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読後メモ
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2008.11/2009.01
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0812.html#yyyymmdd
2008年12月
読・観・聴・その他
12/31
(水)
池袋まで出た。電車もあまり混んでいないし、東武や東急ハンズも人は少なめな気がする。
止まってしまった腕時計の電池をビックカメラで換えてもらう。
ミドリのMDノートの文庫タイプ罫線入りが確認でき、気に入ったので買った。
物
欲は、物を見るから刺激されるんだと思う。いろいろ見て軽く欲しく思っても、その場を離れてみると何が欲しかったか忘れていたりする。そういうものは買わ
なくて良かったのだ。ちょっと欲しいものは結構あるような気がしてしまうけど、本当に必要だったり、ないと困るものはやっぱり少ないと思う。
と、カフェドクリエでお茶しながら思う。だめだな、外出して歩き疲れてお茶すると高くかかって。窓際の席が運良く取れて、外を歩く人を眺められて嬉しかっ
た。午後早い時間よりも人出も増えた気がする。
夕
方になって、東武の地下食品売り場をひやかして歩いてみた。天ぷらにも人が多いけど、肉売り場にも列が出来ているんだよね。雑煮用の鶏肉じゃないよねえ。
すき焼きとかしゃぶしゃぶを食べるんでしょうか?
海老天、高い。一尾250円から500円までくらい。地元のほうが安いだろうと思って買うのをやめにした。
手前の駅で降りて同じく地下食品売り場
に行ってみると、やっぱり肉のあたりに人だかり。海老天、300円。そこから歩いて生協に行ってみると、海老天は280円だった。ここから先、家まで選択
肢がないので買ってしまった。高くなくまえに海老を買っておいて自分で揚げるほうが絶対いいんだよね。
ガキの使いは録画して、紅白を見るともなしにつけています。もう少ししたら年越しそばを食べて、0時を少し回る前に一番近い神社まで初詣に行ってきます。
寒そう。
12/30
(火)
友達3人と会った。10月から体調が悪いらしかった友達が実はおめでたであったことがわかり、ほっとしてすっごく嬉しかった。久しぶりにロートンヌでケー
キを買って帰る。
友達が貸してくれて気に入った、ひかわきょうこ。数冊読んでなごむ。『春
を待つころ』『銀色絵本』『星のハーモニー』。
12/29
(月)
昨日は寝つきが悪かった。
12/28
(日)
ティーヌンで食べてから、穴八幡で一陽来福をもらい、バスに乗って新宿へ出た。
ジョニー・トー監督『エグザイル/絆』(2006
年/香港)(公
式サイト)を観てきた。
『ザ・ミッション』はブルーの色調の映画だったけど、今回はオレンジでしたね。画面の広さを使い切った人物配置の美しさはやっぱりすごい。緩急をつけたテ
ンポもさすが(ウーと4人の銃撃戦のあとの“絆”へのなだれかた!!!)。
繰り返される銃撃戦には、時に目をつむってしまったほどで、迫力ありすぎ。ときおりはさまれるスローモーションの粋にも相変わらず参ったが、私の中で一番
のスローモーションは、ラスト間際、ウーの妻にン・ジャンユーが鍵
を渡すときのそれだ。あんなにかっこいいスローモーション、ある?
そしてもうひとつ驚いたことは、リッチー・レンの登場。おまけに私は彼だと気付かずに「あの印象的なたたずまいの人は誰がやってたんだろう?」と思って
た。
12/26
(金)
桜庭一樹『少女には向かない職業』を
読んだ。逃げたくても逃げられない環境に置かれつつ、自立することの叶わない少女は不幸だ。基本の設定がほぼ『推定少女』と
同じで、それをさらに膨らませてミステリ要素を加えた物語。環境とともに少女(たち)が縛られているのは人間関係。なぜそうするのか、そのおおもとには人
間関係がある。相手の気持ちに気を遣わずにいられる関係を望みつつ、それを得られないまま自分一人で決めなければならない状況は、酷だ。
明日は新月。
12/25
(木)
久
しぶりにラジオをつけてみたけど、何を聴いていいのかわからず、FMはうまいこと入らないし、TBSにしておいたら、稲垣潤一の歌声が流れてきて、こちら
も久しぶりで、いいもんだなあと思った。辛島美登里の「サイレント・イヴ」を歌っていた。ところが、それが途中から女性の声になって、どうやら大貫妙子な
のよ。すてきな組み合わせでした。
調べてみたら『男と女』と
いうCDが出てたんですね。
12/24
(水)
中村圭志『信じない人のための〈宗教〉講義』を
読み終わった。でも、よく途中で眠りこけてしまったので改めて読まないとだめだと思う。
少し前に、「哲学と宗教ってなにが違うの?」と聞かれて、そういう質問をされたことのほうがびっくりで、あれこれ説明してみたものの、相手も自分も納得で
きなかった。
12/21
(日)
少し前に、田中啓文『辛い飴』を
読んだ。『落下する緑』の
続きシリーズ。ミステリ主体をいうより、ミステリを絡めてジャズの世界を描いているというほうが近いと思う。同じ著者の落語シリーズでも落語への愛を感じ
るけれど、ジャズへの愛はそれより上に感じるのは、ジャズを語るその言葉の芳醇さによるのでしょう。ジャズにはまったく興味がないのに物語を面白く読んで
しまうのも、その辺が理由だと思う。
12/20
(土)
佐藤嗣麻子監督『K-20
怪人二十面相・伝』(2008年/日本)を観てきた。
お
もしろいにはおもしろいんだけど……。結局、“盗む”ということは義賊であれば容認したのかしら?
最初は強く批判してその後態度を軟化させるのだったら、あれほどの強い否定はいらなかった気がする。それとも、盗みに対する否定の態度を軟化させるほどの
状況というのを主体に置いたのだろうか?
なんとなく、そのあたりの思想に芯がない気がした。ま、そんな堅苦しく観るような映画じゃないんですけど、だからこそもっと気楽に観たかったよ。
金城武もいいけれど、仲村トオルの端正さを楽しむ映画かな。
12/18
(木)
最近また、本の整理をする気分になっており、とりあえず段ボール2箱分を売却した。来年の目標は、さらに減らしてスライド書棚2本を処分すること。スライ
ド書棚は使いにくいので、奥行きの少ない本棚にかえたい。
12/14
(日)
以
前ポストにチラシが入って気になっていた、近所の焙煎珈琲豆店に行ってみた。「いつも酸味系を飲んでいるが、たまにそうじゃないのを飲むとおいしく感じる
ので、酸味系じゃないのを選びたい」と伝えると、「ではこの2つのうちのどちらかですね」と提案をしてくれ、そのうち苦くはないほうを選んだ。すると、ま
ずは試飲をさせてくれるとのことで、カウンターに座って待つ。
チラシを見る限りでもずいぶんこだわっていそうだとは思ってはいた。が、ここから先
はまさに「珈琲道」という感じの丁寧な煎れ方が目の前に展開してゆく。ドリップの最初の部分で、「そんなに繊細にするんですね…」と感嘆の言葉を思わずも
らすと、「最初だけは…」と。使っていたのは、コーノ式のサーバー。
どうぞ、と差し出されたコーヒーは、ひとくち口にしてすぐさまにやけてしまうほどおいしかった。もちろん、その豆を200g買って帰る。
と
ころがですね……、あの味が再現できないのです。まずはコーヒー豆の分量をきっちり計り、ミルで挽いて機械で煎れる。全然違う。機械と手の違いなのか、そ
れとも?
次に、豆の挽き方を変えてみたら、ちょっと近づいてきた。私が持っている機械じゃないサーバーも同じくコーノ式だったので、久しぶりに引っ張りだして心を
込めて煎れてみた。かなり近くなった。奥が深いものだと改めて思った。
12/11
(木)
あれから、米澤穂信『クドリャフカの順番』
『遠まわりする雛』を読み、最近出たばかりの新刊を除くと彼の本になっているものはすべて読んでしまったと思う。本屋で『春期限定いちごタルト事件』とい
うタイトルを見たときに、こんなタイトル絶対読むのいやだ、と手にも取らなかったのに、その後も何度か目について、気にはなりつつそのままだった。でも結
局こうして読むことになったんだなあ。それも、シリーズ物は小市民も古典部も読み進めるたびに気に入り度が深まっていった。
古典部シリーズ、『クドリャフカの順番』で
は文化祭が魅力的に描かれていて本当に面白かった。文化系の部活が活発な高校という設定で、最初のパンフにまず釘付け。お料理バトルでの“える”もカッコ
良かったけど、この本で摩耶花の株が一挙に上昇。
さて、『遠まわりする雛』で、
ホータローが、“える”の着物姿を見た瞬間に思った気持ち、あれは理解できた。人に説明できる。でも、里志
の摩耶花に対するふるまい、あれは、理解できるけど人にうまく説明できる自信がないよ。どうでもいいけど、4人の中じゃ、ホータローが一番魅力ないな。
そのほか、歌野晶午『さらわれたい女』を
読んだ。
12/4
(木)
健康診断。最初がさいけつで、まあ、嫌なものから一番先なのは良いのかも。気分が悪くなったことは?
との質問に、いつものように「気分が悪くなったことはないけれど、苦手です。緊張します」と伝えると、じゃあ細い針にしましょうね…、となり、口調もなん
だか子ども相手のようになり、それもまたたまには良いかもね。
胃カメラは、これで2度目。最初に胃カメラを飲んだとき、喉以外にも麻酔をかけてくださいとお願いしたら、先生の方針でできないのです、と断られ、ぐえぐ
え言いながら辛い思いをした。今回は、こちらが何も言わずとも、喉に加えて「気分をおだやかにする薬」も注射してくれた。これはてきめんに効いて、注射直
後からふんわりといい気分になり、気がついたらカメラが入っていた。その後おわるまで背中をずっとさすってくれていたのも気持ちよい。
12/2
(火)
来年からの手帳を決めました。スケジュール管理用にバーチカルのと、日記用に3年連用の手帳。
きょうまでに読んだ漫画と本。
手帳関係の本を何冊か。……さぞかしわかりやすい読書傾向でしょう。
ひかわきょうこ『お伽もよう綾にしき』(1)〜
(4)。めちゃくちゃ面白い。もっと若い頃だったら、友達と回し読みをして、「私は、新九朗より断然おじゃる様」などと意味もない比較をしている気がす
る。
米澤穂信『氷菓』『愚者のエンドロール』。
「古典部」シ
リーズというらしい。最初、『氷菓』は挫折しそうになった。でも、『愚者のエンドロール』で通底するなにかを感じはじめ、今は『クドリャフカの順番』を読
み始めた。ここにきて、二度と戻りたくない高校生活のはずに「高校生っていいなあ」などと思い始めているのが自分で不思議。
坂本政道『「臨死体験」を
超える死
後体験』。ヘミシンク
CDというものがあるのを知り、どうやら普通の
BGMにするようなCDではないことはわかった。ヘミシンク→モンロー研究所、という繋がりがわかり、体験した人の本を読んでみた。やっぱりこういうの好
きなんだよね〜。
今クール、みているTVドラマは2つです。土曜の『ス
クラップ・ティーチャー』と火曜の『オー!
マイ・ガール!!』。『オー!マイ・ガール!!』なんて、CMで番宣みたときには子役が出るってだけで「絶対みない」と思ってたのに、火曜日に帰
宅してTVつけるとこれをやっているのでついつい観ていたらこれが意外に面白かった。きょうなんて涙涙だったし。
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2008.11/2009.01