【夢分析のための実践講座 マスター編-25】          NEXT-UP

 

 

 

 

 

 

 

tamay.gif   女性  24歳 :   陰陽師?   「ホトトギス」さんの夢    ㉕  chibiz.gif
2/9の夢

私はある秘密(裏?)組織の一員です。
その同じ建物の中には、女性がもう一人勤めています。
彼女は私が現実世界で「ねーさん」と呼んで慕っている同僚と良く似ています。

私はある日、組織を抜け出す事を決意しました。
夜陰に紛れ、身一つで出て行きます。
上は黒い七分袖のシャツ、下は黒いパンツ。
 
坂を下って行きます。
すると、建物の門らしきところで、先程の女性が頬杖を突きながら私を見ていました。
誰かを待っているんでしょうか? 彼女は既に脱出に成功したようです。
 
私はそのまま通り過ぎました。
すると、組織の建物に戻る為、坂を上って来た乗用車と擦れ違いました。
中の人物が見えました。向こうも私に気付いたようです。
後部座席に三人、座っています。
 
手前は(現実世界での)会社の上司。
窓は開いてませんでしたが、身を乗り出すようにして私の事を凝視しています。
真ん中の人物は誰か分かりません。抜け落ちたように真っ白で、俯いて座っていたと思います。
一番奥は、平安朝の貴族の服装をしていました。
白い着物に紫の帽子で、顔は真っ白。のっぺらぼうです。髪だけは真っ黒です。
その人物は陰陽師なのです。
 
私は車が通り過ぎた瞬間、陰陽師に『呪いをかけ殺される!』と感じ、
過ぎ去った車を振り返り、護身の為、九字を切ろうと思いましたが、止めました。
素人が生半な知識でやるべきではない、と感じたからです。
 
私は『クソ!』と思い、無駄とは知りつつ、少しでも遠くに逃げようとしました。
 
すると、目の前で、トラックがペットボトルの荷崩れを起こし、困っていました。
それは変わったトラックで、荷物を積む部分は箱状になっているのですが、
何故か横の部分の壁がなく、吹き抜けているのです。
 
通りかかった人達と数人で、散らばったペットボトルを拾い集めました。
ボトルをガンガン、トラックに積み戻します。
スカートを履いた若い女の子が、私の一番近くで作業をしていました。
二十歳になったか、ならないか。そんな年頃でしょうか。
 
その女の子が、拾ったボトルを一本、手渡してくれました。
大きめのお茶(?)のボトルで、ボール箱の保護材が付いていました。
同じ種類のボトルには全部、保護材が一本一本、丁寧に付いています。
でも、そのボトルをトラックに積む時、何故か保護材は外しながら戻していました。

同僚の女性は先に家を出た「姉」、陰陽師は 「母」、
真ん中に座っていた真っ白い人物は「私」なのかと思いました。
奇怪なのはペットボトルを大量に積んだトラックです。ボトルに付いていた保護材も不思議です。





Q 1  奇怪なのはペットボトルを大量に積 んだトラックです。ボトルに付いていた保護材も不思議・・・

 

平坦な道とちがっ て・・・「坂」は状況が変化することを暗示させるシチュエーション。

いい方にも悪い方 にも転がる可能性がある不安定な場所。それが・・・坂という場所。

坂を下っているのは・・・いま取り組んでいることにくじけそうになっているというイメージ。

厳しい現実から逃 れて・・・楽な方へと心が傾いているのかもしれません。

 

さて・・・秘密の 組織を抜け出すことは・・・あなたにとってどんな意味があるのでしょうか?

あなたより先に脱 出に成功している人がいますね。ねーさんと呼んでいる人です。

実際の「姉」にあたる人だと感じているのですから・・・逃げ出したい組織とは「家族」ということ。

 

門らしきところを 通りすぎたようなのに・・・抜け出した感じがしません。

それどころ か・・・組織のところへ戻っていく車の中には・・・あなたがいるような雰囲気。

 

歩いて坂を下り て・・・秘密組織を抜け出すのも「あなた」であるし・・・

車に乗って坂を上 り・・・秘密組織に戻るのも紛れもない「あなた自身」ということ。

組織から抜け出す のは・・・予想以上に困難だと感じているということになります。

あるいは・・・抜 けたとしても・・・変わり映えがしない現実ということなのでしょうか?

 

ところで・・・夢 の中でもうひとりの自分自身とすれ違うのは・・・

現実世界にうまく 適応できないで・・・葛藤を抱えているということ。

自分の置かれている立場や状況を冷静に見つめる必要があるということなのでしょう。

 

荷物は・・・いま 現在抱えている問題や悩みをイメージさせるもの。

トラックで何かを たくさん載せて運ぶのは・・・一括して処理しなければならないということ。

簡単に運搬できるはずでしたが・・・思わぬところで・・・トラブルが発生している。それが荷崩れ。

 

荷崩れの原因はト ラックの構造上の欠陥? 

荷台の横の部分が 欠落しているから・・・荷物を積むことができないのに・・・

無理して載せたか ら・・・荷崩れを起こしたということなのでしょう。

それとも・・・慌てて出発したから・・・準備が整わないままだったということかもしれません。

 

積みなおしてみた ら・・不必要なものがあることに気づきましたね。

ペットボトルにつ いているダンボールの「保護材」です。

必要のない「保 護」が・・・いつのまにか紛れこんでいる現実があって・・・困惑しているのかも? 

あなたにとって・・・必要ないのに・・・たくさんある余計なものって・・・いったい何でしょうか?

 

トラックは・・・ たぶん・・・引越しのイメージ。ペットボトルは・・・気軽な1人暮らしの生活。

でも・・・トラッ ク一杯のペットボトルは多すぎる感じ。

どこか過剰 で・・・何かが度を超えているのに・・・気づかない「あなた」なのかもしれません?

簡単にできるはずでしたが・・・思わぬところで障害が発生し・・・くじけそうになっている。

障害そのものは・・・あなた自身の中にあるということ。それが・・・「過剰さ」と「準備不足」

 

準備期間が足りな いので・・・どこか母親に頼る気持ちがまだ残っているということなのでしょう。

だから・・・それ を切り捨てなければならないと感じている。保護材を外しているのは・・・そういう意味。

トラック は・・・まだどこにも向かっていません。荷物を積んでいるだけです。もう少し・・・時間が必要ということ。

by エリカ      




   こんにちは。うららです。ここから担当します。

    @秘密の組織を抜け出すことはできると感じましたか?
    そう思うのはどうしてなのですか?

    >肉体的には抜け出せたのではないか、と思っ ています。
    でも、心理的には依然、縛られたままです。

    >敵は陰陽師なので、完全には逃げられないのです。
    彼は、例え自分自身が組織の建物の中にいても、
    外の世界の事を手にとるように把握してるんです。
    また、気が向いた時、いつでもどこからでも私を呪い殺す事ができるんです。
    彼は、そのような意味で万能なのです。

    Aあなたにとって「秘密の組織」にあたるものは何でしょうか?
    思いつくものがあれば、お話し下さい。

    >私の家、家庭ではないかと思っています。
    小さい頃、よく母に怒鳴られました。
    「お前、外に行って家の事べラべラ喋ってんじゃないよ!恥ずかしい!」って。
    私の家の内部の出来事は誰にも知られてはいけなかったんです。
    少しでもおかしな事は一切口に出してはいけなかったんです。
    どんなに仲の良い子にも、秘密にしておかなければならない事でした。
    でも、幼い私には、その境界線が良く分からなかったんです。
    一体どこまでが話して良い事で、どこまでが話してはいけない事なのか。
    私にとっては父が夜遊びして帰って来ない事も給料を入れない事も、
    また、兄が自殺した事も特別変わった事ではなかったんです。
    だから細かい事まで覚えてませんが、結構自然な事として話してました。
    ああ、だから母に怒鳴られたんですね。

    B会社の上司に対して、どんな感情を感じることが多いですか?
    最初の頃と最近のことを比較しながら、説明して下さい。

    >夢に出て来た上司は、最近、母に似ているの では、と思うようになりました。
    私は部署に一人の女性事務員なんで、結果的に課長・部長合わせて
    6人の上司がいるんですが、その上司は凄いんです。

    >最初の頃は仕事のできる人だなぁと思ってました。
    同じ部署にいる男性の事務員にはやたら冷たく当たるんですが、
    最初は男同士だから、冗談がキツイんだろう、と思ってました。
    でも、違うみたいなんです。
    どうやら、自分に歯向かってこない人間には無茶苦茶な態度をとるようなんです。
    気分次第で八つ当たり。その人にも人格があるという事、分かってるんでしょうか。
    それに対して、私には甘いです。女の子だから特別扱いなんでしょうか。
    どんなに優しく接してもらっても、気味が悪くてしょうがないです。

    C会社を辞めたいと思うことが最近ありましたか?
    もし、そうなら、どうしたいのですか?
    結果的に、どんな判断をしたのでしょうか?

    >最近はないですけど・・・。
    いっそ、兄と同じように引き篭ってしまいたいと思う事はあります。

    D門らしきところで,頬杖をついている女性がいましたね。
    あなたが「姉」だと感じてる人です。
    最近の姉のことについて思うことがあればお話し下さい。
    また姉の生活スタイルについてどう思うかもお話し下さい。

    >私は母から、「姉は冷たい人間で、頭も悪 い」と聞かされてました。
    でも、それは間違いでした。冷たいのは母の方だったんです。

    >今年の正月に姉が帰って来ました。その時の出来事です。
    私は姉に、お気に入りのぬいぐるみを見せました。「最近、好きで集めている」と。
    姉は「お前、こんなのが好きなのかー。そうか、お前の誕生日には
    ぬいぐるみを買ってやれば良いんだな」と、楽しそうに笑ってくれました。
    母は違うんです。私がぬいぐるみをいじっていると
    「なんだそれ、気持ち悪い」と言い、蔑んだような目で見ます。
    私にはただの犬のぬいぐるみがどう気持ち悪いのかよく分かりません。

    >姉は数年前、同棲していた人がいたようです。
    既に破局してますが。会社でも噂になったと聞きました。
    全体を見ると、姉はさほど立派な社会人には見えませんが、
    それでも一人暮らしがうらやましいです。
    姉は両親の離婚の際、一人立ちして正解でした。
    でなければ私と同じように、母の奴隷にされていたと思います。

    Eあなたのもので、しかも大量にあるものっていったい何でしょうか? 
    必要以上にあるから処分しなければならないものです。
    二十歳の頃から増えてきたものかもしれません。
    それは・・・具体的にどんなものですか?

    >就職してから、CDと本が増えました。
    あと洋服。二年ほど前からは自分で買うようになったんで、余計に増えました。
    自分で買うようになってからも母は私に服やバックを押し付けて来たんで。
    で、今、実際に処分してます。今はとにかく、物を減らして身軽になろうと思って。

    >それと・・・、「ペットボトル」と「二十歳の頃」で思い当たったんですが、
    丁度その頃、私は自慰行為をするようになりました。
    ストレス解消になる、と本で読んで。「女性の医学」とかいうシリーズの本でした。
    でも、それ以降、波はありましたが、殆ど嗜癖になってしまいました。
    これで相手がいたりしたら、セックス依存症です。恐ろしい事です。

    >その頃は以前勤務していた事務所で、上司にいびられていた頃です。
    仕事もきつい時期で、精神的にも肉体的にも追い詰められていました。
    それまで健康だった私が、頻繁に体調を崩すようになったのはその頃です。

    >思い起こせば、私が今までつまずいてきた人間関係は、どれもこれも母との関係にそっくりです。
    その人間の気分次第で一方的に私が振り回されるんです。絶対服従・隷従させられるんです。

    F逃げようとしているのに、手間取っているようですね。
    現実において、思うように進んでいないことは何ですか?

    >部屋探しと引越しの準備かもしれません。
    資金繰りは厳しいですし、まだ教習にも通ってますし。時間的にも厳しいです。

    >それどころか、先日、今度は母が入院しました。一週間ほどで良くなるそうですが。

    Gペットボトルの中には何かが入っていましたか?
    それとも空のペットボトルでしたか?
    ペットボトルは・・・この後どうなるのでしょうか? 想像して下さい。

    >ええ、お茶のような物が。未開封・満タンで す。ウーロン茶でしょうか。
    黄色っぽい、茶色っぽいものです。透明です。

    >この後・・・、どうなるんでしょう。不思議と店頭に並ぶ気がしないんです。
    事故で傷物になってしまったので、全て処分されてしまうのかもしれません。

    H保護材を外していたのは・・・あなたのようですが・・・
    いまのあなたにとって・・・「保護」からイメージされることは何ですか?
    もはや必要となくなった「保護」にあたるものですが・・・
    それでもなお・・・あなたに付きまとっているのかもしれません。

    >「母親」だと思います。

    I思っていることを実現しようと表面的に行動をすることができて も・・・
    実質的な部分で何かがうまくいかない感じをもっているのなら・・・
    具体的にどんなことなのかお話し下さい。

    >一人暮らしでしょうか。まだ部屋も探せてい ない状態ですけど。
    住みたい地域はもう決まってるんで、思い切って、
    不動産屋に掛け込んで相談すれば良いのかもしれません。
    着る物以外は、家具から何から、全て購入しないといけないんで、
    金銭的にかなり厳しいんですが。

    >でも本当は、怖がっているから、うまくいかないように思えるのかもしれません。
    また人のせいにしていると言われそうですが、
    「お前はできない、何もできない」と言われて育てられましたから。
    そのせいか、人に「やらないからできないんだろ」と言われても、ピンときません。
    最近まで気付きもしませんでしたけど、私って本当に「自分」がないんですね。
    勿論、悪い意味で。母のコピーとして生きてきたからだと思います。付属品です。

  >では、診断しますね。

     




    夢診断のポイントは、ペットボトルから連想されたのは自慰行為なのです から・・・過剰なら自虐的だということ。
    母との関係を他に当てはめていることで、自虐という「自慰行為」を繰り返しているのかもしれません。

    hetakyara02.gif  二十歳の頃・・・私は自慰行為をするようになりました。殆ど嗜癖になってしまいました。

    →自慰行為は自然なことで・・・とても幸せな感じがするものです が・・・

     あなたの場合は・・・ストレスの解消のために・・・仕方なくしてきた ということになりますね。

     どこかに惨めな気持ちがある場合・・・度を過ぎてしまうと・・・やが て自虐的な「気分」になります。  

    hetakyara02.gif   私が今までつまずいてき た人間関係は、どれもこれも母との関係にそっくりです。

    →母と親密な関係がうまくつくれない原因を・・・これまでは自分に求め ていたのでしょう。

     だから・・・母の関係と同じような雰囲気を持っている人に引き寄せら れてしまうのかもしれません。

     あなたがつまずいたのではなく・・・相手が「あなた」を必要としただ けのことなのです。

by うらら      





Q 2   どう受け止めればいいの? どう すればいいの?

     

    あなたは・・・もはや・・・「保護材」は必要ないと感じている。

    保護材は・・・あなたにまとわりつく「うまくいかない人間関係」のイ メージ。

     

    あなたを大事にするように見せかけて・・・からみついて・・・あなたを 駄目にする。 

    だから・・・外してトラックに積みなおしをしている。ガンガン放りこん でいる。

    母の束縛から抜け出すには・・・必要なことだ 自分に言い聞かせている夢のよう。 

     

    1人暮らしという選択をして・・・実現に向けての行動をしているようで すが・・・

    どこかで母親の不必要な「保護」を誘っているところが・・・あなたには あるのかもしれません。

     

    母的存在に当り散らしたり・・・無視したり・・・あてつけの行動をして いるのなら・・・

    母の手助けが必要な「子ども」状態そのもので すから・・・それは母的存在の思うつぼかも?

    荷崩れのペットボトルひとつひとつに保護材がついていたのは・・・そう いうわけ。

     

    荷台の横の部分が欠けていることは・・・ 荷物をあまり載せられないということ。

    受け入れる容量が少ないということですか ら・・・実行に移すにはまだ準備不足なのかも?

    あわてないで・・・もう少し様子をみたら どうなのかとアドバイスしている夢のようです。


by ふむふむ      






【Reflection】



ニューロン(神経細胞)とニューロンをつなぐのは「シナプス」です。

ニューロンの組織的なつながり、つまり、ニューロンクラスター
特定の感情評価に基づいて、信号の受け渡しをしています。
ニューロンクラスター同士がさらに結びついて、特定の行動をするという「シグナル」を発します。



さて、シナプスは「つなぐ」という役割をもっていますが、
一様に同じではありません。つなぐ力に大きな差があるということです。


つまり、強いつながり「シナプス」と弱いつながり「シナプス」があるということ。

突然、力の強いシナプスが登場したというわけではなく、
成長とともにつなぐ力が「強くなった」
のですね。


10年から20年という年月とともに、ニューロンの「シナプス」は成長していきます。
そして、一度「強く」結ばれた「シナプス」は、ずっと「強いまま」です。

これが「認識の枠組み」素子となります。




1本のニューロン「シナプスは」10,000本あります。

そのうちの1本が「80%」の力残りの9,999本が総力を出して「20%」

入力された「信号」を次のニューロンにつないでいくのに、必要な「つなぐ力」が85%とすると
超強力な「80%」のシナプス1本では、わずかでありますが、ちょっと足りません。


微力な9,999本のシナプスが、
「5%」以上にあたる本数をつながないと「発火」しないわけです。

※9,999本で20%だから、5%は約2500本となる。つまり、2499本までつないでも、「発火しない」


※同じような条件をクリアして、次々と「発火」し、
ニューロンクラスターはまとまりとして「発火」するということになります。
もし、この「発火」を止めたければ、微力な9,999本のシナプスの「総力」を下げればいいのですね。




ニューロンクラスターがいくつかまとまることで
ひとつの「現実認識の枠組み」表現するのですから

その「表現」を食い止めるには、超強力なシナプスは変えようがないですから
微力な9,999本のシナプスの協力を得ればいいということになります。




つまり、総力が「5%」以下になるように、
シナプスのつなぎ方を変えればいいということです。
具体的には、シナプスをつなぎ方をゆるめるという具合にすればいい。
つないだときの「記憶」消去したり、変えたりすればいいということ。


記憶を消去したり、変えたりするのは、「夢見」ですよね。



超強力なシナプスは、ときには「生きにくさ」につながる
「現実認識の枠組み」素子として加担しているかもしれません。



「生きにくさ」の解消を図るには、
微力な「シナプス」の総力を下げるという作業をすればいいということです。


そのためには「夢見」において、「記憶の再構成」を適切に実行することが大切。

適切に実行するには、夢に「反応」すること。それだけなのです。




さて、今回の夢は「陰陽師」というまがまがしい「タイトル」

※禍々しい→まがまがしい→いまいましく不気味なこと。怪しげで嫌な予感がすること。


夢見者は秘密組織の一員で、「ねーさん」と呼ぶ同僚といっしょに勤めています。

※「ねーさん」は実在する先輩の女性。
※腹違いの「姉」がいる。両親の離婚とほぼ同時に、1人暮らしをはじめ「母親」から離れている。

秘密組織は「家族」という仕組み。腹違いの姉は24才のとき引っ越しをしている。

脱出に成功した「姉」を想起しています。
彼女は「脱出」できたんだ。夢見者も脱出できるんだという気持ちが動いています。




そこに、「乗用車」がすれ違う。後部座席に3人がいて、そこに視点が移動している。
後部座席は、「運ばれている」という意味。
「乗せられている」、「自分が運転しているわけではない」

こうなっているのは「自分の責任」ではない

3人のうち、奥にいる1人は「陰陽師」、たぶん「母親」
真ん中の俯いて座っていたのは「夢見者」
手前は(現実世界での)会社の上司。おそらく、「憧れの彼」という役割。


呪いをかけて「殺される」と感じ、その対抗策として「九字を切る」というものは

「引っ越し」にかかわる母親との「会話」における態度を表現している。

※災難を除くために臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前の九字と、それに相応する印を手に結び、
つぎに刀印を結んで、横・縦の順に四縦五横の直線を空中に画する呪法




新奇の体験につながる「記憶」は、
「引っ越しをする」という夢見者の宣言から生じた母親との「事態」に関するものでしょう。

点滅する記憶によって、引き出されて「弱いつながり」の記憶が
「ねーさん」と呼んでいる「腹違いの姉」の一人暮らし開始の「記憶」
それによって、「記憶の再構成」が行われ、生み出されたものが「ペットボトル」



「ペットボトル」にはついては、
Fの香取慎吾・排泄物・ペットボトルの夢で示しているように、性的なイメージにつながるもの。

トラックが荷崩れを起こし、散らばった大量のペットボトルを回収しています。
スカートを履いた二十歳になったか、ならないかの「女の子」が手伝ってくれています。

※女の子は夢見者

トラックは、「引っ越し」につながるアイテム、
手伝ってくれた女の子は自慰行為を始めたころの夢見者


「女性性」を封じ込めていたと
勝手に思い込んでいた夢見者が、
「スカート」を履いています
記憶を変えています。黒いパンツを履いている夢見者だったはず。

つまり、微力なシナプスのつながりをゆるめているということ。

「現実の認識の枠組み」を変えるために、「5%」以下にしようとしているのですね。


もちろん、「現実認識の枠組み」とは、「母親の言う通り」に生きるということ。


それは、結果的に、「夢見者の女性性」を放棄させることでした。


その呪縛から、逃れるためには、「母親」から離脱しなければなりません。
手っ取り早い方法が、そして唯一有効な手立てが、「引っ越し」という1人暮らし。


トラックから、荷崩れとして散乱した「ペットボトル」
8才のときから、夢見者がしまい込んでいた「女性性」


引っ越すという作業をはじめると、次々と思い出される「記憶」の数々。
それが、目の前にさらけ出されて、荷崩れという状態で、ペットボトルとして散乱しているわけ。


ペットボトルに保護材がついていたのは、
中身が飛び出してしまわないようにしていたから
中身を知られたくないから。

ペットボトルの保護材を外しているのは、その一つ一つを確認したいからでしょう。

夢見者はストレスの発散として、自慰行為をはじめています。
女性性のシンボルである「性器」をつかって、ひとしきりの快感を得ることで、女性性を封じ込めるという「矛盾」
それらを溜め込んでいたのが「ペットボトル」 もちろん、母親にはみせたくないもの。

※何故、ペットボトルなのか、夢見者は思いあたることがあるはず。


ひとつひとつ、中身を確認することで、女性性を取り戻したいからでしょう。


「現実認識の枠組み」を変えるには難しいのですが、変えることはできます。
変える方法があり、それは微力な「シナプス」のつながりをゆるくするということ。

記憶を書き換えることです。夢において、それを実行することが大切なのですね。
そして、変更された「記憶」に基づき、現実面での行動に変化があれば、
それも、あたらしい「記憶」として、再度、夢で取り扱われます。

そのような「循環」「生きにくさ」を生み出す「ニューロンクラスター」群を

微力な「シナプス」のつながりゆるくすることで、
「発火」しないようにできるということです。

結果として、「生きにくさ」の現実認識は発揮されないということ。


どうですか? 夢の力ってすごいと思いませんか。

「記憶の再構成」
が、人生を変えるかもしれないことに気づかれましたか?