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2/20の夢 私は、母と、誰か知らない御婦人の計三人で駅構内を歩いています。 そこは広く長い通路になっていて、両脇にはお店が並んでいます。 少し低い天井なので、おそらく通路になっている地下街ではないでしょうか。 進行方向右手後方に、ボロ衣をまとったイエス・キリストが立っていました。 私達三人は、キリスト様に近付いて行きました。 私は正座するように跪き、床に着くくらい頭を深く垂れ、礼拝しました。 一緒にいた御婦人は『寒いでしょう』と、グレーのマフラーを首に掛けて差し上げました。 今度は進行方向左手前方に、ノーベル賞を受賞した田中さんが立っていました。 田中さんは『ありがとうございます』と頭を軽く下げ、去って行きます。 どうやら、御婦人が手袋を差し上げたようです。 私は御婦人に対して「あれは私が上げたマフラーと手袋のセットだったのに」と思いました。 そしてそのあと「ひょっとして手袋はしない人だから上げちゃったのかな」と考え直しました。 御婦人は、落ち着いた色の赤いコートとマフラーをしていました。 少し黒が混じったような、そんな赤です。 御婦人の身に付けていたコートとマフラーが揃い
の色だったので、ひょっとしたら ▼ Q 1 「私がマフラーと手袋を御婦人に差 し上げた」というのは勝手な思い込みなのではないか・・・
駅は人生において・・・なんらかの方向付けをしたり・・・決断した り・・・区切りをつけたりするところ。 そこで出会う見知らぬご婦人は・・・あなたに影響を与えている可能性が あるということ。 母とセットで出てくるのは・・・母のもう一方 の面を・・・表現しているということになるのかもしれません。
キリスト様にマフラーをあげたり・・・田中さんに手袋をあげたり と・・・意味ありげな「ふるまい」。 ご婦人の「マフラーや手袋を差し上げる」とい う行動に・・・あなたは「戸惑い」を隠せないみたいですね。 なぜなら・・・そのマフラーや手袋 は・・・あなたがセットであげたものなのだから。
あなたがあげたマフラーや手袋なのに・・・ご婦人は大事にしてくれない 感じ。 せっかくあげたのに・・・他の人にやってしまうなんて・・・好意を無視 されたような気分。 必要なかったのではないか・・・余計なことを したのではないかと振り返っている。
つまり・・・「プレゼント」というあなたからの接近が・・・ 果たして・・・相手に受け入れてもらえたのかどうか不安だということの よう。 プレゼント・・・つまり「自己開示」したときは・・・そんなことは少し も感じていなかったのでしょうが。
あなたのどんな現実が・・・このような夢を作り出したのかははっきりし ませんが・・・ この夢は・・・「自己開示」・・・つまり自分の感情をさらけ出してし まったことを・・・ あとになってから・・・急に後悔しはじめている「あなた」がいるという ことを伝えています。 by エリカ
▼ @キリストに頭を深く垂れ、礼拝したのは「あなた」だけでしたか? >どうだったでしょう。そう言えば、私は二人
の行動を見ていませんでした。 Aグレーのマフラーと落ち着いた赤のマフラー。 >グレーのマフラーの方が良いです。なんとな
くですが。 Bノーベル賞を受賞した「田中」さん。どのような人だと感じています
か? >素朴で自然な感じの人ですね。変に舞い上
がったような感じもないですし。 Cマフラーや手袋から・・・何か連想することがありますか? >最近の事であれば、マフラーは三年前、母に
買って貰ったのを処分してしまいました。 Dご婦人はいくつぐらいの人のようでしたか? >60歳前後。母と同年くらいの人だと思いま
す。 Eあなたの好意でしたことが・・・相手に伝わらないことが・・・ >「好意でして」という事はとくに思い当たり
ませんが、 F現在の生活や生き方に怠惰や偽りを感じることがありましたか? >今現在の生活では、確かに偽りばかりのよう
な気もします。 Gマフラーや手袋などは寒さから身体を守るものですね。 >えっと・・・、自分がどういう恰好だったか
確認はしていなかったんですが、 Hなんとなく「ギクシャク」している関係をどうにかしたいと思っている
のかも? >・・・母でしょうか・・・。 Iやりすぎたり,行き過ぎがあったりして・・・ >不安な事があります。何がやりすぎで行き過
ぎなのか、判断がつかないんです。 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、見知らぬご婦人は・・・知り合いのおばさん。話を
聞いてくれますが・・・それだけのこと。
→見知らぬご婦人は・・・好きな色のマフラーを身につけているか ら・・・ 似合わないマフラーや必要のない手袋をもらっても手元に置いておくつ もりはないということ。 話を聞いてくれましたが・・・親身になってくれるわけではないのかも しません。 あなたが苦しい状況にあるとわかってくれたのは・・・あなたと離れて いる「関係」だからでしょう。
→あなたの態度は相手次第で・・・大きく変わってしまうところがあるの かもしれません。 キリストのような神的存在には・・・床につくくらい頭を垂れるの に・・・ 田中さんのような人には・・・あいさつをさせています。両極端な感 じ。 すぐに信じてしまったり・・・何かあるのではないかと勘ぐっていた り・・・一貫していないのかも? by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
ひざまずいて・・・頭を深く垂れているのは・・・相手に身を委ねたとい うこと。 クリスチャンでもないのに・・・キリストにひれ伏しているのは・・・ 「偽善」的行為だからでしょう。 極端な行動を引き出しているのは・・・極端な 成果を求めているから。それって・・・いったいどんな現実?
見知らぬご婦人は・・・あなたからのプレゼントを・・・他に回してしま います。 あなたは「感情」を受け入れてもらえないのですから・・・そこには落胆 があるということ。 落胆しているのは・・・相手に期待しているか らですね。何とかしてくれると思っているから。
誰かに頼ろうとする気持ちが・・・知り合いのおばさんを引き寄せたので しょう。 ついつい・・・あれこれと話してしまいましたね。結果として・・・スッ キリとしました。 でも・・・あなたの母親が・・・あなたに対し て・・・これまでしてきたことと同じかもしれません。 母に向けるべき感情を・・・おばさんに移し変えて・・・解消したという ことになります。 ちょうど・・・母が父に向けるべき不満を・・・あなたに差し向けたよう に・・・。
あなたがしていることも・・・見知らぬご婦人がしていることも・・・プ レゼントという「行為」 無意味で不必要な「やりとり」を繰り返しているのではないかと感じてい るのですね。 つまり・・・相手のためにではなく・・・自分 側の「事情」や「思惑」でしているということ。
見知らぬご婦人が・・・あなたのしていることを・・・ 無意味なものとして目の前で演じてみせ・・・あなたを後悔させていま す。 あなたも・・・母の前で・・・母の知らないところで・・・同じような仕 打ちをしているのではありませんか? もう少し・・・謙虚になることが大切かもしれません。それが夢のメッ セージのよう? by ふむふむ
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▼ ▼ うらら様 診断ありがとうございました。 今回の夢のメッセージはちょっと耳が痛かったです。 無意識の領域だけでなく、意識の上でも薄々気に掛かってる事だったんで。 確かに今は、異常に警戒心が強いです。それでいて依存心も凄く強い。 誰かに助けて欲しくて、心の中では泣き喚いてます。 でも、一方でとても分厚くて高い壁を築いてます。 何かちょっとした事があっただけで、身を翻して小さくなってビクビクしてしまいます。 それが相手をシャットアウトする、という攻撃となって表れて来ます。 だから、相手に何かをしてあげても、全部「偽善」なんですね。 それと、一番お聞きしたい事なんですが、私が母に対してしている「仕打ち」です。 今回出て来たマフラーを例にとれば、確かに私は「母の好意を無視」していると思います。 それを知りつつ、貰ったマフラーを処分しました。 私の現在の状態では、例えそれがどんな好意から出た行動であっても、 母からのものは受け取れません。 今まで「好意」という名前の「アメ」を受け取る為の交換条件として、 「八つ当たり」という「ムチ」を受け入れてきたのかと思うとゾッとするのです。 これを、このマフラー一本を受け取る為に、 自分に似合いもしない高額のコートを何枚も買わされ、 真冬でも『お前のようなデブには、パンツスタイルは似合わないから』と膝丈のキュロットスカートを履かされ、 しかも、それが全世界に通用する、絶対の規範であるかのように信じて生きて来た、自分を受け入れられないのです。 だから、母の好意を何一つ受け取れないのです。 ただ、マフラーだけでなく、母からのエサ全てを拒絶するようになったら、 ようやっと余計なものを押し付けられなくなりました。 なんだって二十歳にも満たない女の子が6、7万もするコートを買わなきゃいけないのか理解できません。 口で「要らない」と言っても母は理解できないんです。 「これは有り難く頂戴するけど、これは必要ないんだ」と説明しても押し付けてくるんです。 そのうち、私が片っ端から拒絶するようになったんで、ようやっと止めてくれました。 それでも、やはり母の好意は受け取らなければならないのでしょうか? 吐き気を覚えながら、自分の身体から血の気が退いていくのを感じながら、 「これは好意なんだから」と、我慢して受け入れなければならないのでしょうか? それが夢からの、もう一人の私からのメッセージなんですか? ------------------------------------------------------------------------------- 母親の好意をそのまま受け取る必要はありませ
ん。 ------------------------------------------------------------------------------- うらら様
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▼ ▼ 【Reflection】 新奇な体験の記憶は「知り合いのおばさんに相談したこと」 ※生まれたときからお世話になっている知り合いのおばさん。血のつながりはない。 関連する「弱いつながり」の記憶は、 3年前に母に買ってもらったオフホワイトのマフラーを処分したこと。 誰か知らないご婦人は、知り合いのおばさんの代替。 母とのコミュニケーションのまずさを嘆いて、苦しい思いを伝えました。 つまり、クリスチャンが夢見者で、キリストが知り合いのおばさんという関係。 ご婦人は、夢見者の代替となって、キリストにマフラーの処分を依頼したのでしょう。 「お寒いでしょう」と気遣ってくれ、暖かいマフラーを首にかけてもらいます。 3年前、母親にマフラーを買ってもらったときの再現ですね。 処分したことにどこか気まずさがあるのでしょう。 キリストに預けることで、「安心感」を得ようとしています。 ご婦人が夢見者の「代替」になった瞬間、今度は夢見者がキリストとなります。 ご婦人と「入れ替え」ですね。 すなわち、夢見者は「代替」の「代替」で、「擬態」となりました。 マフラーをかけてもらうことで、いろいろと話しを聞いてもらうことで、夢見者は嬉しかったのでしょう。 ここに、「3年前のマフラー」の記憶と「知り合いのおばさんに相談した」記憶の重なりができました。 「代替」が「代替」したのですから、「擬態」 ※背景に隠れて「何か」をしようとします。 ところで・・・・。 どうして、このように、手のかかる「入れ替え」をしているのか、それは「知られたくない」からです。 「知られたくはない」が、自分の気持ちの中では、「明らかにしたい」ことだからです。 「知られたくない」と「明らかにしたい」気持ちの間に 「擬態」というワンクッションを置くことで、両方を同時成立させることができるからでしょう。 夢見者は、いまなお、迷っています。どこかに行き過ぎがあるのではないかと迷っています。 「母から逃れようとあがいている」事が行き過ぎなのか? 「母に何一つ歯向かうことなく生きてきた」ことが行き過ぎなのか? ほどほどのところで、妥協して円満におさめるべきなのか? 目覚め始めた「自分の欲求」にどこまでも従うべきなのか? 両方を同時に成立させるためには、1人の力では足りないのです。 助けが欲しいのです。この夢では、ご婦人とキリストを登場させました。 夢見者の協力者です。処分した「マフラー」を託しています。 ノーベル賞の田中さんも、協力者として登場します。 時の人である「ノーベル受賞者」は、何かしらの「知恵」を授けてくれる人です。 「手袋」は引っ越し作業に使うのでしょう。「寒さ」をしのぐものであり、マフラーと「セット」です。 つまり、「処分」とセット。手袋はしない人であった「夢見者」ですが、寒さに耐えかねて実際に買っています。 上着とおそろいの「色」である「黒」の手袋を差し上げたのです。 さて、経緯はどうであれ、「マフラーと手袋」は、ご婦人を介して、他の誰かへと手渡されました。 自分のものであったものが、自分の手から「離れた」ということです。 そこに、「なにかしらの理由」がほしいのでしょう。 なぜなら、初めて「自分の意思」で決めたことですから。不安なのです。 誰かに託すことによって、夢見者は協力してくれる「存在」がほしいのです。 知り合いのおばさんに「相談」にのってもらったことで、夢見者は喜びを感じました。 その「喜び」が、夢見者に実感できるように、何度も味わうように、 夢の中で「感謝」の言葉を返しているのです。 ご婦人という「擬態」を使って キリストやノーベル賞受賞者の「田中さん」の態度や言葉にして、夢見者は「感謝」を伝えています。 「感謝」の気持ちを、これほど強く実感したのは、はじめてのことだったのかもしれません。 クリスチャンでもない夢見者が、「キリスト」を夢に登場させたのは 他に適当な「素材」を持ち合わせていないからです。皮肉なことです。 夢見者は家族愛を経験することなく、友情も知らず、 男女間の純粋な愛にふれることもせず、自己犠牲の愛だけを押し付けられたのですから。 ※キリストの「愛」は4つ。 男女間の純粋な愛、友人の間で成り立つ友情、家族愛、原則に基づく自己犠牲の愛 さて、夢見者は記憶を少し変えています。 マフラーは「古着屋に売ってる」のに、キリストに差し上げて首にかけました。 寒さをしのぐために「手袋」を買ったのに、つまり必要だったのに、「田中さん」に渡しました。 いずれも、ごく最近、実際に夢見者がしたことですが、少しだけ「記憶」を変化させています。 「代替」または「擬態」という仮の姿をまとって、これらの「行動」を夢で再現しています。 現実面では、「1人暮らしを始める」という「事態」が進行している真っ最中です。 手元においておくか、手放すかという次元で、この夢は展開しています。 その結末を、ちょっとずつ「変えています」、「記憶」が再編されています。 現実面で実際にしている「行動」を繰り返しています。 記憶は多様的に「強化」されます。複数のシナプスをゆるめて、つなぎ直したということ。 記憶の再編は、ニューロンのシナプスを、まず「ゆるめます」、そして「つなぎ直し」をします。 そのことによって、「5%」のリミットを守ろうと「強化」しているのかもしれません。 夢見者の「生きにくさ」を表出させないために、 微細な部分での「記憶」の再編が確実に行われているということ。 「生き抜くさ」を表出するニューロンクラスターが、いま、目の前にあったとしましょう。 「生きにくさ」のニューロンクラスターには、強いつながり「シナプス」があります。 たった1本で「80%」の出力があります。それ1本だけでは、「発火」しませんが、 微力なシナプスの協力が「5%」分あれば、合計「85%」となり、「発火」できるようになります。 ここでは、「5%」以上にならないように、「記憶」を再編しているということです。 「生きにくさ」のニューロンの「強いつながり」シナプスは、10年以上の月日をつかって「成長」してきました。 とても「強く」、その「強さ」は弱くなりません。ずっと、「強さ」を保ったままです。 ですが、「発火」するかどうか、つまり「生き抜くさ」を表出させてしまうかどうかは、「5%」にかかっているわけです。 この夢で、実生活に変化があるかどうかについては、何もわかりません。 引っ越しが完了し、一人暮らしがはじまったことは確かなことのようです。 夢見者の夢報告を待ちたいと思います。 |
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