日記のフリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0403.htm#20040301
2004年3月
読・観・聴・その他
3/27(土)
小川洋子『博士の愛した数式』新潮社(→Amazon)を読んだ。凪いでいる海のように静謐。そして穏やかに残酷。泣きそうになるのを泣くのはおかしいと我慢した。でも、泣いたほうが良かった。小川洋子の書くものは中性的で色気がなくて、その色気のなさが魅力になっているのがいいと思う。
3/20(土)
天気予報どおり雨が降っているなと窓の外を眺めていると、どうにも雨が大きく見える。みぞれ混じりか。そう思っている間にあれよあれよとすべてが雪になってしまった。この冬には雪がはらはら降る中を歩いた記憶がなかったので、歩きたくなった。ぼってりしていて大きく水気が多い雪で傘にどんどん重みがくる。寒いのに歩いちゃって馬鹿みたいだ。でも気が済んだ。
なんでみんなそんなに元気で力にあふれているんだろう……と思う。羨ましくて悲しくなる。情けない。
3/18(木)
TVをつけっぱなしにしたまま、持っている料理やお菓子の本を眺めてはのんびり過ごしてます。作ってもそれほどさばけないから、次から次へとは作れないのですが。
CDをセットするまでに時間がかかってしまう。音楽を流しながら、本当に聴きたかったのかな、と思う。
先生に、やってみたい曲があるとお願いをして、ブラームスの間奏曲Op.118 No.2の練習を開始した。
最近、一番いいなあと思ったのは、ASKAの歌った「はじまりはいつも雨」@NHK 夢・音楽館。ああっ、再放送をみれば良かった。
この4つの文章をどう並べるといいのだろう、と少し考えた。書いてみたら話題にTVと音楽が入っていたので、うまく流れを作りたかったんだけど、面倒なのでやめた。
3/3(水)
書かなかった日に何をしたのか思い出せないというのはつまらない。だから、なるべく毎日書きたいとは思う。でも、ぼーっと過ごしているから思い出せないのだろうし、今はぼーっとしている時間がとても心地よい。なにかをしたいという情熱も、いつもなら抱くようなあせりも、ない。たとえば、今の今は映画をみようとも本を読もうとも思えない。明日になればわからないけれど。本当は、本当に、身体も心もゆっくりと休みたかったのかも。そういう意味では素直に生活している毎日だ。
風邪っぽい。例によって熱はまったくなく、鼻がぐずぐずする程度。昨日の、「肺が弱ってる」というのはこういうことだったのかしらん。気力がないのは体力低下のせいなのか、体力低下してるから気力がないのか、まあ、どちらともなく相互作用だろうね。
3/2(火)
鍼2回目。鍼を取るときに「あれ、刺してたの」と気付く反面(頭の後ろとか……)、腰に刺されるとあまりに響くので、というより私がぎゃーぎゃー言うからか、深くさせなかった模様。仰向けに横になったときに脈とお腹をみられるのだけど、お腹での心臓・肺・脾臓・腎臓・肝臓をみる位置を教えてもらった。肺が弱っているらしく、確かに、右側の肺に該当する部分がへこんでいるのが触るとわかった。おもしろーい。左手小指と左腕に湿疹ができて痛痒いのも、皮膚と肺は繋がっているということから考えると肺がらみなのかも(アトピーを無理やり治したら喘息が出たとか良く聞くものなあ)。肩にある痒みを止めるツボと左腕の湿疹のところにサービスでお灸をしてくれた。自分でもやりなさい、と肩のツボにはペンで印つけられたし。
3/1(月)
あわてて雛人形を出したのは昨日。五人囃子の一人の首がとうとうもげちゃった。