期待外れの「薪」? S

薪を見ている。買いに来ているようだ。
直径が5cm程度の広葉樹が平積みされているのを見て、
これは「薪」とは言えないよなと思っている。

樹齢を重ねた大木を斧で縦に割って束ねたものを期待していたのに、
必要なんだけど、これじゃないなとがっかりしている。
それでも、なお名残惜しくて、樹皮の模様の美しさを眺めている。
結局、買うことにしたのかもしれない。

※わたしは、何を予測して、準備しているのだろうか?
薪は、上手に燃やして、炎を見ることを楽しむためのものである。
煙をあまり出さないでうまく燃焼させることは、それなりにコツが必要だ。
よい薪なら、自然に燃えてくれるが、細くて樹皮が多いものは扱い方がわからない。
目の前に提供されたものに戸惑っているわたしがいるのだろう。
相手はとても「若い」のだ。手を差し伸べるべきではないのだろうが…。
※平積みとは、気持ちを露出したということ。わかりやすい親密さを表現してくれている。
樹皮は模様があり、育ちがあらわれる部分。そこに美しさを感じているのだろう。
名残惜しさは、すでに後悔しているという「見返しと仕返し」を意味している。
自分への仕返しがこの夢見を生成したのだろう。なぜ、誘いを断ったのかと…。