HOME 市・教育委員会  「寿大学・ヴァイオリンの公演と講話」   於・生涯学習センター

市・教育委員会からの依頼を受け、生涯学習センターで行われるご老人たちの「寿大学」に、
市内5地区・5回の『ヴァイオリンの公演と講話』をやりました。

当初、ヴァイオリンだけでも、生演奏として受講生にお聞かせしたいとのことでしたが、
折角のおり、どうせなら弦楽四重奏でと、私のヴァイオリンの先生にも相談、
即座にご快諾いただいたので、お仲間たちの協力も得てなんとか実現したわけです。

それで、『先生は、何をおやりになりますか?』と伺ったら、『今回は、ヴィオラで・・』とお答えになる。
ヴィオラなら、小生もグループで経験があったのに・・・。

それではと、遊び用に持っていたチェロを夜なべで特訓。
でも、 そこはチェロの経験がまったくない小生の付け焼き刃。
というわけで、 今回はチェロでの演奏は初デビューですから、キーやテンポのはずれは、あしからずお聴き流し下さい。

<ご注意>なお、セキュリティ設定の関係で、動画は、「Active X コントロール」としてブロックされることもあり、
PC管理者の許可を求めてくる場合もありますが、ただの動画(.wmv)でまったく問題はありませんので、
OKをクリックしてご覧下さい

 パッフェルベル「カノン」 (7m46s 8.65MB)と、


ヴァイオリンとヴィオラのお話し、ヘンデル「ラルゴ」(3m03s 3.42MB)です。

以上は、4/16日、五地区目、五回目にあたるラストの公演風景。
固定カメラでの撮影ですから、動きはありませんのでご了承下さい。

また、「広帯域ビデオ用」として、150Kbpsにまで圧縮しましたから、
画質より、こんな演奏を、こんな感じで行ったという、記録的なものに編集してあります。

なお、「星に願いを」、冬のソナタ「はじめから今まで」は、それぞれのタイトルをクリックしていただくと、
Windows Media Player が起動して、こちらもご覧になれます。


新年度、開校式後の第一回目の講座としての企画で行われたものでしたし、
また、1時間の内容のすべてを、担当のチーフからお任せいただいたこともあり、
私なりに、講座内容の主旨と目的、演奏曲の選定、講話内容など、箇条書きにして提出、
その概要は以下の通りです。

主題 : 『ヴァイオリンの演奏とお話し』

主旨と目的 : 受講生の皆様に、弦楽アンサンブルを目前で楽しんでいただく。
ヴァイオリンとその仲間の楽器(ヴィオラ、チェロ)を少しでも理解していただく。
歌える懐かしい曲を23曲、いっしょに歌っていただく。(歌詞カードを配布)

曲目 : パッフェルベルの「カノン」、「星に願いを」、「浜千鳥」、「旅愁」、「故郷 ◎」、「おぼろ月夜 ◎」、
「荒城の月 ◎」、ヘンデルの「ラルゴ」、冬のそなた「はじめから今まで」など。ただし、(◎は合唱用として)。
この他、「浜辺の歌」、「埴生の宿」、「千の風になって」なども予備曲として準備。

曲間の講話内容 : 出演者の紹介。
使用楽器の説明と特徴など。
ヴァイオリンという楽器の、簡単な歴史から、内部構造まで見せての解説。
ヴァイオリンの音色の特徴(よく響くわけ、共鳴、拡声効果など)。
弓で弾くことの解説(馬毛のことなど)。
アンサンブルと和音の説明(長調、単調、リズムなど)。
ヴァイオリンの素材(カエデ、スプルース)など。

とりわけ、製作者のひとりとしてお引き受けしたことでもあり、たまたま蓋を空けたヴァイオリンが二台ありましたから、
その一台を持参、中まで見ていただき、バスバーや魂柱の、かくされた力も説明。

音色では、ギターなどと違い指板にフレットがないことから、
グリッサンド奏法で猫の声や、鳥の声などのデモンストレーションも取り入れました。

例えば、Vn1の方には、子猫の鳴き声、Vlaには、どら猫やパトカーのサイレン、
また、Vn1にはヴィバルディの四季「春」の冒頭、
何何小節かの小鳥の鳴き声も実譜通りに弾いていただきましたが、これは、結構、受けました。


昔なつかしい愛唱歌については、その弦楽四重奏用の譜面を取り寄せる余裕もな、
歌集などから、メロディの原譜をもとにカルテット用に簡単な編曲をして、総譜、パート譜としてプリントしたり、
これも、まさに手づくりコンサートになりましたが、
ややマンネリ化していた講座に、目新しさもあり、喜んでいただけました。

実演の様子 私のチェロ・初デビュー
4/7 初日、第一回目の実演風景。
古いドイツ製のヴァイオリンの蓋を空けるところ
ヴァイオリンの蓋を空け、中を見ていただく前の説明シーン。
表板を剥がしてありますから、とりあえず輪ゴムで固定してあります。

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