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読後メモ index

2008.62008.8

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0807.html#yyyymmdd


2008年7月

その他


7/29(火)
志村志保子『女の子の食卓(4)』。一言では、あるいは言葉ではあらわせない感情を、助けになる少しの言葉と、うまいとはいえない絵の表情でこちらに伝えてくる。私も伝わってきた感情を、やっぱり表現できかねるんだけど、ぐっときたり、すごく共感したり、いちいち反応した。
で も、この4巻を読んで、一番感動したのは、このシリーズではない「カンナヅキ」だった。天才だと思った。他人の私から見てもあんなに素敵な家族をなくすな んて、当人からしたら耐えられないだろうと思うとやりきれない。過程も好きだけど、ラスト一ページへの流れも好きなのだった。こんな簡単に描かれるハッ ピーエンドも絶対に許されるはずだと思うので。

7/28(月)
藤田雅矢『ひみつの植物』は、変わった植物の紹介を している。著者 の好み全開なのが面白い。お取り寄せ情報や難易度まで載っているので、ちゃんと実用的でもあります。同じ著者の『捨てるな、うまいタネ』では、身近なタネ を実際に蒔いてみたら……というもの。こちらも、実際に蒔くための方法がタネの取り方・保存法まで含めて書かれていて、絶対に蒔いてみたくなるはず。
著者の webサイトをのぞいてみたところ、これらの本に出てきた植物がもっとリアルに見ることができて楽しい。

7/26(土)
17日に、近所で整体をしてもらった。なんでかっていうと、右足の親指の付け根が痛くて整形外科に行ったら外反母趾だったというわけで、靴の見直しに加え、自分の身体の使い方もどうなんだろう、と気になったのだった。
整 体をしてもらうのは、これで2カ所目になるんだけど、前のところとやり方というかアプローチが違って、整体といってもきっといろいろな流派(?)があるの だろうなと思った。触れるか触れないかの強さで、やたらとくすぐったい箇所が二つ。一つは左の腰、足の付け根あたりで、悪いと自分でもわかっているところ なので納得したんだけど、もう一つは左の膝だった。不思議。
頭は硬くないらしく、意外だった。
終わって帰ってきたころから、なんだかやたらとだるい。鍼のあともだるくなったりするけれど、それよりもっと重い気がする。当日はお風呂やシャワーは禁止なのだった。さもありなん、というくらい効いている気がする。
次の日以降、なにかが違う。どこがどう、というふうに確信は持てないんだけど、なんなんだろう、このなにかが違う感覚というのは。外反母趾の痛さも、以前より軽くなってきている。
7/24(木)
ベランダの鉢に、メダカを入れた。時間があると、いや、時間がなくても、なにかの区切りに眺めに行ってしまう。飽きないのが不思議。
何かを始めようとするときに、どうしても本から頭でっかちに入るタイプなので、今回もご多分にもれず本を読んだ。 泉健司 『小さなビオトープガーデン』は、ベランダに特化して いないけれど、生態系の扱いについて勉強になった。大仰なことをするつもりではなくても、その真似ごとをするのだったら、してはいけないことくらいは頭に 入れておくべきだろう。
サイトで参考にしたのが、 ベランダでビオトープしよう!と いうページ。
7/22 (火)
10日も経ってしまった。ベランダの鉢に整えた環境は、いい感じに整ってきている気がする。水は澄んでいるし、水草もとても元気。未だ室内に置いているメ ダカも、一匹の脱落もなく生きている。木曜日にでもそろそろ外に移そうかなと思う。
この10日で読んだ本が何冊か。
岡崎武志・山本善行『新・文學入門』。 前作(?)よりも“濃く”なった気がする。かけあい漫才ならぬかけあい対談が続く続く。どんなにマニアックなことを話しても理解してくれる対話相手がい るって、それはとても幸せなことだろうなあ、お互いに。詩についての言及がかなり多いのが印象的。
メーテルリンク 高尾歩訳『ガラス蜘蛛』。 しょっぱなから雰囲気のある繊細な描写で心をもってかれる。水蜘蛛という初めてしった蜘蛛の生態は、きっと私の目でみたらこんなふうには描けないだろう。 ロマンチックな描写は後半、神秘的な雰囲気をまとった思索へと展開してゆく。具象から抽象への展開さえも美しい気がした。併録されているエッセイは、たぶ ん、たくさんある中のいくつかなのだろうけど、その選択が秀逸が気がした。というのも、ガラス蜘蛛を読んだあとにこれらのエッセイを読むと、メーテルリン クのこの思想の原点がここにあるのだろうな、というのがわかるから。杉本秀太郎氏の解説がまた素敵です。
宮下奈都『スコーレNo.4』。 集英社の「青春と読書」で最近始まった彼女の連載がいい感じなので、どんな物語を書くのだろうと気になって読んでみた。自分とはなにもかも正反対の妹を過 剰に意識して、自分には愛するという感情が欠けているのではないかと思い込んでいる女性の、幼い頃から成人した現在までの軌跡。「愛されないのではない か」と思い悩むより“正しい”と思う。でも、たぶん正しすぎるのだ。そういう頑なな感じがよく描かれていて惹かれた。深いところで眠っていた育った環境と いう宝物が、仕事に生かされ花開くさまも、嫌みにならずむしろ読みどころ。それがまた姉妹の絆へ結びついてゆく構成もよくできていると思った。イタリアで の停電の夜はあれはかなりロマンチックだよなあ、でも、主人公の目線による描写だからすごく淡々としているの。ドラマチックな場面を控えめに抑え気味に描 くところがいいんだなあ。
19日夜に移動して両親のところへ遊びに行ってきた。2年ぶりくらいだけど思ったより老けてなくてほっとした。なにもすることがないのでだらだらしていた ら疲れてしまった。常楽山萬徳寺の釈迦涅槃佛というのを見た。16mのお釈迦さまが横たわっています。参考写 真。 あとは、うなぎがとても食べたかったので、持ち帰り鰻の場所を調べて、千倉の鰻よしというところに前日に電話をしたら、予約してください、とのことだった ので1030円と1120円を2つずつ頼んでおいた。これは大きさの違い。肝つき。場所に着くと、鰻を焼いていて忙しそうで、でもにこやかでいい感じ。本 日の鰻は、徳島産とどこどこ産です、と小さな札が掛かっていた。うなぎを食べたのは、回転寿司をのぞけば1年ぶりだったかもなあ。これだけの量を一人で たっぷり食べられて嬉しかった。もちろん、味もおいしかったし。最後の夜には線香花火をしました。山縣商店というところの線香花火です。花火も線香花火 も、何十年ぶりって感じか? 線香花火で充分楽しめる。花の移り変わりが繊細で美しかった。日本の心かな。それにしても、いろんな鳥の鳴き声が聞けて飽き ました。鶯が今でも鳴いているなんて。朝も夜もずっとだよ。もうわかったって感じだった。
7/12 (土)
午前中に荷物を届けてもらったので、鉢に土、水、植物、水草をセットした。メダカをここへ入れるのは、2週間くらいこのままにして、環境を整えてからだそ うです。そのメダカは、昨日のペットボトルから100円ショップで買ったボウルに水合わせをして移した。元気! ついついちょこちょこのぞいてしまう。こ んなに気になる存在になるとは思わなかった。

7/11 (金)
メダカといっても、まだ稚魚です。目をこらなさいとわからないくらい小さいのもいる。ペットボトルに入れて持ち帰る。それでも、いつものようにスポーツク ラブにも寄るのだった。
でも、なんとなくいつも心にメダカがいる感じ。
桜庭一樹『推定少女』 を読み終わる。10代の頃の幸せな物語だったら読む気はなかったけれど、これは、もやもやとした焦燥感めいたものが描かれていて読めた。結局、もし10代 が幸せだったとしても私は二度と戻りたくはない。

7/10 (木)
右側の上下奥歯がしみるし、ずいぶん歯医者で検診も受けていなかったので、行ってきた。虫歯はなくて、知覚過敏だった。歯並びがひどい割に虫歯がないとは 我ながら偉いと思う。ラッキー。
ピオトープ、ベランダ、メダカなどを入れていろいろ検索しまくる。見ていると楽しそうだなあ。ビオトープ用の道具類をネットで注文。土曜日には届く。

7/9 (水)
会社で、「メダカ、いらない?」と言われる。取引先の人がメダカが増えすぎてしまったため、持ってくるとのことで。最近、ビオトープっていいなあと思って いて、メダカを一緒にどうだろうと思っていたところ。渡りに船と思い「いります!」。金曜日にもらって帰ります。
田中啓文『ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺』を読み終わる。

7/8 (火)
洗面所の壁にかけていた鏡をふとしたことで落として割ってしまった。縁起が悪いだろうか。でも、身代わりという考え方もあるし、と気を取り直す。
緊張する出来事が一つ。でも、嫌な感じではない。
夜は、ステップ。一人2台を使う、という面白い形式にびっくり。全部で3列作り、横並びに並んで、自分の目の前には台がある。それに加えて、列の両端には それぞれ誰もいない台がある。流れの途中で、自分の隣の台を使う場合があるということなのです。
先 生(男性です)が「なんだか学校みたいね。キャ! 」と言ってるのがかわいかった。先生はテンションが高くてほんと楽しい。隣の人いつもより近い距離で、で、間違えないように移動しないと! という緊張感もあって、でも、たいてい知ってる人ばかりなのもあって、やたらと楽しかった。

7/7(月)
西平直『シュタイナー入門』懇談社現代新書 を読み終わる。なんでだか手に取ってみた本だったけど。シュタイナー自身の著作を読まないと結局始まらないのだということはわかっている。でも、それらは 結構難解っぽい。

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