1214年 (建保2年 甲戌)
 
 

9月1日 壬戌 晴
  巳午の両時日蝕正見(五分)す。
 

9月19日 庚辰
  常陸の国府中の地頭の間の事、自今以後、大掾資盛沙汰を致すべしてえり。これ公家
  より在廰の解を下さるるに依ってなり。
 

9月22日 癸未 霽
  丑の刻大地震。今日将軍家二所の御精進を始めしめ給う。
 

9月29日 庚寅 晴
  辰の刻将軍家二所に御進発。相州供奉す。随兵五十余騎前後に候す。