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3/25の夢 私はトラックの荷台にブルーベリーを積んでいます。 積んだのは4箱。何処かに売りに行くのでしょうか。 あと2箱ほど積もうと思っていたような気がします。 荷台から降り、目を離した隙にトラックが盗まれてしまいました。 私は大慌てで、近くにいたトラックのおじさんに 私のトラックがとっちに行ったか見ていなかったか聞いてみました。 「知らない」という事なので、私はどうしようかと思い、 取り合えず廃棄物が大量に積んである場所に行ってみました。 トラックはありません。 ふと見ると、足元に立て掛けてあった梯子から、子犬が私めがけて掛け上がって来ました。 子犬は雨に濡れてびしょびしょ、泥まみれです。 私はしっかりと、自分の胸に押し付けるように子犬を抱き上げました。 私は子犬と一緒にお風呂に入りました。 パンツを履いて、黄色いバスタオルを肩にざっと羽織り、 子犬をしっかりと胸に抱きしめ、お風呂から上がりました。 私は子犬の身体を拭きながら『ごめんね。(可哀想だけど)飼ってあげられないのよ』と謝りました。 子犬は悲しそうな目で私をじっと見つめています。 おじさんの声が聞こえてきました。 『アパートの人間に、男と女で同居してるヤツがいる』と大家さんに電話で訴えているようです。 私はそのおじさんと同じアパートの住人のようです。 私達のアパートでは、一人暮らしが原則。二人以上は住めません。勿論、ペットも禁止です。 どうやら、おじさんはアパートの人間のまとめ役のようです。 私はその話を聞きながら、柱に掛かっていた物が気になってました。 黄色い蓋の着いた透明の容器で、底の部分が横に広がってます。 「凸」の字のような形です。シャンプーを入れる容器のようです。 その内部は二階層に分かれていて、底の部分には思った以上の量のシャンプーが注ぎ込めます。 大量に注いだはずが、まだまだ入るようなので、私は感心していました。 この時点までは、私は子犬を抱き抱えたままだったと思います。 おじさんの電話が終わったようなので、私はお礼を言いに行きました。 『ありがとう』と私が言うと、「俺は何もしていないだろう」と言いたげだったので、 『あんたがいてくれたお陰で、結構走り回れたよ。 少なくとも、もうあの場所(廃棄物が大量に捨ててあった場所)には行く必要ないし。 あっ、新たに捨てられる可能性があるから、定期的に行かないとダメか』 そんな事をおじさんに向かって言いました。 この時、いつのまにだか子犬が消えていたように感じます。 私は窓から外を見ました。この時はもう服を着ていたと思います。 こちら側から対岸の方へ、何本も橋が掛かっているようです。 左向こうの橋の上では、ジャズコンサートが行われていました。 タキシードを着た指揮者が、一生懸命、指揮棒を振っています。 私は「ああ、ウチのボランティアグループの皆がやってるんだな」と思いました。 今度は右手前の橋に目をやりました。反対側は例の廃棄場所があります。 実は、その橋の下もゴミ捨て場になっています。 すぐ手前の方に、ダンボールがきれいに畳んで捨ててあるのが見えました。 4箱あったと思います。 変に鮮明な夢でした。この感じは「夏」の夢を見た時と似ていると思 います。 「子犬」は私の彼への恋心、もしくは傷ついて震えていた幼い頃の私、 「男女で同居しているアパートの人間」は私の中に、男女二人の私がいるという事なのかと思いました。 でも、トラックが何の為に登場しているのかが良く分かりません。 私が裸のまま、部屋を歩き回っているのも不思議です。 ▼ Q 1 トラックが何の為に登場しているの か・・・。裸のまま、部屋を歩き回っているのも不思議・・・。
ブルーベリーがなくなって・・・探したところが・・・廃棄物が大量に捨 ててある場所。 どうして・・・そのような場所なのでしょう。捨てられるべきものだと 思っているからかも? ブルーベリーの代わりに登場したのが「子犬」でしたね。 夢における入れ替えですから・・・特定の「感 情」を表しているはず。
子犬にしていることは・・・お風呂に入れて・・・抱きしめて・・・飼っ てあげられないと謝ること。 ひととき可愛がられた子犬は・・・見捨てられるということになりそうで す。 飼いたいけど・・・飼えないという「制限」があなたにあって・・・仕方 がないということのよう。 でも・・・だれが・・・そんな制限を設定した のでしょうか? それは・・・あなた自身かも?
あなたのアパートでは・・・男女一緒に住めないし・・・ペットも駄目と いう制約がある。 それを電話で訴えている「おじさん」がいる。おじさんは・・・どうや ら・・・あなたのお目付け役。 してはいけないことを・・・しないように・・・あれこれと心の中で動き 回っているのかもしれません。
トラックにブルーベリーを積みこんでいたときも・・・そばに「おじさ ん」がいたし・・・ あなたが子犬を抱きしめているときも・・・おじさんの声が聞こえてきま したね。 駄目なものは・・・駄目と念を押すかのよう に・・・「おじさん」は登場しています。 あなたは・・・そんな「おじさん」にお礼を言っている。なぜなのでしょ うか?
トラックごと奪い取られた「ブルーベリー」がどこにいったのかわかりま せんが・・・ はっきりしていることは・・・あなたの手元にあったものが・・・なく なったということ。 子犬も手元に置いておくことはできません。いつのまにか・・・消えてし まいましたね。 ボランティアグループの活動の場である「ジャズコンサート」の現場に は・・・あなたがいません。 あったものがなくなる? 制限があって・・・ 失われる? いるべき場所に・・・あなたがいない?
あなたがしていることは・・・廃棄物の中から何かを探すこと。失われた ものを見つけ出すこと。 あるいは・・・反対に・・・「ブルーベリー」を無意識に捨て去ることな のかも? トラックもなくなっているのは・・・責任の重さや課せられた役割から解 放されたいからでしょう。 トラックがなくなれば・・・もはや運ばなくていいのですから。 もしかすると・・・なくなってしまってもいい理由を・・・見つけ出すこ とかもしれません。 手元にあったものを捨てるのに・・・なんらか の理由づけが欲しいのでしょう。それが夢のテーマ。
裸のまま部屋の中を歩き回っているのは・・・本当の自分の気持ちを出せ ないということかも? 本音で生きることがむずかしいと感じ・・・誰かに・・・気持ちを打ち明 けたくなっているということ。 子犬が登場したのも・・・心を開いて話せる相手が欲しいという気分のあ らわれ。
さて・・・服を着ていると感じたのが・・・対岸に何本も橋がかかってい るのを眺めているときでしたね。 橋は・・・こちら側から向こう側への場所や空間への移動を意味しますか ら・・・ 状況の変化があり・・・新しい生活が始まって いることをイメージさせます。 何本も橋があるのは・・・いくつか選択肢があるということ。何を選んだ のでしょうか?
ところで・・・服を着ないといけない対象が・・・・ボランティアグルー プということになりそうですね。 もしかしたら・・・ボランティアグループそのものにおいて・・・気持ち をうまく出せないということなのでしょう。 あるいは・・・新しい自分の役割や立場を見つけ出そうとして悩んでいる のかもしれません。 いずれにしても・・・自分の気持ちを出してい くことが大切だというメッセージのようです。 by エリカ
▼ @トラックが盗まれましたね。盗んだのは・・・誰だと思いますか? >目が覚めてからすぐに、「おじさん」なのか
なぁと思いました。 Aトラックは見つかりませんでしたが・・・子犬と巡り会えました。 >「やっと来た!」 Bあなたは子犬とお風呂に入りましたね。いっしょに浴槽につかりました
か? >お風呂から出たシーンからしか見てないんで
すが、一緒に浴槽につかったと思います。 Cあなたは・・・いまアパート暮らしでしたね。 >もし、彼に部屋を見てもらえるなら嬉しいで
す。 Dあなたのアパート暮らしを・・・周囲の人はどう思っているのでしょう
か? >心配してくれているようです。女の子の一人
暮らしですし、私は身体が弱いので。 Eあなたが一人暮しをしたことにより・・・ >実は当初、何も考えてなかったんですが、本
で「一人暮らしの女性は遊び相手として Fあなたのことをいろいろと気にかけてくれる「おじさん的存在」の人は
いますか? >できれば欲しいです。私にとって、父は「父
親」ではなかったですから。 Gあなたが積んだはずのダンボール4箱分のブルーベリーは・・・ >最初は「おじさん」が食べたんだろうか、と
思いました。 Hあなたは電話で大家さんに訴えている「おじさん」にお礼を言いにいき
ましたね。 >トラックが消えて慌てている時、目の前にい
てくれたお陰で少し落ち着けたからだと思います。 Iあなたの仲間がやっているボランティア活動を本当はどう思っているの
ですか? >第一線から退いたジャズ祭の方ですけど、最
近はどうだろう、と思っています。 >では、診断しますね。 ▼ 夢診断のポイントは、トラックの消失は・・・義務や責任から逃れたいと
いう気分のあらわれだということ。
→ジャズ祭の活動そのものの価値に疑問を感じ・・・魅力がなくなりはじ めていますね。 雑務をこなしたり・・・駆けずり回ることに・・・意義を見出せないと いうことのよう。 そんなことをすることから解放されたいのでしょう。トラックごとなく なったのは・・・そういうわけ。 トラックそのものがなくなれば・・・それを理由にジャズ祭に関わる活 動をしなくて済みそうだから。
→自分の部屋で裸になっているのは・・・そこでしか裸になれないから。 本当の感情を出せないままで生活しているということなのでしょう。 変に誤解されることに・・・怒りの感情がある。そして・・・順番とい う「制約」を自分に設けていますね。 怒りと制約というセットは・・・道徳的な規範行動を作り出します。 つまり・・・「してはいけないこと」はしないということ。それをしよ うとしているからかも? by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
盗まれるという喪失感を味わっていたり・・・ 何かしらの制約があって我慢しなければならなかったり・・・ 皆と別の場所にいることで・・・存感の希 薄さを感じているみたい。なぜなのでしょうか?
それは・・・あなたが「選択」という場面 に出くわしたからですね。 橋が何本も架かっているのは・・・どれか を選んで・・・どれかは選ばないということを意味します。
あなたの視線は・・・左向こうにあった橋 の上で行われていたジャズコンサートから・・・ 右手前の橋の下のゴミ置き場の畳まれたダ ンボールに移ったのですから・・・それが結論。 つまり・・・あなたにとって不要なものになっ たということかもしれません。もはや・・・選ばないということ。 あなたが選んだのは・・・もうひとつのボ ランティアグループ。
この夢にはもうひとつメッセージがありそうです。 それは柱にかかっていた黄色い蓋のついた透明な容器。 柱は・・・あなたの場合は「彼」のイメージ。「凸」の形はペニスでしょ う。 シャンプーが思った以上に注ぎ込めると感じているのは・・・性的な欲望 の強さをイメージさせます。 子犬を抱えている状態なのですから・・・彼へ の恋心を・・・どうにか満たしたいということかも? そのことに制限を加えたい「あなた」がどこかにいるのでしょう。それ が・・・おじさん。 してはいけないことをしているという気持 ちが作り出した夢ということになります。 by ふむふむ
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うらら様▼ ▼ すっかりお礼が遅くなってしまいました。 「トラックと子犬」の夢の診断、ありがとうございました。 なんだか今回の診断は「青天の霹靂」といった感じでした。「目から鱗」です。 と言いますのも、「私がどれ程、自分の感情を認識できていないか」 そして「規則にのっとって行動するばかりに終始しているか」を思い知らされたからです。 「規則」が「おじさん」であり、私の「お目付け役」ということですが、 私は夢の中で、「おじさん」に好意を感じていました。 「良い人」だと思って「頼り」にしてたんです。 とすると、私は「自分の中」に私を雁字搦めにする「番人」を設けて、 「自分自身を縛っている」という事になりますよね? そして、「感情」に相当する「子犬」を、「可愛い」とは感じても飼おうとしない、「付き合おうとしない」。 結局「無視」してしまう、「目を逸らしてしまう」。 そうすると、これは対人関係にも表れていて、 私は私を「縛り付ける人間」ばかりに近付いていって、 私と「感情を共有してくれる人、心が触れ合える人」からは遠ざかっている事になるのかとも思ったんですが。 これじゃあ友人なんて出来ませんよね。「歩く規律」しか相手にしていないんですから。 ただ一つ気になるんですが、「おじさん」は背の高い、体格の良い男性だったんです。 私は「おじさん」と感じていたんですが、年齢も40歳には達してなかったと思います。 例の彼とイメージが重なる気もしまして、考えてみたんですが、 私が彼に対して舞い上がってるのも、実は大きな「勘違い」で、 私は「『「彼に接してはいけない」という事をしたい』が為に彼に執着している」可能性もあると思ったんですが。 つまりこれは「我慢する」という行動だと思うんですが、一つ思い当たる事があるんです。 私、母親に一回だけ褒められた事があるんです。 「褒められた」と言うより、正確には「感心された」だけですけど。『お前は我慢強い』って。 後にも先にも、これ一回だけです。後は口先だけ褒めていても凄く嘘臭くて。 私はそれ以降、我慢に我慢を重ねました。 母親にたった一度だけ感心してもらえた、あの時の自分を維持し続ける為に。 それが高じて、常に『「してはいけないことは、しない」という事をしたい』人間になったのかな、とも思ったんですが。 『我慢する事は美徳である。私は進んで我慢します。「我慢するネタ」を下さい』と言うように。 この夢はそれを伝えていると考えて宜しいのでしょうか? 「我慢する(自分自身に、進んで「制約」を設ける)事をやめて、「感情」を抱き抱えてあげなさい」 そういう事なんでしょうか。
子犬が現れたのに飼えないのは・・・
あの時は、活動自体が楽しくて楽しくて、 「自分を見つめる活動」、自分の為の活動ですね。
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▼ ▼ 【Reflection】 「感情・情動」が「予測」することができるのは 「ミラーニューロン」のはたらきが基礎にある。 【ミラーニューロン】 ミラーニューロンは、自分がアクションをしたときと、 他の誰かが同じアクションをしているのを観察したときの 両方で発火するニューロンです。 これらのニューロンは、鏡の中の自分をみているように、反応し発火するのです。 【行動には目的・意図・感情がある】 「同じ行動」に反応することが何を意味するのか。 ミラーニューロンは、動き自体に対応するアクションをコーディングすると同時に 動きで達成しようとしている目的や、 より抽象的な「意図」や、それを背後でささえる「感情・情動」を「推測」します。 到達したい、また、実現しようと目指すところが「目的」。 何かをしようとすること、また、思惑や目論見が「意図」。 「意図」は「上位目標」であり、「目的」はそのための当座のゴール(到達目標)。 目標の前に意図を練ることが実現到達に不可欠であり、その意図には感情が関与します。 整理すると・・・ミラーニューロンの役割は・・・。 @行動の意味解読: 他者の行動を自分の脳内で再現し、その意味や目的を瞬時に理解します。 これは、他人の行動を鏡に映して自分で体験しているかのように脳(ミラーニューロン)が反応するためです。 A感情の共有と学習: 他者の感情を自分のものとして体験したり、また相手の行動を模倣して学ぶことができます。 これらは共感や模倣学習の神経基盤となっています。 B社会的認知の実現: 他者の考えや感情を推測する「社会的認知」を可能にします。 社会的認知とは、他者の心の状態(考えや感情)を理解する能力のことで、人間関係を築く上で不可欠なスキルです。 誰かの動作や表情を見るだけで、自分がその行動をしているときと同じ脳の領域(ミラーニューロン)が活性化するのです。 このしくみにより、私たちは他者の行動の意図や感情を直感的に推測、つまり理解できるのです。 今回の夢はブルーベリー、前回も「ブルーベリー」 トラックの荷台に積んでいるのは「収穫物」としてのブルーベリー 夢見者は2つのボランティアグループに所属していましたが、 ジャズ祭関連のボランティアグループの第一線から退いています。 「4箱」の後に、さらに「2箱」積もうと思っていたら、トラックがなくなっています。 最初の「4箱」はジャズ祭関連の活動で得られたであろう夢見者の「収穫」。 後から積もうとした「2箱」は、もう一つのボランティア活動で得られるであろう「収穫」 トラックごとなくなっているのですから、 ジャズ祭関連のボランティアから得られた「収穫」は、手元から離れたということ。 少しだけ未練があるのでしょう。「探している」のは、そういうわけ。 でも、どうして「廃棄物」が大量に積んである場所に探しにいっているの? 夢見者は「引っ越し」の際に、大量の不要物を棄てています。 ジャズ祭関連のボランティアも、夢見者の思いに沿うところが少なかったということもあり いわゆる「不要なもの」として、認知され、一線から手を引くこととなりました。 つまり、棄てたという潜在的な意識があって、棄てたなら「廃棄物」があるところという具合に連想したのでしょう。 トラックは夢見者のもののようです。 一時的に所有しているのか、つまり借りものなのか? ボランティア活動でつかったことがあるのかも? どちらにしても、その「行方」は夢見者に責任があるもののはず。 トラックが消失して、「子犬」が登場しましたね。つまり、代替。 トラックの役割を、「子犬」は引き受けることになります。 なんらかの「収穫物」を積むという役割です。 夢見者は、子犬を自分の胸に押しつけ、抱き上げます。 いっしょに「お風呂」に入ります。たぶん、子犬をきれいに洗ってあげたのでしょうが・・・。 その部分の描写はありません。 夢見者はパンツを履いて、バスタオルを羽織り、お風呂からあがります。 子犬の身体を拭いて、「飼えない」と謝ります。 「飼えない」という「事態」は次の場面で明確になります。 「男と女で同居しているヤツがいる」というおじさんの声。大家さんと話しているようです。 おじさんは「夢見者の理性的な判断をする」役割をしていますね。 整理すると「収穫物」は「憧れの彼」のこと。 無くなってしまったのは、ジャズ関連のボランティアから手を引いたから。 ジャズ関連から手を引けば、「憧れの彼」にあえるチャンスは減るということ。 「憧れの彼」の替わりに、「子犬」が登場したのですから、「憧れの彼」の代替。 代替の代替だから「擬態」 「擬態」は奇妙な感情を生成します。 お風呂に一緒に入っているのに、洗っている描写をいれていません。 隠しているわけではないようですが、触れていません。 これは、前回の夢、「裸のシーン」を飛ばす行為と同様の効果をもたらしています。 なぜなら、「子犬」は「憧れの彼」ですから、洗うときは「裸」なわけです。 「生身の彼」を子犬に置き換えて、洗うという行為を想像している。そして、それに触れていない。 夢見者が語っているように「裸」のまま部屋の中を歩き回っているのは奇妙です。 憧れの「彼」も夢見者も、ともに「裸」。部屋の中で、お風呂の中で、あれこれ動き回っている。 自慰行為ですね。 だから、次の場面で「柱」にかかっている「シャンプー」を入れる容器が出てくるのです。 何度も出てくる「柱」 もちろん「柱」は「憧れの彼」の象徴的なシンボル。 そして「凸」型の容器は、ペニスでしょう。 大量に入れたはずなのに、まだまだ入りそうですと感心しています。 過去になりつつある「特定の時期」を思い出しているのでしょう。 だから、「子犬」を抱きかかえたままでいるのです。 シャンプーは夢見者に、「幸福感」をもたらします。 お風呂に入るという行為は、身体についている「余計なもの」を洗い流すという行為。 余計なのものとは・・・「子犬」であり、「憧れの彼」なのですね。 だから、おじさんに「お礼」を言っているのでしょう。 この「おじさん」は、おそらく「夢分析者」 新たに捨てられる可能性があるから、 「定期的」に行かないとダメと言っているのは、夢分析を定期的に受けるということ。 このとき、「子犬」はいつの間にか消えていると夢見者は感じています。吹っ切れたということ。 他にも捨てるべきものがあるから、夢分析は続けるべきだという「思い」とともに、 夢分析者も、いつかは「捨てるべき」・・・つまり「カウンセリング関係」を解消するときが来ることを示している。 「子犬」と同じように、「飼う」ことはできないのですから、 いつかは「消えて解き放される」のですね。 吹っ切れた「夢見者」が眺めているのは、 対岸へと何本も「橋」がつながっている「光景」であり、 向こう側にはジャズコンサートが開催されています。 夢見者のボランティアグループがいることも確認しました。 その直後に右手前の橋の反対側にある「廃棄場所」に視点を移します。 橋の下もゴミ捨て場になっています。 ブルーベリーが入っていただろうと思われる「ダンボール4箱」もそこにあります。 わざわざ視点の移したのですから、 棄てたのは「ジャズコンサート」とジャズ関連の「ボランティア活動」、それらの収穫。 「感情・情動」は「予測」を、夢の中でリハーサルをします。 「予測」には、ミラーニューロンの働きが基盤にあったのでしたね。 ここでは、「子犬」を抱き上げ、自宅に連れていき、いっしょに「お風呂」に入り 「洗う」という行為を通して、「憧れの彼」に対する感情を「ミラーリング」しました。 「ミラーリング」することで、夢見者は具体的な「夢体験」をすることができ、 トラックが消え、子犬も消えるという「記憶の再構成」が実行されました。 子犬は夢見者が来るのを待ち焦がれていましたね。そういう時機もあったのでしょう。 夢見者には自分のことを「犬コロ」みたいな雰囲気があるかもしれないと語っています。 紀州犬とも「ぬいぐるみ」とも言われているという現実があります。 自分の部屋に「憧れの彼」が来たら、見てもらえたら「嬉しい」とも感じています。 なぜなら、夢見者が作った部屋だから、夢見者の「お城」だからです。 引っ越した場所に、根を張り、下町の一員として迎え入れてもらい、こじんまりと暮らそう・・・。 静かに部屋にこもって、好きなぬいぐるみを集めて、可愛い小物も、お気に入りの食器も・・・。 という具合に、夢見者は「居場所」ができたことを「嬉しい」ことと感じています。 「居場所」があれば、「子犬」は必要なくなったということでしょう。 静かに時が過ぎていくのを待つのもよいかなと感じているようです。 |
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