カナディアン・ロッキー    2008.6

コロンビア氷河 アサバスカの瀧
マリーン湖 ボウ河と鉄路
ナチュラル・ブリッジ エメラルド・レイク

前回から17年目にロッキーを訪れることになりました。    今回はバンフとジャスパーに8日間腰を落ち着け
レンタカーで周辺の景勝地をくまなく回ることにしましたが、一番目に付いたのがコロンビア大氷河の後退です。
地球温暖化が確実に忍び寄っていることが分ります。  そう言いながら車で飛んで歩く自分に矛盾を感じます。

カルガリー空港でレンタカーを借り受け「右側通行・右側通行---1号線・1号線」と呪文の様に唱えながら乗り出します。
カエデマークの1号線の標識を見落とさなければ大丈夫!  市街地を外れれば御覧の通りの一本道、間違えようもあり
ません。   海外ドライブ初心者でも問題ないでしょ.。(画面に触れるとアイスフィールドへの山間道路に変わります



バンフを見下ろす「サルファー山」にはゴンドラを利用して一気に登ることが出来ます。 街の中を横切るように
ボウ川が緩やかに蛇行しています。  手前のお城のような建物が、かの有名なバンフスプリングス・ホテルで
それに付随するゴルフコースが見えています。  高速道路が完備してカルガリーの空港から1時間半あれば
十分到達することが出来ますし、駅のそばには大きなスーパーマーケットがあって何でも揃える事が出来ます。



バンフから2時間少々アイスフィールド山岳道路を経由してジャスパ−に到着します。 ウイスラー山へロープウエー
で登るとジャスパーの町並みと周辺の様子を一望にすることが出来ます。    駅を中心にした小さな町ですから
一度歩けば、直ぐ自分の庭の様に理解できます。   スーパーマーケットもバンフほど大掛かりではありませんが
日曜生活には十分な買い物が出来ます。 写真中央に見える、湖とゴルフ場に囲まれたジャスパー・パーク・ロッジ
が今回の宿、 少々お高いが森林と湖に囲まれた別天地で自然に囲まれたロッジライフを満喫できます。

何を食べてもそのボリュームに圧倒されてしまいます。  粗食を旨とする老人にはスーパーが強い味方、
朝食は、御覧の通りの「おそまつさま」ですが、野菜と果物はバッチリ、そしてハムは大型ビーフですぞ!

バンフ・ジャスパー・ヨーホー・クートニー国立公園の名勝案内標識(茶色表示)が在る所は出来るだけくまなく
周るのが今回の目標、片っ端から標識に従って脇道に入りました。  時には行き止まりやダートもありますが
そこには沢山の自然動物や、ツアーでは見ることの出来ない空間が広がっています。

崩れる崖をヒョコヒョコと簡単に登ります マウンテン・ゴートはヤギに見えるがカモシカの仲間
ビッグホーン・シープの角は雄だけの物 リスは糸杉や松の根方に巣穴を掘っています
コヨーテとブラックベアーは二度も遭遇したのに、逃げ足が速くて写真を取ることが出来ませんでした

渓谷や瀧やトレイルは、本当に沢山ありますし、大変よく整備され体力に合わせて楽しむことが出来ます。
そして大切なご報告は、それらの入り口に規模に合わせた駐車場とトイレとゴミ箱が完備していることです。

日本に持って来たら大変な観光資源でしょう 氷河を溶け出した水は独特の色です
トイレはペーパーが完備し・ゴミ箱が必ずあります 森林浴をして渓流を渡る、何処にでもある風景

ヨーホー国立公園の山岳道路を西に抜けると「ゴールデン」と言う街に出ます。  何にもない街ですが17年前との
変わり具合を見に(本当に物好きですね)やってきたのです。 途中の山岳道路は見違えるほど良くなっていました。

何時終わるか解らない、長編成の貨物列車 ゴールデンの町並みと言うか山並みかも
ゴールデン最大のレストラン こんなの喰えますか?