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The Golden Raspberry Award
結果
話を聞いた時期:2014年1月
遅くなりましたが、結果です。
今年の狙い撃ちはスミス一家とムービー43でした。お気の毒様。
発表された日、珍しく暴漢に襲われて怪我をしてしまい、笑っている場合ではありませんでした。遅ればせながら2月に発表させていただきます。
最低作品
脚本を書いたのは28人、監督をしたのは13人という大所帯。出演はデニス・クウェイド、グレッグ・キニア、ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、リエフ・シュライバー、ナオミ・ワッツ、アンナ・ファリス、リチャード・ギア、ウマ・サーマン、ジェラルド・バトラー、ショーン・ウィリアム・スコット、ハル・ベリー、トニー・シャルーブを含む恐ろしい数の人が出演。
ほとんどのスタジオに制作を断わられ、俳優からも出演を断わられたり、降りた人も。逆にがんばって出演した人は多数。オスカー俳優や、夫婦で出ている人もいます。これほど大勢の監督がいるにもかかわらず98分に収まっています。制作期間は10年。
監督の名前を聞いただけでラジー賞に直行してしまうわけなのですが、なかなかにぎやかな作品です。元ネタはウィル・スミスの発案。制作はスミス夫妻、と弟ピンケット。主要出演者はスミス親子。
誇大妄想的に大きな話のSF。2025年などという、日本のオリンピックのちょっと先に人類が他所の惑星に移住なんかできるわけないでしょう。中国が遷都をするぐらいがせいぜい。スミスは以前は作品に恵まれ、ぼろが出ない程度に上手く俳優が務まっていましたが、家内工業を始めてまだ方向が上手くつかめていないのか、マトリックスの後半に出た奥方の影響なのか、民主党政権と折り合いが悪いのか、不調な感じです。
スミス家はこれに懲りず、続編2本を計画中。
アダルトボーイズ青春白書の続編。
アダム・サンドラー一家、クリス・ロック、サルマ・ハヤック、マリア・ベロ、スティーヴ・ブシェミ、監督自身を含む恐ろしい数の人が出演。
デップの全盛時代は去ったらしく、あまり評判は良くありません。何度も組んでいるゴア・ヴァービンスキーとの作品で、2人の気心は知れているのではないかと思いますが。私はまだ作品を見ておらず、解説を読んでいるだけなのですが、作品を出した時期が悪かったのではないかと思います。作品自体がつまらないかについては確信がありません。
デップが組むと輝くのは何と言ってもティム・バートン。しかし本人がインディアンでもあり、この役でデップが手を抜いているとは思いたくありません。
タイラー・ペリーの作品。クリスマスに姪を助けようとしたおばさん。サプライズのプレゼントをと思ったらもっとサプライズな出来事に巻き込まれてしまう・・・という話。
後記: 10年もかけて作った作品ですが、見事ラズベリーを射止めたプロデューサーは以下の通り。
Marc Ambrose, Jason Barhydt, Ron Burkle, James Duffy, Peter Farrelly, Jason Felts, Michael Garfinkle, Tom Gormican, Ken Halsband, Jacob Jaffke, Ryan Kavanaugh, Brian Kornreich, Justin Long, Jason MacDonald, Ronny Merdinger, John Penotti, Christopher Pia, Rene Rigal, Rocky Russo, Jenny Serneholt, Jeremy Sosenko, Jason Taragan, Tucker Tooley, Jonathan van Tulleken, Melissa Wells, Charles B. Wessler, Tim Williams, Jason Beckman, Jason Colodne,
ラジー賞の主催者は、受賞者が来ないものと決めてかかり、こんな数のトロフィーは用意していないだろうと思うのですが、もし全員で貰いに来たらどうするんだろう。
最低主演男優
父親全盛時代の後に出て来ると不利。ウィルは全盛時代ただ流れに乗っているだけではなく、がんばっていました。息子にがんばる気があるかはこれから見えて来るでしょう。
デップのあの作品が失敗作だったのか、見ていないので私には確信がありません。何となく本人はああいう風に行きたかったのではないかという気がしないでもありません。インディアンの血筋なので、インディアンを演じる事にはこだわりがあったかも知れないし。
この人は好きでないので、こういう賞にノミネートされても無視。
作品はアップルのスティーブ・ジョブズについての話。
サンドラーは職業柄こういう賞にノミネートされる事が名誉かも知れません。おバカ路線で儲けている人だから。
この賞の常連ですが、久しぶりに登場。
後記: 常連2人を押さえて見事スミス家の御曹司が受賞。せっかく両親の口利きで芸能界に上手く滑り込みましたが、まだ子供なのにいきなりラジー賞。オスカーへの道は長そう。
最低主演女優
受賞したらまた賞を貰いに来るかも。
最低助演男優
後記: 息子の将来に気を使い、主演の賞を息子に譲る涙ぐましい親子愛、ヨヨヨ・・・。
最低助演女優
後記: ジャーナリストに苛められているローハン。ラジー賞は思いやりを示して、他の人にあげました。
最低監督
後記: 受賞者全員で貰いに行くんだろうか。
最低脚本
責任者出て来〜い!
責任者は大勢。
後記: バスを貸し切って全員でトロフィー貰いに行くか?
最低前編、リメイク、盗作、続編
ヘザー・グレアム、ジョン・グッドマンの顔が。
後記: 久しぶりのヘザー・グレアムは賞を逃しました。デップの作品はそんなにダメだったんでしょうか。私は見ようかなと思っているのですが。
最低スクリーン・コンボ
この作品も恐ろしい数の出演者。もし受賞したらその数だけトロフィーを作らなければなりません。もし全員で貰いに来たらどうするんだろう。
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