監督:　短編の後2014年頃から数本長編も作っています。

トレイラー:　撮影場所、登場する家などはいい感じ。見られないのが残念。ストーリー、俳優の演技などは見られないので分かりませんが、カメラ、セット、衣装、メイクなど基本的な技術は良さそうです。

監督:　長編3作目。

トレイラー:　面白そうなストーリーなのですが、トレイラーが見つかりません。

ストーリー:　イケメン、金持ち青年が女学生とデートする機会を得てルンルン。ところがこの青年の所に飼われている犬が問題。実は犬の衣装をつけた人間・・・。

監督:　長編4作目。

トレイラー:　よほど面白いストーリーでないと見る気のしない作品。酔っ払い、ごろつき風の男など、友達になりたくない人総出。

ですが、一見ぱっとしないトレイラーでも、抱腹絶倒の作品もあるので、ここでは断言しません。

制作に葉 偉信/ウィルソン・イップの名前も見えます。できれば見たかったです。

ストーリー:　警察学校を出たての新人警官が殺人事件を担当。

監督:　ファンタでは珍しいですが、旧ポルトガル領マカオ生まれ。長い間俳優業をやっていて、あの PTU、マッド探偵、Kung Fu Killer にも出演しています。監督業もかなり前からやっていて、Dog Bite Dog、Motorwayなどがファンタに来ています。

トレイラー:　モノクロームのトレイラー。監督は無駄に年を取っていない、色々な物を吸収して、この作品にたどり着いたという印象。

エンタメ系ではなく、シリアス・ドラマのように見えます。

ストーリー:　ある日突然ロックダウン状態になってしまう高層住宅。怪しげな霧に包まれ、外に出られないため、住人は中でサバイバルの戦いとなるそうです。

過去にも南米にあるアメリカの会社の建物から急に誰も外に出られなくなり、中でサバイバルの戦いという筋の作品がありました。特に理由の説明も無く、あり得ない状況に追い込まれてサバイバルという映画は好きではありません。なので、見られなくて良かったかも知れません。

監督:　1990年代から監督をやっているベテラン。

エヴァ・グレーンのパーフェクト・センスもファンタに来たので見ましたが、この人は自分を生かす作品に恵まれていないようです。それともファンタに来ないような作品で良さを発揮しているのかな。

監督:　長編3作目。一見に値するビバリウムを作った監督。アイルランド人らしいこと以外不明。

ストーリー:　神経質そうな主人公の女性が謎の病気に。フィリピンから来た若い治療師。エゾテリックなのかちゃんとした自然療法なのか分からないけれど、主人公を助けようとします。どうやら話の途中まではうまく行く様子。

トレイラー:　ロケーション、建物などは良さそう。カメラもいい感じ。

私はこの方向の話は好きではありません。

元ネタ:　1977年の刑務所からの脱獄事件。フランコ後の時代には法律が改正されており、恩赦はあったのですが、過渡期でもあり、まだ全てが納得の行く解決にはなっていなかったようです。

ストーリー:　またしても閉所恐怖症的な話。1970年代、せっかくスペインに民主化が訪れているのに、刑務所の中は違うという設定。主人公は脱獄を試みるようです。

監督:　短編やテレビの仕事もしていますが、長編も手がけており、新人ではありません。

トレイラー:　70年代のファッションに気配りしてあります。それでいて、何十年も後に見てもダサい感じにならないような服装。スペイン語は分からないのですが、表情などを見ていると俳優も役をちゃんとこなしている様子。

ただ、私はあまりどこかに閉じ込められて・・・というストーリーは好きでない上に、コロナ、戦争と現実の方が厳しいので、そんな折にさらにこういう話を見て、ストレスを貯めるのは良くないかも、だから今回のフェスティバルに参加できなくなったことを、あまり嘆かない方がいいと思い直そうか、どうしようか・・・と考えている最中。

このところ香港映画低調、韓国映画絶好調の日々が続いていますが、やはりこういう風に場所を決められた中で争い、戦いという作品はあまり見たくありません。

元ネタ:　2017年に発生した事件。47人の犯罪者を逃亡先のフィリピンから実際に韓国へ送還するという出来事があったそうです。

この事件を設定のベースに使い、そこへ荒唐無稽なファンタジー医学を盛り込み、人造狼男を製造する話にまとめてあります。

ストーリー:　韓国人凶悪犯47人がどういうわけかフィリピンに滞在。両国の話がつき、貨物船で送還。ところがその囚人たちを助け、船内で自由にする人物が。

囚人47人、警備関係者20人、医師、看護婦、船員。この船は元々は貨物船。現在は臨時に護送船。ところが船の中には秘密の部屋があり、謎の実験が行われていました。その部分には第2次世界大戦が絡み、体が腐っているのに生きている人間が登場。殺される人たちは特段区別されず、やたら強い狼男に出くわしたら不運。狼男は相手が警官だろうが、囚人だろうが区別はしません。

ショーダウンの頃には狼男はどういう素性なのか、他にも現れる強い男たちとの関係はなどが明かされます。ただの人間には勝ち目無し。

トレイラー:　大型のコンテナー船の港が最近の韓国映画にはちょくちょく登場。なぜか日本人も登場。トレーラー全体は血みどろ。

続編製作中。3部作になりそうです。

今年は閉鎖空間の中で戦う話が増えていますが、私はコロナ、ウクライナ疲れで、広々した場所の話が見たいです。

リメイク:　夜霧のジョギジョギモンスターの現代版。悪魔の奴隷の続編。

ストーリー:　 前作で家族を亡くしたリニ。残った家族と一緒にジャカルタの高層アパートへ引越し。しかしその頃4桁の犠牲者を出す連続殺人発生。

リニの家族の再出発を許すまいとする力でも働いたのか、新居のアパートでも妙な出来事発生。さらに大きな嵐にも見舞われ、アパートの住民は停電の中で事態が収まるのを待つのですが、たくさんの死体もそこにはあり・・・。

監督:　作品数10本近いベテラン。悪魔の奴隷も彼が監督。

これも限られた場所でのサバイバル。今年は一体どうなっているんだろう。

監督:　長編デビュー

トレイラー:　前半仲良さそうに食事をする若い女性たち。後半は命に関わりそうな争いが映ります。筋が良く分からないので、なぜそうなるのかも不明。

思想がらみの作品か。

80年代から凝り固まった考えの人が徐々に寛容になって行く様子をこの町で見て来ました。コロナ、戦争になり、逆方向へ動き始めたのかと思うような出来事をちらほら見るようになりました。

40年の間に個人的な知り合いが出来ていて、その人たちはお互い相手の性格も知っているので、意見が違っても並べて言い合い、考え方を比べるだけで、喧嘩にはなりません。

ですが、そこまで知り合いでない人には驚かされることがたまに起きるようになりました。

この種の問題は社会にある程度お金がある時はマイルドな現われ方をします。皆がキチキチの生活をしていると、どこかに綻びが生じて、あれっと思うような目に遭うこともあります。監督はそういうテーマを扱ったのでしょうか。現在はこれ以上の情報が無いので、断定的な話は出来ません。