魂兮歸來哀相撲
靑靑多瑙河邊蕪,
萬里黄沙到方壺。
黑海不如戈壁颶,
男兒日本何在乎。
靑靑たる
多瑙
ドナウ
河邊の
蕪
くさ
,
萬里の黄沙
方壺
はうこ
に 到る。
黑海は
如
し
かず
戈壁
ゴビ
の
颶
あらし
,
男兒 日本
何
いづく
に
在
あ
り
乎
や
。
當麻蹶速魂兮歸來哀相撲。
今日のテレビ中継を見て、我が国の相撲の祖である當麻蹶速(たいまのけはや)の霊魂に呼びかけた。写真は當麻蹶速の五輪塔、碑、塚。(平成18.5.5撮影。写真の右手の奥には大相撲の博物館(?)のようなものがある)。
*************
・魂兮歸來…:
『楚辭』「招魂」
より。
・青青…:
古詩
の歌い出しにしばしば見かける辞。
・多瑙:
ドナウ川。ブルガリアの北側の国境線をなす国際河川。
・方壺:
勃海にある東方神仙の島。ここでは、日本を指す。
・戈壁:
ゴビ。
・何在乎:
「不在乎」としてもよい。平気である、意に介さないの意になるが…。
平成十八年七月二十日
漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩
次の作品へ
前の作品へ
自作詩詞メニューへ
詩詞概説
唐詩格律
宋詞格律
毛主席詩詞
天安門革命詩抄
参考文献(詩詞格律)
参考文献(唐詩)
参考文献(宋詞)
参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻)
わたしの主張