《楽しみは 余計なお世話 できるとき》

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 高齢になっても自分らしく生きたいと誰しも願っているはずです。その高齢に待ち伏せているのが,経済,健康,孤独の不安だそうです。その高齢者不安解消方法として,厚生労働省では,互助という言葉をキーワードにして生活支援体制整備事業を立ち上げ,その一環として,例えば地域で高齢者のそばに住んでいる人とのつながりを整えることを推進しています。
 購読中の新聞紙上にあるテレプラ欄には,高齢の方が不意の困りごとに遭遇したときに,行きずりの見ず知らずの方にお世話になってしまい,お礼が言いたいとのお話が掲載されています。このことは目の前に困っている人がいれば,たとえ知らない人であっても手を差し伸べてくれる情の厚い人がおられるという明るい証と思われます。
 高齢者不安解消方法には障がい者に対する場合に模して合情的配慮を期待しますが,その実行を確かなものにするためには,そばに居合わせた人の温情を引き出す「ちょっと助けての黄色サイン」を決めておいてはどうでしょう?

 日常的な困り事では,見た目に明らかに困っているという兆候が無いと,手助けをすることを躊躇するという傾向が知られています。言ってくれたら,という後悔に似た声がよく聞かれます。助けが実働するためには,スタートの合図が必要なのです。それは助けを求める合図です。直接に「助けて」と言えない傾向が見受けられます。遠慮や恥ずかしさがあることは察せられますが,言ってもらっていいという温かな雰囲気を漂わせるようにしたいものです。
 障害のある方ではヘルプカードによるメッセージが利用できますが,高齢者用はまだありません。そこまで気配りをする必要は今のところはないかもしれませんが,気軽な手助けができるようなメッセージの発信を考えてみるのもありでしょう。

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(2025年09月28日:No.1331)