イコノシャフト【いこのしゃふと】 | |
: | 全長:9m〜12m(個体差あり) 活動可能時間:約30〜35年(個体差あり) 超金属イコノニウムから構成される 遊星ニビル防衛本能から作り出された攻撃ユニット。 ニビルの本体意思が外敵からの攻撃を受けたと 判断すると構成素材であるイコノニウムの中に 化学反応が生じ溶解液(生物でいえば分泌液)が作り出される。 これが結晶化して人型を形成したもの(結晶抗体)が イコノシャフトである。 その構成素材はイコノニウムと非常に近いものではあるが わずかに組成が異なり金属としてのイコノニウムが持つ エネルギー(源としての)特性は確認されない。 そのため、イコノシャフトは体内に微量のイコノニウム金属を 核として取りこみ、エネルギー源としている。 また、一度イコノシャフトとして形成されたものは ニビルに再び取りこまれる事は無い。 イコノニウムから生成されるイコノシャフト結晶抗体の量は その容積に準じる。さらに一度形作られると、再び同量の結晶抗体を 生み出すには300年近くかかる。 ちなみに月の縦坑事件で発見されたイコノニウムの埋蔵量からは イコノシャフト一体分しか生成する事ができなかった。 イコノシャフトを構成する(擬似)イコノニウムは個々には意志をもたない 情報受容/伝達因子であるが、 遊星ニビルの戦闘意志の指令を受けると 遭遇した敵を解析した諸データを模倣し、 同様の戦術・攻撃パターンで、破壊活動を開始する。 よってその活動を停止するには、個々の指令を実行不可能な 最小サイズまで細かく砕くか、エネルギー源として取りこんでいる イコノニウムの“核”を除去及び破壊するか、 命令中枢であるニビル本体が活動を停止するしかない。 全てのイコノシャフトは天然のイコノニウム=エネルギー転換による イオン噴射で空間を移動している。 地球とのファースト・コンタクトではGONGの コピーの形状をとっており、これがニビル戦役の中盤まで ニビル側の主力兵器となった。 後に、地球艦隊と接触したニビルは 軍用コマンドシェルを模倣してアドバンスド型イコノシャフト、 さらに人型シャフトを模倣したアルティメット型イコノシャフトとなって 人類に襲いかかった。 |
本文:金子良馬、山口恭史 初出:I-p140 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」 ※当ページに含まれる全ての文章について、一切の無断引用、複製、配布等を禁じます。 |