日本のルアーメーカーの先駆者であり、メイド・イン・ジャパンのハイクオリティなルアーを提唱し続けたザウルス。2003年12月、倒産となってしまったことは非常に残念なことだ。 私達がバルサ50を知った頃は、販売元はスミスで、スーパーストライクにバルサ50の組み合わせは最高にカッコ良かった。その後アルファ&クラフトとして独立し、ザウルスと変遷してきたが、高い人気はそのままである。バルサ50とそのファミリーは今も昔も変わらずかっこいい。値段は高いがそれに見合うだけの質がある。コレクターズアイテムとしても高い人気があるが、やはり使ってこそのルアーと考える私達としては、憧れの存在として大切にしまっておくのではなく、憧れのルアーを使ってバスを釣るのが最高なのだと思う。 |
バルサ50 |
バルサ50の説明書には、アクションの付け方について3種類の説明がある。1つ目がただ巻き。2つ目がストップアンドゴー。この2つはクランクベイト的な使い方である。そして3つ目が、バルサ50が本領を発揮するともうたわれているトップウォーターアクション。高浮力を生かして、小さいロッドアクションでモゾモゾと、あるいは強めにロッドをあおってダイブをまぜた水面でもがくようなアクション。このタイプのルアーならではの動きを比較的簡単に繰り出すことが出来る。移動距離の少ないアクションのためピンスポットをネチネチと攻めることができ、低活性時でもバスを誘い出すことができる。 |
ホッツイートッツイー |
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ビッグラッシュ |
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ファンキーモンク |
1997年に登場した、則さんの提唱する大人のバス釣りを具現化するルアーシリーズ、Wood'N'Brothersの中のペンシルベイト。ウッド素材のこのルアーは、バルサ素材のビッグラッシュとは性格がまったく異なる。ペンシルベイトが苦手な人でも、自分の思いどおりに自在に動かせるすばらしいルアー。動かしたいときに忠実にロッドアクションに反応し首を振らすことができ、ロングスライドもドッグウォークも自在にこなす。反応のよさという点では、私の知る範囲では最高のルアーである。ソフトなキャストができればピンスポットでも誘い出せるし、もちろん大場所でもロングスライドを見事に決めてくれる。 |
ラージマウス |
![]() 青島晃氏デザインのかわいいルアー。ネズミの耳がカップになっていて、泳ぎながら音と泡と波を起こす。ジタバグともクレイジーとも違って、耳にノイジーの肝となるカップの役割を持たせたのは、なんともすばらしい発想である。製造開始は1981年とのことで歴史のあるルアーであるが、あまりお目にかかれない。リトリーブするだけでバスが釣れるといううたい文句でもあるが、その通りにただ巻くだけでもいいが、チョンチョンというロッドアクションで頭を左右に振らせてもいい。Tamuraはこのネズミで54cmを釣っている。このときはルアーは丸呑み状態で、頭の方が口の奥へ入り、尻が口先にあったそうだ。かなり小ぶりで反則ギリギリサイズだ。 |
マンボー |
by Tamura |
ヒックリージョー |
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