上機嫌のKさんと上品な袋   

スポーツクラブでときどき一緒にチームを組んでプレイするKさんがい る。
彼はとても上機嫌で、わたしのところにしゃれた感じの袋をもってき て、中身をみせてくれる。

袋には中華の副菜が詰め込まれたパッケージとマクドナルドの人気メ ニューのセットが入っていた。
どうやら、わたしのために取り寄せてくれたようで、「どうぞ」と目の 前に差し出してくる。
袋の印象と中に入っているもののバランスが悪すぎる。あふれだす匂い が袋の魅力を台無しにしている。

どうしたものかと戸惑っていると、Kさんのようすがどうもおかしいこ とに気づく。
酔っぱらっているのだ。Kさんはお酒はまったく飲まないのにどうして なのだろうと思った。


※わたしはどちらかというとKさんは苦手な感じで、お付き合いも通り 一遍で済ましている。
Kさんも「わたし」も人付き合いはさっぱりしていて、深くかかわるこ とは避けている。
ある意味、似たもの同士ではあるが、接近する対象ではないし、Kさん には尊敬できない面もある。
※夢にKさんが登場したのは、わたしの最近の言動を「鏡写し」にし て、何かに気づかせるためなのだ。
必要以上にへりくだり、相手をもちあげたり、妙に慎重になったり、自 分を抑えている最近の事情がある。
そのような「わたし」は酩酊しているようなもので、自分を見失ってい るということを伝えているのだろう。
※袋を受け取っていないことと、袋の中になぜ中華の副菜とマクドナル ドがあったかについて、少し考えてみた。
出来合いのもので済ましているということ、それは…手をかけていな い、手を尽くしていないことを意味している。
何かがおろそかになっている、安易な提案は受け入れるべきではない し、見直す時期にきているのだろう…。
自分に酔っている相手には毅然とした態度で臨むべきであって、いまそ れが自分に求められているということだ。
※匂いが印象に残る夢だった。匂いは生理的な反応を引き出すもので、 「接近か逃避」かを決める。
あふれでる匂いに刺激され、わたしは本能的に「拒絶」を選んでいるよ うだ。
守らなければならない何かがある。「接近か逃避」ではなく、「拒絶」 は、そこに立っているわけだから。




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