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2016.10.10
KATO U.S.A. から発売されている蒸気機関車シリーズです。日本語パッケージの製品が国内でも販売されています。
2014年発売の#844に加え、2016年には#838も発売されました。基本的には色替え製品です。
簡単にご紹介します。
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気付いていない点はあるかもしれませんが、#838と#844の成型は同じのようです。ペイントとレタリングが少々異なっています。
全長も大きいですが箱も大きいです。箱の長さはちょうど30センチあります。国内で流通したKATOのNゲージ蒸機としては最大ではないかと思います。
#844(黒) | #838(現役仕様) |
#844(黒) | #838(現役仕様) |
ナンバーのほか、先輪・動輪のタイヤや、ランボード側面の白の有無に違いがあります。
UP #844(黒)
塗装は極上です。とてもプラ製品のNゲージとは思えません。ランボードやタイヤ側面に、とてもシャープな白線が入っています。
UP #838(現役仕様)
銀色部分の輝きや黒部分の光沢が、#844より若干抑えめに見えますが、単なる個体差やロット違いかもしれません。相変わらず美しいです。
タイヤ側面とランボード側面は黒です。
UP #844(黒)
こちらはテンダーです。
「UNION PACIFIC」のロゴの位置が、#838(現役仕様)より1文字程度後方にあります。
UP #838(現役仕様)
テンダー前方左側に、「FIRE HOSE ONLY」という赤色の表記があります。
UP #838(現役仕様)
反対側です。こちらには「FIRE HOSE ONLY」表記がありません。何が入っていたんでしょうね。
そういえば「SL蒸気機関車の思い出」の中に、トンネルで煙に巻かれて苦しくて、テンダー妻面のツールボックスに頭を突っ込んで息をついたというエピソードがありました…。
最小通過曲線はR282とされています。
私の買ったものをR282で走らせると、前回の#844(黒)は大丈夫でしたが、今回の#838(現役仕様)は先輪が脱線してしまい、走れませんでした。
見たところ、作りは同じもののようなので、あとでちょっと調べたいと思います。お店の試走台はほとんど直線なので、曲線や複合的なことはわからないんですよね。
でもこの機関車にR282とは、見かけがミニカーブ並みですから、もっと大きいカーブを使ってやらないとかわいそうな感じです。
UP #838(現役仕様)
(拡大写真)
KATO U.S.A. においては、それぞれTSC DCC付きとESU Sound DCC付きが受注生産品で存在します。基本の2種と合わせて合計6種のラインナップとなっています。
なおサウンドに関してはアナログ運転用のサウンドカードも発売されています。
最初に発売された#844(黒)について、次ページでもご紹介しています。このページの2年前に書いたものです。
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