第369回四天句会
令和2年6月12日
Zoomリモート句会
   
点盛り表は、リンクをどこかに埋め込んであります
ご興味のおありの方はお探しください

兼題 水無月 梅雨 熱中症
席題 薫風 
 コロナ自粛中の6月はネット投句でやろうかというところ、Zoomでのリモート句会を提案、前日のトライアルと、本番と4人が参加、やってやれないことは無いと言う程度の参加者のITレベル、慣れれば何とかこなせるかも
 しかし、対面での句会を早く再開したいものです

  利孟
阿茶さんと南蛮さんと七変化
四阿に水と梅干し熱中症
水無月の水になじみし釣瓶縄
梅雨雲を下に不二山奧ノ宮
薫風や鉄の扉の煉瓦門

  虚承
庭で摘む胡瓜を揉んで二人分
熱中症塩飴ひとつ賜りて
バーボンに噎せて咳込み梅雨深し
薫風やタオル回して銭湯へ
水無月の地下鉄窓を開け放ち

  雨竜
梅雨夕焼けすずめは道をついばみて
観覧車小窓に初夏の風を入れ
座布団の猫水無月の八畳間
熱中症ドアの向かうは一人部屋
風薫る武道館へとギャル群れて

  あやの
靴墨のほどよく伸びて梅雨に入る
薫風や床几で憩ふ渓の茶屋
熱中症に備へて太る鞄かな
水無月や空に伸ばして毒の蔓
鳥さわぎ蝶ひらひらと凌霄花

  比呂志
今泣いた児のもう笑ひ風薫る
じつとりとシャツの張り付き梅雨に入る
境内の小径を狭め濃紫陽
水無月やバタフライピーのティータイム
 新型コロナ禍
目鼻口ガードを固め熱中症