漱石
喃喃含怨是操觚,
高論未休魚魯愚。
紈袴由來多誤國,
平成孫楚君何輸。
喃喃
なんなん
怨みを含むは
是
こ
れ
操觚
さう こ
,
高論 未だ
休
や
まず 魚魯の愚。
紈袴
ぐゎん こ
は 由來 多く國を誤れるも,
平成の
孫楚
そん そ
君 何ぞ
輸
ゆづ
らん。
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いつまでも、同じことばかりを聞いていると疲れる。
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・魚魯:
「魯魚」の意で、字の写し間違いの譬喩。或いは「亥豕」や「帝虎」の方がスムーズに平仄が合うが…。
・孫楚:
魏晋の人。孫楚(字は子荊)は、諺の言い間違いをしたが、自らの間違いを認めず、言い訳のためのこじつけを押し通した。『晉書・孫楚列傳』に云う「楚相少時欲隱居,謂濟曰:『當欲枕石漱流。』誤云『漱石枕流』」
。このことにより、「孫楚漱石」のことわざが出来た。
平成二十一年三月三日
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