【夢分析のための実践講座 マスター編-33】          NEXT-UP

 

 

 

 

 

 

 

tamay.gif   女性  24歳 :    クリスティーナ?   「ホトトギス」さんの夢    ㉝  chibiz.gif
6/23の夢

私は母と、クリスティーナという女の子が実在したかどうか話をしています。
私は実在したと言っています。母はしていないと言っています。
 
クリスティーナの書いた手紙が見えました。英文です。
何故か一箇所だけ日本語だったのですが、なんと書いてあったかは覚えていません。
白髪の老人がその手紙を読んでいます。彼女のお祖父さんでしょうか。
 
クリスティーナが男性の司会者とステージに立っています。
小学校には…、入っているんでしょうか?そんな年齢の幼い金髪の女の子です。
そんな彼女が、まるでバニーガールのような格好をして(耳は付けていませんが)
マイクを持って歌い出しました。
歌詞の一節に「券売所で買ってね」という言葉があるのが字幕で分かりました。
 
ヘリコプターから見たような、上空から見下ろした景色が見えました。
辺りは真っ暗です。あれは神社かお寺でしょうか?
そこに特設ステージが設けられ、彼女はそこで歌っているのです。

「クリスティーナ」という名前から「クリトリス」が連想されたんで すが・・・。
「券売所で買ってね」という歌詞は何を意味しているんでしょう?






Q 1    「券売所で買ってね」という歌詞は何を意味して いるんでしょう?

     

    一般的に・・・夢における手紙の文面は・・・夢見者へのメッセージ。 

    書いた人がクリスティーナで・・・読んでいる人がクリスティーナの祖 父。

    この組み合わせには・・・特別な意味がありそうですね。もちろん・・・ クリスティーナはあなた。

     

    あなたが書いて・・・祖父に読ませているのですから・・・聞き手は母 親。

    その場にいる母親からすれば・・・「娘と父の関係」ということになりま す。

    伝えたいメッセージは・・・「娘と父の関係」 にかかわることなのかもしれません。

     

    クリスティーナという女の子が実在したかどうか・・・

    それを母親に対して証明するために用意された「手紙」ということのよ う。

    つまり・・・「女の子と父親」の関係がどうで あったかを・・・母親に認めさせようとしていることになります。

     

    母親は・・・そんな女の子はいなかったと言い、あなたは実在したと主張 している。

    クリスティーナはあなた自身ですから・・・言い換えると・・・手紙はあ なたの「存在証明」ということになりそう。

     

    クリスティーナという女の子がどんな状況にあったのか・・・

    つまり・・・「あなた」がどんな思いをしてきたのかが「手紙」に は・・・書かれていたはず。

    それが・・・英文だったのは・・・その思い を・・・うまく伝えることができなかったということ。

    1カ所だけ日本語だったところには・・・母親に対する感情的で直接的な 言葉が示されていたのかもしれません。

     

    最初に戻り・・・整理すると・・・あなた自身の気持ちを効果的に伝えるために・・・

    「手紙」というコミュニケーション手段 と・・・「祖父」という人物を登場させたということ。

    祖父は母親にとって・・・「娘と父親の関係」 を引き出す存在であり・・・言い逃れができない相手。

    あなたと父親にあったことは・・・母と祖父の関係の再現だと結論づけた いのかもしれません。

     

    さて・・・あなたの夢において金髪が出てくるのは・・・自覚されていな い何かを伝えるためでしたね。

    黒髪が否定されるときであり・・・そのままの「あなた」であって は・・・受け入れられないというイメージ。

    だから・・・金髪に豹変し・・・違う自分を演じて・・・そのときの「感 情」を味わっていることになります。

    今回の夢で味わっているのは・・・どんな「マイナス感情」なのでしょう か? 

     

    バニーガールの格好は・・・相手の欲求を満足させるための衣装。

    「券売所で買ってね」という字幕は・・・あなたが単なる商品であること をイメージさせます。

    バニーガールの格好をし、ステージで歌うこと の代償として・・・「代金」という愛情を得てきたということかもしれません。

    ステージが神社かお寺であると感じているのは・・・それが正しいことだ とあなたが思い込まされてきたということ。

    それが始まったのは・・・小学校にあがる頃だったと・・・振り返ってい る夢ということになります。

by エリカ      





     こんにちは。うららです。ここから担当します。

    @クリスティーナは英文で手紙を書いていますね。
    誰に宛てた手紙だと思いますか? 

    >夢の中では白髪のお爺さんがその手紙を読ん でたので、
    お爺さんに宛てたものだと思っていました。
    ただ、私自身には祖父と会った記憶はありません。赤ん坊の頃亡くなっていますので。

    >チラと例のボランティアグループの先輩の彼 の事が頭に浮かびました。
    彼になら私は手紙を書きたいかもしれません。もしくは私が私に宛てた手紙でしょうか。

    Aクリスティーナは歌を歌っていますが、どんな気持ちで歌っていると思 いますか?

    >「私を見て!」と訴えたいんだと思います。
    「歌いたい」から歌うのではなく、「自分を見て欲しい」。

    Bあなたにとっては実際にあったことなのに・・・
    母親にとっては、そんなことはなかったというようなこと。
    そのようなことから連想されることは何ですか?

    >母から八つ当りされ続けた事でしょうか。
    自らの女性としての不満を、躾と称して私に垂れ流し続けた事。
    母は自分自身の事を立派な母親だと思い込んでいます。こんな事を言われた事があります。
    「私が母親役も父親役も全部やってお前には苦労なんてさせてない。私が全て被ってきてやった」。
    嘘ですね、これは。私は母親から衣食住を保障してもらう代わりに、多大な犠牲を払いました。

    >母にとっては、私が女性である事という事実 自体、なかった事なのかもしれません。

    Cバニーガールのような格好をしているクリスティーナ。
    その衣装について彼女はどう思っているのでしょうか? 想像して下さい。

    >恥ずかしく思ってるんじゃないでしょうか。 顔には出しませんが。

    Dあなたは英文に慣れている方ですか? それとも苦手な方?
    もし、とつぜん英文の手紙をもらったとしたら・・・あなたはどんな反応を示しますか?
    そのときの気持ちを・・・短いセリフで表現して下さい。

    >英文は苦手です。音楽が好きなので、英語の 歌は根性で覚えますが、
    基本的に意味は分かりません(笑)

    >英文の手紙なんてもらったら、一言「読め ん!」ないし「分からん!」ですね。
    文面を見た瞬間、硬直すると思います。

    E神社かお寺の特設会場でクリスティーナは歌っていますね。
    誰が見に来ているのでしょうか? 
    見ている人たちはクリスティーナのことをどのように思っているのでしょうか?
    聴衆の一人になったつもりで・・・気持ちを想像して下さい。

    >会社の人達がパッと頭に浮かんだんです が・・・。
    とにかく、男の人ですね。男の人達。大勢。

    >「ちっちゃい子にあんな格好させて人前に出 すなんて、親は何を考えてるんだろう」。
    とにかく、呆れられてると思います。女の子が可哀相だと思われてるんじゃないでしょうか。
    物凄く小さい女の子でしたから、好き好んであんな格好をしているとは誰も思わないと思います。

    Fクリスティーナは英語で歌っていたのでしょうか?
    その歌は楽しい感じのものでしたか? それとも寂しそう?
    曲想について・・・感じたままお話し下さい。

    >歌は英語でした。そして日本語訳の字幕が付 いていました。
    曲想は明るかったです。「It's show time!」って感じです。
    イメージとしてはラスベガスでしょうか・・・。セックスアピールみたいな感じの歌。
    男の人を挑発するみたいな。普段の私なら絶対歌わないし聞かない歌です。

    G理解して欲しいのに・・・理解してもらえなかったこと。
    あなたと母親の意見がまったく反対で・・・仕方なく母親に従ってしまったようなこと。
    小学生の頃のことを思い出して・・・思い当たることがあるのならお話し下さい。

    >以前夢に出てきたブラジャーの一件と か・・・。
    私は胸を守るブラジャーが欲しかったんですね、本当は。
    ブラジャーを付ける事が許されず、私はいつも不安でした。常に常に緊張してました。
    服の上から形がバレてるんじゃないかと。
    後は生理の事。とっても恥ずかしい事だと言われました。
    人前で、特に父親の前でそんな事口にするな、と。
    だからかもしれません。私は友達にさえ「今生理中だ」とは言えませんでした。
    どんなに辛くて座り込みたくても、決して言いませんでした。
    他人に知られてはいけない事だったんです。
    今でも抵抗があります。少しは言えるようになりましたが。

    >でも、上の二点は何れも小学校高学年の頃の 事です。
    クリスティーナぐらいの年齢の頃だと…、そうですね、いつも髪型はおかっぱでした。
    もう良くは覚えていないですが、私は長い髪に憧れてたと思います。
    でも、子供はおかっぱ、が母の鉄則でした。
    あと洋服も。可愛い服を着たかった頃もあったと思います。
    でも、トレーナーの上下、とか、ズボンでさえもダブダブのような、
    男の子でさえも今時着ないような物しか履かせてもらえませんでした。
    もう記憶がおぼろげなんですが、私は幼い頃、男の子らしさに憧れるようになる前までは、
    女の子らしい事が大好きだったように思います。そんな時期があったように感じます。
    そう、小学校の一・二年生ぐらいまでの頃はそうだったと思います。
    でも、その後は自分の中から、女の子らしい部分は排除するような傾向になってきたと思います。

    >振り返れば、私の女性性に対する母の仕打ち は大きく分けて二つの時期があったんですね。
    一つは、私が物心付くまで。自ら率先して男の子らしい事をするようになるまで続けられました。
    逆に言えば、この頃はまだ私が「女の子」であった頃なんですね。
    二つ目は、初潮を迎えた頃。再び私の女性性が目覚めようとし始めた頃ですね。
    この時、また母は私の女性性を攻撃して封じ込めたんです。

    H伝えたいのに・・・伝わらないこと。あるいは無視されたようなこと。
    言ったのに・・・言っていないと否定されたこと。
    最近のことで思い当たることがあるのなら・・・そのまま話して下さい。

    >さあ、なんでしょう。特に思い当たりません が・・・。例の彼には何も伝えられてないですね。

    Iチャンスがあったのに・・・そのチャンスを相手の出方に任せてしまっ たようなこと。
    自分の運命を相手にゆだねてしまったようなことが・・・これまでにありましたか?

    >日常的に「引っ込んでしまう」という事は やっていますが・・・。
    彼と接する機会がこの春、少しありましたが、ひたすら引っ込んでました。
    擦れ違っても縮こまって大人しくしてました。まともに顔は見れないです。
    面と向かったら身体が動かなくなります。絶対無理です。

   >では、診断しますね。




夢診断のポイント、女の子らしくない「セクシー」な衣装を身につけていたのは・・・自分を見て欲しいから。
女の子がセックスアピールみたいな「男を挑発する歌」を歌っているのは・・・・不自然さの証明だということ。

hetakyara02.gif  「私を見て!」と訴えたいんだと思います。 「歌いたい」から歌うのではなく、「自分を見て欲しい」。

→バニーガールの 衣装を着ているのを恥ずかしく思っていますね。

 女の子が女の子 らしい服装を着ることは当たり前のことなのに・・・女の子の格好をすることが・・・

 その当時にあな たには・・・バニーガールのような衣装を身につけることのように感じられたのかも?

 反動とし て・・・結果的に・・・あなたは男の子らしい服装をしてきたのですが・・・。

 好き好ん で・・・着ていたわけじゃないと・・・あなたは言いたいのでしょう。

 不自然な格好を 見て欲しい・・・こんな格好になっているのは・・・誰のせいなのと訴えているということ。 

hetakyara02.gif   (特 設会場に見に来ているのは)とにかく、男の人ですね。男の人達。大勢。

→女の子らしくす ることは・・・男を求めることだという「偏見」が・・・あなたにはあるみたい。

 ほんの少しでも 女の子らしくすることは・・・バニーガールのような格好で・・・

 セックスアピー ルみたいな「男を挑発する歌」を歌っていることと同じで・・・恥ずかしいことだと。

 単に・・・男の 人たちに注目されたいからだと・・・あなたは頑なに思い込んでいるようですね。

 神聖な場所であ るべき・・・神社のようなお寺のような場所に・・・特設ステージを用意したのは・・・

 それが・・・あ なたの守るべきルールだと感じているからでしょう。 

by うらら      





Q 2   どう受け止めればいいの? どう すればいいの?

     

    手紙はコミュニケーションをとりたい、関係をもちたいという願望を伝え るアイテム。

    誰と・・・コミュニケーションをとりたいのでしょうか? そうです ね・・・母親かもしれません。

    1カ所だけが日本語でしたね。夢の中では・・・たぶん読めたはずでした が・・・。

    いまとなっては・・・思い出すことは難しいのでしょうが・・・ヒントは ありそうです。

     

    同じ繰り返しが夢の後半にありますね。英語の歌を歌っていて・・・字幕 が見えるところ。

    はっきりと読めたのは・・・「券売所で買って ね」でしたね。たぶん・・・それに類似することなのでしょう。

     

    「券売所で買ってね」という歌詞は・・・

    バニーガールのような格好をして、セクシーな感じの「男を挑発する歌」 を歌っているのだから・・・

    それに見合うだけの「代金」を要求しているということを意味するのかも しれません。

     

    「代金」を要求しているのは・・・サービスに対する支払いが・・・まだ だからでしょう。

    母親のために・・・男の子のような格好でいることを暗に要求され・・・

    素直に従って・・・不似合いな格好をしてきたのに・・・愛されたという 実感がなかったということ。

    結局のところ・・・母親の心のバランスをとるために・・・あなたは犠牲 になっただけ。

    母親は・・・あなたに「支払い」をしていない ということ。それを・・・あなたは求めているようです。

     

    さて・・・クリスティーナという語感から・・・クリトリスが連想された のは・・・

    「性」に関わるテーマにつながっているからかもしれませんが・・・はっ きりしません。

    ただ・・・あえて・・・その点に触れるとすれば・・・ステージの上でマ イクをもち・・・大勢の男たちの前で・・・

    男を挑発する歌を歌うことは・・・オナニーであり・・・セックスの代償 行為だということになるでしょう。

     

    代償行為とは・・・本来の目的にそって・・・別のもので満足させるこ と。

    「女性性」を否定されたあなたは・・・男の子にあこがれるという「屈 折」を余儀なくされたということ。

    それは・・・「娘と父親の関係」の歪みであり・・・かつての「母親と祖 父の関係」の再現のはず。

    母親はそんなことはないと言い張り・・・あな たは実際あったことだと主張している。

    まだ精算されていない何かを感じているあなたがいて・・・取り戻すべき 過去を振り返っている夢のようです。

by ふむふむ      





 うらら様

診断ありがとうございました。なんだか今回は ちょっと目から鱗です。
あの白髪のお祖父さんは、母方の祖父だったのですね。

「母と祖父の関係」と言われれば、確かに思い当 たる点もあります。
祖父は父と違い、外に女を作って遊び歩くような人ではなく、非常に真面目だったそうですが、
確かに親子の逆転現象がここでも起きていたと思います。母の話から、なんとなくうかがえます。

母は10人兄弟の末っ子で、10歳になる頃には 家事を一手に引き受ける程になっていたそうです。
貧しい時代でしたから、上の兄弟は成長した順に、どんどん外へ稼ぎに出てました。
兄弟の一番上とは、24歳も離れています。
そんな感じですから、母が20歳近くなる頃には
既に上の姉達は全員嫁ぎ、年老いた両親と母が家に残されたそうです。
母は両親二人共を自宅で看病し、最期を看取ったそうです。
だから婚期も大幅に遅れ、34歳で結婚、36歳で私を産んだんです(勿論初産です)。

昔は子供たちも幼い頃から家の手伝いをして働い ていたとは言え、
年頃になってまでも親の親代わりをする、という状況が
あれだけ長く続いていたケースは少々特殊かもしれません。

祖父は真面目ではあっても、気が弱くお人好しだったそうですから、
年老いてからは、尚更、娘を頼っていたかもしれません。
母は年老いた祖父だけでなく、「両親の親代わり」をずっと続けていたのですね。

だから娘である私にもそれを求めたんだと思いま す。

更には、腹を痛めた「コピー」である娘には、
自分が一度も味わう事ができなかった「少女」時代を体験する事を禁止し、
自分を苦しめた夫の「コピー」である義息子(兄)には、夫に対する怨みを延々と垂れ流し続けた。
夫の先妻の「コピー」である義娘(姉)は、一番被害を免れたようですね。

そして、「女の子らしくすることは男を求めるこ と」だという偏見も、
幼児期に母親から吹き込まれたものなんですね。
幼い頃、女の子らしいことが好きだった私が、小学校へ上がるか上がらないかぐらいの頃、
男の子らしさに憧れ始めた、という事は、やはりこれは母から吹き込まれたものなのだと思います。
だって、この年齢の女の子が、男を誘う為に、女らしい格好をする、なんて有り得ませんから。
言葉には出さなくとも、「男を誘っている」と感じた母が、そのように私を誘導したのでしょう。
母に与えられたルールなのですね。
これは正当性のない偏見以外の何物でもありませんから、改めなければなりません。

それと、私は母には会いたくもないのですが、
これは「母に分かって欲しい」という思いの裏返しの行動なのですね。
「分かって欲しい」からこそ、「分かっていない母には会いたくない」んです。
母が気付かない限り、やはり私は母には会えません。
私が「女性である自分」を確立しない限り、また傷付けられてしまう可能性がありますから。
やはりまずは、「自分一人で女の子を楽しめる」ようになりたいと思います。

ありがとうございました。





【Reflection】


夢見者が少女時代を振り返り、次の@〜Cを語っています。
そして、この夢を触発させる出来事としてDを上げています。

@私の女性性に対する母の仕打ち は大きく分けて二つの時期があったんですね。
一つは、私が物心付くまで。
自ら率先して男の子らしい事をするようになるまで続けられました。

逆に言えば、この頃はまだ私が「女の子」であった頃なんですね。
二つ目は、初潮を迎えた頃。
再び私の女性性が目覚めようとし始めた頃ですね。

この時、また母は私の女性性を攻撃して封じ込めたんです。

Aブラジャーを付ける事が許されず、私はいつも不安でした。
常に常に緊張してました。
服の上から形がバレてるんじゃないかと。
後は生理の事。とっても恥ずかしい事だと言われました。
人前で、特に父親の前でそんな事口にするな、と。
だからかもしれません。私は友達にさえ「今生理中だ」とは言えませんでした。

Bいつも髪型はおかっぱでした。

もう良くは覚えていないですが、私は長い髪に憧れてたと思います。
でも、子供はおかっぱ、が母の鉄則でした。
あと洋服も。可愛い服を着たかった頃もあったと思います。
でも、トレーナーの上下、とか、ズボンでさえもダブダブのような、
男の子でさえも今時着ないような物しか履かせてもらえませんでした。

C自らの女性としての不満を、躾と称して私に垂れ流し続けた事。
母は自分自身の事を立派な母親だと思い込んでいます。
こんな事を言われた事があります。

「私が母親役も父親役も全部やってお前には苦労なんてさせてない。私が全て被ってきてやった」。
嘘ですね、これは。私は母親から衣食住を保障してもらう代わりに、多大な犠牲を払いました。


D彼と接する機会がこの春、少しありましたが、ひたすら引っ込んでました。
擦れ違っても縮こまって大人しくしてました。まともに顔は見れないです。
面と向かったら身体が動かなくなります。絶対無理です。



「話をしている」ことが「手紙を読んでいる」に変化します。

最初は「母と夢見者」、次は「祖父と金髪の少女クリスティーナ」

クリスティーナの実在証明を、「手紙」で示したのですが、うまくいかなかったようです。




ステージで、「歌をうたう」ことで、「ここに存在」してますと訴えています。
ステージ上の組み合わせは、「司会者とバニーガール」


男性司会者は母親で、バニーガールは夢見者


母は「男目線」で、夢見者の「女性性」を見つめていたということでしょう。








「券売所で買ってね」という言葉が、字幕でしか確かめられないのは

何らかの「代価」を支払わなければ、「歌」の意味が夢見者に伝わらないということです。


「存在証明」を求められると感じる相手は「誰?」


そうですね。「憧れの彼」であるし、「夢分析者」でもあります。



※夢見者はカウンセリングに「支払い」をしています。1件、3,000円で夢診断を受けています。
つまり「券売」
夢見者は、春のイベント時に「憧れの彼」に会っています。上記のDで示しているように、自分の存在を消しています。
ジャズ祭あたりから、彼の出番があり、会える機会が増えるのですが、その時期に夢見者は活動から抜けてしまいます。
憧れの彼について、夢見者は幻滅する事情をいくつか知りました。夢分析者は後で知ることとなります。





この夢の背景は「神社お寺」
夢見者は「念仏」を唱えることができるほど、小さい頃にお寺に通っています。
「念仏」は漢語ですから、音のみが響きます
つまり、「英文」のように、夢見者は感じているはず。

「念仏」は意味がわからないもの。意味がわからなくても、何度も唱えるもの。
「母」は「実在しない」と何度も唱えさせたのですね。

夢見者の「女性性」はそのように扱われ、バニーガールのようだと歪められ、金髪のイメージをかぶせたのです。




※クリスティーナは「クリトリス」ではないかと・・・夢見者が連想しています。
「クリトリス」が実在しないなら、ペニスになるのですから、
「男性」として生きなさいと母親は宣言しているということであり、
「そうじゃない、クリトリスはある」と存在を主張するのが夢見者ということですね。

この夢カウンセリングも、いよいよ終盤となり、あと4回のみとなります。
このとき、「券売所」という言葉から、カウンセリング料金を感じ取っていれば、
対応の仕方を調整できたはずですが、当時は「とても未熟」なカウンセラーであり、見逃していました。
夢見者は、夢分析に依存しているのではないかと、漏らしたことがあります。夢分析者もそのことを危惧していました。
夢分析によるカウンセリング関係の解消をどのような道筋ですすめていくべきか、このときははっきりとはしていませんでした。
円満な「解消」が望ましいのですが、そううまくいかないのが「カウンセリング」です。


2002/12/28