展示場におけるキャンペーン  G

シアタールームかオーディオルームの展示場のようなところにいる。
区画割があって、会場に持ち込みの機材でセッティングできるような仕組みらしい。
わたしはオーディオ関連の装置を持ち込むような流れになっており
問題は配線が見えないようにする工夫をどうするかであった。

会場には関連商品の展示もあって、そこにある部材を自由に使ってもよい雰囲気のよう。
床は畳のようになっており、持ち上げれば、隙間配線のプラスチックケーブルが使えるのに気付いた。

隙間ケーブルを差し込んで設置していくにつれ、全体のイメージが出来上がりつつある。
何人かの仲間たちが協力してくれており、きびきびとした動きで細部を仕上げているようだ。

ところが、メインアンプがあるべきスペースに旧式のカセットラジオが置かれている。
仲間が、これでもいいのというようなポカンとした表情をしている。
このような展示場には相応しくない、どうにかすべきだと訴えているのだ。

そうかもしれないと思いなおし、展示場全体を俯瞰してみると
それぞれの区画に設置されていた機材がすでに撤去されていることに驚いた。
長くは展示できない制限でもあるのか、それとも展示の許可が下りていなかったのか?

どうすべきか判断に迷っていると、電池が入っているパッケージを手にもっている店員に出会う。
キャンペーン商品なので無料で差し上げますという。
A3サイズのパウチの中に電池がぎっしりと詰め込まれているのを見て面白いと思うが、
使う予定のないものをもらっても意味がないと考え、不要だと相手に伝えるといなくなってしまった。

ふたたび、展示場を見渡すと、会場にはもはや誰もいないようで、わたし1人が残されている。


※倉庫を改造した12畳のスペースがあるが、何も置かずにそのままにしている。
床も壁もわたしが設計および一部を施工したので、気に入っていたが、
果たしてシアターやオーディオの機材をセットするだけの価値があるのかどうか迷っており、
何年もの間、何の変化もないまま、ガランとさせているという現実がある。
しかし、この夢は、それらの事情や事態に関する夢ではない。だから夢は面白い。

※解釈のヒントは、普通使いならA4なのに、倍の大きさのA3のサイズであったこと、
アンプなら100V電源なのに、カセットラジオ用の電池獲得のチャンスがあったこと。
展示場は誰のため?、展示時期は? という視点に立つことの3点である。