Hollanderが、2026年8月15日の03:00よりフランスRoumoules送信所より500kW(それでも最大電力の半分)の大電力送信を同一周波数で実施する予定である。(BDXC "communication" June 2026 via WWDXC TP 1657) 何時間行うのかは不明です。連絡先は<1467am @ radiodevliegendehollander.nl>。



◎稼働率半分以下となったWRMI
 米国のGlenn Hauser氏によると、米国WRMI局のA26最新スケジュールには多くの空白があることが気になる。
 現在最も多くの送信機が稼働しているには10-11時で13基、12-14時で11基。逆に最も少ないのは22-24時、01-06時で4基。最も良く使用されているには7730、9395、15770kHz用の3基。全く使用されていないのは#1送信機、2番目に少ないのは5800kHz用で1日3時間。送信機は計14基あり合計稼働時間は153H/D。14基を24時間フル稼働した場合は336Hのため、稼働率は45.5%、#1送信機を除外した場合も49%となる。
 原因は各送信機が1周波数しか使用していないことと、低い周波数用の送信機は日中に使用できず、また高い周波数の送信機は夜間に使用できないことによる。どの時間帯でも使用可能な11MHzや13MHzにシフトすれば改善するかも知れない。現在の放送時間の多くはWRNの中継等、無償の公共サービスに割かれている。(WORIG 6/23)
 米国のBenj. F. Dawson三世によると、WRMIのアンテナはWYFR時代に経済性を最優先に設計されたものである。現在のOkeechobee送信所の設備を設計したのはHarold Camping氏(カリフォルニア大でBSCEを取得した技師)で、各送信機に1波用のアンテナを固定接続することで、高価で複雑な切換スイッチが不要となり、更に長期的な維持費も軽減される効果を狙ったものである。送信機は当時Continental社から提供された「キット」で組み立てたもので、アンテナもTCI社製アンテナのコピー品でまかなっている。更に電力料金を安くするため送電中断の可能がある2次交流を送信用電力として採用するなどの工夫を行っている。(WORIG 6/25)

夕暮れ時のOkeechobee送信所(WRMIのfacebookより)


◎WINB/WRMIからのradiogram放送スケジュール
 ドイツのRoger Thauer氏によると、Kim Andrew Elliott氏が主宰する短波radiogramの放送はMSFK32及びMSFK64モードを使って以下のスケジュールで実施されている。
 金曜 08:30-09:00 土曜 11:30-12:00 9265 WINB
 日曜 08:00-08:30 9455 315° WRMI
 日曜 23:30-24:00 9955 160° WRMI
 月曜 09:30-10:00 5050 160° WRMI
 月曜 17:00-17:30 5850 315° WRMI
 水曜 22:30-23:00 15770 44° WRMI
 木曜 18:30-19:00 7780 222° WRMI
 詳しくはhttps://swradiogram.net/を参照のこと。受信報告は<radiogram @ verizon.net>へ。
(WORIG 6/25)

◎BBC Radio4のDroitwich長波鉄塔に保護運動
 英国のMike Terry氏がRadio Worldの報道として伝えたところによると、BBC Radui 4の長波放送(198kHz)は、設備の老朽化と聴取者の減少を理由として2026年6月27日に海運予報と国歌を最後に終了したが、Droitwich送信所にある2本の700フィートの送信鉄塔を今後保護すべきという意見が地元の歴史専門家や「Twentieth Century Society」から出てきている。この鉄塔は1934年9月から使用されており、歴史的、工学的、技術的な重要性があるという。送信所は現在Arqiva社が管理している。原記事はhttps://radiotoday.co.uk/2026/06/long-wave-ends-but-mast-campaign-begins/を参照のこと。(WORIG 6/29)

◎アンドロイド用リモートSDR受信アプリ「SwR Shortwave Radio」リリース
 英国のPeter Jones氏によると、携帯端末で気軽に世界のリモートSDRを受信できるアンドロイド用アプリ「SwR – Shortwave Radio」が提供された。対象はインターネット接続されたKiwiSDR及びWeb-888受信機。波形ディスプレイ、真空管時代を彷彿させるニキシー管タイプの赤色周波数ディスプレイを備えAM/LSB/USB/CW/FMモードに対応している。無料でGoogle Playストアからダウンロードできる。iphone用はまだない。(WORIG 6/29)

携帯端末上での画面表示


◎マレーシアRTMがBBCを中継
 ギリシアのZach Liang氏によると、マレーシアRTMは15295kHzでBBCの中継を開始した。21:30にBBCのIDが出てBBC Newsとなった。(WORIG 6/30)

◎BBC Radio 5も近々中波放送を終了
 BBCは国内向Radio 4の長波・中波撤退に続いて、Radio 5の中波放送も廃止する。Radio 5は1990年代に24時間のニュース放送としてスタートしたが、その後スポーツの比率が多く放送されるようになった。周波数は909、693kHzであった。中波放送廃止後はオンライン(BBC Sounds)とDABで受信することができる。(NZ DX Times July 2026 via WORIG 6/30) 現在は「BBC Radio5 Live」と称する英国北部向のみのニュース・スポーツ専門局となっています。中波の周波数は909kHz(12送信所、最大200kW)、693kHz(11送信所、最大80kW)に統一されています。

◎グアテマラTGN Radio Culturalが中波復活
 ニュージーランドのBryan Clark氏によると、グアテマラのTGN Radio Culturalが中波の放送を730kHzで復活した。同局は2015kHz年以降中波放送を停止していた。(NZ DX Times July 2026 via WORIG 6/30) 20世紀にはTGNAのコールサインで短波放送も行っていました。短波廃止後は100.5MHzと730kHzで放送していました。



◎南スーダン向放送Radio Tamazujの新スケジュール
 
ドイツのHansjörg Biener博士によると、オランダからの南スーダン向放送Radio Tamazujは2026年7月1日より以下の新スケジュールで放送している。
 火-金曜 13:00-13:30 11640 St.Maria di Galeria 100kW 146°  (従来は火-金曜 12:30-13:00 7315 Madagascar 250kW 335°)
 スーダン向のRadio Dabangaは従来通りである(13:30-14:00 11640 Madagascar 250kW 335°、02:00-03:00 15550 St.Maria di Galeria 250kW 144°)。
(WORIG 6/30)


出典略称

   WORIG : World of Radio io group
   WWDXC TP:World Wide DX Club Topnews  
   HCDX: Hard-Core-DX  
   JSWC: Japan Shortwave Club  

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