2009.02

黒砂漠・白砂漠・砂砂漠.

 
 すべてが白の世界、見上げるような石灰岩のニョキニョキが見渡す限り続いています。 幻想の世界に居る
ような、そんな気がしてきます。     黒一面の砂漠から100kmほどで様変わりする白砂漠に極楽浄土を
見たような気がしますが、炎天下のこの世界に放り出されたら命の保証はないでしょうね。 

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カイロから西に約5時間100km以上のスピードで走りぬけると、リビヤ砂漠の一角を占める西方砂漠に
到着する。    最初のオアシス「バフレイヤ・オアシス」が宿泊地で、ここを基地にして黒砂漠と白砂漠
そして砂砂漠を訪れることにした。  オアシスには鉱泉がわき出てナツメヤシの緑地帯が広がっている。 

  
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 砂漠を数100kmも走って忽然と現れる  オアシスとナツメヤシの林
     
オアシスにあるロッジ 椅子や机までナツメヤシを利用し、屋根もナツメヤシで葺かれている   
     
 雨は全く降らない(年間2ミリ)ので、 泥煉瓦の壁と泥を塗ったお墓     こんこんと湧き出して枯れない
 鉱泉は住民の水道であり浴場代わり、女の人は人前に出ないのでどうしているのでしょうか?  
     
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大昔、爆発した火山群が玄武岩を雨のように降らして出来たのが、黒砂漠と言われるそうです
礫砂漠は「月の砂漠」で思い浮かべる、あのイメージとはかけ離れていますが、風が吹くと大変
です。   トヨタのランドクルーザー4WDが活躍していますが、チョッと道をはずれるとすぐ潜り
車輪が空転してしまいます。   舗装路以外は素人の出る幕がありません。  

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   これが砂砂漠、右の写真の僅かばかりの斜面を登ろうとしても、まさに蟻地獄 あせるほどに足が
 潜って登れないのです。   その砂地を四輪駆動で走り抜けるのですが、パリダカラリーの困難さが
 実感として感じられる程に走行困難に陥ります。   車の無いころはラクダの背に揺られてこの砂漠
 を行き来したと考えると、途方もなく困難な旅を続け、オアシスの緑に生き返ったと感慨ひとしおです



画面タッチ 黒砂漠と白砂漠のコントラスト