公共事業は有効か
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乗数の理解の前提となる数列についての基礎項目

(1)数列

ある規則によって何番目の数は何であるか定まる数の列

(2)初項

数列をなしている各数を「項」と言い、一番最初の項を「初項」と言う

(3)一般項

一般的に数列をあらわす場合、初項を1, 第2項を2 ,第n項をn と現す。nがnについての式で書かれ、それにより数列が一般的に表されるとき、nを一般項という。

(4)等比数列

一定の数を次々掛けて得られる数列。その一定の数を公比と言う。初項を、公比をrとすると

初項 第2項 第3項  第4項     第n項

   r   r    r   rn−1

(定義)全ての自然数について   n+1 n × (公比)r

(一般項) 初項を、公比をrとすると、n=rn−1

(5)等比数列の和

初項を、公比をr、 末項をL、 項数がnの等比数列の和をSnとすると

r≠1のとき


これに関する証明

 

(6)無限等比級数の和

初項を、公比をrとする無限等比数列  ・・・・は    のとき収束し、その和は

  になる。

※その理由

上記(5)の式     において項数nを無限大と考えると の値が だから)0になるので分子の「」はになる。

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