九度山長恨　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

九度山長恨

阪南百里火雲天，
靜謐翠微無譟蝉。
憶昔眞田憤怒血，
染來紅旆六連錢。




車体に六文銭や武者の絵	シートも赤く六文銭（シルバー席は、六連ハート）

	お昼：柿の葉寿司750円

真田屋敷跡（真田庵）入口	真田庵本堂

真田地主大権現	雷封じの井

真田庵	真田ミュージアム（真田昌幸・幸村父子）

「真田の抜け穴」	九度山駅前

　　　　　　　　　　九度(くど)山(やま)長恨　

阪南　百里　　火雲の天，
靜謐(せいひつ)なる　翠微(すゐび )　　譟蝉(さうせん) 無し。
憶(おも)ふ昔　眞田(さなだ )　　憤怒の血，
染め來(きた)る　紅旆(こうはい)　　六連錢を。

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　　八月二十日（土）～二十一日（日）、九度山と高野山に行った。
二十日は九度山に行った。燃えるような暑さの日だった。
　　九度山は和歌山県北部にある高野山北麓の川沿いの低い山地で、静かな山村の趣を持った町。真田昌幸・幸村父子が扼腕していた地で、今は町一面に真田の六文銭の赤い旗がはためいている。赤い旗、赤い提灯、六文銭、赤い武具の写真、赤備えの武者の面々……。町とそこへ到る電車には、今、「真田紅」で満ちていた。（詩では「血染めの赤旗…」と表現したが、これは剽悍無比の益荒男（ますらお）ぶりの表現としてである。）

　　行程は：⇒九度山駅…（昼食：柿の葉寿司＋beer）…真田庵（善名称院＝真田昌幸・幸村父子の閑居跡に建てられた寺院）…真田ミュージアム…真田古墳（真田の抜け穴伝説）…まちなか休憩所…九度山駅⇒極楽橋駅（ケーブル）高野山（山上）駅…成福院・宿坊（泊）。
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・九度山：	和歌山県の北東部、伊都郡の地名。高野山北麓を流れる丹生川が紀ノ川に合流する地にある。真田昌幸・幸村父子が関ヶ原の合戦後、ここに配流され、昌幸が没した処。なお、幸村は十余年後、大阪方の危機に際し、ここ、九度山を抜け出して大阪に馳せ参じた。
・譟蝉：	やかましく鳴くセミ。
・六連銭：	真田家の紋所の六文銭のこと。