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The Golden Raspberry Award
話を聞いた時期:2018年1月
今年のノミネートも、最終選択もあまり力がこもっていない印象でした。
2018年のラジー賞候補です。去年からのゴタゴタで、見ていない作品ばかり。殆ど解説ができません。2017年も遅配ですがアップしました。
最低作品
最低主演男優
今更と思える当時若手だった俳優が挙がっています。クルーズが55歳、デップが54歳、ウォールバーグが46歳。
ウォールバーグは恐らくカソリックでアイルランド系。だって、ボストンに住んでいたんだもん。勝手に処刑人みたいな感じかなと思ったりします。にもかかわらず完全ドイツ語の名前です。ドイツに来たらマーク・ロベルト・ミヒャエル・ヴァールベルクと呼ばれます。ウィキぺディアによるとスウェーデン、フランス語を話すカナダ人(多分ケベック地方でしょう)などの血筋でもあるようです。でもドイツは出て来ない。元はかなり悪質な犯罪者。ある時大反省をして、それからはまともな方法で金を稼ぎ、人に暴力を振るったりしなくなったそうです。教会がサポートしたんでしょうかね。
デップもご幼少の頃はかなり荒れた生活をしていたそうです。彼もある日大反省してまともな方法で金を稼ごうと決心。ウオールバーグとデップは音楽からスタートしています。2人に共通するのは周囲に助けようと思う家族や友人がいたことでしょう。
クルーズは英語系の名前ですが、多少ドイツの血も混ざっています。それでか、時々ベルリンやポツダムにやって来るようです。クルーズの素行が悪いという話は聞いたことがありません。若い頃は失読症だったそうです。アルファベットを使う国には比較的多い障害です。それを直すためにサイエントロジーの助けを借りたというゴシップ記事を見たことがあります。サイエントロジーはおよそ宗教とは思えない活動(ゼミの開催など)をしているので、本当かも知れませんがサイエントロジーを盾に使う大スターもいるのでクルーズの入信理由は定かではありません。いずれにしろ彼もキャリアを上り詰めており、最近大ヒットが出ていないとしてもお金に困ることは無いでしょう。
いつものようにラジー賞にノミネートされても余裕で笑っていることでしょう。
後記: トム・クルーズをここに選ぶより、クルーズがまだ頑張って映画を作っている方に賞をあげたいです。本来なら若手に追いつかれてとっくに忘れられていてもおかしくありませんからね。デップとウォールバーグも同じ。
私個人の趣味から言うと、こういうリメイク(1932年のボリス・カーロフのミイラ再生を再生)は大歓迎。主演がトム・クルーズというところが意外。評価はけちょんけちょんだそうですが。
元々は3部作と聞いていたのですが、何と現在は5作目。デップがスパロー役を続けたくなったのだそうです。普通は主演が延々と続くシリーズを嫌うものなのですが。
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの続編。前作でせっかく別れた男とよりを戻す話。君はどこまであほなんだ。
最低主演女優
後記: 彼を女優賞でノミネートしたのがおかしい。黒人層のご婦人方からは大絶賛。白人には分からない微妙な文化をネタにした笑いがあるようで。何とかデラックスよりはおもしろそう。
へえ、彼女こんな作品でトップに躍り出るつもりなんだ・・・。彼女のお母さんとお祖母さんはヒッチコックからひどい目に遭っているので、この一家だけは「ミー・トゥー」と言ったら私も納得します。
最低助演男優
ギブソンはクロウ、バルデム、デュアメル人より一世代年上の62歳。長い間1人の女性と結婚していて、結婚生活は30年以上持ち、子供7人。その間に暴力沙汰があったかは分かりません。その種の話は出ていません。離婚後暴力沙汰で警察の世話になるなどの話が出るようになり、暴言もあったので一時期はハリウッドからも追放処分。それでキャリアが終わりになっても、次はいくらでもいるので、彼の運命もこれまでとなってもおかしくなかったのですが、なぜか、10年ほど経ってハリウッドから呼び戻されています。人材はいくらでも見つかるはずですのにね。
彼もバルデム、デュアメルと似た世代の大スター。御年53歳。粗暴男で、反省したのかは不明。
ホプキンスは上のギブソン、クロウなどよりさらに上の世代のスター。御年80歳。引退してもおかしくない年ですが、現在も年1本程度のペースで映画に出ています。
彼の暴力はスクリーンの上だけのようです。あのハンニバル・レクター博士です。彼の問題は国籍。(イングランド人でなく、ウェールズ人のためか)イギリスがあまり好きでないようで、アメリカに移住し、市民権(恐らく国籍も)を取っています。それをすると英国からもらった称号が取り消しになるというので英国から人が飛んで来て説得をしたというゴシップ記事を見たことがあります。彼は80年代後半にCBE、90年代前半にナイトの称号を貰っているのですが、国外に居住したり外国籍を取ると取り消されるらしいのです。ホプキンスは未練が無かったらしく、あっさりアメリカ移住を決心。後に英国の方が妥協し、彼の称号を取り上げないことに決まったというゴシップ記事を見たことがあります。ゴシップなのでどこまで本当かは不明。
最低助演女優
女性陣も黴が生えそうなほど長く活躍している人の名前が挙がっています。
64歳だそうです。
現在72歳のホーンはラッセルのパートナーだとか、ケイト・ハドソンの母親だということで有名ですが、代表作と言われると???となってしまいます。ラッセルとハドソンは30年以上続くおしどりカップル。
へえ、サランドン、ホーンより1歳若いんだ。逆に思えるけれど。
最低監督
レクイエム・フォー・ドリームはできのいい作品でした。ブラック・スワンはレクイエム・フォー・ドリームの監督とは思えない駄作。良い要素が揃って、それが上手く作用したのがレクイエム・フォー・ドリーム、ある程度良い要素が揃っていたのに上手く作用し切れなかったのがブラック・スワン。この監督の作品はいくつか見ていますが、浮き沈みがあるようです。
ベイは企業などに依頼されてヒット作を作る請負人的な監督かなと思います。商業的には成功作が多いように思います。
サム・テイラー・ジョンソンがフィフティ・シェイズ・オブ・グレイを監督。その続編がこちら。監督はジェームズ・フォーリーに変更。3部作最終篇はフィフティ・シェイズ・フリード。ジェームズ・フォーリーが続投しています。この種の作品を今この時代にねえ、合うんだろうかと思いますが、原作の読者には受けているらしいです。
最低脚本
最低前編、リメイク、盗作、続編
3部作なので続編ができるのは仕方ありませんね。
最低スクリーン・カップル
このコーナーはややこじつけ。
物事には止め時があると思いますし、私は3部作だと思っていたので、5作も作られたのは意外でした。しかも6作目ができるという噂もあります。
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