玉峰館 2017年5月11日 河津駅に着いたらば、電話を貰えれば、お迎えにうかがいますとは言われいたが、まだ時間も早いし、体力的にも余裕があったので、宿までは歩いて行くことにした。 河津川の対岸の道を行けば峰温泉に入り、目標の[玉峰館]は歩いていればわかるだろうと、ネットで見たうろ覚えの地図を頭に歩いて行ったのだが、いつまでたっても[玉峰館]らしい建物も看板も出てこない。通り過ぎてしまったのかと思って、元来た道を引返してみたのだが、さっぱりわからない。こんなときにやはりスマホは必要なのかもしれないな。最終的に土地の人に訊ねたら、[玉峰館]はもっと先だとわかった。テクテクと歩いて、本当にこの先に旅館なんてあるのかしらと思ったころに、ドーンと看板が現れた。ここなのかぁ。 大正十五年創業という古い建物の横には温泉の櫓があり、常に温泉が吹き上がっている。威厳のある戸を開けてなかに入ると、宿の人が出てきた。てっきり靴を脱いで上がるのかと思ったら、土足のままロビーに上がるシステム。 ロビーのソファで、宿帳に署名。 冷たいお茶のサービスを受ける。暑くなってきたから冷たいお茶、おいしい。 部屋に通され、さっそく作務衣に着替えて浴場へ。男風呂と女風呂は日が変わると入れ替わるシステム。今日の男風呂は内湯は無く露天のみの岩風呂。今の季節、冬と違って上半身を外に出したままの半身浴ができるから、いつまでも入っていられる。 翌日の朝は、もうひとつの浴場に行ったが、こちらは内風呂と露天の両方がある。やはり露天の方が気持ちいいかな。 このふたつの浴室以外にも貸切風呂が三つあって予約制だそうだ。ただ今回は時間もなかったので、貸切風呂は見送り。なんだかこの宿の温泉、すっかり気に入ってしまったので、またリピートしたくなっている。そのときは、ぜひ貸切風呂も試してみよう。 風呂から上がって、部屋の冷蔵庫から缶ビールを出して飲む。キリンラガー。普段はキリンラガーってほとんど口にしないのだが、キリンラガーがこんなにおいしいと思ったことは、今までにない。なにか食べながらではなく、しみじみビールだけを楽しむときは、キリンラガーは実力を発揮する。 HPからの予約特典で、夕食後、バーでドリンク一杯サービス。せっかくだからバーテンさんにカクテルを作ってもらうことにした。マティーニ。クー、ドライだね〜。 この宿は庭も素晴らしい。今回は離れの部屋にしたが、バーで知り合った泊り客に言わせると本館の上の階の窓から見下ろす庭が昼も夜もきれいだとのこと。一度本館に泊まってみるのもよさそうだな 5月14日記。 |