元老院【げんろういん】
：	イーオ（地球統合機構）の最高決定機関。 ２２０９年現在、その構成員はほとんどが老齢の男女である。 ニビルの正体を推測し、これを“奪取”、“支配”し、 「人類の所有物」とすることを画策しており、 言葉自体は頻出するものの、ついに 元老院自体が本編には登場することはなかった。 当初元老院は、２１年前の“月の縦坑事件”、 太陽系外宇宙探査部隊全滅事件から イモータルが発した遊星ニビル接近の警告、 命令プログラムによって動く戦闘ユニット・イコノシャフトの システム解析から、これら地球を脅かす敵が 未知のテクノロジーをもつ何者かによって作られた 擬似生命体もしくは攻撃兵器と誤認し この星自体をプログラム的に人類の支配下におき （ニビル＝イコノシャフトのもつ連繋・攻撃システムごと） イコノニウムの資源惑星として手に入れることを企み、 ニビル戦役ファイター選抜ＤＮＡをプロジェクトLBTによって育成、 同時にニビルＤＮＡをもちニビルと交感できる人類（成功例は ヒロト・アマギワのみ）作成に乗り出した。 また、ニビル捕獲反対派＝ニビル破壊論者のセルゲイらを襲撃し、 ニコライを死亡させたのもこの元老院である。 ２２１０年、ニビル戦役の失策により元老院は解散させられ、 以後、イモータルが人類を導くことになった。
本文：金子良馬、山口恭史　 初出：I-p113　「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」 ※当ページに含まれる全ての文章について、一切の無断引用、複製、配布等を禁じます。