すべてが白の世界、見上げるような石灰岩のニョキニョキが見渡す限り続いています。 幻想の世界に居る ような、そんな気がしてきます。 黒一面の砂漠から100kmほどで様変わりする白砂漠に極楽浄土を 見たような気がしますが、炎天下のこの世界に放り出されたら命の保証はないでしょうね。 |
--- | ||
カイロから西に約5時間100km以上のスピードで走りぬけると、リビヤ砂漠の一角を占める西方砂漠に 到着する。 最初のオアシス「バフレイヤ・オアシス」が宿泊地で、ここを基地にして黒砂漠と白砂漠 そして砂砂漠を訪れることにした。 オアシスには鉱泉がわき出てナツメヤシの緑地帯が広がっている。 |
--- | ||
砂漠を数100kmも走って忽然と現れる オアシスとナツメヤシの林 | ||
オアシスにあるロッジ 椅子や机までナツメヤシを利用し、屋根もナツメヤシで葺かれている | ||
雨は全く降らない(年間2ミリ)ので、 泥煉瓦の壁と泥を塗ったお墓 こんこんと湧き出して枯れない 鉱泉は住民の水道であり浴場代わり、女の人は人前に出ないのでどうしているのでしょうか? |
||
--- | ||
大昔、爆発した火山群が玄武岩を雨のように降らして出来たのが、黒砂漠と言われるそうです 礫砂漠は「月の砂漠」で思い浮かべる、あのイメージとはかけ離れていますが、風が吹くと大変 です。 トヨタのランドクルーザー4WDが活躍していますが、チョッと道をはずれるとすぐ潜り 車輪が空転してしまいます。 舗装路以外は素人の出る幕がありません。 |
--- | ||
これが砂砂漠、右の写真の僅かばかりの斜面を登ろうとしても、まさに蟻地獄 あせるほどに足が 潜って登れないのです。 その砂地を四輪駆動で走り抜けるのですが、パリダカラリーの困難さが 実感として感じられる程に走行困難に陥ります。 車の無いころはラクダの背に揺られてこの砂漠 を行き来したと考えると、途方もなく困難な旅を続け、オアシスの緑に生き返ったと感慨ひとしおです |