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1/25の夢 T.目の前は真っ暗 私は自分の部屋にいます。 起きようとしているようですが、立ち上がれません。 足に力が入らず、目もグルグル回ってしまい、もう訳が分かりません。 勉強机に後ろ向きにもたれかかっています。 視界が真っ暗になっていきます。 U.冷凍食品 私は冷蔵庫のドアを開け、冷凍食品を持ち出しました。 V.高校生活 私は高校生です。 学校の校舎に入って行きます。でも知らない学校の校舎です。 私は何故か、授業に出られない事が多いです。 でも不真面目というわけではありません。 クラスメイトとも上手くいってない様子です。 階段が見えました。女の子が腰掛けています。 男の子みたいに、ガサツに股を広げて座っています。 膝上の丈のスカートにルーズソックス、薄茶のベストにショートヘアだったと思います。 あのスカート丈は校則違反です。 私は階段の下から彼女を見ていた気がします。 私は校則通りの制服でした。 Tの夢はとてつもない恐怖を感じていて、起きて
からも不安でした。 ▼ Q 1 私が引き摺っている問題の何かを 解明できる鍵になっているのかなぁ、と・・・。
目がグルグル回っ たり・・・目の前が真っ暗になるのは・・・ 現実への認識が甘 いからかもしれません。大切なことや大変なことから目を背けようとしているからでしょう。 あなたの部屋で・・・そのような現象が起きているということは・・・あなたに原因があるということ。 間違った考えや判 断をしていたり・・・何かトラブルのもとを抱えているということかもしれません。
そのような状況を どうにかしたいと思っているのでしょう。それが2つ目の夢につながります。 あなたがしたこと は・・・冷蔵庫から・・・冷凍食品を持ち出すということ。
冷凍食品ですか ら・・・一度出したのなら・・・そのままにしておくことはできません。 解凍し、調理して 食べるか・・・レンジでチンして、そのまま食べるか・・・再びもとに戻すか? いずれにしても・・・動機としては・・・何らかの欲求を満たすということのよう。
冷蔵庫から冷凍食 品ということですから・・・もともとあったものを取り出して・・・ あまり手をかけな いで欲求を満たすということになります。つまり、努力しないで満たされたいということ。 冷蔵庫を開ければ・・・何かあるはずだから・・・何とかなるだろうと思っているということでしょう。
整理すると・・・ 「冷蔵庫を開ける」ということは・・・ 何らかの欲求を満 たすために・・・現実的な対応を求められているということ。 「冷凍食品を取り 出した」のは・・・簡易な解決方法で状況を乗り越えようとしているというイメージ。
では・・・現実的 な対応とはいったい何なのでしょうか? その気分が・・・ 3つ目の夢を作り出しているのかもしれません。
3つ目の夢で発生 しているトラブルは・・・ 「高校生」という 役割をもっているあなたが・・・「学校」という環境に溶けこめないということ。 対立する2つのイ メージがあり・・・校則に違反しているかどうかが気になっているということ。
階段に腰掛けてい る校則違反のガサツな女の子は・・・あなた自身。 校則違反していな いあなたが・・・校則違反のもうひとりの「あなた自身」を階段の下から見ているのは・・・ 振り返りや・・・育ち直しの必要があると感じているから。階段の上下にいるのは・・・そういう意味。
あなたは違反して いないということを強調しています。そこに気がかりがある。 環境に合わせ て・・・言われるままきちんと生きてきたのに・・・どうしてという思いがあるということ。
あなたは・・・表 向きスカートに関して校則違反をしていませんが・・・ もう1人のあなたは・・・ガサツに股を広げて座るというある意味での「違反」をしています。 その違反の気分 が・・・もうひとりのあなたのスカートの丈を短くさせたのかもしれません。
女子高校生にとっ てスカートの丈が短いのは・・・違反であっても・・・当たり前にしたいことですから・・・ 高校生のころか ら・・・あなたには・・・何かしらの「生きにくさ」があったということになりますね。 その「生きにく さ」を・・・男の子のように振る舞うという現実的対応で乗り越えてきたということかも? そのことを・・・ いまになって振り返り・・・それでよかったのかと見つめなおしている夢なのかもしれません。
さて・・・3つの 夢を整理してみると・・・ あなたには現実的 な問題があり・・・その対応に迫られていて・・・ どうにかしなけれ ばならないと思っているのでしょうが・・・ 安易な解決方法を 選んだために・・・うまくいかないでいるのかもしれません。 結果として・・・依然としてあなたの求めていることは実現されないでいるということなのでしょう。
そのことに対し て・・・あなたは・・・自分は少しも悪くないと思いたいようです。 うまくいかない原 因を自分に求めるのでなく・・・周囲に求め始めているということのよう。 だから・・・あな たの視界は真っ暗になってしまったということかもしれません。 誰も信じられな
くなってきていて・・・周囲から孤立し始めていることを・・・夢は伝えています。
by エリカ
▼ @立ち上がれず、目が回っているとき・・・ >いえ、誰かに助けてほしいとは感じていませ
んでした。誰の事も考えていません。 A自分の部屋にいますが・・・ >今、生活している部屋です。 B大切なことや大変なことから・・・目をそむけてはいませんか? >・・・大変な事、というと「彼」に関する事
でしょうか・・・? C冷蔵庫から冷凍食品を持ち出していますが・・・ >それがよく分からないんです。 D持ち出した冷凍食品は・・・どうするつもりのようですか? >その時はどうしようとか考えてなかったと思
いますが、 E授業に出られないのは・・・どうしてだと思いますか? >言い訳ですか・・・? Fガサツに股を広げて座っている女の子を・・・ >パンツは見えてなかったです。 G校則違反は・・・学校でするものですね。 >最近はこの状況にも慣れてきましたが、彼に
恋をした事でしょうか。 Hあなたは校則通りの制服でしたね。 >実際に高校時代はそういう格好でしたし、そ
れが当然だとも思うんですが、 I階段の下の方にいるようですが・・・ >夢から覚めた今現在では、階段から離れて
いったと思うんですが、 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、目の前が真っ暗になるのは疎外感。自分の存在感が
失われていく不安があるから? 誰かに助けてほしいとは感じていませんでした。誰の事も考えていません。 →机の前で新たにするようになったことは・・・化粧をするということ。 行動の起点となる場所であり・・・身支度を整えるところ。あなたらし さを作り出すところ。 その場所で・・・あなたは立ちあがれないでいる。目の前が真っ暗に なっているのですから・・・ どのように「自分」を作り出していったらいいのかが・・・わからなく なっているということ。 周囲の人との距離感や自分の位置付けがわからないということなので しょう。 凍ったまま懐に抱えてた んじゃないでしょうか。懐に隠し持っていた。 →冷蔵庫は・・・いますぐには使わないけど・・・そのうち必要となるも のを腐らないように保存する場所。 あなたは・・・必要となるものがあったので・・・取り出したというこ とのよう。それは「なま物」のはず。 でも・・・なぜか開封しないで・・・そのまま隠して待っているという 「不自然さ」。 いままでしまって置いた「なま物」で・・・出さないといけないと感じ たものですから・・・たぶん「女性性」 その「女性性」を・・・どう扱っていいのかわからないということのよ う。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
起きようとしても・・・立ち上がれない場所が・・・あなたの部屋なので すから・・・ 先行きがはっきりしない・・・何をする気にも なれない・・・どうしようもないと思っているということ。 目がグルグル回って・・・わけがわからなくなり・・・視界が真っ暗に なっているのはそういうわけ。
「違反」は・・・女の子なのに・・・男の子のように振る舞っていたとい うこと。 それが・・・いまのあなたを作り出してしまったのではないかと振り返っ ている夢のよう。 高校生の頃に・・・いまは必要ないから と・・・冷蔵庫にしまったのが「女性性」 周囲になじめないから・・・そうなったのか? あるいは・・・結果とし て周囲に溶けこめなくなったのか? いずれにしても・・・あなたは・・・いまになって・・・冷蔵庫にしまっ たものが必要になったと感じている。
でも・・・なぜか・・・解凍するのをためらっている。取り出したものを 使わないでいる。 カチンコチンのまま・・・未開封のまま・・・どうしたらいいのかと迷っ ている。 なぜなら・・・「都合が悪いから・・・いまさ ら間に合わないから・・・うまくいかないから」ということのよう。
1人で強く生きていかなければならないと思い込まされたのは・・・弱い 存在である母のせい。 喜びを共有するべき相手・・・つまり母にとっての「夫」であり・・・ あなたにとっての「父親」であるべき男性を避けなければならない状況に 追いこまれたのは・・・母のせい。 そして・・・母とあなたは・・・しがみ合う関 係になっていて・・・お互いに縛り付けている。
あなたと母親の関係は・・・窮屈なもの。 母とあなたの間にある「規則」を・・・ずっと守ってきたあなたでした が・・・ このままでいいのだろうかと苦しみもがいている。 目がグルグル回って・・・起きあがれないのは・・・そういうイメージ。
階段を上がって・・・上の方から・・・その女の子を見たような気がして いるのなら・・・ 母の呪縛から少しずつ解放されていくものと思われます。 母の世話は・・・姉に任せればいいのです。1人で生きるのが辛くて も・・・そうするべきですね。 現実面であなたが実行すべきことをしていないのなら・・・早急に行動を 起こすべきかも? 夢は・・・あなたの現状認識の甘さを嘆いてい るのかもしれません。それが真っ暗の意味。 by ふむふむ
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うらら様▼ ▼ お世話になっております。ホトトギスです。 「目の前は真っ暗/冷凍食品/高校生活」の夢診断、拝読しました。 いつもありがとうございます。 で、すみません、これは質問というより、感想なんですが・・・、 うららさんから頂く診断結果を見る度、考えていた事があるんです。 私が「常に人のせいにして、周りを責めている」という事。 やっと私なりの答えに辿り着きました。 「人のせいにする」事がいけない事だとは言葉では知っているんですが、実行するのは本当に難しいです。 「忘れてしまえ、忘れてしまえ」と何度自分に言い聞かせても、「でも、でも」と言いたくなってしまいます。 確かに、子供時代の私に責任があったとは、今でも思えません。 私がこんな状態になってしまった事の責任の根源は、やはり親にある、と感じています。 じゃあ、親がこんな風になったのは、そのまた親の責任、という事になるんですが。 でも、この「責任」という言葉から頭を離さないといけないんですね。 「責任をとってくれ」と言っても、もう親には何をどうこうする力もないんですから。 今、この状態をどうにかできるのは私しかいないという事。 「問題解決の為、今、誰が動けるのか」という事が大事なんですね。 その為にはまず、「母を捨てる」という事。 母を捨てて、「責任のなすり付け合いの関係を断ち切る」という事。 私は今、随分と反抗的になっていますが、母は私の問題には興味がないようです。 「お前も父親や、死んだ兄貴と同じだ」と、蛇のような目で私を睨みます。 私が何故、反抗的な態度をとるようになったのかには全く興味がないようです。 なんだってこんな人間が結婚して子供を産む気になったのか不思議ですが。 私は誰かとそんな関係になる前にカラクリに気付いてまだ良かった、と感じてます。 私の抱える問題は「女性性」に関する事であり、 その問題は突き詰めれば「父母との関係」から発生したという事。 つまり、私は「家の中で生き延びる為」進んで道化になり、 「母に守られる為」母から与えられたルールを忠実に守り、契約を結んだ。 でも、私が進んで負った役目であるなら、いつでも返上できるし、 進んで結んだ契約であるならいつでも破棄できるんですね。 子供の時の私は、それが後々どのような結果をもたらすか予想もできませんでしたが、 今はその結果を目の当たりにして、なおかつ、それが間違いであったという事にも気付けたんだから、 「今の私」なら現状を変える事ができるんですね。 夢もうららさんも、繰り返し繰り返し、この事を伝えてくれていた。 「私には力があるんだから、それができるんだから、嘆いてばかりいないで、 人を責めてばかりいないで、動きなさい」という事ですね。 それに、「責める」とは、自分から相手に力を与えてしまう事なんですね。 私が弱いから、非力だから、責めたくなる。 でも、責めれば私の中の母という存在はますます大きくなってしまう。 数日前から、不動産の情報を集め始めました。 今までも色々見てはいましたが、真剣みが増しました。 実質的な行動としては、不用品の処分から始めてます。物を少なくしないと。 母に勧められて買った服で、気に入らないものはどんどん処分してます。 気に入りもしないのに、殆どの服には私がお金を出してるんだから、文句は言わせません。 母は不機嫌そうですが。 それと、今回の診断で「現状認識の甘さ」という御指摘を頂いたんですが、 やっぱり今の私ではまだまだ、事の重大さを理解できてないような気がします。 きっと、トンネルを潜り抜けてから、その重さが分かると思います。きっと身震いする事でしょう。 私が未だ経験した事のない「女性としての幸せ」を望む段階まで辿り着けたなら、きっと分かるだろうと思います。 そのレベルに到達するまでには何をしたら良いのかよく分かりませんが、当面の目標は一人暮らし。 とにかく「断ち切る」事から始めないと駄目なんですね。それだけはよく分かりました。 とりとめのない話で長くなってしまい、申し訳ございません。 いつもいつも丁寧な診断、本当にありがとうございます。
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▼ ▼ 【Reflection】 夢は創造であり、適応的に「進化」する能力をもっている。 さまざまな状況を解決する「形質」が自然に「夢」に発現するということ。 最初の夢が、「自分の部屋」 起きようとしているのに、立ち上がれない。力が入らない。 ※レム睡眠時は、筋肉をうごかそうとしても、基本的に動きません。「金縛り」現象。 ※当然、目もグルグルと動いています。 勉強机に後ろ向きにもたれかかっている。 視界が真っ暗になっていきます。この部分は、普通ありえません。 「金縛り」なら、視界の一部がはっきりと見えるはず。 つまり、単なる「金縛り」現象ではないということです。 「勉強机」に関する「新奇な体験」の記憶が化粧をするということ。 そのことによって、関連する「弱いつながり」の記憶が、「高校生活」の夢。 それを、つなぐ「事態」が視界が真っ暗ということなのでしょう。 「事態」は自分の部屋で起こっている。 この「事態」を解決するのが、「弱いつながり」の記憶。 その「形質」は「規則を破る」ことであり、「冷凍」していたものを取り出すこと。 「進化」は、現状から「離脱」し、あらたな「環境」を求めることで発現します。 あらたな「環境」とは、「引っ越し」のことでしょう。 夢における進化は「変異と選択」の往復によって進行しますから 夢は「変異」の部分を見つけようとします。 最初に、「授業に出られない」夢見者がまず登場します。 次に、階段に腰掛ける「男の子」みたいもガサツに股を広げる「高校生」 この2人を見つめる「校則通りの制服」の夢見者が最後に登場。 男の子より喧嘩が強くて、度胸があって、 BOSSと呼ばれて、賞賛され、指折りの有名人だったはずの夢見者が 不真面目ではないが、クラスメイトとはうまくいっていない「自分」となっています。 膝上の丈のスカートに薄茶のショートへヤーという「校則破り」の高校生を見ています。 夢見者は階段下から、上へ移動する過程において、「変異」します。 当然のことですが、「変異」は、「多様性」を生じさせてしまいます。 つまり、クラスメイトとはうまくいっていなかった不真面目でない「夢見者」 ガサツで股を広げている「男の子」のような女性性を無視する「夢見者」 クラスメイトに賞賛され、有名人である「夢見者」の3つに「分裂」させることになるのです。 その後「適応進化」の過程をたどることになるのですが・・・。 「母親」といっしょに生活する夢見者。 「事務員」としての夢見者。 「ボランティア活動」をしている夢見者という具合に 場面ごとに多様性である「変異」を「選択」するようになりました。 そんなとき、「分裂」を破壊したのが、「憧れの彼」との出会いです。 夢見者は、あわてて「冷凍」していた「女性性」を 冷蔵庫から、取り出しましたが、どう扱っていいのかわかりません。 夢見者が注目したのは「規則破り」の高校生。 「自分の部屋」で起こっている「真っ暗」な「事態」を解決するヒントがあるのではないか? つまり、「規則破り」という「形質」が役に立つのではないか。 このことに気づいたということでしょう。 言い換えると、「憧れの彼」には、「妻子持ち」という条件があるけれど、 好きになってもいいのではないか。不倫という形へ発展しなければいいのではないかという「規則破り」 もうひとつは、「母親」の言いなりになる必要はないのではないかという「規則破り」 さらにいえば、ボランティア活動そのものに対する「自分の役割」について、異議をとなえてもいいのではないかという「規則破り」 これらの3つの「事態」が、同時に発生しつつあるため、夢見者はとてつもない「不安」を感じているのです。 とりわけ、現実問題として、「進行」しているのが、母親からの離脱。引っ越しという「規則破り」 さて、夢見者は「妻子持ちの男性に恋をした」事を、違反だったわけではないと感じています。 「1人で生き抜かなければならない夢見者が、喜びを共有できるかもしれない相手を見つけてしまった」ことが違反だと言っています。 喜びを共有するとは、「心を許す・心を開く」ので、それはいけないこと。「規則破り」、違反だと思っています。 1人で戦わなければならないと言っています。母親もそうだったから、夢見者もそうだと結論づけます。 ここに「夢見者」の「生きにくさ」があり、表面上で、多くの人に囲まれいても、心を許せる友がひとりもいないと嘆きます。 そんな「窮屈」な生き方をしている夢見者ですが、 確実なことは、この夢をきっかけに、あらたな「変異」が生じるということです。 さて、お気づきでしょうが、夢は記憶の再構成です。 再構成は、もちろん「記憶を変える」作業でもあります。次のような記憶の改変がありました。 「男の子より喧嘩が強くて、度胸があって、 BOSSと呼ばれて、賞賛され、指折りの有名人だった」はずの夢見者が 「不真面目ではないが、クラスメイトとはうまくいっていない」夢見者となっています。 記憶を変えたのは、「母親」からの「離脱」を目指す夢見者にとって、 BOSSと呼ばれ、指折の有名人だったという記憶は不都合と感じたからでしょう。 そうではなかった、授業に出られなかった、不真面目ではないが、クラスメイトとはうまくいっていなかった。 つまり、「真面目」で何事もうまくいかない「自分」に置き換えることで、 「母親」への「規則破り」を正当化する基盤をつくったということです。 |
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