《楽しみは 人のつながり 積み上げて》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓


 地域福祉について,生きる羅針盤に沿って論考してしきました。ここで一休みして,閑話休題といきましょう。地域福祉関連の場で挨拶をすることを想定した文章です。部分的には,どこかで話したかもしれません。

 福祉という言葉はよく耳にしますが,具体的なイメージはかなり曖昧ではないでしょうか。改めて問い直すと,よく分からなくなります。簡単に言えば,福祉の文字はいずれも「しあわせ」という意味です。そのしあわせとは,皆さんどのように思い描いているでしょう。よく言う絵に書いたような状況でしょうか。人それぞれかもしれませんが,それを統一的に地域に結びつけることはできないでしょう。
 そこで,しあわせを勝手に漢字表記してみます。貧ひとつは「仕合わせ」。仕事の仕はするの意味なので,することを合わせるという意味とします。こんにちはという同じ挨拶言葉をあわせる,あるいは気候の感覚,暑いですね,まったくと,同じであると確認し合います。
 少し脇道に逸れて,和という文字について、結びついている認識を思い出しておきます。和とは足し算という連想のつながりがあります。復習をしておきます。男の子3人と女の子4人を足すと、何人ですか。答は7人です。では,7人は誰ですか? 男の子でも女の子でもありません。言い換えると,男の子と女の子は違うので、足すことはできません。では7人と足したのは? 子どもが7人なのです。男の子も女の子も同じ子どもだから,7人の子どもになります。つまり,足し算である「和」は,同じであることなのです。平和というのも,同じである認識がもたらします。違うままを意識するから,和が消えて争いになるのです。私もあなたも、同じ地域人,その和が和やかな間柄隣,私たちという結びつきになっていきます。
 しあわせの表記を別に想定します。今度は「支合わせ」です。文字通り,支え合わせです。同じと思いあえて私たちであったのですが,違いはあります。その違いにはいろんな形での過不足です。その違いを受け入れて,可能な形で貸借し合うという支え合いをします。「どうぞ」と貸して,「ありがとう」と借りておき,別の違いでは立場を後退し合います。違いを支え合いで消し去ることで,より深く同じであることができて,和が深まり共生が進みます。
 牛乳を飲む人より,届ける人が健康になる,という言葉があります。牛乳を飲んで健康になろうという人がいて、その人の思いをくみ取り,牛乳を届けてやりたいという思いを遣る人がいます。「どうぞ」と貸すのではなく,思いを叶えて遣るという思い遣りが行き交うようになったら,しあわせが訪れてくるはずです。
 人のつながりが地域福祉の根っこですが,その実態が少し見えてきたようです。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2026年09月06日:No.1380)