*****《親と地域とのつながり》*****

【第1章 親と地域とのつながり】

 まず,親はどのような地域生活をしているかについて,調査結果を見ていくことにします。

3.親と地域の活動とのつながり(2)

○親からも子どもを地域の行事や活動に参加させてほしいのですが,
子どもの地域参加のグラフです
 子どもは難なく地域にとけ込んでいけます。そこで地域の行事に参加する壁はないと言ってよいでしょう。その実績がグラフの平坦さに現れています。ただ親がそれ以上に参加させようと働きかけるためには,親の地域とのなじみが必要になります。5年を過ぎて「いつも参加」させようという動きが増えてくるのは親自身の地域とのつながりが背景にあるからです。

○地域の世話になると,世話役も引き受けるようになってくるものですが,
世話役経験のグラフです
 地域には町内会や子ども会,PTAなどの組織活動があり,その世話役を皆で引き受けなければなりません。世話役の経験が「全くない」を見ると,5年を過ぎて急激に少なくなっています。世話役を頼み,頼まれるようになるには5年の壁があるということが明らかです。