【夢分析のための実践講座 マスター編-30】          NEXT-UP

 

 

 

 

 

 

 

tamay.gif   女性  24歳 :    霊能力者/2階の冷凍食品売り場   「ホトトギス」さんの夢    ㉚  chibiz.gif
5/10の夢

T.霊能力者
 
私は霊能力者と教室にいます。
 
私は14・5歳くらいの女の子で、白いベストに膝上の黒いプリーツのスカートを履いています。
霊能力者は背の高い男性で、全身グレーの洋服で、丈の長いコートを羽織っています。
霊能力者の傍にも誰か控えていました。
 
何か実験を行うようです。
教室は机が後ろに片付けられ、3つのブースが用意してありました。
私はなんだか、学校のトイレに似ているな、と思っていました。

母から電話が掛かって来ました。
『試験の結果を教えろ』と言うのです。
私は何の試験の話だか、よく分かりません。
『先日は体調不良で休んだので、まだ受けていない。
受けて結果が出たらまた連絡する』と答え、電話を切りました。
 
私は燭台にロウソクを持たされ、中に入ります。火は点きません。
でも、私は、内心「点いたら怖い。どうしよう」と思っていました。
 
今度は、燭台に3本のロウソクを持たされました。三角形に並べられています。
オレンジ色の炎が1本、点きました。でも、すぐ消えてしまいました。
霊能力者は3本全部に、青い炎を灯したいようです。
 
霊能力者は業を煮やしたのでしょうか、急に私の身体が浮かび上がりました。
両腕を抱えられたように、まるで十字の形に吊るされたように足が床から離れています。
そのまま、教室の後方まで空中を移動させられました。
 
そして霊能力者が右手を開いて前に突き出し、一喝します。
『彼女に憑り付く障害霊よ、消え去れ!』
 
その瞬間、私の身体が床に落ちました。
私は訳が分かりませんでしたが、何故か「嬉しい」と感じていました。
そのまま気が遠くなりました。
 
[漫画の画面に切り替わりました。]
 
女の子が目を覚ましました。霊能力者の家のようです。
彼女はそのまま倒れ、一晩休ませてもらったようです。

彼女が家に帰ろうと、玄関まで来たところで、靴がない事に気付きました。
学校に置いてきてしまったようです。
彼女の足が見えます。信じられないくらい細いです。あんな足で歩けるのでしょうか。
 
彼女は『また何処かで買うから良いですよ〜。何処にでもあるし』
というような意味の事を言って、明るく家を出て行きました。
 
霊能力者は「参ったな」という感じで自嘲気味に右手で顔(口の辺り)を覆いました。
彼の足元には、白い小さな猫がいました。
 
 
U.2階の冷凍食品売り場
 
私は歩道橋のような通路から、ダイエーの2階売り場に入りました。
駅から直通で店舗に入れるようになっているような所です。
そこは冷凍食品売り場でした。
「そういえば、TVでタレントが何処何処のダイエーは2階に冷凍食品が置いてあるとか言ってたなぁ」
と考えながら、奥へ歩いて行きました。
 
ふくじん付けが見えます。魚介類も置いてあるようです。
大きなタコが氷付けの柱のようになって置いてあります。
店員さんは・・・女性が一人・・・二人いたでしょうか。
 
螺旋階段が見えました。下に降りて行きます。
1階はロビーのようです。植木が見えます。がらんとしています。

歩いている最中、インタビューの映像が見えました。
2階に冷凍食品が置いてある事に付いて、何人かが訊ねられています。
中年男性は「良いんじゃないの?便利だね」と答えていたようです。
おばあさんは「変じゃないのかしら」と答えていました。
答えた人達の顔は見えません。シルエットだけです。

地下に来ました。地下は食品売り場。
ここにも入り口近くに冷凍食品が置いてあります。
魚介類が見えます。山積みです。
ただ、搬出用のプラスチックケースに入ったままで、陳列棚には置いてありませんでした。
 
あとは普通の食料品が並んでいます。卵が見えました。

[何を知りたいの?]
一ヶ月ほど前に見た夢です。
 
T.霊能力者について
 
あまりに突飛な内容の夢で、おもしろいなぁと感じました。
男性の霊能力者は、例のボランティアグループの先輩の彼に似ているような気がしたんですが。
それとおぼろげなんですが、教室には私の前に、女の子がもう一人いたような気がします。はっきりしませんが。
彼女のロウソクにはすぐ火が点いたようで、帰ったんだと思います。
「青い炎」で、以前二回ほど出てきた「光を帯びたような綺麗な青い色」を思い出しました。

U.二階の冷凍食品売り場について
 
ただのスーパーマーケットの夢なんですけど、
ところどころ不自然で、ある意味、Tの夢より奇怪な感じもします。
Tの夢が突飛で現実離れしているなら、Uの夢は強い違和感を感じます。





Q 1   突飛で現実離れしている・・・強い違和感を・・・ 感じます。

     

    現在の年齢でなく、14・5歳で登場しているのは・・・どうしてなので しょうか?

     

    夢の中で実際の年齢より子どもになっているのは・・・

    ある特定の場面において・・・子どもっぽい未 熟な反応や振る舞いをしているということ。

    なぜか・・・そのことが・・・いまになって急に気になりだしたというこ となのでしょう。だから夢に見てる。

     

    母とのやりとりの場面が出てきますね。

    「試験の結果を教えろ」という母の要求に対して・・・あなたがとってい る態度は・・・

    体調が悪いから受けていない、結果が出たら連絡するというものです。 

    いったん要求は斥けたものの、結果的に要求を 受け入れていますね。それが・・・あなたのパターン。

     

    あなたは・・・絶えず・・・試されてきたということかも? 

    3つのブースの前に立ち・・・どれかに入る。狭い空間は・・・秘密の暴 露が起こりそうな感じ。

    14・5歳頃に隠していたもの・・・表に出てこなかったもの・・・火が 点されなかったものが・・・あったはず。

     

    ロウソクを持たされ・・・霊能力者の期待するように・・・点灯させなけ ればならないと感じている。

    うまくいかなかった「何か」があなたにあっ て・・・その再現が怖いらしい。

    点けようとしているのに・・・点いたら怖いと感じてるのは・・・そうい う「イメージ」 

     

    ロウソクに火をつけるのは・・・「再スタート」ということ。

    それを妨げているものがあって・・・霊能力者がそれを追い払ってくれる とあなたは思っている。

     

    でも・・・霊能力者がいないと・・・あなたは・・・いつまでも・・・ 14・5歳のまま。

    だから・・・ふたたび・・・霊能力者の家で目を覚ましている。

    靴がなく・・・足が細いから・・・自力で歩くのは困難。一人で生きてい くことに・・・自信がないということ?

     

    2つ目の夢。駅から歩道橋へ・・・そして直通でダイエー「冷凍食品売り 場」。

    あり得ない場所に・・・冷凍食品売り場。解凍 されるのを待っている「不自然な状況」とは・・・いったい何でしょうか?

    不自然な状況を・・・他人にどう思われるか・・・あなたは不安なので しょう。

    だから・・・TVタレントの証言があり・・・インタビューの映像が流れ ているのかもしれません。

     

    まとめると・・・「不自然な状況からのやり直し」を試みているというこ と。

    でも・・・うまくいかないことが多いのかも。靴がなくなり・・・足が細 いのはそういうわけ。

    そんな自分を冷静に見ているあなたがいて・・・どうにかなるだろうと 思っているようです。

    霊能力者が自嘲しているのは・・・そういうイメージ。

    たくさん積み上げられた「冷凍食品」は・・・

    手つかずのままになっている「14・5歳のあ なたの可能性」ということになりそう。 

by エリカ      





    こんにちは。うららです。ここから担当します。

    @3つのブースがありましたね。あなたはどのブースに入ったのですか?
    ブースの中には何がありましたか? 想像してください。

    >一番先頭・左側のブースに入りました。
    ブースと言っても、簡単に仕切ってあるだけでドアも何も付いてないんですが。

    >何もなかった筈です。
    壁面部分に小さな荷物台みたいなのが出っ張って付いていただけで。
    丁度ロウソクを持った時の高さぐらいの台でした。

    Aいまのあなたにとって・・・「試験」にあたるものは何ですか?
    何かしらの結果を出さなければならないものです。

    >「試験」・・・ですか?なんでしょ う・・・。
    「結果を出す」という事であれば「女の子に戻る」事でしょうか?
    否、それ止まりじゃいけないですね、きっと。
    「大人の女性として(精神的に)独り立ちできるようになる」事かもしれません。

    Bロウソクをもたされましたね。火をつけるための道具はあったのでしょ うか?
    もし、あったのなら、それは何でしたか?

    >いえ、何もなかったです。
    多分、目に見えないパワーのようなもので点けるつもりだったんだと思います。

    二回目に点けようとした時は霊能力者が必死で両手をかざしていたような感じでしたから。

    C14・5歳で教室という場面。
    そのころのあなたにとって・・・自信がなかったのは具体的にどんなことでしたか?
    思うようにならなくて・・・あきらめてしまったことかもしれません。

    >逆に自信があった事は「男らしさ」でした。
    でもそれって「女性としての自信のなさ」の表れですよね。

    >あっ、でも、丁度その頃、私は身長の伸びが止まったんです。
    それまでは、クラスの男子よりも身体が大きくて力も強かったんです。。
    身体が普通の女子並になってしまって「男らしさ=強さ」は脅かされるようになってました。
    段々自分という存在が惨めに思えてきたのもその頃です。

    >私は本当だったらその時、立ち止まって考えなきゃいけなかったんですね。
    自分の中の「女性性」を否定して「少年」として生きようとしている自分を。
    でも当時の私にはそんな智恵はありませんでしたし、周りに相談する相手もいませんでした。

    D白い小さな猫は・・・霊能力者の男性に飼われているのでしょうか?
    それとも・・・たまたま・・・そこにいるのでしょうか?
    白い小さな猫になったつもりで・・・事情を話してください。

    >『霊能力者の御主人様に拾われて飼われてる んだ。でもただのペットじゃないぞ。
    ちゃんと御主人様のアシスタントをしている。自分は霊的な力の強い猫なのさ』

    E歩道橋のようなところを歩いてダイエーに入りましたね。
    最近、ダイエーを利用したときは何のためですか?
    他のデパートでなく、ダイエーに行こうと思うときは・・・どんなときなのですか?

    >ダイエーには年中行ってます。
    ちなみに夢に出てきた「何処何処のダイエー」という部分ですが、
    そこは両親が離婚するまで(高二の春)住んでいた土地の名前でした。
    実際、そこにダイエーがありました。子供の頃、よく行ってました。
    勿論、引っ越した今は別の場所のダイエーに行ってますが。


    >日用品を買う事が多いです。
    最近は引っ越したばかりだったんで、収納用品を多く買ってました。

    F最近、周囲の状況になじめなくて・・・
    置いていかれてしまうのではないかと不安を感じることがありましたか?

    >最近というか・・・いつも一人で皆からズレ た所にいるような気もしますが・・・。
    特に置いていかれる不安というのは感じてないと思います。

    G単調な生活に苛立ちを感じていたり・・・
    どことなく平凡だなと思い始め・・・変化を求める気分があるのでは?
    もし、そうなら、具体的にどうしたいのですか?

    >さあ・・・、どうしたら良いんでしょう。恋 人でも出来れば良いんでしょうか?
    でもそんなもの出来たところで、どうせすぐダメにしてしまうと思います。
    今の私の状況を考えれば家の中で一人、ぬいぐるみを抱っこしてるのが一番お似合いだと思います。

    Hあれこれと努力することより、もっと簡単な方法があるかもしれないと
    最近思うことがありましたか? 
    ちょっと面倒になっていることがあるのなら、お話しください。

    >さぁ・・・なんでしょう。くたびれてきた なぁ、という感はあります。
    もう全部放り投げちゃえ!そうしたら楽になるぞっていう考えもチラとあります。
    ここまで回復したんだから、これでもう良いだろうと、中途で投げ出したくなってしまう気分はあります。

    Iあなた自身のいまの状況を冷静に見つめたら・・・
    まあまあいい状態なのでしょうか? それとも・・・どうなのでしょう?
    素敵な男性に話すつもりで・・・答えてください。

    >「素敵な男性に」ですか?  なんか難しいですね・・・。
    『まあまあ、そこそこって感じです。適当に、なんとかなるんじゃないでしょうか。』

   >では、診断しますね。




    夢診断のポイントは、霊能力者の登場を必要としているのは・・・現実を 激変させたいからでしょう。
    靴を買う状況なのに・・・冷凍食品売り場に出かけているみたい。でも・・・どうにかなるものかもしれません。

    hetakyara02.gif  でもただのペットじゃないぞ。・・・自分は霊的な力の強い猫なのさ。

    →自分自身を・・・どう感じているのかを・・・具体的に表している部 分。

     靴がなくても・・・足が細くても・・・何処かで買うから・・・何処に でも売っているから大丈夫ということのよう。

     いま現在、元気を取り戻してきたということなのかもしれません。 

    hetakyara02.gif   『まあまあ、そこそこっ て感じです。適当に、なんとかなるんじゃないでしょうか。』

    →ダイエーの地下に降りたのは・・・両親が離婚するまでの記憶をたどっ ているからでしょう。

     そこには、魚介類が山積み。ため込んできた「記憶」がどこにも持ち出 されないまま・・・置いてある。

     陳列棚には並べられていないのですから・・・過去を振り返る作業は時 間がかかりそうですね。

     でも・・・なんとかなるのでしょう。そう思えるようになったあなたの ようです。

by うらら      





Q 2   どう受け止めればいいの? どう すればいいの?

     

    「二階に冷凍食品が置いてある」というTVタレントの証言を必要とした のは・・・

    不自然な状況にある自分を・・・認めてもらい たいからでしょう。

    つまり・・・「そういうこともありえる、それほど奇異なことじゃない」 と同意してほしいということ。

     

    冷凍食品は・・・新鮮なままで保存しておくところに「存在価値」があり ます。

    解凍すれば・・・もとの状態に戻れるということですね。

    それが・・・あなたの場合は山積みであり・・・陳列されていないのです から・・・

    14・5歳の「やり直し」は意義のあることですが・・・気の遠くなるよ うな作業かもしれません。

    だから・・・霊能力者を必要としたのでしょう。

    もちろん・・・とりついているのは「母親」であり、あなたの「現実認 識」ということになります。

     

    地下室にあるべき冷凍食品売り場が二階に出現したのは・・・

    地下室にあったものがあふれ出てきたというふうにとらえるべきかも。

    地下という無意識の世界から・・・二階という 「意識される場」に持ち込まれたということ。

    現実という場に露わになったのですから・・・少しずつ片づけていけばい いというメッセージ。

    でも・・・少し面倒になってきているのかもしれませんね。もう・・・ど うでもいいことと感じ始めている。

    振り返ることよりも・・・いま現在を楽しみたい気分ということのよう。 それで・・・いいかもしれません。 

     

    夢は・・・3つのブースをあなたの前に並べましたね。

    どれかを選択しなさいということ。あなたが選んだのは・・・左側のブー スでした。

    左側は過去の領域。そこでは・・・うまく火を 点けることができないということ。それが夢のメッセージ。

    過去を振り返ることよりも、先にすることがあるということ。それ が・・・いったい何であるのかはっきりしませんが。


by ふむふむ      





うらら様

お世話になっております。ホトトギスです。
診断ありがとうございました。

お聞きしたい事があるんですけれど、まずは感想から。

私は今まで「ロウソクに火を点ける=女性として再スタートする」為には、
とにかく自分の過去を振り返り、問題点を一つ一つ解決していく事が先決だ、
と考えていたのですが、そうではないのですね?

過去の傷が原因でぶつかっている問題を解決するするため、過去を振り返っているのに、
それよりも先にする事があるというのは少し不思議な感じがしました。
一体何だか分かりませんが、少し視線の向きを変えてみたいと思います。

で、質問なんですが、14・5歳という年齢と、私がしている行動パターン、
そしてそこから発生する問題についてです。
この年齢は、以前診断して頂いた『兄』という夢にも出てきたものですが、
そこでしている事も「いったんはしりぞけ、
最終的には相手に勧められた(言われた)通りの事をする」というものでした。
確かに優柔不断で良くない行動だとは思いますが、
これは「私が女性性を取り戻す」という点に関してどのような弊害になってくるのですか?

あと一つ、なんだか怖くなってしまったんですが、
私が「ロウソクに火を点けようとしながらも、火が点くのは怖い」と思っているという事は、
私は「女性に戻る事を望みながらも、女性に戻る事を怖がっている」という事なんですか?

すみません、宜しくお願いします。

 

過去を振り返ることは・・・とても大切なこと。 自分を取り戻すためには・・・欠かせない「要素」です。

それより先にすることがあるのではないかと感じ ているのは・・・あなたです。

2階に冷凍食品が置かれていて・・・地下食品売 り場にも冷凍食品がありましたね。

地下食品売り場の冷凍食品は・・・手つかずのま ま。

2階の冷凍食品については・・・インタビューと いう形式でコメントが添えられています。

そのコメントは・・・あなた自身に対するメッ セージ。現在のあなたの生活に関するものでしょう。

 

冷凍食品が生み出す生活は便利ですが・・・どこ となく「素っ気ないもの」 

生き生きとした実感が味わえないもの・・・つま り「変じゃない」ということになるのかもしれません。

あなたが始めた「新しい生活」は・・・これまで と比べたら「便利」でしょうが・・・何か足りないのかも?

生き生きとした「実感」を得るために・・・何か することがあると・・・感じているのですね。

だから・・・過去を振り返ることも大切だけ ど・・・

それより・・・まずは現在をどうするかというこ となのでしょう。

そのことを「夢」の中で考えているということな のかもしれません。

 

燭台の3本のロウソクは三角形に並べられていま したね。

父と母とあなたという「関係性」をイメージさせ ます。ローソクに火をつけるのは・・・その再現。

関係性のやり直しということです。現実の「父」 や「母」ということではありません。

夢の中ではあなたを縛り付けている「障害霊」と いう表現で登場しているものです。

 

再現がなければ・・・障害を取り除くことは難し いこと。だから・・・怖いのですね。

女性としての自分自身を取り戻すことは・・・ 「関係性」をとらえ直す作業をすることを意味します。

それは・・・一人ではできないことだから。相手 が必要な作業だからです。

いまのところ・・・その相手がぬいぐるみのよう ですが・・・。そこから先へいくのが怖いということのよう。

でも・・・なんとかなるだろうと楽観的な気分も 同時にあるのですね。それが夢のメッセージ。 

 






【Reflection】



夢見者は小さい頃、8才〜12才あたりだと思われますが、
「家族」というものを「秘密の組織」だと感じていました。
なぜなら、家のことを他の誰かに話すと、母に怒鳴られたからです。

父が夜遊びをして帰ってこないこと、給料を入れないこと、兄が自殺したことも
夢見者には「特別変わったこと」ではなく、自然なこととして誰彼となく話していたのです。
夢見者は自覚してはいませんが、「話す」ことによって、自分の心を守っていたのでしょう。
血縁関係ではないが、「相談できる」おばさんができたのも、この頃だと推測されます。


さて、1つ目の夢では14才〜15才白いベストと黒のスカート

その当時は、母のことを尊敬し感謝もしていました。
夢見者が生きていくうえで、必要な信念を植え付けてくれたからです。
「強くなければいけない、強くなければ潰される」という信念。
「ひとりで耐えるか、倒れるか」という人生哲学。

この信念が、夢見者に「特別な力」を授けます。
男の子より喧嘩が強くて、度胸があって、BOSSと呼ばれて、「男の中の男」と賞賛されます。
学校の中で「有名人」となります。



霊能力者は、特別な力をもっている。
夢見者も14〜15才の頃、「特別な力」をもっていましたね。

特別な力でしたことは、「障害霊」を消し去ること。
霊能者は「夢見者」自身に、その霊を取り除くよう「実験」をさせましたが、
うまくいかない様子を見て、「特別な力」を発揮したのです。
3本のロウソクに火をつけることができれば、「特別な力」を使わなくても済んだのかもしれませんが・・・。



霊能者。3つのブース、3本のロウソク。

霊能者は「夢分析者」、
3つのブースとは夢の止まり木の3人のスタッフ。

3本のロウソクは、父、母、夢見者。

霊能力者の家で目を覚ますのは、「夢の報告」をしているから。



倒れたのは、夢分析の結果がショックだったから
でも、一晩休むことができた

夢分析から、いくつか気づくことがあったのでしょう。
ひとつは「靴がないこと」、学校に置いてきたらしい。
ふたつめは「足が細い」こと。あんな足では歩けない。
3つめは、「靴なら、どこかで買えるから、大丈夫」ということ。

その霊能者の家(夢の止まり木)を明るく出ていきました

「怖い」という感情があったのに、「嬉しい」という感情に変わりましたから、

霊能力者である夢分析者に、「誇らしい気分」を伝えたかったのかもしれません。

夢見者の気分が、夢分析者に投影されて、夢分析者の行動として表現されることになります。

すなわち、「参ったな」 と自嘲する夢分析者。
右手で「口のあたり」を覆うのは、苦笑いをかくすためでしょう。

なぜなら、足元には白い猫。夢見者自身がいますから。

※夢の止まり木では、猫のキャラクターを多用しています。白猫なのは夢見者の白いベスト。


つめの夢。

冷凍食品の夢はでも報告されています。
そのときは、たった1行の夢。
わたしは冷蔵庫のドアを開け、冷凍食品を持ち出しました。

㉔の夢が1/25 この夢の報告は5/10ですが、1ヵ月ほど前の夢ということなので、4月上旬。
二つ並べて夢を報告していますが、同じ日にみた夢ではないということ。
ひとつ目の霊能者の夢と似ているのはの陰陽師の夢(2/9)。
どちらの夢も、熟成に2か月ほどかけたということ。


ダイエーは夢見者になじみのあるスーパーマーケット。
高二の春、離婚するまでに住んでいた土地の名前がついている「ダイエー」
2階が「冷凍食品」売り場です。


福神漬け、魚介類、大きなタコが氷漬けの柱のようになって置いてある。
「柱」は「憧れの彼」の象徴イメージですね。今回は氷漬け

2階の冷凍食品売り場については、TVタレントが紹介しているし
インタビューもしているらしいですね。つまり、「噂」を耳にしたということ。

は、肯定的なものもあれば、疑問視するものもある。

※氷漬けなのは、「憧れの彼」の情報が更新されないままになっている、
あるいは「憧れの彼」にかかわる状況を進展させていないと感じている。


2階から1階へ、さらに地下の食品売り場へ降りましたね。

過去の領域。

ここにも「冷凍食品」が山積みになっている。
違うところは、搬出用のプラスチックケースに入っているということ。
陳列棚に置いていないので、まだ販売はされない。そのまましばらくは「放置」

そして、最後に見ているのが「卵」

夢に出てくる「事物」で、登場するだけで、何ら説明がないものは、注目しなければなりません。
「卵」何かしらの可能性があるというイメージ。

冷凍食品の並びに、普通の食品もあって、「卵」もあった


「ダイエー」に夢見者は強い違和感があります。なぜなら、2階に冷凍食品売り場があるから。
通常、冷凍食品は地下売り場にあるでしょうから。

どうもおかしいと1階へ、さらに地下へと降りてみれば、案の定、そこに「冷凍食品売り場」があった。


いまの「ダイエー」ではなく、離婚するまでの間、買物にいった「ダイエー」なのですから、
記憶上はピンポイントで、「離婚時」のダイエーを意味しているのでしょう。


つまり、地下の食品売り場は離婚時の「高校2年」のときの売り場だということ。
そのときは、冷凍食品もあったが、「普通の食品もあって、卵もあった」ということ。
それ以降は2階に「冷凍食品」だけがあふれている「異常な状態」だということ。
それ以降とは、離婚以降のことですから、「母とのふたり暮らし」

整理すると、「母とのふたり暮らし」は「異常な状態」だったということ。




違う日に見た夢なのに、ならべて報告したのは、

「ふたり暮らしの異常さ」を、障害霊として、

霊能者と力をあわせて、消し去りたいから。

もちろん、冷凍食品は「解凍されるべき女性性」であり、消し去りたいのは「母の呪縛」

夢の中で、障害霊を消し去るという「リハーサル」をすることで、「生きにくさ」を解消しようとしています。



今の状態は、「靴」がなく、足も細いままですが、

「靴」を買う、つまり「ひとり暮らし」をすることができるようになれば、
自立するための「足」も育つだろうという展望を感じさせる夢です。